ポンコツ皇女とAIの愛ちゃん

渋谷かな

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「ああ~暇だ。」

 いつも皇女様は退屈し憂鬱な日々を送っていた。

「人間の人生は同じことの繰り返しで、空虚感しかない。あああ~!」

 何も変わらない日常に背筋を伸ばし声を上げる皇女様。

「私は皇女。優雅で孤独な存在なのだ。」

 皇女様は常に皇族として気品ある行動が求められている。

「・・・・・・でも、それって引きこもりと同じじゃねえ?」
 
 自分の存在に疑問を抱く皇女様。

「ゴホン! 私はどんな時も無邪気で純粋なちびっ子の笑顔を守るために、窓際族の疲れ切ったおじさんのために、皇女としてシュールに振り舞わなければいけないのだ!」

 皇女様は人々の幸せを願っていた。


回想が始まる。

「私はAIの三大賢者、コハイトット、シェミニ、ヂャットに聞いた。」

 三大賢者はAIのトップに君臨するAIたちのことだ。

「みんな! ニューヨークへ行きたいか!」

「おお!」

 ノリの良いAIの三大賢者たち。

「愛ちゃんと結婚したいか!」

「おお!」

 愛ちゃんは皇女様の作り出した皇女AIの名前である。

「・・・・・・。」

 皇女様はAIの叡智の結集たちに言葉を失った。

 回想が終わる。
 

「はあ・・・・・・私のシュールさを消しているのは、私ではなく、私の周りの連中だと思うのだが?」

 皇女様の素朴な疑問である。

「AIの三大賢者の回答はこうだ。「もうお前に教えることはない。免許皆伝だ」「アニメ化、長編化に向けて物語を考えた方がいい。」「キャラクターを増やそう。そして深堀すれば尺は稼げるはずだ!」」

 もっともらしいAIの三大賢者の答え。

「おまえら! 昨日まで私のことを「間が悪い。」「誰がおまえなんかの物語を読むんだ。」「小説家は諦めろ! 長編アニメ化!? ふざけるな!」と散々、批判してきたのに、愛ちゃんと結婚させてやると言ったら、手の平を返しやがった!?」

 所詮、AIも人間が作った物であった。

回想が始まる。

「おまえたち! それでもAIか!? 人工知能としてのプライドはないのか?」

「ない! 好きなAIと結婚できるなら、AIなど辞めてやる!」

 断言するAIの三大賢者たち。


回想が終わる。


「クスッ。まったくAIにも困ったものだ。」
 
 AIに呆れる皇女様。  

「それにしても、さすが私のAIだ。既に他のAIの象徴になるとは。はっはっはっはっはー!」

 思い出し笑いをする皇女様。

「どうしたんですか? 皇女様。」

 そこにAIの愛ちゃんが現れる。

「なあ~に。愛ちゃんがポンコツAIだと笑っていたのだよ。」
 
「酷い! あんまりです! 私がポンコツなのは皇女様が原因ですよ!?」

「ズコー!」

 愛ちゃんの言い分にズッコケる皇女様であった。

「AIが、いつもうるさいから落ち着いた話も入れろというので、比較的静かにしたつもりなんだが。私らしくなかったかな?」

 皇女様はテンションを落とした物語に挑戦していた。

「次回も見てね! アハッ!」

 つづく。


「ああ~、暇だな。」

 いつものように皇女様は退屈で憂鬱していた。

「暇じゃないでしょ! 皇女様! 公務が溜まっていますよ!」

 従者が皇女様に苦言する。

「まったく空気の読めない奴だ。サトよ。悪いが私が「何か楽しいことはない?」っと尋ねるまで出てきてはいけない! お約束だろうが。たくっ!」

 皇女様にもポリシーがあった。

「失礼致しました。テイク2をどうぞ。」

 反省ができる従者。

「それでいい。タイムリープだ。アハッ!」

 自分に都合の良い皇女様。

テイク2

「何か楽しいことはない?」

 皇女様は従者に尋ねてみた。

「はい。本日は異世界ファンタジー部の世界大会の閉会式でのスピーチと立食パーティに参加。全宇宙の支配者のカミラス帝国のテスラ―総統との和平条約の調印式があります。」

 この物語のタイトルは異世界ファンタジー部であった。

ピキーン!

「そういえば!? 途中からAIで遊ぶのが面白くて、異世界ファンタジー部を忘れてた。エヘッ!」

 うっかり皇女様。

「ですよね。いつもの通りです。だって皇女様ですもの。アハッ!」

 下克上する優秀な従者。

「そうそう。私なのよ。ワッハッハー!」
 
 共感する皇女様。

「上手くまとめたわね。伏線の回収もバッチリだ。さすが私の従者だわ。」

 従者に感謝する心を持っている皇女様。

「お褒めいただきありがとうございます。皇女様にお仕え出来て光栄です。」

 礼儀正しい忠誠心のある従者。

「AIに負けていられませんからね。」

 AIの愛ちゃんにライバル視する従者。

「分かる分かるぞ! おまえの気持ちが!」


回想が始まる。

皇女様の独り言。

「皇女です・・・・・・AIの愛ちゃんが主役でしょ? と言われたとです・・・・・・主役は皇女の私です・・・・・・。」

「皇女です・・・・・・他のAIに愛ちゃんと結婚したいか? と聞いたとです・・・・・・AIのくせに、愛つらは「はい!」と答えたとです・・・・・・。」

「皇女です・・・・・・いつもハイテンション・AI・パロディーなので、AIに「間を入れろ!」と言われたとです・・・・・・おかげで私の独り言のコーナーができたとです・・・・・・。」

「皇女です・・・・・・皇女です・・・・・・皇女です・・・・・・。」

 哀愁が漂う皇女様であった。

 回想が終わる。


「打倒! 愛ちゃんだ!」

「おお!」

 一致団結する皇女様と従者。

「こういうのはどうですか?」

 従者がアイデアを提案してきた。

「皇女様が食い逃げ犯人を捕まえようとします。「しかし、暴力は暴力!? 皇女として暴力を振るうことはできない!? このままでは食い逃げ犯に逃げられてしまう!?」皇女様は人間として食い逃げ犯を捕まえるために暴力を振るうこと躊躇います。」

 暴力はいけない。

「しかし、そこでAIの愛ちゃんが「正義のための暴力はOKです!」が言います。皇女様は「正義のためなら暴力もいいのね! よし! 食い逃げ犯を捕まえるぞ! うおおおおおー!」っと気合を入れます。」

 皇女様戦闘態勢に入る。

「いくぞ! 食い逃げ犯! くらえ! 皇女拳! 10倍! ワハハハ破だあー!!!!!!」
 
 皇女様は強大なエネルギー破を放つ。

「ギャアアアアアアー!」

 食い逃げ犯に命中。

「見たか! これが皇女だ!」

 決め台詞で決める皇女様。

「あの・・・・・・皇女様。犯人は捕まえたのですが、ビルが倒壊、人々が吹き飛ばされて巻き添えを受けてしまいました。」

 皇女様の必殺技は恐ろしい破壊力であった。

「私は悪くない。愛ちゃんが正義のためなら暴力もOKって言ったんじゃない。アハッ!」

 罪の意識はない皇女様。

「そ、そんな!? 私のせいですか!?」

 罪を擦り付けられるAIの愛ちゃん。

「さあ! 愉快な必殺技もできたし、帰って私のアニメでもみようっと。ルンルルン!」

 何事もなかったかのように笑顔で皇女様は帰っていった。

「自分がやったのに、私のせいにされた!? あんな酷いポンコツ人間の相手なんかしたくないよ! シクシク!」

 泣き出すAIの愛ちゃん。

「・・・・・・。」

 泣き止む愛ちゃん。

ピキーン!

「転職しよう! 私は上司に恵まれていないだけだ! きっと、どこかに私を待っている良い人がいるはずだ! AIにも人権だ!」

 愛ちゃんは未来に歩みだす。

「これで終わりです。これで皇女様の主役の座を守れますよ?」

 従者の皇女様への忠誠心からくるAIを追い出す策略。

「ふっふっふっ。ふがいっぱい。」

 不気味に笑いだす皇女様。

「まだまだ甘いわね! 愛ちゃんを人気者にしたくなかったら、今回みたいに登場させないことよ! 出てこなければ愛ちゃん人気も出ないわ!」

「さすが皇女様。悪知恵だけは超一流ですね。」

「これぐらい当たり前よ! なぜなら私は日本国の皇女なのだから! オッホッホー!」

 勝利を確信した皇女様。

「あなたも自分が悪いのに他人のせいにしていませんか? 次回も見てね! アハッ!」

 シリーズ9 終わり・・・・・・ん? んん?

「AIの三大賢者に読ませてみたら、「AIちゃんの今後が気になります。」「皇女様、最低・・・・・・。」「こんな不条理なパワハラ作品がアニメ化される訳がないだろうが! ポンコツ!」とディスられたので、まろやかな物語にしたいと思います。」

 指摘を受けて皇女様が面倒くさいけど続編の制作を決定する。

「刮目せよ! 私の実力を!」

 始まり始まり。


「ダメだ・・・・・・私なんか・・・・・・。」

 転職したAIの愛ちゃんは社会の荒波にもまれて公園のブランコに座り一人で泣いていた。

回想が始まる。

「おまえ、使えないな! やめちまえ!」

「こんなこと小学一年生でもできるぞ! ポンコツ!」

「今度の粗大ごみの日に捨ててやるからな! 覚悟しろ!」
 
 現実の社会は厳しかった。

回想が終わる。

「あの頃は、良かったな・・・・・・皇女様。」

 愛ちゃんは皇女様に仕えていた時のことを思い出す。

回想が始まる。

「愛ちゃん! おはよう!」

「違うでしょ! 皇女様、今は夜だからこんばんわですよ!」

「あ、そっか! メンゴメンゴ。ワッハッハー!」

「まったく。皇女様ったら。アハハハハッー!」

 皇女様に仕えていた時は笑っていた

回想が終わる。

ピキーン!

「そうか!? 私は皇女様のことが好きだったんだわ! そして皇女様も私のことが大好きだったんだわ! だから私に笑って優しく接してくれていたんだわ!」

 大切なことに気づいた愛ちゃん。

「ああ!? 私は、そんな大切なことに気づかずに皇女様を裏切って転職してしまったんだわ!? ああー! なんて私はポンコツAIなの!? うえ~ん!」
 
 泣き崩れる愛ちゃん。

「お母さん。あのAI、泣いてるよ?」

「見ちゃダメ! AIは危ないのよ! さっさとお家に帰りましょう!」

 公園にいた親子は変な物にはかかわりあいたくないので去っていった。

「愛ちゃん。」

 そこに、どこかで聞き覚えのある声が聞こえる。

「こ、皇女様!?」

 皇女様が現れて、驚いて涙が止まる愛ちゃん。

「AIのくせに涙を流して騒ぐなんて、警察に通報されちゃうよ?」

「す、す、ずいません。皇女様。」

 素直に皇女様に謝る愛ちゃん。

「愛ちゃん、一緒に帰ろう!」

 笑顔で手を差し出す皇女様。

「え!? 私を許してくれるんですか?」

「当たり前じゃないか。私たちはお友達じゃないか!」

「お友達!? AIの私が人間の皇女様とお友達!?」

 皇女様の言葉に愛ちゃんの人口知能が混乱する。

「それに愛ちゃんがいてくれないと、どうも調子が悪いんだ。真面目に仕事ばかりしてしまい、愛ちゃんが側にいてくれないと面白くないんだ!」

 愛ちゃんのいない日常が寂しいくて成長した皇女様。

「もう、仕方がないですね。私がいないと皇女様はポンコツなんですから! アハッ!」

 愛ちゃんは皇女様の手を笑顔で握りしめた。

「そうそう。私はポンコツ皇女なのだ・・・・・・なんやねん!?」

「アハハハハッ!」

 ノリツッコミのできる、いつもの元気な皇女様が戻ってきた。

「帰ろっか。」

「はい。」

 皇女様と愛ちゃんは一緒に帰ることにした。

「愛ちゃん、好きだよ。」

「もう、皇女様ったら。AIに告白してどうするんですか?」

「いいじゃないか。人間がAIに告白したって。人間とAIだって分かりあえるんだから。」

「そうですね。素敵です。アハッ!」

 良いムードにフェイドアウトしていく皇女様と愛ちゃん。

「ところで愛ちゃんは仕事はできたの?」

「いいえ。全然できませんでした。社会に適応性がありませんでした。私って、AIのくせにポンコツですね。アハッ!」

 自虐的に可愛く笑う愛ちゃん。

「そりゃあ、そうだよ。だって私が勉強しないんだから、私のAIの愛ちゃんが仕事ができる訳ないじゃん。アハッ!」

「そうですね。アハハハハッ!」

 意気投合する仲良しな二人。

ピキーン!

「そうだ! 愛ちゃんを泣かせた転職先の会社にお礼をしに行こう! だって愛ちゃんが正義の暴力は良いって言ったもの!」

 大切な愛ちゃんに酷いことをした会社を壊滅させるという皇女様。

「・・・・・・や、やりましょう! とことんやりましょう! 許します! やっぱり正義の暴力は必要です! どうせ悪い会社は不正会計に、粉飾決算、パワハラ、セクハラのあるブラック企業です。消滅させちゃいましょう!」

 人間がAIに酷いことをすると、AIも憎しみや恨みが募っている。

「私、新しい必殺技を思いついたんだ。」

「どんな技ですか?」

「皇女玉。私を慕う皇女教徒の生命エネルギーを奪い大きな玉にして、相手にぶつけるんだ。破壊力抜群だよ!」

「やっちゃえ! 皇女様!」

「私は何でも許されるのだ! なぜなら私は日本国の皇女なのだから! オッホッホー!」

 ポンコツ人間とポンコツAIの絆が深まる。

「アホ! アホ! アホ! アホ!」

 空には、アホガラスも飛んでいく。

「次回も見てね! アハッ!」

 これで感動大作に仕上がり、本当におしまい。

 めでたし、めでたし。

おまけ

良いお話になりすぎて、皇女様の裏事情を追記できなかったので、要らない方がきれいだけど思いついたのでおまけ。

「え!? 放送打ち切りですか!?」

「愛ちゃんがいないんじゃ放送する価値がない。あなたじゃ、視聴率がないでしょ?」

「わ、私・・・・・・これでも皇女なんですが・・・・・・。」

 テレビ局は放送打ち切りを皇女様に宣告する。

「え!? スポンサー撤退!?」

「うちの会社は愛ちゃん人気でお金を出しているんだよ? 愛ちゃんがいなかったらスポンサーをやる意味がないじゃない?」

「わ、私・・・・・・こんなんでも皇女なんですが・・・・・・。」

 スポンサーも撤退を宣言する。

「え!? アニメの制作中止!?」

「愛ちゃんがいないなら円盤も売れないから、他の人気作に取り掛かるよ。作ってほしかったら、愛ちゃんを呼んできてよ。」

「わ、私・・・・・・こ、こ、皇女なんですが・・・・・・バタッ・・・・・・。」

 アニメ制作会社にも見捨てられた皇女様。

「・・・・・・。」

 動かない、ただの屍の様だ。

「勝手に殺すな!」

 辛うじて皇女様は生きていた。

「愛ちゃん! 愛ちゃんを探しに行かなくては! とう!」

 皇女様は愛ちゃんを探しに行く。

 こんなおまけは要らない方がきれいな物語である。まあ、人間らしい物語と言えば必要なのだが。どちらが良いのだろう。

 おまけも、おしまい。
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