小学生でメジャーリーガー!?

渋谷かな

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またカナダ戦

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「いよいよ世界大会だ! 相手はカナダ代表チームだ! 今年はエースのバンクーバーだけでなく、強打者トロントが新加入している。気をつけるんだ!」
「はい!」
 準決勝のカナダ戦。しかし雲行きが少しおかしかった。
「先発は首里。頼んだぞ。」
「はい。がんばります。」
「千代田、那覇。おまえたちは明日のアメリカ戦に備えてブルペンで調整だけしておけ。」
「はい。」
「やったー! 今日はオフです! ブルペンでお米でも栽培するです!」
 今の那覇は何でもあり。
「プレイボール!」
 準決勝のカナダ戦が始まった。
「おい!? 日本の先発は千代田でも、那覇でもないぞ!?」
「舐められたもんだな。カナダの恐ろしさを思い知らせてやる!」
 バンクーバーとトロントの怒りが燃え上がる。
「俺の華麗なら全日本代表デビューを飾らしてもらうぞ! 死ね! カナダ!」
 首里は第一球を投げた。
 カキーン!
「なんですと!?」
 首里の全日本代表のデビューは、初球被本塁打だった。
 カキーン!
 カキーン!
「なぜだ!? なぜ俺のボールが打たれるんだ!?」
 首里は自分のボールが打たれることにショックで理解できなかった。
「それはおまえのボールがへなちょこだからだ。俺がとどめを刺してやるぜ!」
 カナダの4番トロントが現れた。
「あ、雪だ!?」
 アメリカ球場に雪が降りだしてきた。
「寒いなんて言ってられるか!」
 首里は凍える手でトロントに第一球を投げた。
 カキーン!
「俺の勝ちだ!」
 トロントはゆっくりとダイヤモンドを一周する。
「ダメだな。ピッチャー交代。大間!」
 長嶋監督が4連続ホームランを打たれた首里を変える。
「フン、雪で手が寒くて投げれなかっただけだ。」
 悔しくて強がりを言う首里。
「俺たちカナダは雪にも慣れているから大丈夫! この試合はもらったぞ!」
 雪が降り出し喜ぶカナダ代表チーム。
「プレイボール!」
 試合が再開されて、大間が第一球を投げる。
 ズドーン!
「何!? 早いボールだと!?」
 手がかじかむ雪が舞い散る球場で早いボールがきたので驚いたカナダ。
「残念だな! 俺も津軽海峡の猛吹雪で鍛えられて寒さには強いんでね!」
 大間は雪や寒さに強かった。
「伸びろ! 伸びろ! 稲よ! 伸びろ!」
 那覇はブルペンでお米を育てていた。
「あのブルペンで田植えをするのはやめてもらえませんか?」
「すいません! すいません! ごめんなさい! 許してください!」
 ブルペンに稲を植えて怒られる那覇は全力で謝る。
 つづく。
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