23 / 103
ブラピ
しおりを挟む
「ご先祖様! 会いたかったですー!」
セーラは現れた御先祖様と涙の再会を果たし抱擁をしようとする。
「それは断る。」
ズルっとセーラを避けるご先祖様。
「どうして避けるんですか!?」
「俺は次のクエストをやらないといけないから。」
「はあ!?」
ご先祖様は少し変わった性格の持ち主のようだった。
「俺の名前はブラピ。セーラのおじいちゃんだ。」
セーラ姫の祖父はブラット家のピットさん。貴族の階級は公爵で最上位である。「聞いたことがある。伝説の剣士ブラピ。世界を救ったクエストマスターだ!?」 そう、ブラピは100クエストを達成し、報酬の最強のハリウッドのハリウッドを手に入れた伝説の男である。
「そうか! さっきの斬撃は最強のハリウッドのハリウッドで放った斬撃だったんだ! スゴイ! カッコイイ!」
強い悪魔も一撃で倒す力、それが最強のハリウッドのハリウッドだ。
「おまえはなんだ?」
「はい、私はアーサーです。我が家の家宝のエクスカリバーのハリウッドを持っています。まだ未完成ですが。」
「孫に近づくチャラ男は、俺が斬る! それが俺の新しいクエストだ!」
「そっちかい!?」
特にブラピも本気でアーサーを斬る気はないらしい。アメリカン・ジョークであった。
「珍しいな。おまえはハリウッドを2つも持っているのか。エクスカリバーのハリウッドはまだ覚醒していないし、もう一つは冥界のハリウッドか、呪われてなければいいがな。」
「はい。」
ファントムのハリウッド。冥王ハーデースから貰ったのだが、冥界に入ってしまうと俺は理性を失って冥王の言いなりになってしまうかもしれない。
「おまえは聖剣を持っているからパラディンを目指した方がいいぞ。」
「パラディン?」
「聖騎士のことだ。」
「それいい! 私と結婚して王になるんだから、アーサー、聖騎士になりましょう!」
俺より喜ぶセーラ姫。俺に選択肢はなかった。
「おまえはラッキーだ。」
「どうしてラッキーなんですか?」
「今ならパラディンにジョブチェンジは、クエスト25個達成で可能だからだ。」
「なんですとー!?」
クエストの達成報酬で強い職業に転職できてしまう時代がやってきていた。
「でも確か・・・・・・転職応援キャンペーン期間は・・・・・・昨日までだった。残念、アンラッキーだ。」
「なら、言うなよ!?」
「分かった。お詫びに俺が剣の稽古をつけてやろう。聖剣エクスカリバーが目覚めるぞ。」
最強の男ブラピが立ち上がる。
つづく。
セーラは現れた御先祖様と涙の再会を果たし抱擁をしようとする。
「それは断る。」
ズルっとセーラを避けるご先祖様。
「どうして避けるんですか!?」
「俺は次のクエストをやらないといけないから。」
「はあ!?」
ご先祖様は少し変わった性格の持ち主のようだった。
「俺の名前はブラピ。セーラのおじいちゃんだ。」
セーラ姫の祖父はブラット家のピットさん。貴族の階級は公爵で最上位である。「聞いたことがある。伝説の剣士ブラピ。世界を救ったクエストマスターだ!?」 そう、ブラピは100クエストを達成し、報酬の最強のハリウッドのハリウッドを手に入れた伝説の男である。
「そうか! さっきの斬撃は最強のハリウッドのハリウッドで放った斬撃だったんだ! スゴイ! カッコイイ!」
強い悪魔も一撃で倒す力、それが最強のハリウッドのハリウッドだ。
「おまえはなんだ?」
「はい、私はアーサーです。我が家の家宝のエクスカリバーのハリウッドを持っています。まだ未完成ですが。」
「孫に近づくチャラ男は、俺が斬る! それが俺の新しいクエストだ!」
「そっちかい!?」
特にブラピも本気でアーサーを斬る気はないらしい。アメリカン・ジョークであった。
「珍しいな。おまえはハリウッドを2つも持っているのか。エクスカリバーのハリウッドはまだ覚醒していないし、もう一つは冥界のハリウッドか、呪われてなければいいがな。」
「はい。」
ファントムのハリウッド。冥王ハーデースから貰ったのだが、冥界に入ってしまうと俺は理性を失って冥王の言いなりになってしまうかもしれない。
「おまえは聖剣を持っているからパラディンを目指した方がいいぞ。」
「パラディン?」
「聖騎士のことだ。」
「それいい! 私と結婚して王になるんだから、アーサー、聖騎士になりましょう!」
俺より喜ぶセーラ姫。俺に選択肢はなかった。
「おまえはラッキーだ。」
「どうしてラッキーなんですか?」
「今ならパラディンにジョブチェンジは、クエスト25個達成で可能だからだ。」
「なんですとー!?」
クエストの達成報酬で強い職業に転職できてしまう時代がやってきていた。
「でも確か・・・・・・転職応援キャンペーン期間は・・・・・・昨日までだった。残念、アンラッキーだ。」
「なら、言うなよ!?」
「分かった。お詫びに俺が剣の稽古をつけてやろう。聖剣エクスカリバーが目覚めるぞ。」
最強の男ブラピが立ち上がる。
つづく。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
靴屋の娘と三人のお兄様
こじまき
恋愛
靴屋の看板娘だったデイジーは、母親の再婚によってホークボロー伯爵令嬢になった。ホークボロー伯爵家の三兄弟、長男でいかにも堅物な軍人のアレン、次男でほとんど喋らない魔法使いのイーライ、三男でチャラい画家のカラバスはいずれ劣らぬキラッキラのイケメン揃い。平民出身のにわか伯爵令嬢とお兄様たちとのひとつ屋根の下生活。何も起こらないはずがない!?
※小説家になろうにも投稿しています。
復讐のための五つの方法
炭田おと
恋愛
皇后として皇帝カエキリウスのもとに嫁いだイネスは、カエキリウスに愛人ルジェナがいることを知った。皇宮ではルジェナが権威を誇示していて、イネスは肩身が狭い思いをすることになる。
それでも耐えていたイネスだったが、父親に反逆の罪を着せられ、家族も、彼女自身も、処断されることが決まった。
グレゴリウス卿の手を借りて、一人生き残ったイネスは復讐を誓う。
72話で完結です。
【完結・おまけ追加】期間限定の妻は夫にとろっとろに蕩けさせられて大変困惑しております
紬あおい
恋愛
病弱な妹リリスの代わりに嫁いだミルゼは、夫のラディアスと期間限定の夫婦となる。
二年後にはリリスと交代しなければならない。
そんなミルゼを閨で蕩かすラディアス。
普段も優しい良き夫に困惑を隠せないミルゼだった…
ダブル シークレットベビー ~御曹司の献身~
菱沼あゆ
恋愛
念願のランプのショップを開いた鞠宮あかり。
だが、開店早々、植え込みに猫とおばあさんを避けた車が突っ込んでくる。
車に乗っていたイケメン、木南青葉はインテリアや雑貨などを輸入している会社の社長で、あかりの店に出入りするようになるが。
あかりには実は、年の離れた弟ということになっている息子がいて――。
押しつけられた身代わり婚のはずが、最上級の溺愛生活が待っていました
cheeery
恋愛
名家・御堂家の次女・澪は、一卵性双生の双子の姉・零と常に比較され、冷遇されて育った。社交界で華やかに振る舞う姉とは対照的に、澪は人前に出されることもなく、ひっそりと生きてきた。
そんなある日、姉の零のもとに日本有数の財閥・凰条一真との縁談が舞い込む。しかし凰条一真の悪いウワサを聞きつけた零は、「ブサイクとの結婚なんて嫌」と当日に逃亡。
双子の妹、澪に縁談を押し付ける。
両親はこんな機会を逃すわけにはいかないと、顔が同じ澪に姉の代わりになるよう言って送り出す。
「はじめまして」
そうして出会った凰条一真は、冷徹で金に汚いという噂とは異なり、端正な顔立ちで品位のある落ち着いた物腰の男性だった。
なんてカッコイイ人なの……。
戸惑いながらも、澪は姉の零として振る舞うが……澪は一真を好きになってしまって──。
「澪、キミを探していたんだ」
「キミ以外はいらない」
エリート警察官の溺愛は甘く切ない
日下奈緒
恋愛
親が警察官の紗良は、30歳にもなって独身なんてと親に責められる。
両親の勧めで、警察官とお見合いする事になったのだが、それは跡継ぎを産んで欲しいという、政略結婚で⁉
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる