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プライド
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「大丈夫ですか? こっちですよ。」
幽霊は死んで意識だけになってしまったデーメーテールに手を伸ばして助ける。幽霊通しの助け合いである。
「ご親切にありがとうございます。あのお名前をお伺いしてもいいですか?」
「私はプライドと申します。」
高慢のプライドは新しい魔王7将軍の1人である。
「プライドさん、ありがとうございます。私の名前はデーメーテールです。」
「知っています。元女神で、現在は司教様ですよね。」
「あらお詳しいんですね。」
「はい、これでも新しい魔王7将軍の一人ですから。」
デーメーテールとプライドは黙って目と目を見つめる。
「はっはっはっはっは!」
そして笑い出した。
「不思議ですね。私は守る側で、あなたは攻める側。出会い方が違えば、こうも親しく接することができるんですね。」
「本当ですね。元は女神と悪魔でも、一つの生命には代わりがないのですから。」
「ワッハッハー!」
年齢や趣味趣向は違うのだが、デーメーテールとプライドは仲良くなれた。
「冥界には私の娘が冥王ハーデースに嫁いでいます。」
「ええー!? じゃあ、デーメーテールさんは冥王ハーデースの義理のお母様ですか!? 知らなかったとはいえ、失礼なことばかり言ってしまって失礼しました。」
「そんなに気を遣わないでください。そんなに私は偉い人間じゃないんですから。」
「そうですね。気楽が一番ですね。死んで一番思いました。野望や野心は身を滅ぼすと。」
「ワッハッハー!」
二人が話ながら進むと早いもので、人間界を通り過ぎて、魔界にたどり着いた。
「あら? 簡単に魔界にたどり着いたのね。」
「魔界も人手不足なんでしょう。ろくな人材がいませんからね。」
「何をおっしゃいます、プライドさんがいるじゃないですか。」
「私、死んでしまったので。」
「あ、そういえば私も死んでいました。」
「ワッハッハー!」
デーメーテールとプライドは益々仲良しになっていく。
「さあ、もうすぐで冥界です。がんばりましょう。」
「そうね。冥界まで行けば、きっと娘婿がなんとかしてくれます。冥界の神が眠りと死を恐れることはないのですから。」
眠りの神と死の神の弱点、それは冥府の神には勝てないということであった。奈落タルタロスから抜け出しても、また捕えられれば光の届かない生活が待っているのだった。
つづく。
幽霊は死んで意識だけになってしまったデーメーテールに手を伸ばして助ける。幽霊通しの助け合いである。
「ご親切にありがとうございます。あのお名前をお伺いしてもいいですか?」
「私はプライドと申します。」
高慢のプライドは新しい魔王7将軍の1人である。
「プライドさん、ありがとうございます。私の名前はデーメーテールです。」
「知っています。元女神で、現在は司教様ですよね。」
「あらお詳しいんですね。」
「はい、これでも新しい魔王7将軍の一人ですから。」
デーメーテールとプライドは黙って目と目を見つめる。
「はっはっはっはっは!」
そして笑い出した。
「不思議ですね。私は守る側で、あなたは攻める側。出会い方が違えば、こうも親しく接することができるんですね。」
「本当ですね。元は女神と悪魔でも、一つの生命には代わりがないのですから。」
「ワッハッハー!」
年齢や趣味趣向は違うのだが、デーメーテールとプライドは仲良くなれた。
「冥界には私の娘が冥王ハーデースに嫁いでいます。」
「ええー!? じゃあ、デーメーテールさんは冥王ハーデースの義理のお母様ですか!? 知らなかったとはいえ、失礼なことばかり言ってしまって失礼しました。」
「そんなに気を遣わないでください。そんなに私は偉い人間じゃないんですから。」
「そうですね。気楽が一番ですね。死んで一番思いました。野望や野心は身を滅ぼすと。」
「ワッハッハー!」
二人が話ながら進むと早いもので、人間界を通り過ぎて、魔界にたどり着いた。
「あら? 簡単に魔界にたどり着いたのね。」
「魔界も人手不足なんでしょう。ろくな人材がいませんからね。」
「何をおっしゃいます、プライドさんがいるじゃないですか。」
「私、死んでしまったので。」
「あ、そういえば私も死んでいました。」
「ワッハッハー!」
デーメーテールとプライドは益々仲良しになっていく。
「さあ、もうすぐで冥界です。がんばりましょう。」
「そうね。冥界まで行けば、きっと娘婿がなんとかしてくれます。冥界の神が眠りと死を恐れることはないのですから。」
眠りの神と死の神の弱点、それは冥府の神には勝てないということであった。奈落タルタロスから抜け出しても、また捕えられれば光の届かない生活が待っているのだった。
つづく。
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