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北海道ドーム
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「いよいよ決勝戦だ。凍傷の後はあると思うが、今日は北海道ドームでの試合だから安心していいぞ。」
「誰ですか? 諦めろって言った監督は。」
「あれはカーネルサンダース監督に対抗して名言を言って見たかっただけだ。アッハッハッハ。」
笑って誤魔化す具志堅監督であった。
「遥々来たぜ! 函館!」
「このテーマソングは!?」
「やはり那覇くんのチームが決勝戦にやって来たね。」
「やっぱり函館くんです。」
函館はテーマソングを持つ男であった。
「那覇くん、決勝戦に相応しく、正々堂々と勝負しよう!」
「望むところです!」
函館は挨拶をして去って行った。
「さあ、今日は北海道ドームなので雪の心配はしなくていいです。」
那覇は悠々自適に決勝戦に望む。
「プレイボール!」
1回の表は沖縄代表チームの攻撃からである。
「石垣くん! 先頭打者ホームランです!」
「はい! 那覇先輩!」
石垣はバッターボックスに入る。
「悪いが那覇くん。俺たちだって毎日、血と汗と涙を流しながら練習しているんだぜ。そう簡単に打たせるわけにはいかない! 俺にも道産子の意地がある!」
真剣にプロ野球選手を目指して野球をしている者は毎日努力をしている。勉強もせずに。だからプロ野球選手になれなければ、就職は大変。
「打てるものなら! 打ってみろ!」
函館は石垣に第一球を投げた。
カキーン!
「なんだと!?」
あっさりと石垣は函館のボールをセンターバックスクリーンに放り込んだ。
「やったー! 石垣くん! さすが切り込み隊長です!」
「那覇先輩のボールと比べたら余裕でホームランが打てます!」
那覇を含め沖縄ベンチは大喜びした。
「クソッ!? あんなに死ぬ思いで練習しているのに、まだ北海道は沖縄に勝てないのか!? 勝っているのは北海道物産展だけだというのか!?」
函館は覚悟を決めた。
「ポチットな。」
函館がボタンを押した。
ガガガガガー!
「なんだ!? なんの音だ!?」
「球場が揺れている!?」
「そ、空だ!? ドームの屋根が開いていく!?」
札幌ドームの屋根が開いていく。
「ふっふっふっ。北海道ドームの屋根は開閉式なので! 空が見えるということはどういうことだ?」
「ゆ、雪だ!?」
北海道ドームの芝に外の吹雪の白い雪が舞い落ちてくる。
「これで寒さに弱いおまえたちに勝ち目はないぞ! ワッハッハー!」
これが函館の正々堂々であった。
つづく。
「誰ですか? 諦めろって言った監督は。」
「あれはカーネルサンダース監督に対抗して名言を言って見たかっただけだ。アッハッハッハ。」
笑って誤魔化す具志堅監督であった。
「遥々来たぜ! 函館!」
「このテーマソングは!?」
「やはり那覇くんのチームが決勝戦にやって来たね。」
「やっぱり函館くんです。」
函館はテーマソングを持つ男であった。
「那覇くん、決勝戦に相応しく、正々堂々と勝負しよう!」
「望むところです!」
函館は挨拶をして去って行った。
「さあ、今日は北海道ドームなので雪の心配はしなくていいです。」
那覇は悠々自適に決勝戦に望む。
「プレイボール!」
1回の表は沖縄代表チームの攻撃からである。
「石垣くん! 先頭打者ホームランです!」
「はい! 那覇先輩!」
石垣はバッターボックスに入る。
「悪いが那覇くん。俺たちだって毎日、血と汗と涙を流しながら練習しているんだぜ。そう簡単に打たせるわけにはいかない! 俺にも道産子の意地がある!」
真剣にプロ野球選手を目指して野球をしている者は毎日努力をしている。勉強もせずに。だからプロ野球選手になれなければ、就職は大変。
「打てるものなら! 打ってみろ!」
函館は石垣に第一球を投げた。
カキーン!
「なんだと!?」
あっさりと石垣は函館のボールをセンターバックスクリーンに放り込んだ。
「やったー! 石垣くん! さすが切り込み隊長です!」
「那覇先輩のボールと比べたら余裕でホームランが打てます!」
那覇を含め沖縄ベンチは大喜びした。
「クソッ!? あんなに死ぬ思いで練習しているのに、まだ北海道は沖縄に勝てないのか!? 勝っているのは北海道物産展だけだというのか!?」
函館は覚悟を決めた。
「ポチットな。」
函館がボタンを押した。
ガガガガガー!
「なんだ!? なんの音だ!?」
「球場が揺れている!?」
「そ、空だ!? ドームの屋根が開いていく!?」
札幌ドームの屋根が開いていく。
「ふっふっふっ。北海道ドームの屋根は開閉式なので! 空が見えるということはどういうことだ?」
「ゆ、雪だ!?」
北海道ドームの芝に外の吹雪の白い雪が舞い落ちてくる。
「これで寒さに弱いおまえたちに勝ち目はないぞ! ワッハッハー!」
これが函館の正々堂々であった。
つづく。
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