80 / 101
ドリーム・アウェイク
しおりを挟む
「俺の名前は夢乃望。魔法渋谷区長をやっている、ただの高校生さだ。君の名前は?」
「私は・・・・・・私の名前は分からない。記憶喪失なの。」
「なんだって!?」
新宿の魔法使いは記憶を失っていた。
「実は新宿の魔法騎士団に無理やり加入させられた時に、それまでの記憶を魔女に奪われたの。」
「酷い! 魔女は、なんて悪い奴なんだ!?」
改めて魔法東京都知事の魔女の残酷さを実感する。
(やりたい! 俺も弱者の記憶を奪ったり、奴隷と奴隷を戦わせたり、やってみたい! 羨ましすぎるぞ! 魔女め!)
狂気に洗脳されている望は魔女に憧れた。
「でも街の噂では、魔法新宿区長や魔法東京都知事も誰かに操られているって言われていたの。だって、本当にあんな悪いことを偉い人たちがやるかしら?」
「そういわれてみれば、そんな気もするな。」
望は悩んで見せる。
(やる! 偉い人は権力に良い痺れるものだから、自分のしたいように弱者を操るのが楽しいんじゃないか! それが権力者の美学だ!)
「確かに、魔法新宿のように他に魔法使いがいることが分かった以上、その一つの区は何属性で縛られるのか? それとも属性はシャッフルなのか? また23個の独立国があるという設定なのか? それとも最低23個の属性がいるのか? また実名崩しにしたのが間違いで、やっぱり敵は「さまよえる新宿区長レベル1」の方が良かったな。だって毎回、名前を考えるのが面倒臭いんだもの。」
これだけで望の頭の回転の速さが分かる。
「区長さんはすごいのね。頭の回転が速いというよりも、全体把握をしようとしているのが良くわかるわ。」
新宿の魔法使いは望に感心する。
「行こう。君が名前を失う前の世界へ。」
望はニコッと優しい笑顔で新宿の魔法使いに手を差し出す。
「はい。」
少し頬を赤くしときめいてしまった新宿の魔法使いは望の手を握る。
「でも、時間を遡るなんてできるの?」
「できるよ。俺は夢を司る魔法使いだからね。気にしないで。俺は何回も誰かの夢の世界を行き来しているから。」
望の夢魔法の使い方は無限大である。
「ねえねえ、一つだけお願いをしていい?」
「なんだい?」
「私に名前を付けてほしいの。ダメかな?」
新宿の魔法使いは忘れてしまった本当の名前の代わりとなる自分の名前が欲しかった。
「いいよ。ハチにしよう。女の子だからハチコ。」
「意味は?」
「魔法渋谷の駅前の犬の銅像の名前。」
こうして新宿の魔法使いの名前はハチコに決まった。
「いくよ! 夢魔法! ドリーム・アウェイク!」
「はい!」
望とハチコは過去の世界に旅立った。
つづく。
「私は・・・・・・私の名前は分からない。記憶喪失なの。」
「なんだって!?」
新宿の魔法使いは記憶を失っていた。
「実は新宿の魔法騎士団に無理やり加入させられた時に、それまでの記憶を魔女に奪われたの。」
「酷い! 魔女は、なんて悪い奴なんだ!?」
改めて魔法東京都知事の魔女の残酷さを実感する。
(やりたい! 俺も弱者の記憶を奪ったり、奴隷と奴隷を戦わせたり、やってみたい! 羨ましすぎるぞ! 魔女め!)
狂気に洗脳されている望は魔女に憧れた。
「でも街の噂では、魔法新宿区長や魔法東京都知事も誰かに操られているって言われていたの。だって、本当にあんな悪いことを偉い人たちがやるかしら?」
「そういわれてみれば、そんな気もするな。」
望は悩んで見せる。
(やる! 偉い人は権力に良い痺れるものだから、自分のしたいように弱者を操るのが楽しいんじゃないか! それが権力者の美学だ!)
「確かに、魔法新宿のように他に魔法使いがいることが分かった以上、その一つの区は何属性で縛られるのか? それとも属性はシャッフルなのか? また23個の独立国があるという設定なのか? それとも最低23個の属性がいるのか? また実名崩しにしたのが間違いで、やっぱり敵は「さまよえる新宿区長レベル1」の方が良かったな。だって毎回、名前を考えるのが面倒臭いんだもの。」
これだけで望の頭の回転の速さが分かる。
「区長さんはすごいのね。頭の回転が速いというよりも、全体把握をしようとしているのが良くわかるわ。」
新宿の魔法使いは望に感心する。
「行こう。君が名前を失う前の世界へ。」
望はニコッと優しい笑顔で新宿の魔法使いに手を差し出す。
「はい。」
少し頬を赤くしときめいてしまった新宿の魔法使いは望の手を握る。
「でも、時間を遡るなんてできるの?」
「できるよ。俺は夢を司る魔法使いだからね。気にしないで。俺は何回も誰かの夢の世界を行き来しているから。」
望の夢魔法の使い方は無限大である。
「ねえねえ、一つだけお願いをしていい?」
「なんだい?」
「私に名前を付けてほしいの。ダメかな?」
新宿の魔法使いは忘れてしまった本当の名前の代わりとなる自分の名前が欲しかった。
「いいよ。ハチにしよう。女の子だからハチコ。」
「意味は?」
「魔法渋谷の駅前の犬の銅像の名前。」
こうして新宿の魔法使いの名前はハチコに決まった。
「いくよ! 夢魔法! ドリーム・アウェイク!」
「はい!」
望とハチコは過去の世界に旅立った。
つづく。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
大ッ嫌いな英雄様達に告ぐ
鮭とば
ファンタジー
剣があって、魔法があって、けれども機械はない世界。妖魔族、俗に言う魔族と人間族の、原因は最早誰にもわからない、終わらない小競り合いに、いつからあらわれたのかは皆わからないが、一旦の終止符をねじ込んだ聖女様と、それを守る5人の英雄様。
それが約50年前。
聖女様はそれから2回代替わりをし、数年前に3回目の代替わりをしたばかりで、英雄様は数え切れないぐらい替わってる。
英雄の座は常に5つで、基本的にどこから英雄を選ぶかは決まってる。
俺は、なんとしても、聖女様のすぐ隣に居たい。
でも…英雄は5人もいらないな。
遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。
沼野 花
恋愛
私は、夫にも子供にも選ばれなかった。
その事実だけを抱え、離縁を突きつけ、家を出た。
そこで待っていたのは、最悪の出来事――
けれど同時に、人生の扉がひらく瞬間でもあった。
夫は愛人と共に好きに生きればいい。
今さら「本当に愛していたのは君だ」と言われても、裏切ったあなたを許すことはできない。
でも、子供たちの心だけは、必ず取り戻す。
妻にも母にもなれなかった伯爵夫人イネス。
過去を悔いながらも、愛を手に入れることを決めた彼女が辿り着いた先には――
断罪まであと10分、私は処刑台の上で「ライブ配信」を開始した〜前世インフルエンサーの悪役令嬢、支持率100%でクズ王子を逆処刑する〜
深渡 ケイ
ファンタジー
断罪まで、あと10分。
処刑台の上で跪く悪役令嬢スカーレットは、笑っていた。
なぜなら彼女は――
前世で“トップインフルエンサー”だったから。
処刑の瞬間、彼女が起動したのは禁忌の精霊石。
空に展開された巨大モニターが、全世界同時ライブ配信を開始する。
タイトルは――
『断罪なう』。
王子の不貞、聖女の偽善、王家の腐敗。
すべてを“証拠付き・リアルタイム”で暴露する配信に、
国民の「いいね(=精霊力)」が集まり始める。
そして宣言される、前代未聞のルール。
支持率が上がるほど、処刑は不可能になる。
処刑台は舞台へ。
断罪はエンタメへ。
悪役令嬢は、世界をひっくり返す配信者となった。
これは、
処刑されるはずだった悪役令嬢が、
“ライブ配信”で王子と王国を公開処刑する物語。
支持率100%の先に待つのは、復讐か、革命か、
それとも――自由か。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる