最強の歯科助手、みなみちゃん4

渋谷かな

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「キング・トゥース・デッケー!?」
みなみちゃんは悪役の登場に驚いた。
「先生、この話も含めて2話4000字ですが、そこまで設定を飛躍させて大丈夫なんですか?」
「私も、それは心配だ。でも、みなみ5のために、みなみ4の間に次回作の構想を練らなければ、構想を練るためだけの期間ができてしまう。それは文字書きには致命的なのだ。」
売れっ子の作家さん以外は、編集さんに勝てないので、急かされるか、忘れ去られ引退するかのどちらかだ。の仕事を考えて、前に、前に、前倒しにさっさと仕事をしないと仕事のできない人間と思われるぞ。
「異世界、虫歯ランド在住のクマのクマクマの仲間を考えてみよう。犬のイヌイヌ。猫のネコネコ。ネズミのネズネズ。アヒルのアヒアヒ。うさぎのウサウサ。馬のウマウマといった感じかな。」
「全て、手抜きネームですね。」
「違う。パンダがパンパンだから。」
「ああ~、最初から手を抜いていたんですね。」
「うん。」
「キュル・・・。」
自分の名前が手抜きだと知りショックを受けるパンダ。
「こうして、最強の歯科助手みなみちゃんは、虫歯ランドの住人の動物たちと仲良く、悪の支配者虫歯、キング・トゥース・デッケーと戦うのだった。」
「こんなんで物語になるのがすごいですね。」
「フッ、これでも私は歯科医師なので。」
「キモイ・・・。」
「キュル・・・。」
カッコをつける美代先生に吐き気を催す歯科助手とパンダ。
「すいません。歯が痛いので見てほしいんですが?」
そこに虫歯患者がやって来た。
「空気を換えるにはいい頃だ。みなみちゃん、後よろしく。」
普段通り、後よろっと去って行く歯科医師。
「あと3000字文字で話をどうまとめるか、休憩室に逃げ込んで考える気だな!」
「キュル!」
美代先生のパターンである。その思考のためのダイジェスト虫歯治療が始まる。ていうか、ダイジェスト虫歯治療をやっている時点で、1話2000字で物語を成立させるのが無理というものだ。ということは、本当の本当の短編ショートストーリーの1話単発ものしか無理なのではないだろうか。それか、このみなみ4みたいにギリギリの一杯一杯になるのではないだろうか。
「みなみ、いきます!」
「出たな! トゥース・デッケー!」
「みなみに治せない虫歯は無い!」
「クリーニング波動砲! クリーニング波動砲! 連射!」
「ああ~、白い歯って、いいな。」
「キュル。」
こうして、みなみちゃんとパンパンは虫歯治療に成功した。
「2度と来るな!」
「キュル!」
2度と来るなも、ずっと駄文を書き続けて舞い降りたアイデア。素晴らしい。人生に無駄なことはない。もしかしたら無駄なことの積み重ねが真実になるのかもしれない。なっているのが現在かもしれない。
「さあ、今度は美代先生を料理しに行くよ! パンパン!」
「キュル!」
美代先生のいる休憩室に向かう2人。
「たのもう! 美代先生! 首をもらい受ける!」
「キュル!」
歯科助手とパンダの討ち入りである。
「ふっふっふ。」
しかし美代先生は余裕で笑っている。
「不気味な笑い!?」
「キュル!?」
「先生、ラーメンの食べ過ぎで栄養不足で頭がおかしくなったんですか!? 可哀そう・・・。」
「キュル・・・。」
歯科医師に同情する歯科助手とパンダ。
「違うわい!? 私が食べているのは、栄養たっぷり美代先生公認大手メーカーと共同開発したカップラーメンだけで1日分の栄養がとれるラーメンなのだ!」
「長い説明ですね。ヤレヤレ。」
「キュルキュル。」
呆れる歯科助手とパンダ。
「フッ、29話57000字を超えて、今回のコンテストの結論が出たよ。」
「さすが美代先生!」
「キュル!」
我らが美代先生は、最終結論にたどり着いた。
「で、結論とはいかに!?」
「それは・・・今回の1話2000字でOKのスマートニュースコンテストは、ストーリー物はダメってことだね。文字数が短すぎて、通勤や合間に読めない。あとネットの特性を考えても、毎日読むのは、利用者には負担。」
「ということは・・・みなみ4は、辛うじてストーリー物なので、ダメってことじゃないですか!?」
「そうだよ。」
これが美代先生の出した結論だった。
「2月7日現在、7話公開時点でアクセス数が10以下・・・。これで利用読者がいると言えるのだろうか?」
「不正していない証拠ですね。」
「キュル。」
純粋な歯科助手とパンダ。
「1話投稿でも最低で、なろ〇で30アクセス、アルフ〇で300ポイントはある。カドカワ・カクヨ〇・・・本当に利用者がいないんだろうね。」
「千単位でアクセスがある人は、運営が売りたい作品なのか、個人が不正しているとしか言いようがありませんね。」
所詮、この世は出来レース。
「漫才のM1グランプ〇と同じですね。芸能事務所が賞を取らして大々的に打ち上げて売り込む。しかし、実力もないので面白くないので消える。不正だとネタがバレて、大手以外の事務所のサンドイッチマ〇にグランプリをあげて火消しを試みると、実力があり面白いので、今もテレビに残ってるというオチ。」
「侘しい。詫び錆びを感じますね。」
「キュル。」
結論、本社に所属できないサラリーマンも使い捨て。体を壊して退職するまで始発終電生活をさせられる。公務員大手以外の日本の96%の会社の社員は、こんな生活をしている可能性が高い。東京は始発から満員電車の路線も多い・・・。終電は満員電車だしね・・・。
「でも、希望はある!」
美代先生は、ありもしない希望という言葉を持ち出すのだった。
「希望!?」
「キュル!?」
人間、困った時はパンダにもすがりたい。

つづく。
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