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14.第六界
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あれから一ヶ月が過ぎ。
一体何だったんだろうと思い出しながら、コウダが来るのを上野公園のいつもの一角で待つ。
あの日あの後どうしたかといえば。
タオルで直ぐに体を拭いたあと、コウダと俺で、交互にシャワーを浴びーー『中』の汚れは消えるって聞いてたけど、一刻も早く落としたかったし、泥と雨で体が冷えてたしーー。
コウダはクリームを落としただけの服をそのまま着て、来た時玄関先に放り出したという傘を差して立ち去った。
覚えてないけど一応晩飯の準備と弁当の準備はしたらしい。
うっすら残ってる記憶が確かなら、親父が帰って来る前に、風呂も入らず寝落ち。
翌日は普通に学校。
怪我もなく、影も濃く。
洗濯忘れたタオルがあとから玄関の角っこで親父に発掘されて怒られたくらい。
ああ、あと、その次の日、特売でもないのに材料を買い込みオムライス作って食った。
大奮発だし、玉子焦がしちゃったし、適当にイメージレシピで作っちゃったけど、その割りにまあ悪くなかった。
ただ、失敗したなぁと思った。
ケチャップのみで米を炒めるべきじゃ無かった。なんかパンチが効いてない味だった。
後で調べてご飯炒めるときにソースとかいろいろ隠し味した方が旨いらしい。次回の課題だ。
それはさておき、土曜日・翌週土曜日…とコウダに会って確認したけど、影が薄くなる様子はなく。
遂に今日で一ヶ月経過したというわけだ。
「よお」
あのときカスタードまみれになってた帽子は大体元通り。
クリーニングにでも出したんだろうか。ちょっと前より柔らかい感じになってるような。
いや、消えたのか。
シャワーを浴びた後の風呂掃除が大変そうだと思ってたけど、翌日親父が掃除したわけでもないのに風呂場の排水溝が詰まったりしてなかったし。クリーム拭いたはずタオルは、発掘されたとき泥しか付いてなかったし。
それにしても、あれ、本当にあったことなんだろうか。
そんなぼんやりしたものとともに、今日ももうちょっとしたら本当にあったのかあやふやになるだろうという、これもまたぼんやりしたものが、今朝からずっとふわふわ漂っていた。
そんな中一つだけ、明確に、腑に落ちない事があった。
あのときじゃんけんに勝てた理由がわからん。
だって、あれ、『ズルだ~』っていちゃもんつけようと思えばつけれた気がする。
相手を攪乱させるようなことしたし。自分が出す手を人に見せて貰ったって言えなくはないわけだし。
でも勝った。
だから今日ここにいる。
「一応こっち来い」
導かれるまま日向に出る。
影は濃く、いつもと変わらず濃く、俺の足から地面に貼りついて生えていた。
手術前の外科医のように手を前に掲げ、指先をコウダに見せつける。
どうだ。全部カンペキにあるだろ!
「…大丈夫そうだな」
コウダは首を揉んでいる。
「じゃあ、これで」
「聞きたいこと、ある」
踵を返してとっとと立ち去ろうとするコウダは、首を揉みっぱなしだ。
きっと別れの言葉とかが照れくさくて、はぐらかしたままいなくなろうとしてたんだろう。
首の手を離し、上半身だけちょっと振り向いた。
「じゃあ、上野駅まで」
短い。
しかもあの人込みだ。
喋るなんて無理だろ。
「二谷堀駅まで」
体ごと振り返るコウダ。
「わかった。
出たらなんとか…ってお前が『中』で言いかけてたの、入り口で俺、止めたもんな」
覚えてんじゃねえか。
だったら最初からとっとと付き合え。なんの恥らいだよ。
道すがらはまだ全然秋。落葉が凄い。
縁石のすぐ横を踏んで遊ぶチビどもと散歩中の犬。大人。じじばば。などなど。
博物館動物園駅の公開はとっくに終わり、緑色の扉は締め切られ、人は通りすぎるばかり。
代わりに音楽堂の修理が終わったらしく、こっちに行列が。
「コウダはさ、なんで俺のこと助けたの?」
一番聞きたいことを、一番先に。
「漠然とだけど、金になるんじゃないかと思ってな。
それ以外そんな考えてなかった。
焦ってたし」
正直!
納得感あるけどちょっと正直過ぎだろ。
何となく落ち込んで、芸大前を通りすぎる。
夏は夏でだったけど、秋は秋で不思議な格好の人が出入りしてるのを見て、季節が変わっても同じだなーと、面白がるというより多少呆れたような気分になった。
「あと、あえて言うなら、」
コウダは続けた。
十字路の信号が見えてきた。
和菓子屋の『鬼まんじゅう』の張り紙に近づいていく。
やろうと思えばあれも家で作れるな。
「消えられたら寝覚め悪りぃだろ」
「忘れるんじゃなかったの?」
「…忘れないこともまれにある」
話が続かないまま、住宅と小さな店舗を通り過ぎ、さらに次の十字路。
『ヨイナカコーヒー』の看板の前には既に行列ができていた。
クラクションは聞こえないけど、道が込んでる。
この車の結構な割合が、上野らへんの駐車場に車を止めて観光とかするんだろう。
ご苦労なこった。
「借金は返せそうなの?」
「…まだはっきりとは」
横断歩道を渡ると、香ばしい醤油の香り。
出てきた誰かは、買った煎餅をそのままかじっている。
喉ぱっさぱさになるだろうに、そんなのかんけぇねぇってか。根性あるなぁ。
「うまくいくと、だいぶお釣りが来る」
うん? 前聞いたのと違うぞ。
「返しきれるだけじゃなかったの?」
コウダがにやっとした。
鞄から何か取り出してる。
ジップロック。綿入り。
「車通り多いのに危ないよ」
宵中霊園の入り口に向かう道を通り過ぎた角で止まってジップロックを開け、中身を取り出した。
俺に向かって掲げる。
薔薇だった。
ピンクで丸っこくて、みっしりした花が咲いている。
安藤さんのときの…じゃない。
茎に黄色いのと白いのと赤いのが付いてる。
じゃあこれ、俺の?
「プロを舐めるな」
ドヤ顔でその茎を親指と人差し指でつまんでくるくる回転させるコウダ。
あの最中にどうやったんだ。
コウダがジップロックの中に、そして鞄の中に薔薇を仕舞いなおした。
凄いよ、うん。でもそれ、
「自慢するためだけにわざわざ持ってきたのかよ」
羨ましいかとでも言いたげに上から見下ろすコウダ。
「そんなに金欲しい?」
「欲しい。悪いかよ。大事なことだろ」
超真剣。
でもね、そのせいで俺共々危険にさらされたんだぞ。特に俺の『中』で。
「マジで自分本位だな」
「お前もな」
速攻切り返してきたけど、そんなこと、俺だってとっくに知ってるから。
俺の『中』から出ようと踏ん張ったあのときの俺の原動力は、コウダを助ける為なんかじゃ絶対になかった。
真っ直ぐ、俺の家の手前の、運動会のときの道で曲る。
日陰で寒かったのか、皮肉な笑いを漏らしたコウダ。
「みんなそうだ。
自分のために他人を利用して生きてるんだ。
そうやってもたれ合ってんのをオブラートに包んで口あたり良くまとめて、直視したくない奴等が『人という字は支えあってるんだよ』とかいうんだ。
実の所は別に麗しくも美しくもねぇ肥溜めだなんて事、お前分かってて聞いてんだろ」
麗しくも美しくもねえのは分かってる。その通りだ。でもわかんない。
「コエダメって何?」
「うんこの溜池。畑のいい肥料になる」
聞くんじゃなかったくそったれ。そんなの御免だ。
コウダと出会ってからというもの、何度こんな言葉を思い浮かべたことだろう。
茶色い気分に反して、空は青く澄んだ秋晴れ。
ネオンの消えたラブホとスカイツリー。
赤く染まった木の葉。
墓場は彼岸過ぎという時期外れでも、喪服の人が絶えない。
小道からコウダが俺の家のほうを覗いた。
「今日は親父仕事」
休日出勤になった親父は朝からばたばたとおにぎりを自作して走っていったらしい。
書き置きがあった。
「このまま駅まで真っ直ぐ行くからいい」
そうだろう。
積る話なんてない。
もうコウダと俺の協調路線で解決すべき問題は全て無くなったんだから。
これで、駅について別れたらもう、会うこともないんだろう。
「傷はどうだ」
コルダ・ロハーネスの看板の前を通りすぎる。
歩きながらコウダに前髪をめくって見せると、コウダの目がすっと細くなった。
「思ってたより目立たなくなってきたじゃないか」
髪の毛も伸びて芝生を脱却。
残ったら残ったでかっこいいかなとか思ってた傷も、薄ら線があるくらいしか見えなくなってきていた。
コンビニの横を過ぎ、枯葉が地面から風で舞い上がる。
半分禿始めた毛虫の居なくなった桜は、もう暫くで全部の葉が落ち切ってスッキリするんだろう。
坂を下り、駅構内に降りる。
「あとなんか聞きたいことあるか?」
思い浮ばない。
いっぱいあるっちゃあるんだろうけど。
口火を切ったのはコウダだった。
「じゃあ…ありがとう」
「え? なんで?」
一体何だったんだろうと思い出しながら、コウダが来るのを上野公園のいつもの一角で待つ。
あの日あの後どうしたかといえば。
タオルで直ぐに体を拭いたあと、コウダと俺で、交互にシャワーを浴びーー『中』の汚れは消えるって聞いてたけど、一刻も早く落としたかったし、泥と雨で体が冷えてたしーー。
コウダはクリームを落としただけの服をそのまま着て、来た時玄関先に放り出したという傘を差して立ち去った。
覚えてないけど一応晩飯の準備と弁当の準備はしたらしい。
うっすら残ってる記憶が確かなら、親父が帰って来る前に、風呂も入らず寝落ち。
翌日は普通に学校。
怪我もなく、影も濃く。
洗濯忘れたタオルがあとから玄関の角っこで親父に発掘されて怒られたくらい。
ああ、あと、その次の日、特売でもないのに材料を買い込みオムライス作って食った。
大奮発だし、玉子焦がしちゃったし、適当にイメージレシピで作っちゃったけど、その割りにまあ悪くなかった。
ただ、失敗したなぁと思った。
ケチャップのみで米を炒めるべきじゃ無かった。なんかパンチが効いてない味だった。
後で調べてご飯炒めるときにソースとかいろいろ隠し味した方が旨いらしい。次回の課題だ。
それはさておき、土曜日・翌週土曜日…とコウダに会って確認したけど、影が薄くなる様子はなく。
遂に今日で一ヶ月経過したというわけだ。
「よお」
あのときカスタードまみれになってた帽子は大体元通り。
クリーニングにでも出したんだろうか。ちょっと前より柔らかい感じになってるような。
いや、消えたのか。
シャワーを浴びた後の風呂掃除が大変そうだと思ってたけど、翌日親父が掃除したわけでもないのに風呂場の排水溝が詰まったりしてなかったし。クリーム拭いたはずタオルは、発掘されたとき泥しか付いてなかったし。
それにしても、あれ、本当にあったことなんだろうか。
そんなぼんやりしたものとともに、今日ももうちょっとしたら本当にあったのかあやふやになるだろうという、これもまたぼんやりしたものが、今朝からずっとふわふわ漂っていた。
そんな中一つだけ、明確に、腑に落ちない事があった。
あのときじゃんけんに勝てた理由がわからん。
だって、あれ、『ズルだ~』っていちゃもんつけようと思えばつけれた気がする。
相手を攪乱させるようなことしたし。自分が出す手を人に見せて貰ったって言えなくはないわけだし。
でも勝った。
だから今日ここにいる。
「一応こっち来い」
導かれるまま日向に出る。
影は濃く、いつもと変わらず濃く、俺の足から地面に貼りついて生えていた。
手術前の外科医のように手を前に掲げ、指先をコウダに見せつける。
どうだ。全部カンペキにあるだろ!
「…大丈夫そうだな」
コウダは首を揉んでいる。
「じゃあ、これで」
「聞きたいこと、ある」
踵を返してとっとと立ち去ろうとするコウダは、首を揉みっぱなしだ。
きっと別れの言葉とかが照れくさくて、はぐらかしたままいなくなろうとしてたんだろう。
首の手を離し、上半身だけちょっと振り向いた。
「じゃあ、上野駅まで」
短い。
しかもあの人込みだ。
喋るなんて無理だろ。
「二谷堀駅まで」
体ごと振り返るコウダ。
「わかった。
出たらなんとか…ってお前が『中』で言いかけてたの、入り口で俺、止めたもんな」
覚えてんじゃねえか。
だったら最初からとっとと付き合え。なんの恥らいだよ。
道すがらはまだ全然秋。落葉が凄い。
縁石のすぐ横を踏んで遊ぶチビどもと散歩中の犬。大人。じじばば。などなど。
博物館動物園駅の公開はとっくに終わり、緑色の扉は締め切られ、人は通りすぎるばかり。
代わりに音楽堂の修理が終わったらしく、こっちに行列が。
「コウダはさ、なんで俺のこと助けたの?」
一番聞きたいことを、一番先に。
「漠然とだけど、金になるんじゃないかと思ってな。
それ以外そんな考えてなかった。
焦ってたし」
正直!
納得感あるけどちょっと正直過ぎだろ。
何となく落ち込んで、芸大前を通りすぎる。
夏は夏でだったけど、秋は秋で不思議な格好の人が出入りしてるのを見て、季節が変わっても同じだなーと、面白がるというより多少呆れたような気分になった。
「あと、あえて言うなら、」
コウダは続けた。
十字路の信号が見えてきた。
和菓子屋の『鬼まんじゅう』の張り紙に近づいていく。
やろうと思えばあれも家で作れるな。
「消えられたら寝覚め悪りぃだろ」
「忘れるんじゃなかったの?」
「…忘れないこともまれにある」
話が続かないまま、住宅と小さな店舗を通り過ぎ、さらに次の十字路。
『ヨイナカコーヒー』の看板の前には既に行列ができていた。
クラクションは聞こえないけど、道が込んでる。
この車の結構な割合が、上野らへんの駐車場に車を止めて観光とかするんだろう。
ご苦労なこった。
「借金は返せそうなの?」
「…まだはっきりとは」
横断歩道を渡ると、香ばしい醤油の香り。
出てきた誰かは、買った煎餅をそのままかじっている。
喉ぱっさぱさになるだろうに、そんなのかんけぇねぇってか。根性あるなぁ。
「うまくいくと、だいぶお釣りが来る」
うん? 前聞いたのと違うぞ。
「返しきれるだけじゃなかったの?」
コウダがにやっとした。
鞄から何か取り出してる。
ジップロック。綿入り。
「車通り多いのに危ないよ」
宵中霊園の入り口に向かう道を通り過ぎた角で止まってジップロックを開け、中身を取り出した。
俺に向かって掲げる。
薔薇だった。
ピンクで丸っこくて、みっしりした花が咲いている。
安藤さんのときの…じゃない。
茎に黄色いのと白いのと赤いのが付いてる。
じゃあこれ、俺の?
「プロを舐めるな」
ドヤ顔でその茎を親指と人差し指でつまんでくるくる回転させるコウダ。
あの最中にどうやったんだ。
コウダがジップロックの中に、そして鞄の中に薔薇を仕舞いなおした。
凄いよ、うん。でもそれ、
「自慢するためだけにわざわざ持ってきたのかよ」
羨ましいかとでも言いたげに上から見下ろすコウダ。
「そんなに金欲しい?」
「欲しい。悪いかよ。大事なことだろ」
超真剣。
でもね、そのせいで俺共々危険にさらされたんだぞ。特に俺の『中』で。
「マジで自分本位だな」
「お前もな」
速攻切り返してきたけど、そんなこと、俺だってとっくに知ってるから。
俺の『中』から出ようと踏ん張ったあのときの俺の原動力は、コウダを助ける為なんかじゃ絶対になかった。
真っ直ぐ、俺の家の手前の、運動会のときの道で曲る。
日陰で寒かったのか、皮肉な笑いを漏らしたコウダ。
「みんなそうだ。
自分のために他人を利用して生きてるんだ。
そうやってもたれ合ってんのをオブラートに包んで口あたり良くまとめて、直視したくない奴等が『人という字は支えあってるんだよ』とかいうんだ。
実の所は別に麗しくも美しくもねぇ肥溜めだなんて事、お前分かってて聞いてんだろ」
麗しくも美しくもねえのは分かってる。その通りだ。でもわかんない。
「コエダメって何?」
「うんこの溜池。畑のいい肥料になる」
聞くんじゃなかったくそったれ。そんなの御免だ。
コウダと出会ってからというもの、何度こんな言葉を思い浮かべたことだろう。
茶色い気分に反して、空は青く澄んだ秋晴れ。
ネオンの消えたラブホとスカイツリー。
赤く染まった木の葉。
墓場は彼岸過ぎという時期外れでも、喪服の人が絶えない。
小道からコウダが俺の家のほうを覗いた。
「今日は親父仕事」
休日出勤になった親父は朝からばたばたとおにぎりを自作して走っていったらしい。
書き置きがあった。
「このまま駅まで真っ直ぐ行くからいい」
そうだろう。
積る話なんてない。
もうコウダと俺の協調路線で解決すべき問題は全て無くなったんだから。
これで、駅について別れたらもう、会うこともないんだろう。
「傷はどうだ」
コルダ・ロハーネスの看板の前を通りすぎる。
歩きながらコウダに前髪をめくって見せると、コウダの目がすっと細くなった。
「思ってたより目立たなくなってきたじゃないか」
髪の毛も伸びて芝生を脱却。
残ったら残ったでかっこいいかなとか思ってた傷も、薄ら線があるくらいしか見えなくなってきていた。
コンビニの横を過ぎ、枯葉が地面から風で舞い上がる。
半分禿始めた毛虫の居なくなった桜は、もう暫くで全部の葉が落ち切ってスッキリするんだろう。
坂を下り、駅構内に降りる。
「あとなんか聞きたいことあるか?」
思い浮ばない。
いっぱいあるっちゃあるんだろうけど。
口火を切ったのはコウダだった。
「じゃあ…ありがとう」
「え? なんで?」
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