84 / 101
アメリカへ
しおりを挟む
「どうして僕はホテルに泊まらずに、行きつけの病院に入院しているんだろう?」
那覇は入院先のアメリカ病院で退屈していた。
「コンコン、やあ、那覇くん!」
「ウッズくん。」
タイガージュニアが那覇の病室をお見舞いに来てくれた。
「今年も那覇くんのボールを打つことが出来なかったね。残念だよ。」
「そうですか? なんか最近、野球をやっている時の記憶がないです。」
それは俺が野球をしている時は那覇の体を奪うからである。
「まあ、世界大会はアメリカの5連覇。日本も準優勝を5連覇だ。」
「そうですか。良かったです。」
那覇は野球の順位は気にならない位、どうでも良かった。
「じゃあ、明日トライアウトがあるから迎えに来るよ。」
「ありがとうです。」
「そうだ。テレビを見てごらん。」
「あの・・・・・・英語が分からないです。」
「大丈夫だよ。日本語の字幕が出るから。」
「そうなんですか!? それは良かったです。」
「那覇くん、君はもうアメリカから逃げれないよ。じゃあね。バイバイ。」
「ウッズくん!? それはどういう意味ですか!?」
意味ありげな言葉を残してタイガージュニアは帰って行った。
「ポチットな。」
那覇は半信半疑でテレビをつけてみた。
「ニューヨーク・ニュースの時間です。明日行われるアメリカ少年野球のトライアウトに日本の絶対的エース那覇が受けるそうです。那覇の獲得には既にメジャーリーグのニューヨーク・ヤンキーズが獲得に内定を出しており、メジャーリーグのスカウトをしていて今回、那覇のエージェントを務めるスティーブンの単独インタビューに成功しました。それではどうぞ。」
「なんじゃこりゃ!?」
那覇は驚いた。自分のことが全米に放送されているのだ。
「はい、スティーブン。」
「どうも! 敏腕スカウト・アンド・エージェントのスティーブンだよ!」
「スティーブン、今回、やっと日本の大投手、那覇の獲得にアメリカが成功したね! 何があったの?」
「これも私が那覇のお見舞いに毎年行き、友情を深めた結果さ。」
「さすがスティーブンだ!」
「当り前さ。私ならどんな人間でもスカウトしてみせるぜ! ワッハッハー!」
饒舌なスティーブン。
「な、何を好き勝手言っているです・・・・・・。」
那覇は人間不信に陥った。
つづく。
那覇は入院先のアメリカ病院で退屈していた。
「コンコン、やあ、那覇くん!」
「ウッズくん。」
タイガージュニアが那覇の病室をお見舞いに来てくれた。
「今年も那覇くんのボールを打つことが出来なかったね。残念だよ。」
「そうですか? なんか最近、野球をやっている時の記憶がないです。」
それは俺が野球をしている時は那覇の体を奪うからである。
「まあ、世界大会はアメリカの5連覇。日本も準優勝を5連覇だ。」
「そうですか。良かったです。」
那覇は野球の順位は気にならない位、どうでも良かった。
「じゃあ、明日トライアウトがあるから迎えに来るよ。」
「ありがとうです。」
「そうだ。テレビを見てごらん。」
「あの・・・・・・英語が分からないです。」
「大丈夫だよ。日本語の字幕が出るから。」
「そうなんですか!? それは良かったです。」
「那覇くん、君はもうアメリカから逃げれないよ。じゃあね。バイバイ。」
「ウッズくん!? それはどういう意味ですか!?」
意味ありげな言葉を残してタイガージュニアは帰って行った。
「ポチットな。」
那覇は半信半疑でテレビをつけてみた。
「ニューヨーク・ニュースの時間です。明日行われるアメリカ少年野球のトライアウトに日本の絶対的エース那覇が受けるそうです。那覇の獲得には既にメジャーリーグのニューヨーク・ヤンキーズが獲得に内定を出しており、メジャーリーグのスカウトをしていて今回、那覇のエージェントを務めるスティーブンの単独インタビューに成功しました。それではどうぞ。」
「なんじゃこりゃ!?」
那覇は驚いた。自分のことが全米に放送されているのだ。
「はい、スティーブン。」
「どうも! 敏腕スカウト・アンド・エージェントのスティーブンだよ!」
「スティーブン、今回、やっと日本の大投手、那覇の獲得にアメリカが成功したね! 何があったの?」
「これも私が那覇のお見舞いに毎年行き、友情を深めた結果さ。」
「さすがスティーブンだ!」
「当り前さ。私ならどんな人間でもスカウトしてみせるぜ! ワッハッハー!」
饒舌なスティーブン。
「な、何を好き勝手言っているです・・・・・・。」
那覇は人間不信に陥った。
つづく。
0
あなたにおすすめの小説
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
【完結】結界守護者の憂鬱なあやかし幻境譚 ~平凡な男子高校生、今日から結界を繕います~
御崎菟翔
キャラ文芸
【平凡な高校生 × 妖従者たちが紡ぐ、絆と成長の主従現代和風ファンタジー!】
★第9回キャラ文芸大賞エントリー中!
「選ぶのはお前だ」
――そう言われても、もう引き返せない。
ごく普通の高校生・奏太(そうた)は、夏休みのある日、本家から奇妙な呼び出しを受ける。
そこで待っていたのは、人の言葉を話す蝶・汐(うしお)と、大鷲・亘(わたり)。
彼らに告げられたのは、人界と異界を隔てる結界を修復する「守り手」という、一族に伝わる秘密の役目だった。
「嫌なら断ってもいい」と言われたものの、放置すれば友人が、家族が、町が危険に晒される。
なし崩し的に役目を引き受けた奏太は、夜な夜な大鷲の背に乗り、廃校や心霊スポットへ「出勤」することに!
小生意気な妖たちに絡まれ、毒を吐く蛙と戦い、ついには異世界「妖界」での政変にまで巻き込まれていく奏太。
その過程で彼は、一族が隠し続けてきた「残酷な真実」と、従姉・結(ゆい)の悲しい運命を知ることになる――
これは、後に「秩序の神」と呼ばれる青年が、まだ「ただの人間」だった頃の、始まりの物語。
★新作『蜻蛉商会のヒトガミ様』
この物語から300年後……神様になった奏太の物語も公開中!
https://www.alphapolis.co.jp/novel/174241108/158016858
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ユニークアイテムな女子(絶対的替えの効かない、唯一無二の彼女)「ゆにかの」
masuta
キャラ文芸
恋と友情、そして命を懸けた決断。青春は止まらない。
世界を股にかける財閥の御曹司・嘉位は、U-15日本代表として世界一を経験した天才投手。
しかし、ある理由で野球を捨て、超エリート進学校・和井田学園へ進学する。
入学式の日、偶然ぶつかった少女・香織。
彼女は、嘉位にとって“絶対的替えの効かない、唯一無二の存在”だった。
香織は、八重の親友。
そして八重は、時に未来を暗示する不思議な夢を見る少女。
その夢が、やがて物語を大きく動かしていく。
ゴールデンウィーク、八重の見た夢は、未曾有の大災害を告げていた。
偶然か、必然か……命を守るために立ち上がる。
「誰も欠けさせない」という信念を胸に走り続ける。
やがて災害を未然に防ぎ、再びグラウンドへと導く。
その中で、恋もまた静かに進んでいく。
「ずっと、君が好きだった」告白の言葉が、災害と勝負を越えた心を震わせる。
それぞれの想いが交錯し、群像劇は加速する。
一人ひとりが主人公。人生に脇役はいない。
現代ファンタジーとリアルが交錯する青春群像劇。
本作は小説家になろう、オリジナル作品のフルリメイク版です。
神木さんちのお兄ちゃん!
雪桜 あやめ
キャラ文芸
✨ キャラ文芸ランキング週間・月間1位&累計250万pt突破、ありがとうございます!
神木家の双子の妹弟・華と蓮には"絶世の美男子"と言われるほどの金髪碧眼な『兄』がいる。
美人でカッコよくて、その上優しいお兄ちゃんは、常にみんなの人気者!
だけど、そんな兄には、何故か彼女がいなかった。
幼い頃に母を亡くし、いつも母親代わりだったお兄ちゃん。もしかして、お兄ちゃんが彼女が作らないのは自分達のせい?!
そう思った華と蓮は、兄のためにも自立することを決意する。
だけど、このお兄ちゃん。実は、家族しか愛せない超拗らせた兄だった!
これは、モテまくってるくせに家族しか愛せない美人すぎるお兄ちゃんと、兄離れしたいけど、なかなか出来ない双子の妹弟が繰り広げる、甘くて優しくて、ちょっぴり切ない愛と絆のハートフルラブ(家族愛)コメディ。
果たして、家族しか愛せないお兄ちゃんに、恋人ができる日はくるのか?
これは、美人すぎるお兄ちゃんがいる神木一家の、波乱万丈な日々を綴った物語である。
***
イラストは、全て自作です。
カクヨムにて、先行連載中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる