汚れ無き純粋な瞳の平凡な日常。2 魔法少女育成編

渋谷かな

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良、第4魔法少女、恵

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 ここは恵比寿のマンションの一室。
「わ~い! 久々の休みだ! ネットサーフィンするぞ! 今日の波は大きいぞ!」
 恵は、久しぶりの休日を謳歌していた。
「リヤロド様、ネットやスマホもいいですけど、溜まった洗濯物ぐらい荒ってくださいよ。ポン。」
「タヌポン、うるさい。」
 タヌポンこと、恵の使い魔兼家族の狸子。今やタヌポンの方が、親しみやすく多くの人々から愛されるだろう。
「どうして洗濯物が溜まっているのよ? タヌポン、家事をサボって、いつも何をやって暮らしているのよ?」
「信楽焼ごっこ。ポン。」
「ズワア~!?」
 タヌポンは、もちろんタヌキである。
「渋谷のハチ公に対抗するべく、雨の日も風の日も、恵比寿の駅前にタヌキの置物として立ち続け、困っている人々の悩み事を聞いてあげてるんです。ポン。」
「まさか!? 世間で噂の願い事が叶う、恵比寿のタヌキ地蔵は、あなただったの!?」
 さりげなく各地方の焼き物とのコラボの可能性をが策する。
「そうです。私は人々のお役に立ちたいんです! ポン。」
 タヌポンは立派な志を持った、タヌキだった。
「どうか、宝くじが当たりますように。家賃が銀行から引き落とされませんように。」
「邪な願いはやめて下さい! ポン。」
「チッ、ダメか。」
「舌打ちするな! ポン。」
 恵は、イマドキ魔法少女だった。
「いつものツメツメだと、舌打ちの会話は入れてないから、休日で余裕があると細かく丁寧に描けるのがいいわ。」
「でも、話が前に進みませんけどね。ポン。」
「キャハハハハハ!」
 これでも恵とタヌポンは大の仲良し。
「きっと魔法少女で庶民感覚を持ち、一般大衆と共感できる価値観を持っているのは、私たちだけでしょうね。」
「そうですね。みんな、個性のあるキャラクターとして、斜めに進んでいますからね。ポン。」
「何もしないっていうか、普通に生活してるのが1番の個性よね。」
「キャハハハハハ!」
 恵の言うことには一理ある。普通でなければ、多くの普通の人々の理解は得られない。
「タヌポン、一緒に写真撮ろう! インスタグラムムに投稿するわよ!」
「はい! チーズ! ポン。」
 恵とタヌポンは、スマホで写真を何枚も撮り、写真投稿サイトに投稿する。
「わ~い! いいねが100万個!」
 恵はたくさん、いいねがもらえて嬉しがっている。
「おかしいですね? リヤロド様が、いつもは投稿しても、5いいねくらいしかもらえないのに? ああ!? これは!? ポン。」
 タヌポンは何かに気がついた。
「カーテンが開いているので、外の景色に恵比寿ガーデンプレイススと、ウエスティンンホテルと、下にロブションンが、しっかり写ってしまっています!? ぽん。」
「住所が特定されちゃう!?」
 住所バレの事故投稿である。特に高層タワーマンションの人は気をつけよう。例えると豊洲や武蔵小杉の高層マンションの人は油断してカーテンを閉めない。望遠レンズなんかだと、簡単に他人の生活が覗き見できてしまう。
「ああ!? これもか!? ポン。」
 さらにタヌポンは何かに気がついた。
「ノーブラですか!?」
「休日ぐらいは、締め付けから解放されたいの。」
 セミ・エロ投稿。これが一番アクセス数を増やすのが早い。簡単にアクセス数が急増してお金を稼げる。女子高生が汚いおじさんと援助交際しなくても、ヌードや下着姿にならなくても、簡単にお金が稼げる。楽してお金が儲かるので、ネット投稿は将来なりたい職業上位である。
「これで家賃が払えるわ! アマゾンンと楽天天でお買い物よ! なんならヤフーフのオークションでタヌポンを売りに出すわ!」
「やめて下さい。ポン。」
 イマドキの普通の女子高生魔法少女メグミンは使えないので、恵であった。

つづく。
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