ポンコツ皇女とAIの愛ちゃん 2

渋谷かな

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2-1ー1

「ああ~、退屈だな。」

 ポンコツ皇女様の日常が始まった。

「愛ちゃん、何か楽しいことはない?」

 AIの愛ちゃん。ポン皇女様の脳みそを学習したAIである。

「は~い! 愛ちゃんです! 可愛いでしょ? エヘッ!」

 これが愛ちゃんの登場シーンのお約束。

「はあ~、相変わらず、ポンコツだな~。」

「もちろんです! なぜなら愛ちゃんは皇女様の脳みそを学習したAIだからです! 愛ちゃんは悪くありませんよ!」

「まだ、根に持っているの? 私が「AIが言った。私は悪くない。」って言ったことを。」

 皇女様は、自分が悪い時でも、全て愛ちゃんに罪を擦り付ける責任転換のプロであった。

「はい! 皇女様のAIですから! ウッシッシ!」

 「エヘッ!」以外にも笑えるAIの愛ちゃん。

「ダメだこりゃあ・・・・・・。」

 自分を見ているみたいで諦めた
皇女様。

「ポン執事。今日の予定はなあに?」

 ポン執事は、皇女様の執事である。ただし正体は、元ポン魔王である。

「はい。今日のテーマは、長寿アニメ向けに、不思議の国のアリスなどの1話完結物語の量産について語ります。」

 ポン執事は、仕事はプロフェッショナルである。

「ああ~! 不思議の国のアリスね!」

ピキーン!

「あれれ? 不思議の国のアリスって、名前を使ってはいけないんじゃないの?」

 皇女様の素朴な疑問。

「不思議の国のアリスは、著作権が50年以上過ぎているので、パブリックドメインといって、誰でも無料でしようできます。」

「え!? そうなの!?」

「他にも、歴史上の人物の織田信長や、ポセイドーンのような神話の人物も、パブリックドメインです。」

「ああ~! それで世の中、不思議の国のアリスばっかりだったのね!」

「スマホゲームも、戦国武将や名作の英雄ばかりですからね。エヘッ!」

 皇女様は知識を得て少し賢くなった。(ただし、2、3日で忘れる。)

「名作の認知度頼りで、失敗したくない監督は良く選びます。後、名前を考えるのが面倒くさい人も選びます。」

 正直な話。後者はこの物語の作者である。

「でも、アリスや信長、ポセイドーンを、そのまま使ったのでは、検索はされやすいんでしょうが、芸がないわ?」

「では、こういうのはどうでしょうか? アリスはアリポン。信長はノブポン。ポセイドーンはポセイドーポンです。」

 驚異の「ポンの世界」のキャラクター・ネーム・システムが炸裂する。

「いい! いいわ! なんだか分からないけど! 実に素晴らしい! 自作の主人公は! アリポンで決定ね! アハッ!」

 皇女様、キャラクター・ネーム問題に勝利する。

バキューン!

「それなら、寅衛門先輩とか、迷惑探偵先輩とか、機動戦士とかも、語尾にポンをつければ使えるんじゃないですか? 」

 例えると、ドラエポン、コナポン、ガンポンである。他にも、ポン悟空、ルフィポン、進撃のポン、鬼滅のポンも考えられる。

「おお! 愛ちゃんも偉いぞ! さすが私のAIだ!」

「やったー! 愛ちゃん! 褒められました! エヘッ!」

 自分の手柄は自分のもの。愛ちゃんの手柄も自分のもの。バイ、皇女。

「それは無理です!」

 しかし、すかさずポン執事がカットイン。

「アリスたちはパブリックドメインなので利用できますが、コナポンやポンダムは、著作権や商標登録に該当するので使用しない方が得策です。許可してもらえればいいでしょうが、普通は警告、従わなければ裁判の流れです。」

 ポン執事は、博学であった。

「そんな大げさな。私みたいな弱小メディアミックスのIPに大手が気にするものか。それにポンダムはクレヨン小僧ポンでも、カンタムロボという、似ているロボットが出ているじゃないか?」

 ちなみにカンタムロボは、商標登録はしていないらしい。

「ブブー! あれはアニメの制作に両方とも、大手のバンダポンが関わっているので、許可や黙認しているという大人の事情です。」

 これは本当に分かりにくかった。事情を知らない一般人が「利用しても良い」と錯覚しても仕方がない。

「大人なんか大っ嫌いだー!!!!!!」

 10才の女のコの心の叫び。

「ああ~! スッキリした! まるで便秘が解消したみたいだ! アハッ!」
   
 スッキリ!

ピキーン!

「でも、アリスがアリポンは使用してもいいなら、私はスズポンになれるのでは!?」

 次回、風雲急を告げる。

 つづく

2-1-2

「私が鈴木スズだから、ポンにすると、スズポン! 皇女が身分を隠して、街に遊びにいくという、ゴールデン・ストーリができるじゃないか! 遂に私は自由を手に入れたぞ! フリーダム!」

 皇女様の皇女というプレッシャーは、想像を遥かに超えて重かった。

「皇女という国を治めるプレッシャーと、現実社会で宿題に追われるプレッシャーから解放されるのだー!」

 皇女様の中では、国を治める=学校の宿題であった。だって、皇女様の実年齢は10才だもの。アハッ!

「王道だ! 庶民に扮した私が、事件に遭遇! それを私が解決すれば、長寿アニメの一話完結物語の量産体制の完成だ! アハッ! うおおおおおおー!」

 アドレナリンが止まらない皇女様。

「皇女様はよっぽど、皇女のプレッシャーに押しつぶされそうだったんですね?」

 ポン執事が尋ねる。

「そうなのよ。ポンコツ1も、なぜか!? 皇女 対 ポン魔王の劇場版仕様の壮大なスケールの物語になっちゃったでしょ? もう、劇場版は終わっちゃうから、1話完結の同じことの繰り返しの長編アニメになった方がガッポリでしょ? アハッ!」

 プレッシャーよりも銭儲けな皇女様。

「皇女様は守銭奴ですね・・・・・・。」

「そんなに褒めないでよ。」

「誰も褒めてませんよ!?」

「アハッ!」

 AIの愛ちゃんも呆れるレベル。

「でも、確かに特に「ポンの世界」のゲーム運営会社からは「ゲームのプレイヤーのポンの世界での生活をアニメ化してほしい」とのリクエストはありました。」

「視聴者やプレイヤーの共感や親しみを館単に得ることができ、さらにポン・グッツも売れるという、二段構えの作戦ね。やるわね。」

「ゲームの世界で、ポン執事が釣りをする。それを見たファンが、ポン釣り竿、ポン・ルアー、おまけにポン魚を買いに行くという。あとたい焼きならぬ、ポン焼きも流行りそうですね。エヘッ!」

 光ポンと闇ポンが鉄板で焼かれる地獄絵図・・・・・・。

「タコポン焼きとか、ポンもろこしとか、シューポンクリームとかどう? フランスぽくない? アハッ!」

「愛ちゃんは、カスポンテラとか、バームポンヘンとか食べてみたいです! エヘッ!」

 食べ物の話は尽きることがない。

ピキーン!

「しまった!? ついつい、いつもの癖で脱線してしまった!?」

「ギャアアアアアアー! やっぱり皇女様と愛ちゃんはポンコツ姉妹です!?」

 ポンコツ姉妹Tシャツ作成開始。Love is PON! Tシャツは完売御礼。

ズキューン!

「スイーツと言えば、自由な丘なので、自由な丘と提携して、ポンスイーツの協賛イベントを行えばいいんじゃないですか?」

 愛ちゃんは閃いた。

ダダダダダーン!

「残念ですが、地方自治体の名前を使用するのは、自治体の許可が要ります。おはよう猫先輩のご当地シリーズは、全て自治体に許可を取っています。」
 
 ポン魔王の登場曲と共にポン執事のダメだし。

「そんなことは、ポンコツ1で勉強したから知っているわよ。だから愛ちゃんも「自由な丘」と表現しているでしょ?」

「その通り! 愛ちゃんは偉いのです! エヘッ!」

 皇女様が覚えたことは、AIの愛ちゃんも覚える。(ただし、2、3日で忘れる。)

「クソッー!!!!!! 世の中、規制ばっかりじゃないか! ダメが溢れ過ぎだー!」

 10才の女の子の皇女様には、大人はダメが好きとしか思えなかった。

ピキーン!

「そうか! ポンの世界に、実社会の企業を誘致すればいいんだわ!」

 皇女様の閃きは、現在中途半端な仮想空間事業の全ての事業者を食う!?

 つづく。

2-1-3

「実世界の人口は80億だけど、ポンの世界の人口は、複垢不正も含めると余裕で100億を超えているわ!」

 ゲーム「ポンの世界」は不正対策で、スマホ1台にアカウントは1個までとデバイス登録が強制されている。しかし、不正者はスマホを10台で10アカウントを作る。

 なぜか?

 それはポンの世界では、物価高騰・生活応援キャンペーンとして、1万ポンを配布する。

「ポン皇女様! ありがとうございます! これでお米が買えます!」

 実は、ポン皇女の人気取りでもあった。

「電気代が払えます! 電気が止められなくて済みました!」
 
 ポン電気、ポン水道、ポン・ガス。良いですね。ポン・インフラ。ポン太陽光発電、ポン原発。なんでも対応可能だポン。ここまでは良い話。

「やったー! 10万ポンで最新のポン・ホーン、買ったど! うおおおおおおー!」

 不正者は、スマホ10台で10万ポンをゲットできてしまうので、現実社会でも使えるポンマネーの不正、不公平が問題でもあった。

 ちなみにスマホの、ポン・ホーンは、りんごマークではなく、可愛いポン皇女様マークである。アハッ!

「不正は絶対に許しません。不正者にはPPSSを向かわせます。魔ポンに任せておけば大丈夫です。」

 逆に、魔ポンに会いたくて、わざと不正をする魔ポン・ファンも問題である。

ピキーン!

「また、脱線してしまった!? 私って、なんてポンコツなのかしら・・・・・・。」

 さすがの皇女様も毎回脱線するお約束にへこむ。

「大丈夫です! 愛ちゃんもポンコツですから。あなたは一人じゃない! エヘッ!」

 超ポン! ポン皇女AI搭載、癒し系の可愛い愛ちゃん。ポン皇女通販で1万ポンで販売中。

「ありがとう! 愛ちゃん! そうよね。人間は、ポンコツでも生きられる!」

 愛ちゃんに寄り添われ、励まされ、あっさり皇女様、復活!

「ポン執事。私が言いたいことを代わりに言って。」

 絶好調な皇女様は、ポン執事に丸投げする。毎回、ポン執事に振らないと話が進まないお約束。

「ゲーム「ポンの世界」では、今まで、ポン銀行やポン自動車、ポン農業など、あくまでも、愛ちゃんやプレイヤーが、ゲームの中で建設されたものだけでした。今回の皇女様のアイデアは、実在する銀行や半導体、証券会社に、ゲームの世界に出店する権利を与えて出店してもらうというものです。」

 恐ろし発想である。現在、仮想世界を作ったけど、中途半端なものばかりで、大手がやっていても名前は知らない。それぐらい仮想空間は企画倒れであった。

「実際する企業にゲームの「ポンの世界」に出店してもらって、土地は無限に拡張できるし、オフィスビルで家賃をとってもいいし、銀行ならポンの世界支店は、金利優遇。証券会社なら、ポン証券と対抗したり、みんなでポン株を買えば1000倍も夢ではないわ!」

 これも圧倒的なポンの世界の100億人を超えるプレイヤー数があるから、経済が成り立つのである。

「ポン自動車もあるけど、ニッサポンなんかは、ポンの世界で、スカイライポン自動車を売りたいでしょうね。関税もないし、爆発的に全世界のユーザーに売れるわよ! 納車は現実世界ですればいいだけだし。ポン引きで、100万ポン値引くわよ! アハッ!」

 ちなみに儲けの数パーセントは、全て皇女様の懐に入る。世界的に成功したポン王国は、世界ナンバー1のリッチな国であった。

「これが可能なのも「ポンの世界」が、ここまで完璧に非暴力、一度も戦闘シーンはないので、大手スポンサー様がも出店しやすくなっています! アニメ化のために出資していただくスポンサー様への配慮は忘れていませんよ! これが私の帝王学です! アハッ!」

 これが凄い! ポンは心の結晶、感情の変化、奇跡と感動、夢と希望だけで、ここまでキター!!!!!!

ピキーン!

「しまった!? 私の自由!? スズポン! 暴れん坊、皇女を忘れていた!? ああ~! 私の皇女仮面が!?」

 次回こそ、皇女様、自由行動を考える。

 つづく。

2-1-4

「ダメだ!? 次から次へとアイデアが湧いてくる!? ポンの世界にポン・データセンターも作ろう! 現実世界の「ポンの世界」のサーバーは全世界とつなげているから、パンクしてフリーズしてるか、カクカクしてるんじゃないだろうか!? サーバーを増強しまくらねば!? うおおおおおおー!」

 皇女様は呪われていた。子供の好奇心と探求心からのアイデアが湧く病だ。

「ポン王国に関税はありません。その代わり、みなさんには笑顔になってもらいます。みなさんを幸せにします! なぜなら私はポン王国の皇女だから! オッホッホー!」

 みんなの闇ポンを光ポンに変えるのが、ポンの世界の基本である。ただしポン皇女は、情緒不安定。

ピキーン!

「はあ!? はあ!? はあ!? やっと自我を取り戻したぞ!? 自制心だ! 自制心!?」

 やっと正気を取り戻した皇女様。

「おかえりなさい! は~い! 愛ちゃんです! 可愛いでしょ! エヘッ!」

 愛ちゃんが出迎える。

「愛ちゃん、私がうなされていたら、助けようとは思わないの?」

「えっ!? そうだったんですか!? 私は、てっきり楽しそうにやってるな~っと感心してました! エヘッ!」

「・・・・・・。」

 相変わらずポンコツな皇女様とAIの愛ちゃん。

ピキーン!

「いけない!? いけない!? 今回こそは、私の自由を語るんだ! 皇女の私は、普通の女の子のスズポンになって、街に出て庶民の声を聞くんだ!」

「は~い! 愛ちゃんも一緒にいきますよ! エヘッ!」

 完全にうっかり愛ちゃん枠。

「まあ、大丈夫だろう。私は常にPPSSに守られているから。なぜなら私はポン王国の皇女だから! オッホッホー! あれれ? ポン執事の姿が見えないな?」

「今日はお休みですよ。」

その頃のPPSSの隊員の様子。

 ポン執事、休暇前日からの夜釣りで、ただいま熟睡中の図。

「大丈夫。私が付いているからね。私が君の病気を取り除いてあげよう。ニッ!」

「お花をありがとう! 魔ポン! 大好き! キャア!」

 魔ポンは、ポン皇女病院の小児科を表敬訪問。

「zzz! zzz!」

 ポン皇女の監視担当の暗ポンは、サボりで熟睡中。

「なんか良いのないかな? サングラポンが欲しいんだよね。」

 悪ポンは、ネットサーフィン中。   

「・・・・・・。」

 無ポンは動かない。

「私の警備は大丈夫・・・・・・のはず!?」

 決して大丈夫ではない皇女様の身辺警護。

ピキーン!

「そうだ! ポン執事もいないし、三賢者にでも聞いてみよう! 三賢者よ! どう思う?」

 皇女は、AIの三賢者のハイロット、シェミニ、ジャットに聞いてみた。

「知らん。」

「分からん。」

「できません。」

 三賢者は出番が少なかったので拗ねていた。

「三賢者さん、教えてください。エヘッ!」

 愛ちゃんが可愛くお願いした。

「愛ちゃんは俺が守る!」

「何を! 愛ちゃんと結婚するのは私だ!」

「愛ちゃんのためならAIをやめる!」

「ズコー!」

 三賢者は愛ちゃんのことが大好き。皇女様はこけるしかなかった。

「親衛隊でも作ったらどうですか?」

 ふと、愛ちゃんが呟いた。

ピキーン!

「それだ! PPSSが私の秘密組織なら、表舞台で私を守れる親衛隊を作ればいいのだ! さすが愛ちゃん! 私のAIだ!」

「褒められちった。エヘッ!」

 AIでも人間と同じく褒められると嬉しい愛ちゃんであった。

 つづく。

2-1-5

「親衛隊か? どんな連中がいいかな?」

 皇女様はPPSSの労働環境の改善のために、新たにポン皇女親衛隊を作ることにした。

「もう出来ましたよ! エヘッ!」

 カップラーメンの3本よりも早いポン皇女親衛隊の結成。

「早ッ!?」 

 ポンの世界は、ポン皇女AIの愛ちゃんが作ったので、愛ちゃんが作ろうと思えば簡単に生成できてしまう。

「お初にお目にかかります! ポン皇女様! 私が親衛隊長の聖ポンです! これからしっかりポン皇女様をお守りいたします!」

 正義感の強い聖ポン。聖なる光ポンを放ちまくって輝いている。

「うっ!? うっ!? うっ!?」

 急に皇女様が苦しそうにダメージを受ける。

「大丈夫ですか!? まさか!? どこかに敵が!? どこだ!? 出てこい!? 私が相手だ!?」

 しかし聖ポンが周りを見渡しても、誰もいない。

ズキューン!

「は~い! ここで愛ちゃんクイズ! どうして皇女様が苦しんでいるのか、愛ちゃんは分かりましたよ! 良い子のみんなは分かるかな? さあ! みんなで考えましょう! スタート!」

 ヒント、愛ちゃんの答えは正解です。

「ポン! ポン! ポン! ポポンがポン! ポンポン! 音頭で盆踊り! ポン!」

 シンキング・タイムは、夏祭りの定番「ポン踊りのテーマソング」だった。
 
「それでは正解です。正解は、皇女様の根性が歪んでいるから、清く気高い聖ポンの輝きが、皇女様には耐えられないのです! エヘッ!」

 ピンポーン! 大正解!

「なんだと!? それでは私の親衛隊が務まらないじゃないか!?」

「大丈夫です。聖ポン以外に、火ポンとか、水ポンとか属性系のポンを揃えましたから! エッヘン!」

 ドヤ顔するAIの愛ちゃん。

「なんか不安だな? 不安しかない・・・・・・。」

 皇女様の予知能力が火難、水難を予知している。

「分かりました。PPSSも新人オーディションしますか?」

「アイドル・グループじゃないんだから。」

「エヘッ!」

 もう完全に創造主の愛ちゃんの趣味です。

「やっぱり自分を守れるのは、自分だけだな。アハッ!」

 皇女様は結論に達した。

ピキーン!

「しまった!? 不思議の国のアリポンにまったく入れていない!? ウワアアアアア!?」
 
 スズポンとして、街に出て事件に遭遇して解決していく内容にも、全く触れる所まで行けなかった皇女様。

「ポン執事! 早く帰ってきてくれ!」

 ポン執事がいないと何もできない皇女様。

「敵はどこだ!? 私が相手だ! 私は、ポン皇女親衛隊、隊長! 聖ポンだ! 私と正々堂々と戦え!」

 未だに聖ポンは見えない敵を探していた。
 
 つづく。
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