〇〇少女ワールド 3

渋谷かな

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オリジナル・ストーリー少女

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「みんな! お友達! 〇〇少女ワールド! アハッ!」
 真理亜、お友達10億人キャンペーン実施中!

「私が元悪い少女だったなんて!? 悲しい。」
 カリアは現在は良い少女で風屋を営んでいる。
「過去の過ちを反省して、良いことをしてお友達に奉仕しましょう! アハッ!」
 良い少女は良いことをすることに命がけである。
「おまえはお釈迦様か!?」
「あ、真理亜ちゃん!」
 そこに真理亜が現れた。
「出たな! 汚れ! 荒い流してやる!」
「うわあー!? 何をする!? やめろ!? ショッカー!? ぶっ飛ばすぞ!?」
 良い少女になったカリアは、良いことをするために全身全霊の力を込めて汚れである真理亜を血が出るまで洗いまくる。
「こらー! 私を殺す気か!?」
「汚れが喋った!? 悪霊退散!」
 カリアは一日一善に命を懸けている。
「おまえ、本当に良い少女か!?」
「ふっふっふ・・・・・・よくぞ見破った。真理亜ちゃん。」
 不敵に笑いだすカリア。
「まさか!? その声は!?」
「そうだ。私は悪い少女カリアだ! シャキーン!」
 なんと現在カリアは悪い少女であった。
「おまえなんか、お友達じゃない! 私は悪の限りを尽くすのだ! ワッハッハー!」
「・・・・・・お友達じゃないんなら蹴り殺してもいいよな?」
「え?」
「サイキック少女! 真理亜の名において命じる! くらえ! これが私のタイキックだ!」
 真理亜は渾身の蹴りの雨をお見舞いする。
「あたたたったたたたたたたたたたったたたたたたたったたたたた! アター!」
 タイキック百裂蹴!
「おまえはもう死んでいる。」
「アベシー!?」
 悪い少女はタイキックを受けて意識を良い少女に返した。
「ギャアアアアアアー!? 痛い!? なぜ!? どうして!? 全身から血が!? 骨が折れてる!?」
「大丈夫!? カリアちゃん!? 私が看病してあげる!」
「ありがとう。真理亜ちゃん。」
「私たちはお友達でしょ。アハッ!」
「なんて私は良いお友達を持ったんだろう。カリアは幸せ者です。」
 悪い少女の時の記憶は良い少女カリアにはない。
「ストーリー?」
「そう、ストーリーよ。」
 血迷ったことを真理亜は言い出した。何度過ちを繰り返せば気が済むのだろう。
「わかりました! 一緒に考えましょう! アハッ!」
「え? いいの?」
 カリアの反応に戸惑う真理亜。
「だって真理亜ちゃんは私のお友達。困った時は助け合わなくっちゃね。アハッ!」
「カリアちゃん、ありがとう! 私は今、猛烈に感動している! お友達! 最高! アハッ!」
 真理亜、お友達のありがたさを実感する。
「どんなストーリーにしよう?」
「私たちから超能力や風屋などの異世界ファンタジースキルを取ったら、普通の現代ドラマになっちゃうわよ?」
 世の中はドラマの台本を求めている。昨今の脚本不足問題。
「トレンドは、アニメは戦いとアイドルの歌モノ。生身の人間では弁護士、探偵、刑事、医療モノ。〇〇少女ワールドをスキルを封印したら、普通に青春モノか、スクールアイドルモノにしかならない・・・・・・。」
 絶望に打ちのめされる真理亜。
「大丈夫だよ。真理亜ちゃん。」
 その時、良い少女に。ストーリーの神が降臨された。
「私たちはお友達を作ればいいんだよ。」
「お友達!?」
「私たちは困っている人の悲しみを蹴り飛ばして、お友達を作ればいいんだよ。」
「私にできるかな? 異世界ファンタジー・スキルを使わないで?」
「大丈夫。真理亜ちゃんは必殺のタイキックは、そのままでも現代ドラマでも使えるから。アハッ!」
「おお! 主よ! メシヤよ! 良い神少女!」
 真理亜にはカリアが神々しく優しく微笑みかける神に見えた。
「人間の事象や事柄だけで物語を完遂すればいいのね。」
「水戸黄門やドクターX、派遣の品格みたいな構成でいいのよ。あれも演出だけで異世界ファンタジー・スキルと同じ作りだから。」
「さっすがー! カリアちゃん! なんだかできそうな気がしてきた。アハッ!」
 元気と勇気をもらった真理亜。
「今日も良いことしちゃった。アハッ!」
 慈愛の少女、良い少女は今日も前進あるのみである。
 つづく。
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