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「残り4話だ!」
美代先生は嬉しそうだった。
「どうせ、ノルマの6万字が終わるのが嬉しいんでしょう。」
「キュル。」
浅はかな歯科助手とパンダ。
「違う! 昔、持っていたアニメのCDのサウンドトラックの珍しい曲をユーチュー〇で見つけることができたのだ! ワッハッハー!」
CDって、20曲入っていても、実際に聞くのは自分のお気に入りの2、3曲なんだよね。
「美代先生に音楽を聴くなんて高尚な趣味があったんて!?」
「キュル!?」
明日は雪が降ると天に許しを請うパンダ。
「こらこら、私はいったい何者なんだ?」
ヤレヤレと呆れる歯科医師。
「なんだろうな。真面目にストーリーものを書いても、編集者のコネ作家でもないし、複垢や集団で不正操作もしないし、そうなると完全に埋もれて誰も読まない。」
これがネット小説投稿サイトの現在である。
「一カ所、HOTランキングというのがあり、素人コネ無しでも支えてくれるところはあるにはあるが・・・。」
「真面目にストーリーを考えて書くのがバカバカしいのが現実だ。」
仕事も真面目にしようとしても、仕事内容や周囲の人間がタコやイカの宇宙人ばかり。仕事をして疲れたらエンドレスワークに備えて、寝ることばかり考える。飲み会や合コンなどは公務員や大企業の人間のお遊びだ。
「まったくバカバカしい。」
愚痴って社会人の共感を得る。得れるのか・・・未定。普通の社会人の多くが始発終電の若い間しか続かない生活をしている。30才過ぎて体力が落ちた人間は要らないのだ。40才過ぎて、生き残っている人間は少ないだろう。
「ということで、みなみ5のストーリーを考えるのもバカバカしいので、いつも通りに適当にパズルをするように、テトリスをするように、気軽に創作してみるか。」
美代先生は、こういう女だ。利己的な怠け者ではないのだが、どこか現実社会を冷めた目で見ている現代に多くを占める女性の一人だ。
「異世界は、みなみちゃんの夢の国だから、ディズニーラン〇にしよう。」
「それはストレート過ぎませんか?」
「キュル。」
苦言を提示する歯科助手とパンダ。
「それじゃ、ディズニーシ〇だ。」
「それもダメです。露骨すぎます。」
「キュル。」
パロディーとしてはいいが、実名化、商標問題で引っかかるのかな。
「なら、東京虫歯ランドで、どうだ!?」
「東京もいりませんよ。だって本当は千葉にあるんですから。」
「キュル。」
正式名称は千葉ディズニーラン〇である。
「異世界の名称は、虫歯ランドに決定!」
「おめでとうございます!」
「キュル!」
「いつもより多めに回しております!」
「キュル。」
番傘の上でパンダを回す歯科助手。
「一度、あらすじを整理してみよう。仕事に疲れた私は自宅に戻って来て、パンパンを下敷きにしたまま気を失い、目が覚めるとパンパンと一緒に異世界の虫歯ランドにいる、という所まで完成した。」
「なんだか、物語っぽくなってきましたね。」
「キュル。」
スムーズな原作に手応えを感じる歯科医師と歯科助手とパンダ。
「問題は、ここからだ。次にみなみちゃんに何が起こるのかで、話が面白くなるのか、つまらなくなるのかが決まる。」
運命の選択である。
「虫歯って、英語で、トゥース・デッケーって言うんだって。」
「トゥース・デッケー!? ピンク春日のトゥースと、でっけ~大きいな~という意味ですね。」
「春日=虫歯が大きい人だね。」
「クッククク! 想像したら、可愛そう過ぎて笑いました。」
「キュル!」
大爆笑の歯科助手とパンダ。
「これでニュータイプと同義語で、あいつ!? 只者じゃない!? 新手のトゥース・デッケーか!? とか、トゥース・デッケーは伊達じゃない!? トゥース・デッケーを舐めるな!? とかの展開も可能だね。」
「先生、いつの間にか、異世界の虫歯ランドの敵役が虫歯のトゥース・デッケーに決まりましたね。」
「トゥース!」
「プッ。ハハハハハッ!」
「キュル!」
トゥースポーズをとる美代先生に大爆笑の歯科助手とパンダ。
「すいません。虫歯を見て欲しいんですが?」
そこに患者がやって来た。
「都合よく虫歯患者・・・違った。トゥース・デッケー患者がやって来ますね? なぜ?」
「だって、歯科モノだもの。」
「キュル。」
最後の最後で体裁だけは気にする歯科医師と歯科助手とパンダ。
「この話を読むと、虫歯のことを英語でトゥース・デッケーということが分かるね。」
「知識ですよ! スマートニュースコンテストの概要の知識の得れる小説ですよ! みなみは! みなみは偉い! みなみは日本一!」
「キュル・・・。」
悪乗りさえしなければカワイイのにと飼い主を憐れむパンダ。
「まずい!? 詳細なアピールなんかしてると、もう2000字目前だ!? みなみちゃん、後よろしく。」
「はい! みなみは優秀ですから、残業せずに勤務時間内で終わらせて見せますよ!」
と言いつつ、2000字が過ぎてしまったので、ダイジェスト虫歯治療をどうぞ。
「みなみ、いきます!」
「出たな! トゥース・デッケー!」
「みなみに治せない虫歯は無い!」
「新必殺技! ハイパーメガ粒子クリーニング波動砲!」
「ああ~、白い歯って、いいな。」
あくまでも歯磨き粉メーカーとのコラボを狙う歯科助手であった。
つづく。
美代先生は嬉しそうだった。
「どうせ、ノルマの6万字が終わるのが嬉しいんでしょう。」
「キュル。」
浅はかな歯科助手とパンダ。
「違う! 昔、持っていたアニメのCDのサウンドトラックの珍しい曲をユーチュー〇で見つけることができたのだ! ワッハッハー!」
CDって、20曲入っていても、実際に聞くのは自分のお気に入りの2、3曲なんだよね。
「美代先生に音楽を聴くなんて高尚な趣味があったんて!?」
「キュル!?」
明日は雪が降ると天に許しを請うパンダ。
「こらこら、私はいったい何者なんだ?」
ヤレヤレと呆れる歯科医師。
「なんだろうな。真面目にストーリーものを書いても、編集者のコネ作家でもないし、複垢や集団で不正操作もしないし、そうなると完全に埋もれて誰も読まない。」
これがネット小説投稿サイトの現在である。
「一カ所、HOTランキングというのがあり、素人コネ無しでも支えてくれるところはあるにはあるが・・・。」
「真面目にストーリーを考えて書くのがバカバカしいのが現実だ。」
仕事も真面目にしようとしても、仕事内容や周囲の人間がタコやイカの宇宙人ばかり。仕事をして疲れたらエンドレスワークに備えて、寝ることばかり考える。飲み会や合コンなどは公務員や大企業の人間のお遊びだ。
「まったくバカバカしい。」
愚痴って社会人の共感を得る。得れるのか・・・未定。普通の社会人の多くが始発終電の若い間しか続かない生活をしている。30才過ぎて体力が落ちた人間は要らないのだ。40才過ぎて、生き残っている人間は少ないだろう。
「ということで、みなみ5のストーリーを考えるのもバカバカしいので、いつも通りに適当にパズルをするように、テトリスをするように、気軽に創作してみるか。」
美代先生は、こういう女だ。利己的な怠け者ではないのだが、どこか現実社会を冷めた目で見ている現代に多くを占める女性の一人だ。
「異世界は、みなみちゃんの夢の国だから、ディズニーラン〇にしよう。」
「それはストレート過ぎませんか?」
「キュル。」
苦言を提示する歯科助手とパンダ。
「それじゃ、ディズニーシ〇だ。」
「それもダメです。露骨すぎます。」
「キュル。」
パロディーとしてはいいが、実名化、商標問題で引っかかるのかな。
「なら、東京虫歯ランドで、どうだ!?」
「東京もいりませんよ。だって本当は千葉にあるんですから。」
「キュル。」
正式名称は千葉ディズニーラン〇である。
「異世界の名称は、虫歯ランドに決定!」
「おめでとうございます!」
「キュル!」
「いつもより多めに回しております!」
「キュル。」
番傘の上でパンダを回す歯科助手。
「一度、あらすじを整理してみよう。仕事に疲れた私は自宅に戻って来て、パンパンを下敷きにしたまま気を失い、目が覚めるとパンパンと一緒に異世界の虫歯ランドにいる、という所まで完成した。」
「なんだか、物語っぽくなってきましたね。」
「キュル。」
スムーズな原作に手応えを感じる歯科医師と歯科助手とパンダ。
「問題は、ここからだ。次にみなみちゃんに何が起こるのかで、話が面白くなるのか、つまらなくなるのかが決まる。」
運命の選択である。
「虫歯って、英語で、トゥース・デッケーって言うんだって。」
「トゥース・デッケー!? ピンク春日のトゥースと、でっけ~大きいな~という意味ですね。」
「春日=虫歯が大きい人だね。」
「クッククク! 想像したら、可愛そう過ぎて笑いました。」
「キュル!」
大爆笑の歯科助手とパンダ。
「これでニュータイプと同義語で、あいつ!? 只者じゃない!? 新手のトゥース・デッケーか!? とか、トゥース・デッケーは伊達じゃない!? トゥース・デッケーを舐めるな!? とかの展開も可能だね。」
「先生、いつの間にか、異世界の虫歯ランドの敵役が虫歯のトゥース・デッケーに決まりましたね。」
「トゥース!」
「プッ。ハハハハハッ!」
「キュル!」
トゥースポーズをとる美代先生に大爆笑の歯科助手とパンダ。
「すいません。虫歯を見て欲しいんですが?」
そこに患者がやって来た。
「都合よく虫歯患者・・・違った。トゥース・デッケー患者がやって来ますね? なぜ?」
「だって、歯科モノだもの。」
「キュル。」
最後の最後で体裁だけは気にする歯科医師と歯科助手とパンダ。
「この話を読むと、虫歯のことを英語でトゥース・デッケーということが分かるね。」
「知識ですよ! スマートニュースコンテストの概要の知識の得れる小説ですよ! みなみは! みなみは偉い! みなみは日本一!」
「キュル・・・。」
悪乗りさえしなければカワイイのにと飼い主を憐れむパンダ。
「まずい!? 詳細なアピールなんかしてると、もう2000字目前だ!? みなみちゃん、後よろしく。」
「はい! みなみは優秀ですから、残業せずに勤務時間内で終わらせて見せますよ!」
と言いつつ、2000字が過ぎてしまったので、ダイジェスト虫歯治療をどうぞ。
「みなみ、いきます!」
「出たな! トゥース・デッケー!」
「みなみに治せない虫歯は無い!」
「新必殺技! ハイパーメガ粒子クリーニング波動砲!」
「ああ~、白い歯って、いいな。」
あくまでも歯磨き粉メーカーとのコラボを狙う歯科助手であった。
つづく。
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