33 / 63
32
しおりを挟む
「俺に歯向かった罰だ! 俺を敬え! 俺を拝め! そして、金を寄こせ!」
「ちなみに、これは神様の話です。」
俺とくまぴょんは、自分で作ったさいぴょんの想像以上の強さに悪役を作ることにした。悪役、ありぴょんの苦しむ姿を見て楽しむのであった。これが本当の神様ゲームだ。
「た・・・助けて・・・。」
ありぴょんは命かながら、町の人々の暴動から逃げ出した。どさくさに紛れてレベルは1から2にレベルアップしている。何事も経験である。
「どうして私が、こんなひどい目に合わないといけないんだ!? 私が何をしたという!?」
ただただ、ありぴょんは届かない文句を空に言うことことしかできなかった。
「どうだ? 少しは反省したか? 神を奴隷犬と扱った罰ゲームの感想は?」
「うさぴょん!? くまぴょんは!?」
そこに俺たちが神として神々しく現れた。
「いったい私に何をした!? どうして私が町人に襲われなければいけないんだ!?」
「はっははは! 自分のしたことを悔い改めるがいい!」
「散々、町の人々に悪いことをしただろう? 巨大アリになって町を破壊しまくったじゃないか?」
「あれは、おまえたちのサイコロが原因じゃないか!? 私は悪くないぞ!?」
「そうだっけ? 知ってる? くまぴょん?」
「知らないな。」
「とぼけるな!?」
「ということで、ありぴょん。おまえにはこれから悪役として頑張ってもらうぞ。」
「嫌だ!? 悪役なんて!?」
「抵抗する? 面白い。ならもっと面白くなるように、おまえに賞金を出そう。」
「賞金?」
「賞金首として、町の人々に襲われるがいい! ワッハッハー!」
「勝手に決めるな!?」
「全ては神が決めるのだよ。君に選択権はない。」
「それでは俺たちは退散するとしよう。精々踏ん張るがいい。神に逆らったことを懺悔するがいい。ワッハッハー!」
「ま、待て!? 待ってください!? 神様!?」
手を伸ばすがありぴょんの願いは届かず、俺とくまぴょんは光の中に消えていった。
「ゆ、夢だ。これは夢に違いない・・・本当の私は温かい地面の中で寝てるんだ。ははははは・・・ゲッ!?」
ありぴょんは壁の指名手配の自分の写真を見て驚いた。
「賞金20ゴールド!?」
自分に少ないとはいえ、自分の首に賞金がついているのだ。ありぴょんは賞金首になってしまった。
「なんだ!? なんだ!? なんなんだー!?」
ありぴょんは自分の人生が神に遊ばれているように思えてイライラしたが、叫ぶしかできない自分にも腹が立った。
「いたぞ! 賞金首だ!」
「極悪非道のありぴょんだ!」
「カトリーヌ・ねこぴょん親衛隊の生き残りだ!」
「殺せ! 殺せ!」
「賞金20ゴールドじゃ、死んだ人たちが報われない!」
「しまった!? 大声を出しちゃった!?」
町の人々がありぴょんの声を聞きつけて殺意を持って近づいてくる。
「どうすればいい!? どうすればこの場を切り抜けることが出来る!?」
ありぴょんは小さな頭で考えに考えた。出した結論は・・・。
「ありぴょんがいないぞ!?」
「おかしいな!? こっちから声が聞こえたはずなのに!?」
「探せ!? まだ近くにいるはずだ!?」
町人たちは四方八方に散っていった。
「クックック。さすが私だ。アリだけに、地面を掘って隠れるとは。アリである私にしか考えつかない作戦だ。」
説明しよう。ありぴょんは地面の土を掘って地中に隠れた。さすが元々アリであって、穴を掘るのは得意だった。
「でも・・・どうやって、ここから抜け出せばいいんだ? おい! 誰か助けてくれ!」
ありぴょんは地中の穴の中で挟まって、身動きが取れなくなってしまった。
つづく。
「ちなみに、これは神様の話です。」
俺とくまぴょんは、自分で作ったさいぴょんの想像以上の強さに悪役を作ることにした。悪役、ありぴょんの苦しむ姿を見て楽しむのであった。これが本当の神様ゲームだ。
「た・・・助けて・・・。」
ありぴょんは命かながら、町の人々の暴動から逃げ出した。どさくさに紛れてレベルは1から2にレベルアップしている。何事も経験である。
「どうして私が、こんなひどい目に合わないといけないんだ!? 私が何をしたという!?」
ただただ、ありぴょんは届かない文句を空に言うことことしかできなかった。
「どうだ? 少しは反省したか? 神を奴隷犬と扱った罰ゲームの感想は?」
「うさぴょん!? くまぴょんは!?」
そこに俺たちが神として神々しく現れた。
「いったい私に何をした!? どうして私が町人に襲われなければいけないんだ!?」
「はっははは! 自分のしたことを悔い改めるがいい!」
「散々、町の人々に悪いことをしただろう? 巨大アリになって町を破壊しまくったじゃないか?」
「あれは、おまえたちのサイコロが原因じゃないか!? 私は悪くないぞ!?」
「そうだっけ? 知ってる? くまぴょん?」
「知らないな。」
「とぼけるな!?」
「ということで、ありぴょん。おまえにはこれから悪役として頑張ってもらうぞ。」
「嫌だ!? 悪役なんて!?」
「抵抗する? 面白い。ならもっと面白くなるように、おまえに賞金を出そう。」
「賞金?」
「賞金首として、町の人々に襲われるがいい! ワッハッハー!」
「勝手に決めるな!?」
「全ては神が決めるのだよ。君に選択権はない。」
「それでは俺たちは退散するとしよう。精々踏ん張るがいい。神に逆らったことを懺悔するがいい。ワッハッハー!」
「ま、待て!? 待ってください!? 神様!?」
手を伸ばすがありぴょんの願いは届かず、俺とくまぴょんは光の中に消えていった。
「ゆ、夢だ。これは夢に違いない・・・本当の私は温かい地面の中で寝てるんだ。ははははは・・・ゲッ!?」
ありぴょんは壁の指名手配の自分の写真を見て驚いた。
「賞金20ゴールド!?」
自分に少ないとはいえ、自分の首に賞金がついているのだ。ありぴょんは賞金首になってしまった。
「なんだ!? なんだ!? なんなんだー!?」
ありぴょんは自分の人生が神に遊ばれているように思えてイライラしたが、叫ぶしかできない自分にも腹が立った。
「いたぞ! 賞金首だ!」
「極悪非道のありぴょんだ!」
「カトリーヌ・ねこぴょん親衛隊の生き残りだ!」
「殺せ! 殺せ!」
「賞金20ゴールドじゃ、死んだ人たちが報われない!」
「しまった!? 大声を出しちゃった!?」
町の人々がありぴょんの声を聞きつけて殺意を持って近づいてくる。
「どうすればいい!? どうすればこの場を切り抜けることが出来る!?」
ありぴょんは小さな頭で考えに考えた。出した結論は・・・。
「ありぴょんがいないぞ!?」
「おかしいな!? こっちから声が聞こえたはずなのに!?」
「探せ!? まだ近くにいるはずだ!?」
町人たちは四方八方に散っていった。
「クックック。さすが私だ。アリだけに、地面を掘って隠れるとは。アリである私にしか考えつかない作戦だ。」
説明しよう。ありぴょんは地面の土を掘って地中に隠れた。さすが元々アリであって、穴を掘るのは得意だった。
「でも・・・どうやって、ここから抜け出せばいいんだ? おい! 誰か助けてくれ!」
ありぴょんは地中の穴の中で挟まって、身動きが取れなくなってしまった。
つづく。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
冷遇妃マリアベルの監視報告書
Mag_Mel
ファンタジー
シルフィード王国に敗戦国ソラリから献上されたのは、"太陽の姫"と讃えられた妹ではなく、悪女と噂される姉、マリアベル。
第一王子の四番目の妃として迎えられた彼女は、王宮の片隅に追いやられ、嘲笑と陰湿な仕打ちに晒され続けていた。
そんな折、「王家の影」は第三王子セドリックよりマリアベルの監視業務を命じられる。年若い影が記す報告書には、ただ静かに耐え続け、死を待つかのように振舞うひとりの女の姿があった。
王位継承争いと策謀が渦巻く王宮で、冷遇妃の運命は思わぬ方向へと狂い始める――。
(小説家になろう様にも投稿しています)
娘を返せ〜誘拐された娘を取り返すため、父は異世界に渡る
ほりとくち
ファンタジー
突然現れた魔法陣が、あの日娘を連れ去った。
異世界に誘拐されてしまったらしい娘を取り戻すため、父は自ら異世界へ渡ることを決意する。
一体誰が、何の目的で娘を連れ去ったのか。
娘とともに再び日本へ戻ることはできるのか。
そもそも父は、異世界へ足を運ぶことができるのか。
異世界召喚の秘密を知る謎多き少年。
娘を失ったショックで、精神が幼児化してしまった妻。
そして父にまったく懐かず、娘と母にだけ甘えるペットの黒猫。
3人と1匹の冒険が、今始まる。
※小説家になろうでも投稿しています
※フォロー・感想・いいね等頂けると歓喜します!
よろしくお願いします!
後宮の死体は語りかける
炭田おと
恋愛
辺境の小部族である嶺依(りょうい)は、偶然参内したときに、元康帝(げんこうてい)の謎かけを解いたことで、元康帝と、皇子俊煕(しゅんき)から目をかけられるようになる。
その後、後宮の宮殿の壁から、死体が発見されたので、嶺依と俊煕は協力して、女性がなぜ殺されたのか、調査をはじめる。
壁に埋められた女性は、何者なのか。
二人はそれを探るため、妃嬪達の闇に踏み込んでいく。
55話で完結します。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
慈愛と復讐の間
レクフル
ファンタジー
とある国に二人の赤子が生まれた。
一人は慈愛の女神の生まれ変わりとされ、一人は復讐の女神の生まれ変わりとされた。
慈愛の女神の生まれ変わりがこの世に生を得た時、必ず復讐の女神の生まれ変わりは生を得る。この二人は対となっているが、決して相容れるものではない。
これは古より語り継がれている伝承であり、慈愛の女神の加護を得た者は絶大なる力を手にするのだと言う。
だが慈愛の女神の生まれ変わりとして生を亨けた娘が、別の赤子と取り換えられてしまった。
大切に育てられる筈の慈愛の女神の生まれ変わりの娘は、母親から虐げられながらも懸命に生きようとしていた。
そんな中、森で出会った迷い人の王子と娘は、互いにそれと知らずに想い合い、数奇な運命を歩んで行くこととなる。
そして、変わりに育てられた赤子は大切に育てられていたが、その暴虐ぶりは日をまして酷くなっていく。
慈愛に満ちた娘と復讐に駆られた娘に翻弄されながら、王子はあの日出会った想い人を探し続ける。
想い合う二人の運命は絡み合うことができるのか。その存在に気づくことができるのか……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる