姉妹愛! 異世界デス・ゲーム

渋谷かな

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EX 赤い炊飯器のジャー

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「アハッ!」
 渋子は今日も笑って強く生きていきます。だって、スマイル・シンデレラ、笑顔姫ですもの。
「いるな! ジャー!」
「死ね! アムラー!」
 アハン・ウフン・バカンで最終決戦を繰り広げるライバルの二人。ジャパロボの戦いは引き分けだった。両機とも大破し戦いは人間同士の肉弾戦に突入する。
「どうして私が肉弾戦に持ち込んだか分かるか?」
「肉弾戦ならニュータイプの能力の差ではなく、人としての身体能力の差が勝負を決めるからだ。」
「賢いな。私のピザ家打倒を阻む者は誰であっても殺さなければならない。」
「何を!?」
「邪魔をしないのであれば、私の同志になれ。そうすれば渋子も喜ぶ。」
「ふざけるな!」
 激しい男二人の殴り合いの戦いが繰り広げられる。殴られて男前の顔はボコボコである。
「やめて! ジャー! アムラー! 二人が戦う理由がないわ!」
 渋子が現れ、必死に叫んで二人の戦いを止める。
「渋子、いい女になったな。」
「ジャー。」
「まだ私にはやるべきことがある。アムラーくん、渋子を頼んだよ。」
「ジャー!」
 ジャーはピザ家打倒を果しに一人で行ってしまう。
「ジャーは誰も愛したことがないんでしょうね。自分の目的のためなら、渋子を置き去りにしていくんだから。」
「そうね。幼い頃に両親を殺されて、人間の裏切りという醜い部分を知り、復讐を果たすためだけに生きてきた人だから。可哀そうな人よ。ジャーは。」
 渋子の目にも優しいジャーは哀れに思えた。
「逃げるぞ! 私の逃亡15分後に地球防衛軍に和議の申し入れをするがいい!」
 ピザ家のキリタンポ・ピザは、戦う多くの兵士を見捨てて自分だけ逃げようとしていた。
「遅い!」
「ジャーか!?」
 そこにバズーカ砲を持ったジャーが現れる。
「ゲロマ、直ぐに大好きな姉さんに合わせてやるぞ。」
 敬礼してからバズーカ砲の引き金を引くジャー。
「ギャアアアアアアー!?」
 キリタンポはバズーカの爆発で消滅した。
「フッ、終わった。これで私は自由だ。だが、ここから逃げ延びる術がない。ピザ家打倒の目的を果たせたのだ。死ぬのも悪くない。」
 ジャーが死を認めた時、赤い炊飯器が飛んでくる。
「赤い炊飯器!? 私に生きろというのか!? ありがたい。わたしには、まだ帰れるところがあるんだ。こんなに嬉しいことはない。」
 ジャーは赤い炊飯器に捕まり、戦場から脱出する。
「3! 2! 1! キター! ジャーだ! ジャーよ! ジャーが無事に脱出できたんだわ!」
 赤い炊飯器とジャーが赤い彗星の様に現れ、渋子とアムラーのいる救命艇に飛んでいく。
「みんな! 渋子! アムラー!」
 EXクエスト、アハン・ウフン・バカンを消滅せよ。
「軍事基地なんかがあるからいけないんだわ。戦争なんか起こす源よ。ポイッ。」
 渋子はアトミックボムを投げた。
「ギャアアアアアアー!?」
 ドッカンと大爆発が起こり、アハン・ウフン・バカンを消滅させた。
「これでゆっくりとお茶が飲めるわ! お姉ちゃんの元に帰ろう! アハッ!」
 渋子の去った後にはキノコ雲しか残らない。
 つづく。
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