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「絶好調!」
美代先生は過去作を読みながら書くという復讐を終えて書くだけになり、好き勝手出来るので執筆速度が上がり、気分上々だった。
「みなみも絶好調です!」
「キュル!」
もちろんパンダも絶好調。
「どうして、みなみちゃんが絶好調なの?」
「お寿司無料券を拾いました!」
「キュル!」
名ばかり正社員の安月給の貧乏な、みなみちゃんはお寿司など貴族の食べ物は食べたことが無かった。また、ラーメン大好き美代先生は回転寿司には連れて行ってくれない。
「お寿司! お寿司! お寿司!」
「キュル! キュル! キュル!」
「・・・おめでとう。」
テンションに差がある歯科医師と歯科助手とパンダ。
「先生、今日はお寿司屋さんに行きましょう!」
「キュル!」
「はいはい、みなみちゃんには負けました。」
ラーメンを諦めた歯科医師。
「やった! お寿司食べ放題!」
「キュル!」
「誰も食べ放題とは言ってないぞ!?」
「お寿司! お寿司! お寿司!」
「キュル! キュル! キュル!」
「パンパン! お寿司だよ!」
「キュルキュル!」
歯科医師など、お寿司の前では眼中にない歯科助手とパンダ。
「ここか。」
仕事を終えた美代先生たちはお寿司屋にやって来た。寿司屋の名前は渋谷塚寿司。今後、ラーメン屋の渋谷軒も本当にあったら困ることになるかもなので、渋谷塚軒にしよう。素人には権利問題はよく分からん。
「入りましょう! 美代先生!」
「キュル!」
「みなみちゃん、自分が先頭で入りなよ。私だって初めてのお店は怖いんだから。」
「ダ、ダメです!? 足が竦んで進めません!?」
「キュル!?」
慣れないお寿司屋さんに足が震えて入れない歯科助手とパンダ。
「はあ・・・そうですか。入るよ。」
諦めた歯科医師は、ドアを開けてお寿司屋さんに入る。
「いらっしゃい!」
お寿司屋のお客様を迎える声が聞こえる。
「お客様は何名様ですか?」
ホール係の女性が尋ねてくる。
「3人です。」
何食わぬ顔で3人と言い放つ美代先生。美代先生には普通の出来事である。
「え!?」
美代先生御一行様を見て、驚くホール係。
「あの・・・困ります。」
「はい?」
「未成年と動物は困ります。」
お寿司屋さんのホール係には、みなみちゃんは未成年に見え、パンダのパンパンは危険性外来生物に見えたのかもしれない。
「ダメですか!?」
「はい。未成年と動物はお断りしております。」
あくまでもダメというホール係。
「このままではお寿司が食べれない!? パンパン、あれをやるよ!」
「キュル!」
みなみちゃんはどこからか番傘を取り出し、パンパンを放り投げる。
「はい! ご覧あれ! いつもより多く回しております!」
みなみちゃんは得意のパンパンとのツープラトン、番傘でパンパンを回す、奥義パンダ回しを披露する。
「どうですか?」
「ダメなものはダメです!」
逆にホール係を怒らせる。
「仕方がない。この子はれっきとした社会人で21才です。」
「みなみです!」
みなみちゃんは美代歯科医院の保険証を見せて、社会人をアピールする。
「そ、それならそうと最初から言ってください!」
ホール係の人の意見が正しい。
「でも、パンダはダメですよ! パンダは! 保健所がやって来て、営業停止を食らいますからね!」
みなみちゃんは良くなったが、あくまでもパンパンは動物なのでダメだと言われてしまう。
「キュル。」
「あの、パンパンが電話を貸して欲しいと言っています。」
パンパンがみなみちゃんに通訳をお願い事をする。
「いいですよ。パンダが喋れるものならね。」
パンダが電話をかけることができるはずがないと、ホール係は甘く見てしまった。
「キュル、キュル。キュルキュル。」
パンパンは器用に電話をかけ始めた。
「パンダが喋ってる!?」
ホール係は目が飛び出そうなぐらい驚いた。
「保健所だ! パンダが店にいると聞いて捕獲に来た!」
その時、保健所から2人の職員が押し掛けてきた。
「ほら!? だから動物はお断りだって言ったじゃない!?」
「うえ・・・。」
ホール係は、だから言ったでしょと美代先生を怒鳴りつける。
「キュルキュル。」
「あの、パンパンが大丈夫だと言っています。」
電話を終えたパンパンがみなみちゃんの元に帰って来た。
「どこが大丈夫なんですか!? ああー!? これで営業停止だわ!? 家族が路頭に迷ってしまう!?」
ホール係が今後の生活を悲観して苦しんでいる。
「失礼します。」
その時だった。黒服を来た者たちが数10人現れ、お寿司屋さんの店内を占拠する。
「どちら様ですか!?」
「我々は中国共産党パンダ愛護団体です。」
「キュル!」
パンパンが電話をかけた相手である。
「まず、お寿司屋さん。」
「は、はい。」
「パンダをお客と認めるか、店がこの世から消えるか、どちらがいいですか?」
「み、認めます!? パンダはお客様です!?」
「よろしい。」
お寿司屋さんは降伏した。
「ここは日本で、治外法権だ! パンダごときに日本の保健所が屈服すると思うなよ!」
「電話の相手と話してください。」
保健所の職員は電話を受け取る。
「厚生労働大臣だ! 中国に従え! 戦争になるぞ!」
「え・・・。」
保健所の職員は管理省庁の大臣からの命令で戦意を失って灰になった。
「大人2名とパンダ1匹です。」
「いらっしゃいませ。席へご案内します。」
こうして歯科医師と歯科助手とパンダはお客として扱われた。
「良かったね。パンパン。」
「キュル。」
あくまでも歯科医師ものであり、営業やマーケティングの方法を諭す物語ではない。
つづく。
美代先生は過去作を読みながら書くという復讐を終えて書くだけになり、好き勝手出来るので執筆速度が上がり、気分上々だった。
「みなみも絶好調です!」
「キュル!」
もちろんパンダも絶好調。
「どうして、みなみちゃんが絶好調なの?」
「お寿司無料券を拾いました!」
「キュル!」
名ばかり正社員の安月給の貧乏な、みなみちゃんはお寿司など貴族の食べ物は食べたことが無かった。また、ラーメン大好き美代先生は回転寿司には連れて行ってくれない。
「お寿司! お寿司! お寿司!」
「キュル! キュル! キュル!」
「・・・おめでとう。」
テンションに差がある歯科医師と歯科助手とパンダ。
「先生、今日はお寿司屋さんに行きましょう!」
「キュル!」
「はいはい、みなみちゃんには負けました。」
ラーメンを諦めた歯科医師。
「やった! お寿司食べ放題!」
「キュル!」
「誰も食べ放題とは言ってないぞ!?」
「お寿司! お寿司! お寿司!」
「キュル! キュル! キュル!」
「パンパン! お寿司だよ!」
「キュルキュル!」
歯科医師など、お寿司の前では眼中にない歯科助手とパンダ。
「ここか。」
仕事を終えた美代先生たちはお寿司屋にやって来た。寿司屋の名前は渋谷塚寿司。今後、ラーメン屋の渋谷軒も本当にあったら困ることになるかもなので、渋谷塚軒にしよう。素人には権利問題はよく分からん。
「入りましょう! 美代先生!」
「キュル!」
「みなみちゃん、自分が先頭で入りなよ。私だって初めてのお店は怖いんだから。」
「ダ、ダメです!? 足が竦んで進めません!?」
「キュル!?」
慣れないお寿司屋さんに足が震えて入れない歯科助手とパンダ。
「はあ・・・そうですか。入るよ。」
諦めた歯科医師は、ドアを開けてお寿司屋さんに入る。
「いらっしゃい!」
お寿司屋のお客様を迎える声が聞こえる。
「お客様は何名様ですか?」
ホール係の女性が尋ねてくる。
「3人です。」
何食わぬ顔で3人と言い放つ美代先生。美代先生には普通の出来事である。
「え!?」
美代先生御一行様を見て、驚くホール係。
「あの・・・困ります。」
「はい?」
「未成年と動物は困ります。」
お寿司屋さんのホール係には、みなみちゃんは未成年に見え、パンダのパンパンは危険性外来生物に見えたのかもしれない。
「ダメですか!?」
「はい。未成年と動物はお断りしております。」
あくまでもダメというホール係。
「このままではお寿司が食べれない!? パンパン、あれをやるよ!」
「キュル!」
みなみちゃんはどこからか番傘を取り出し、パンパンを放り投げる。
「はい! ご覧あれ! いつもより多く回しております!」
みなみちゃんは得意のパンパンとのツープラトン、番傘でパンパンを回す、奥義パンダ回しを披露する。
「どうですか?」
「ダメなものはダメです!」
逆にホール係を怒らせる。
「仕方がない。この子はれっきとした社会人で21才です。」
「みなみです!」
みなみちゃんは美代歯科医院の保険証を見せて、社会人をアピールする。
「そ、それならそうと最初から言ってください!」
ホール係の人の意見が正しい。
「でも、パンダはダメですよ! パンダは! 保健所がやって来て、営業停止を食らいますからね!」
みなみちゃんは良くなったが、あくまでもパンパンは動物なのでダメだと言われてしまう。
「キュル。」
「あの、パンパンが電話を貸して欲しいと言っています。」
パンパンがみなみちゃんに通訳をお願い事をする。
「いいですよ。パンダが喋れるものならね。」
パンダが電話をかけることができるはずがないと、ホール係は甘く見てしまった。
「キュル、キュル。キュルキュル。」
パンパンは器用に電話をかけ始めた。
「パンダが喋ってる!?」
ホール係は目が飛び出そうなぐらい驚いた。
「保健所だ! パンダが店にいると聞いて捕獲に来た!」
その時、保健所から2人の職員が押し掛けてきた。
「ほら!? だから動物はお断りだって言ったじゃない!?」
「うえ・・・。」
ホール係は、だから言ったでしょと美代先生を怒鳴りつける。
「キュルキュル。」
「あの、パンパンが大丈夫だと言っています。」
電話を終えたパンパンがみなみちゃんの元に帰って来た。
「どこが大丈夫なんですか!? ああー!? これで営業停止だわ!? 家族が路頭に迷ってしまう!?」
ホール係が今後の生活を悲観して苦しんでいる。
「失礼します。」
その時だった。黒服を来た者たちが数10人現れ、お寿司屋さんの店内を占拠する。
「どちら様ですか!?」
「我々は中国共産党パンダ愛護団体です。」
「キュル!」
パンパンが電話をかけた相手である。
「まず、お寿司屋さん。」
「は、はい。」
「パンダをお客と認めるか、店がこの世から消えるか、どちらがいいですか?」
「み、認めます!? パンダはお客様です!?」
「よろしい。」
お寿司屋さんは降伏した。
「ここは日本で、治外法権だ! パンダごときに日本の保健所が屈服すると思うなよ!」
「電話の相手と話してください。」
保健所の職員は電話を受け取る。
「厚生労働大臣だ! 中国に従え! 戦争になるぞ!」
「え・・・。」
保健所の職員は管理省庁の大臣からの命令で戦意を失って灰になった。
「大人2名とパンダ1匹です。」
「いらっしゃいませ。席へご案内します。」
こうして歯科医師と歯科助手とパンダはお客として扱われた。
「良かったね。パンパン。」
「キュル。」
あくまでも歯科医師ものであり、営業やマーケティングの方法を諭す物語ではない。
つづく。
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