小学生でメジャーリーガー!?

渋谷かな

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沖縄モノレール小学校

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「いよいよ沖縄大会の決勝戦だ。泣いても笑っても負けたら終わりだからな。気を引き締めて試合に望むように。」
「おお!」
 具志堅監督のありがたいお言葉で沖縄小学校のナインは守備に散っていく。
「また決勝戦からか。野球を辞めたいのになかなか辞めれないです。」
 自分の状況にかなり困惑している那覇はマウンドに登る。
(また俺のシーズンがやってきたな。今度こそ沖縄、日本、アメリカを征服してやるぜ!)
 俺のテンションは燃えてきた。
「俺の名前は首里! こい! 那覇くん! 沖縄代表の座は俺たちがもらった!」
「すいません! すいません! ごめんなさい! 許してください!」
 さすがの那覇も沖縄代表の座は誰にも譲れない。
「プレイボール!」
 ついに沖縄大会決勝戦の試合が始まった。
(くらえ! 沖縄モノレール! これが俺のバーン・ボールだ!)
 那覇は第一球を投げた。
 ズドーン!
「ストライク!」
 俺のボールは今日も絶好調だった。
 ズドーン!
「ツー! ストライク!」
 ズドーン!
「ストライク! バッター! アウト!」
 俺はワンアウトを三球三振でとる。とてもじゃないが、那覇のボールは小学生が打てるレベルのボールではなかった。
「クソッ!? あの那覇くんのボールを打たないと俺たちに全国大会出場の道はないのか!? なぜ神は同じ時代に那覇という怪物を誕生させたんだ!?」
 首里は頭が痛かった。目で見るよりも試合をしてみることで、那覇という怪物の恐ろしさに気づいてしまったのだった。
「こうなったら俺が相手の攻撃を抑えるだけだ!」
 首里が1回の裏の守りに着く。
「1番バッター、石垣くん。」
「全日本代表の切り込み隊長の恐ろしさを味合わせてやる!」
 石垣がバッターボックスに入る。
「俺のボールは打たれない!」
 首里が石垣に第一球を投げる。
 カキーン!
「なに!?」
 打球は放物線を描きスタンドまで飛んでいく。
「那覇先輩の球に比べれば、ボールが動いていないように見える。」
 石垣は那覇と同じチームであるために、想像を超えるレベルアップを果たしていた。
 カキーン!
 カキーン!
 カキーン!
「なんなんだ!? なんなんだ!? なんなんだ!? おまえたちは!?」
 投げては打たれ、投げては打たれの連続に首里の心は 崩れ去ってしまった。
「さよなら! 俺の夢! プロ野球選手!」
 首里は絶大なる那覇たちの前に夢を捨てようとした。
 つづく。
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