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デミ、アテーナー
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「ハリウッド?」
俺とセーラ姫はデミ教皇からハリウッドについて説明を受ける。
「ハリウッドとは、昔は剣や鎧などの装備一式のことをハリウッドと言っていた。聖剣エクスカリバーも聖なる装備のハリウッドと言われていた。」
宗教国家ハリウッドの前身のハリウッド王国は強いハリウッド装備を身に着けて世界を制覇した者が、国の名前をハリウッドとしたのである。
「時代が流れ、ハリウッドに変化が起こった。持ち主の気持ちに反応するようになったのだ。持ち主の心の想いや祈りに反応して力を発揮するようになった。」
「持ち主の心?」
「そうだ。持ち主が良い心の持ち主であれば繁栄をもたらすが、もし悪い心の持ち主がハリウッドを持てば世界は破滅に導かれる。それがハリウッドだ。」
ハリウッドを手に入れた者の願いは叶えられる。
「おまえの家宝の宝玉はハリウッドでできている。だから、おまえが姫を救いたいと願った心に反応して、姫を守らせてくれたのだろう。大切にするんだよ。」
アーサーは家宝の宝玉を見る。
「これがハリウッドか。」
その様子を顔を引きつりながら見ているデミ教皇。
(い、言えない!? 昔、神様が退屈で暇つぶしに人間通しを争わせるために作ったのがハリウッドだなんて、言えない!?)
これがハリウッドの真実である。
「デミ様はどうして昔のことなのに詳しいの?」
ふと、セーラ姫が質問する。
「え!? それは・・・・・・私は教皇だから何でも知っているんだよ。アハアハアハハ!」
セーラ姫はデミ教皇に憧れている。
「すごい! さすがデミ様!」
その様子を、また顔を引きつらせながら見ているデミ教皇。
(い、言えない!? 今更、私が魔女で和解美貌のまま、年を取ってないなんて、言えない!? 10司教も元神だなんて、絶対に言えない!)
デミは元々、魔女である。100才生きても外見は少ししか変わらない。
「それにしても、困りましたね。」
10司教の一人、アテーナー司教である。
「ハリウッドは、我々が修道院の頃に世界各地を回り、災いをもたらさないように集めては破壊してきました。まだハリウッドが残っているとは思えないのですが?」
昔、ハリウッドは人間、神、悪魔で奪い合う時代があった。
「でも、アーサーの家宝の宝玉みたいに形を変えて、残っているハリウッドがあるかもしれないわ!」
セーラ姫はアーサーを何としても助けたかった。
「セーラ姫。」
そのセーラ姫の様子に胸がキューンとするアーサーであった。
つづく。
俺とセーラ姫はデミ教皇からハリウッドについて説明を受ける。
「ハリウッドとは、昔は剣や鎧などの装備一式のことをハリウッドと言っていた。聖剣エクスカリバーも聖なる装備のハリウッドと言われていた。」
宗教国家ハリウッドの前身のハリウッド王国は強いハリウッド装備を身に着けて世界を制覇した者が、国の名前をハリウッドとしたのである。
「時代が流れ、ハリウッドに変化が起こった。持ち主の気持ちに反応するようになったのだ。持ち主の心の想いや祈りに反応して力を発揮するようになった。」
「持ち主の心?」
「そうだ。持ち主が良い心の持ち主であれば繁栄をもたらすが、もし悪い心の持ち主がハリウッドを持てば世界は破滅に導かれる。それがハリウッドだ。」
ハリウッドを手に入れた者の願いは叶えられる。
「おまえの家宝の宝玉はハリウッドでできている。だから、おまえが姫を救いたいと願った心に反応して、姫を守らせてくれたのだろう。大切にするんだよ。」
アーサーは家宝の宝玉を見る。
「これがハリウッドか。」
その様子を顔を引きつりながら見ているデミ教皇。
(い、言えない!? 昔、神様が退屈で暇つぶしに人間通しを争わせるために作ったのがハリウッドだなんて、言えない!?)
これがハリウッドの真実である。
「デミ様はどうして昔のことなのに詳しいの?」
ふと、セーラ姫が質問する。
「え!? それは・・・・・・私は教皇だから何でも知っているんだよ。アハアハアハハ!」
セーラ姫はデミ教皇に憧れている。
「すごい! さすがデミ様!」
その様子を、また顔を引きつらせながら見ているデミ教皇。
(い、言えない!? 今更、私が魔女で和解美貌のまま、年を取ってないなんて、言えない!? 10司教も元神だなんて、絶対に言えない!)
デミは元々、魔女である。100才生きても外見は少ししか変わらない。
「それにしても、困りましたね。」
10司教の一人、アテーナー司教である。
「ハリウッドは、我々が修道院の頃に世界各地を回り、災いをもたらさないように集めては破壊してきました。まだハリウッドが残っているとは思えないのですが?」
昔、ハリウッドは人間、神、悪魔で奪い合う時代があった。
「でも、アーサーの家宝の宝玉みたいに形を変えて、残っているハリウッドがあるかもしれないわ!」
セーラ姫はアーサーを何としても助けたかった。
「セーラ姫。」
そのセーラ姫の様子に胸がキューンとするアーサーであった。
つづく。
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