〇〇少女ワールド 3

渋谷かな

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土屋少女

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「悲しみを蹴り飛ばす! 〇〇少女ワールド! お友達になろう! アハッ!」
 真理亜、お友達1億人キャンペーン実施中。

「え? 土屋タオ少女!?」
「キリアちゃん。土屋少女よ!? タオじゃないわよ!?アハッ!」
「土屋少女!? そんな職業があったかな? それに私は神に身を委ねた聖職者だし。」
「いいのよ。今時のシスターはお金儲けのためになんだってするわ! アハッ!」
「笑って誤魔化すな!」
 キリアは元々は、教会少女であった。
「土屋さんか・・・・・・土建屋さんみたいな感じかな?」
「土屋さんは、学校のグラウンドや公園の砂場に土を運んだり、道路が陥没したら、そこに土を埋めて元のきれいな道に戻すお仕事よ。」
「主よ! 真っ先に教会の庭の土をきれいな土に入れ替えます!」
「それは偽装取引よ!?」
 キリアは土屋少女を自分に有効に使おうとする。
「そうか! 水道屋少女はまだいいけど、土屋少女はネーミングがいまいち。普通に土少女とかの方が良かったのかしら? それともランド少女? ファイア少女はカッコいいけど。アハッ!」
 まだまだ真理亜の試行錯誤は続く。
「水道屋が名字で、イリアが名前・・・・・・水道屋イリア? それなら土屋キリアでいいのかな? 職業が名字、名前は連番。なんか名前らしい。アハッ!」
 ありがとう! 土屋タオ!
「これで土属性はOK。土の必殺技を使って、敵の悲しみをアークシェークで揺らしまくってもらわないとね。最終的には土の精霊ジンなんかを使ったり、宇宙から土星を落としたり、ド派手な戦闘シーンを演出してもらわないとね。アハッ!」
 キリアの土屋は、ド派手な戦闘シーンのためだった。
「そしてプライベートでは私とグループでアイドル活動をしてもう。これでCDやコンサート、握手会など現実社会にリンクすることに成功だわ。これでヒットは間違いなし! アハッ!」
 真理亜の野望である。これで7人グループである。
「土屋か・・・・・・教会で土嚢袋の販売でも始めようかしら。それとも甲子園の土でも販売した方が高校球児が買いに来てくれるかしら?」
 キリアは聖職者の土屋であった。
「ピピピピピ!」
 その時、キリアのスマホが鳴った。
「スマホだ!? 契約もしていないのに!?」
 お約束の展開として、キリアは電話に出た。
「はい。○○少女風屋です。」
「すいません。教会の神聖な土が欲しいんですけど売ってもらえますか?」
「はい。分かりました。直ぐに伺います。」
 電話は土の注文だった。
「お客さんが教えてくれた! 教会の神聖な土は金になるぞ! アハッ!」
 キリアは土屋にメドが立った。
「おまけに教会のミサの無料参加チケットを入れよう! アハッ!」
 教会のミサは元々、無料で参加できる。チーン。
「急いで土を届けるぞ!」
「がんばって。悲しみとド派手に戦うのよ。アハッ!」
「そうか! 土が必要なのに土がない人は悲しみを生み出しているんだわ!」
 キリアは依頼のあった家に土を届けにやって来た。
「土をお届けに来ました。」
「宜しくお願い致します。」
「土が無くて力がでないよ・・・・・・。」
 土が無いので悲しんでいる人々がたくさんいた。欲しいものが無いことは悲しみだ。
「土よ! 湧き出せ! いでよ! サンド・ソード!」
 キリアは風屋少女として土の剣を生み出す。
「くらえ! 悲しみ! これが私のランド・スラッシュだ!」
 キリアの一撃で街中が砂嵐に襲われる。
「悲しみなんか粉砕してやる!」
 街中を土の世界に変えて後には何も残らなかった。
「これで良し! 全てきれいに片付いた。アハッ!」
 真理亜は白いご飯を食べようとしていた。
「ブオオオオー!」
 もちろん真理亜の家も砂嵐に襲われた。
「ご飯に土のふりかけが!?」
 真理亜は風でご飯が食べられなかった。
「悲しい・・・・・・どうして私を悲しみが襲うの!?」
 悲痛な悲壮感に襲われる真理亜。悲しみはいつも突然やってくる。
「土屋少女も楽しいな。なんたって土だから仕入れはタダ。運ぶだけで丸儲けじゃないか。これで教会の再興ができるぞ。アハッ!」
 キリアは元教会少女だったので、どこか、その面影が残っている。
「土を運ぶ作業が終わりました。」
「ありがとうございます。」
 キリアは土屋として、やっていけるだろう。
「土があれば何でもできる! いくぞ! 1! 2! 3! アハッ!」
 たぶん。
 つづく。
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