あなたにおすすめの小説
愛が冷めて、すべてが変わる
カシスサワー島原翔子(しまばら しょうこ)、二十八歳。
夫の島原直也(しまばら なおや)、三十三歳。
結婚して五年。
社長である彼は仕事が忙しく、帰宅はいつも夜の九時過ぎ。
休日も出張や接待ばかりで、ほとんど家にはいない。
それでも、一緒にいる時の直也はいつも優しく、私を気遣ってくれた。
だから私は、夫に愛されているのだと信じていた。
上手に騙してくださらなかった伯爵様へ
しきど アイルザート・ルテシオ伯爵は十七歳で家督を継いだ方だ。
文武両道、容姿端麗、人柄も良く領民の誰からも愛される方だった。そんな若き英雄の婚約者に選ばれたメリッサ・オードバーン子爵令嬢は、自身を果報者と信じて疑っていなかった。
彼が屋敷のメイドと関係を持っていると知る事になる、その時までは。
貴族に愛人がいる事など珍しくもない。そんな事は分かっているつもりだった。分かっていてそれでも、許せなかった。
メリッサにとってアイルザートは、本心から愛した人だったから。
冷酷公爵と呼ばれる彼は、幼なじみの前でだけ笑う
由香“冷酷”“無慈悲”“氷の貴公子”――そう恐れられる公爵アレクシスには、誰も知らない秘密がある。
それは、幼なじみのリリアーナの前でだけ、優しく笑うこと。
貴族社会の頂点に立つ彼と、身分の低い彼女。
決して交わらないはずの二人なのに、彼は彼女を守り、触れ、独占しようとする。
「俺が笑うのは、お前の前だけだ」
無自覚な彼女と、執着を隠しきれない彼。
やがてその歪な関係は周囲を巻き込み、彼の“冷酷”と呼ばれる理由、そして彼女への想いの深さが暴かれていく――
これは、氷のような男が、たった一人にだけ溺れる物語。
あなたと共にある日々を
夢草 蝶 リリーシャは婚約破棄をした。
彼が愛しているのは私だと言う女性が現れたことがきっかけだった。
季節は巡り、冬のある日、リリーシャは新たな婚約者と出会う。
新しい婚約者のリオンは無邪気ながらもどこか掴みどころのない青年だった。
共に過ごすうちにリリーシャとリオンは少しずつ近づいていく。
しかしある日、リリーシャは元婚約者からリオンの過去を聞かされて――。
雪の中にいるように静かに、けれど確かに一歩ずつリリーシャは歩み出す。
一番好きって言ったのに、人狼の愛犬は私に嫉妬深すぎる
たまりん私はずっと、ハスのことを“犬”であり、“世界で一番大切な存在”だと思っていた。
だけどある日、彼は泣きそうな顔で言った。
――ルウ、俺、人狼だったみたいなんだ。お願いだから嫌わないで。
混乱する私をよそに、事態はさらに予想外の方向へ進む。
なぜかハスは、“国宝級イケメン”として芸能界デビューすることになってしまったのだ。
ただの愛犬でも、ただの家族でもない。
犬としての安心感と、男としての距離感。
その間で揺れる関係は、少しずつ形を変えていく。
さらに現れた“他の人狼たち”まで私の日常に入り込み、平穏だった毎日はどんどん騒がしくなっていく。
「飼い慣らされない美」と呼ばれる人気俳優。
――けれど実際は、世界一飼い慣らされた狼だった。
一番大切なものは、ずっと変わらない。
だけどきっと、まだ誰も。
この関係の名前を知らない。
登場人物紹介
ルウ
愛犬ハスを世界で一番大切に思っている、動物専門学校に通う女の子。
ハス
ルウだけを見て生きてきた大型犬。
しかし“人狼”だったと知った日から、その執着は少しずつ恋へ変わっていく。
※本作は旧作を大幅に再構成・改稿したリメイク版です
表紙絵は画像生成AIを使用しています