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この世界は何でできている?
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「う~ん。分からん。」
望は何かを悩んでいる。
「珍しいわね。望でも悩み事があるの?」
希が遊び半分に茶化す。
「能天気なあなたと望を一緒にしないで。」
イバラが望をかばい、希をコケにする。
「なんですって!?」
「やるなら相手になってあげるわよ。」
「ウッキー!?」
相変わらず希とイバラは犬猿の中である。
「で、いったい望は何を悩んでいるの?」
望の夢に住み着いているリリスが現れて尋ねる。
「この世界は何でできているんだろう?」
灰色の魔法使いが言っていたことを、望はずっと考えていたのである。
「お金じゃない? だって人間はお金が好きなんですもの。」
この世の中は子悪魔から見ても人間はお金好きに見えている。
「でも、それって夢魔法を使う俺自身を否定していることになるし。」
夢を否定することは、望の場合は自己否定になる。
「そうよね。私も望の夢の中に住んでいるものね。」
小悪魔リリスも自分の立場が無くなってしまうのだった。
「お金でもなく、夢や希望でもない。」
「かといって、心としてしまうと、この物語のコンセプトが違う。」
「やっぱり人間? それとも分子? 原子?」
「人間は自然には、どうあがいても敵わないしね。」
望とリリスは悩み続ける。
「くらえ! 目からビーム!」
「飛べ! 学校指定の靴!」
未だに希とイバラは戦っている。
「いつも通りだね。」
そこに妹の美杉がやって来る。
「あ、美杉。おまえはどう思う?」
「何が?」
「この世界は何でできているかだよ。」
「この世界!? 望お兄ちゃん!? 熱でもあるの!? 何か命にかかわるような病気にかかったんじゃ!?」
いつも悩み事をしない兄の望が悩み事をしていると、妹の美杉は兄を心配するのであった。
「簡単だよ。私たちには分からないんだから、いくら悩んでも答えは出ないよ。それなら、答えを知っている人に聞けばいいんじゃない? 渋天様に聞いあげる。」
美杉は脳みそは5才の純粋なので体裁は気にしない。
「そうか! その手があったか! 渋天なら何か知ってるかもしれない!」
望も我が妹ながら立派な妹を持ったと喜んだ。
「いでよ! 魔法のスマホ! 渋天様に電話して。」
魔法のスマホは音声認識である。
「誰だ?」
「もしもし? 渋天様? 私、私。」
「どうした美杉。」
「聞きたいことがあるんだけど、この世界は何でできているの?」
「この世界? そんなもの神様が作ったに決まっているじゃないか。キターーーーー! 私は今、魔法世界陸上を見て猛烈に感動している! そんなつまらないことで電話してくるな!」
この世界は神様が作ったのだった。
「・・・・・・ということです。」
「渋天の奴、人間界に完全に染まっているな。」
問題の答えよりも、堕天使の生活に関心がいってしまう望であった。
つづく。
望は何かを悩んでいる。
「珍しいわね。望でも悩み事があるの?」
希が遊び半分に茶化す。
「能天気なあなたと望を一緒にしないで。」
イバラが望をかばい、希をコケにする。
「なんですって!?」
「やるなら相手になってあげるわよ。」
「ウッキー!?」
相変わらず希とイバラは犬猿の中である。
「で、いったい望は何を悩んでいるの?」
望の夢に住み着いているリリスが現れて尋ねる。
「この世界は何でできているんだろう?」
灰色の魔法使いが言っていたことを、望はずっと考えていたのである。
「お金じゃない? だって人間はお金が好きなんですもの。」
この世の中は子悪魔から見ても人間はお金好きに見えている。
「でも、それって夢魔法を使う俺自身を否定していることになるし。」
夢を否定することは、望の場合は自己否定になる。
「そうよね。私も望の夢の中に住んでいるものね。」
小悪魔リリスも自分の立場が無くなってしまうのだった。
「お金でもなく、夢や希望でもない。」
「かといって、心としてしまうと、この物語のコンセプトが違う。」
「やっぱり人間? それとも分子? 原子?」
「人間は自然には、どうあがいても敵わないしね。」
望とリリスは悩み続ける。
「くらえ! 目からビーム!」
「飛べ! 学校指定の靴!」
未だに希とイバラは戦っている。
「いつも通りだね。」
そこに妹の美杉がやって来る。
「あ、美杉。おまえはどう思う?」
「何が?」
「この世界は何でできているかだよ。」
「この世界!? 望お兄ちゃん!? 熱でもあるの!? 何か命にかかわるような病気にかかったんじゃ!?」
いつも悩み事をしない兄の望が悩み事をしていると、妹の美杉は兄を心配するのであった。
「簡単だよ。私たちには分からないんだから、いくら悩んでも答えは出ないよ。それなら、答えを知っている人に聞けばいいんじゃない? 渋天様に聞いあげる。」
美杉は脳みそは5才の純粋なので体裁は気にしない。
「そうか! その手があったか! 渋天なら何か知ってるかもしれない!」
望も我が妹ながら立派な妹を持ったと喜んだ。
「いでよ! 魔法のスマホ! 渋天様に電話して。」
魔法のスマホは音声認識である。
「誰だ?」
「もしもし? 渋天様? 私、私。」
「どうした美杉。」
「聞きたいことがあるんだけど、この世界は何でできているの?」
「この世界? そんなもの神様が作ったに決まっているじゃないか。キターーーーー! 私は今、魔法世界陸上を見て猛烈に感動している! そんなつまらないことで電話してくるな!」
この世界は神様が作ったのだった。
「・・・・・・ということです。」
「渋天の奴、人間界に完全に染まっているな。」
問題の答えよりも、堕天使の生活に関心がいってしまう望であった。
つづく。
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