17 / 53
15の災い。その1
しおりを挟む
「ねえねえ、ペリー。」
「なに? ちいちゃん。」
「何だか最近、寺子屋に来る子供が減ったと思わない?」
「そうね。どこの家庭もお金を稼ぐのに忙しいからね。」
「楓の家はお金持ちだけど、お腹は空いてるよ。」
「楓ちゃんは、エネルギー消費が激しいからね。」
「情けない。おまえたちは何も知らないのでござるな。今、街では神隠しが流行っているでござる。寺子屋の子供たちも消えてしまったでござるよ。」
「そうなんだ、知らなかった。でも、家々に言われると、なんかムカつく。殺す。」
「そうよ。家々のクセに生意気よ。大砲をぶち込むわよ。」
「楓のおにぎりが無くなったのも、神隠しの性では!?」
「それは楓ちゃんが食べたからです。」
「あ、そっか。エヘヘヘへッ。」
「どいつもこいつも子供でござるな。もっと僕を見習って大人になってもらいたいものでござる。」
「どこのどいつが大人だ? 教えてもらおうか? おまえら! 席に着け。」
子供たちが騒いでいると、桜先生が教室にやって来た。
「最近、神隠しが流行っているから、寄り道しないでお家に帰るように。それでは、さようなら。」
「桜先生、さようなら。」
子供たちは教室から去って行く。
「桜先生。」
「どうしたの? 家々くん。」
「桜先生に言われた通り、ご先祖様に悪い事をするように言っておきました。」
「良くできました。これで家々くんも成績アップね。」
「やったー! 桜先生に褒められた。さようなら。桜先生。」
「家々くん、気をつけて帰るのよ。」
家々は、笑顔で寺子屋を後にする。家々を陰から操る桜先生は、影の黒幕であった。
「神隠しだと!? 捜査はどうなっている!?」
「まだ進んでいません。」
「申し訳ありません。」
「バカ者! それでも特命か!? なんのための特別命霊警察なんだ!?」
刑事部長の怒りが、特命警察第1小隊の隊長の平将門と、特命警察第2小隊の隊長の源頼朝に向けられる。
「どうやらおかしなことが起こり始めているようだな。」
「確かに異様な空気が江戸の空を取り巻いている。もっと悪い事が起こらなければいいのだが。」
世の中の変化を敏感に感じている平将門と源頼朝であった。
「こっちは隊の人数が揃ったが、そっちはどうだ?」
「まったくだ。私の長男と、おまえの弟子の二人しかいない。」
「まあ、人数が多いだけよりも、バカ弟子の一人の方が、よっぽど役に立つだろう。」
「そうだな。蛍と頼家は、よくやってくれている。あとは人数だけだ。」
源頼朝の特命警察第2小隊は、極度の隊員不足であった。
「少年少女剣客隊! 集合!」
「おお!」
ちい、ペリー、楓、実朝、家々の少年少女剣客隊の隊員5人が集合する。
「今、話題の子供たちがいなくなるという神隠し事件。この事件を私たちで解決しましょうよ。」
「ついにきた。少年少女剣客隊としての、初めてのまともな事件だ。」
「なんだか物語っぽくなってきたね。」
「普通は、この展開が第2話だろう。」
「これが桜先生とご先祖様の言っていた、事件発生の効果か!? すごい!? 予想通りの展開だ!?」
「お兄ちゃんの警察が神隠し事件を解決する前に、私たちで神隠し事件を解決してしまおう!」
「目標は、目指せ! 警視総監賞よ!」
「私たちは特殊攻撃ができるけど、実朝くんは大丈夫?」
「父上に教わった剣術があるから、心配しないで。大丈夫だよ。」
「徳川家自作自演の神隠しを僕が事件解決すれば、徳川家のお家再興も道が見えてくるというものだ! ワッハッハー!」
能天気な家々であった。
「第1の災い。神隠し。怨霊となった徳川15将軍の恐ろしさ、存分に味合わせてやるぞ! ワッハッハー!」
やはり神隠しは、徳川のご先祖様たちの仕業であった。
「カワイイ末裔の家々の頼み事だ! 英知を結集して、15の災いをもたらそうでわないか! ワッハッハー!」
怨霊となった徳川15将軍の活動が活発になる。
「第8将軍! 徳川吉宗!」
「はい! 家康様!」
「神隠しの次は、人殺しだ。」
桜先生に脅された家々の願いで、怨霊に化した徳川15将軍は怨霊となり、江戸の街に災いをもたらす。
つづく。
「なに? ちいちゃん。」
「何だか最近、寺子屋に来る子供が減ったと思わない?」
「そうね。どこの家庭もお金を稼ぐのに忙しいからね。」
「楓の家はお金持ちだけど、お腹は空いてるよ。」
「楓ちゃんは、エネルギー消費が激しいからね。」
「情けない。おまえたちは何も知らないのでござるな。今、街では神隠しが流行っているでござる。寺子屋の子供たちも消えてしまったでござるよ。」
「そうなんだ、知らなかった。でも、家々に言われると、なんかムカつく。殺す。」
「そうよ。家々のクセに生意気よ。大砲をぶち込むわよ。」
「楓のおにぎりが無くなったのも、神隠しの性では!?」
「それは楓ちゃんが食べたからです。」
「あ、そっか。エヘヘヘへッ。」
「どいつもこいつも子供でござるな。もっと僕を見習って大人になってもらいたいものでござる。」
「どこのどいつが大人だ? 教えてもらおうか? おまえら! 席に着け。」
子供たちが騒いでいると、桜先生が教室にやって来た。
「最近、神隠しが流行っているから、寄り道しないでお家に帰るように。それでは、さようなら。」
「桜先生、さようなら。」
子供たちは教室から去って行く。
「桜先生。」
「どうしたの? 家々くん。」
「桜先生に言われた通り、ご先祖様に悪い事をするように言っておきました。」
「良くできました。これで家々くんも成績アップね。」
「やったー! 桜先生に褒められた。さようなら。桜先生。」
「家々くん、気をつけて帰るのよ。」
家々は、笑顔で寺子屋を後にする。家々を陰から操る桜先生は、影の黒幕であった。
「神隠しだと!? 捜査はどうなっている!?」
「まだ進んでいません。」
「申し訳ありません。」
「バカ者! それでも特命か!? なんのための特別命霊警察なんだ!?」
刑事部長の怒りが、特命警察第1小隊の隊長の平将門と、特命警察第2小隊の隊長の源頼朝に向けられる。
「どうやらおかしなことが起こり始めているようだな。」
「確かに異様な空気が江戸の空を取り巻いている。もっと悪い事が起こらなければいいのだが。」
世の中の変化を敏感に感じている平将門と源頼朝であった。
「こっちは隊の人数が揃ったが、そっちはどうだ?」
「まったくだ。私の長男と、おまえの弟子の二人しかいない。」
「まあ、人数が多いだけよりも、バカ弟子の一人の方が、よっぽど役に立つだろう。」
「そうだな。蛍と頼家は、よくやってくれている。あとは人数だけだ。」
源頼朝の特命警察第2小隊は、極度の隊員不足であった。
「少年少女剣客隊! 集合!」
「おお!」
ちい、ペリー、楓、実朝、家々の少年少女剣客隊の隊員5人が集合する。
「今、話題の子供たちがいなくなるという神隠し事件。この事件を私たちで解決しましょうよ。」
「ついにきた。少年少女剣客隊としての、初めてのまともな事件だ。」
「なんだか物語っぽくなってきたね。」
「普通は、この展開が第2話だろう。」
「これが桜先生とご先祖様の言っていた、事件発生の効果か!? すごい!? 予想通りの展開だ!?」
「お兄ちゃんの警察が神隠し事件を解決する前に、私たちで神隠し事件を解決してしまおう!」
「目標は、目指せ! 警視総監賞よ!」
「私たちは特殊攻撃ができるけど、実朝くんは大丈夫?」
「父上に教わった剣術があるから、心配しないで。大丈夫だよ。」
「徳川家自作自演の神隠しを僕が事件解決すれば、徳川家のお家再興も道が見えてくるというものだ! ワッハッハー!」
能天気な家々であった。
「第1の災い。神隠し。怨霊となった徳川15将軍の恐ろしさ、存分に味合わせてやるぞ! ワッハッハー!」
やはり神隠しは、徳川のご先祖様たちの仕業であった。
「カワイイ末裔の家々の頼み事だ! 英知を結集して、15の災いをもたらそうでわないか! ワッハッハー!」
怨霊となった徳川15将軍の活動が活発になる。
「第8将軍! 徳川吉宗!」
「はい! 家康様!」
「神隠しの次は、人殺しだ。」
桜先生に脅された家々の願いで、怨霊に化した徳川15将軍は怨霊となり、江戸の街に災いをもたらす。
つづく。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
与兵衛長屋つれあい帖 お江戸ふたり暮らし
かずえ
歴史・時代
旧題:ふたり暮らし
長屋シリーズ一作目。
第八回歴史・時代小説大賞で優秀短編賞を頂きました。応援してくださった皆様、ありがとうございます。
十歳のみつは、十日前に一人親の母を亡くしたばかり。幸い、母の蓄えがあり、自分の裁縫の腕の良さもあって、何とか今まで通り長屋で暮らしていけそうだ。
頼まれた繕い物を届けた帰り、くすんだ着物で座り込んでいる男の子を拾う。
一人で寂しかったみつは、拾った男の子と二人で暮らし始めた。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
対米戦、準備せよ!
湖灯
歴史・時代
大本営から特命を受けてサイパン島に視察に訪れた柏原総一郎大尉は、絶体絶命の危機に過去に移動する。
そして21世紀からタイムリーㇷ゚して過去の世界にやって来た、柳生義正と結城薫出会う。
3人は協力して悲惨な負け方をした太平洋戦争に勝つために様々な施策を試みる。
小説家になろうで、先行配信中!
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる