2 / 101
エレベーターに乗ったら、夢の国へ
しおりを挟む
「ああ~、遅刻だ。また希に怒られる。」
望は、新・渋谷スクランブルスクエアにある高校に行くために、高層階行の高速エレベーターに乗った。
「はあ~、どこかに夢の国はないものか。」
望が呟いた時に、サイコキネシスのような目に見えない力が発動する。
「あれ? こんなボタンがあったっけ?」
回数ボタンを押そうとしたら、「夢」と書いてあるボタンがあるので押してみた。
「押してみよう。」
エレベーターが動き出し移動を始める。高層ビルのエレベーターから見る景色は粗大であった。そして減速して、エレベーターが止まり扉が開いた。
「なんじゃこりゃ!?」
目の前に、夢の国が広がっていた。
「ここはどこだ!? まるでエデンじゃないか!?」
望の目の前には、異世界ファンタジーの世界のような、きれいな花が咲き、水が透き通って流れている、中世ヨーロッパ風の街並みが広がっていた。地上の楽園のエデンのように、人々が穏やかに暮らしている。
「ここは天界だ。」
その時、声が聞こえる。白い服を着て、背中に羽を生やし、頭の上に輪っかを身に着けていた。
「おまえは何者だ!?」
「私の名前は、渋谷天使。神様の使途だ。」
「て、天使!?」
現れた白い服を着ている者は、自分のことを天使だと言った。
「人間は愚かにも技術の向上をいいことに高いビルを建設し、どんどん神様のいらっしゃる空に近づいてきた。人間が天界にたどり着いても不思議はありません。」
「何を言っているのか、まったく分からん!?」
「望んだのは、おまえだ。」
「なに!?」
「神の国に行きたいと願っただろう。」
「そ、そういえば。」
望に、は思い当たる節があった。
「望!」
その時、望を呼ぶ声がするので、声のする方向へ振り返ってみた。
「お父さん!? お母さん!?」
すると、死んだはずの望の両親が立っていた。
「おお! 我が息子よ!」
「望! 会いたかったわよ!」
「お父さん! お母さん!」
望たちは互いに抱きしめあい、感動の親子の対面を果たすのであった。
「あれ? お父さんとお母さんがいるということは、俺は死んだのか?」
ふと望は思いついた。
「おまえは死んではいない。だが、おまえの両親は生前に良い行いをしたので、天界で死後の平穏な生活を送っているのだ。」
渋谷天使が、望の疑問に答える。
「その子はなんだ?」
望の両親の後ろで、モジモジしている女の子がいる。
「望、おまえの妹だ。」
「何!?」
一人っ子の望の前に、突如、妹が現れるのであった。
つづく。
望は、新・渋谷スクランブルスクエアにある高校に行くために、高層階行の高速エレベーターに乗った。
「はあ~、どこかに夢の国はないものか。」
望が呟いた時に、サイコキネシスのような目に見えない力が発動する。
「あれ? こんなボタンがあったっけ?」
回数ボタンを押そうとしたら、「夢」と書いてあるボタンがあるので押してみた。
「押してみよう。」
エレベーターが動き出し移動を始める。高層ビルのエレベーターから見る景色は粗大であった。そして減速して、エレベーターが止まり扉が開いた。
「なんじゃこりゃ!?」
目の前に、夢の国が広がっていた。
「ここはどこだ!? まるでエデンじゃないか!?」
望の目の前には、異世界ファンタジーの世界のような、きれいな花が咲き、水が透き通って流れている、中世ヨーロッパ風の街並みが広がっていた。地上の楽園のエデンのように、人々が穏やかに暮らしている。
「ここは天界だ。」
その時、声が聞こえる。白い服を着て、背中に羽を生やし、頭の上に輪っかを身に着けていた。
「おまえは何者だ!?」
「私の名前は、渋谷天使。神様の使途だ。」
「て、天使!?」
現れた白い服を着ている者は、自分のことを天使だと言った。
「人間は愚かにも技術の向上をいいことに高いビルを建設し、どんどん神様のいらっしゃる空に近づいてきた。人間が天界にたどり着いても不思議はありません。」
「何を言っているのか、まったく分からん!?」
「望んだのは、おまえだ。」
「なに!?」
「神の国に行きたいと願っただろう。」
「そ、そういえば。」
望に、は思い当たる節があった。
「望!」
その時、望を呼ぶ声がするので、声のする方向へ振り返ってみた。
「お父さん!? お母さん!?」
すると、死んだはずの望の両親が立っていた。
「おお! 我が息子よ!」
「望! 会いたかったわよ!」
「お父さん! お母さん!」
望たちは互いに抱きしめあい、感動の親子の対面を果たすのであった。
「あれ? お父さんとお母さんがいるということは、俺は死んだのか?」
ふと望は思いついた。
「おまえは死んではいない。だが、おまえの両親は生前に良い行いをしたので、天界で死後の平穏な生活を送っているのだ。」
渋谷天使が、望の疑問に答える。
「その子はなんだ?」
望の両親の後ろで、モジモジしている女の子がいる。
「望、おまえの妹だ。」
「何!?」
一人っ子の望の前に、突如、妹が現れるのであった。
つづく。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
大ッ嫌いな英雄様達に告ぐ
鮭とば
ファンタジー
剣があって、魔法があって、けれども機械はない世界。妖魔族、俗に言う魔族と人間族の、原因は最早誰にもわからない、終わらない小競り合いに、いつからあらわれたのかは皆わからないが、一旦の終止符をねじ込んだ聖女様と、それを守る5人の英雄様。
それが約50年前。
聖女様はそれから2回代替わりをし、数年前に3回目の代替わりをしたばかりで、英雄様は数え切れないぐらい替わってる。
英雄の座は常に5つで、基本的にどこから英雄を選ぶかは決まってる。
俺は、なんとしても、聖女様のすぐ隣に居たい。
でも…英雄は5人もいらないな。
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
私は、夫にも子供にも選ばれなかった。
その事実だけを抱え、離縁を突きつけ、家を出た。
そこで待っていたのは、最悪の出来事――
けれど同時に、人生の扉がひらく瞬間でもあった。
夫は愛人と共に好きに生きればいい。
今さら「本当に愛していたのは君だ」と言われても、裏切ったあなたを許すことはできない。
でも、子供たちの心だけは、必ず取り戻す。
妻にも母にもなれなかった伯爵夫人イネス。
過去を悔いながらも、愛を手に入れることを決めた彼女が辿り着いた先には――
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる