銀河英雄戦艦アトランテスノヴァ

マサノブ

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王家の絆編

PART36 反逆者Jジョーカー(後編)

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ハヤテの第一艦橋司令室では
誠矢が大改装されたハヤテ新兵器の
レクチャーを春吉から受けていた

「それで此処を引いて前に倒せば起動する
ブリッジが大幅に改装されたから勝手が違うだろ?」

「外装もかなり変わりましたね」

「仕方がないよ修理をしながら改装もやると
部品が足らなくなり建造中のβ艦の物を
回すしか方法がなかったからね」

「幾らハヤテの姉妹艦でも規格と材質が
かなり違いますからね」

{サイズ違いもシルヴァニア現象で
ハヤテサイズに無理矢理{力業}で
圧縮縮小化して序でに使用可能にする}

此までハヤテの{小さい}と言う絶対的優位
その揺らぎ無い{自信}も先の戦闘で怪しくなった

デストロイ・カタストロフを操る3将軍との
死闘で大きな損傷を受けたハヤテは
{修復後も何度も何度もドッグに入り}
能力向上の為に改修され今は其れが終わり
{最終調整}の真っ最中である

「能力の限界がハヤテに来るなんて
あの3将軍と戦うまで思いもしなかったよ」

春吉は誠矢に絶対の自信があったハヤテの
思わぬ落とし穴だったと吐露すると

「やはり過信したら駄目だ・・
此からもハヤテの能力向上を目指し続けるよ」
そう約束した。

『常に努力し続ける者だけが勝ち続けられる・・
それが3将軍から教えられた教訓だな』

そして寄り完璧な魔導エンジンの開発こそが
ハヤテ強化プロジェクト最終段階となる
2万年前のオーバーテクノロジーの再現こそ
勝利の鍵なのだ。

岩表総機関班長はツートップの話が
落ち着いたのを見計らい
「β艦の完成が
大幅に遅れているらしいが本当か?」と
現場監督役の春吉に訊ねてみた

「困った事に本当ですよ」
と春吉がそう答え、その話に響も加わる
「話は変わりますけど・・ハヤテに
あんな塗装が施されるとは
思いませんでしたよ!」と怒り気味の顔である

勝艦長がその疑問に答える、
その理由はマスターオブリーダーに
ハヤテが成るからだと説明した

「色を塗っても戦闘力は変わらないのに
そんなに見栄が張りたいんですかね?」
響は白銀1色に青ラインのハヤテが好みだった

誠矢もこの意見には激しく同意する
「確かにこんな事まで政治利用
しなくても良いと思うよな」

「地球政府の※党首が変わったんだ、
民意党が政権を握り、新たに首相になった
新米総理が自分の政治力を国民に示すために
此処まで五月蠅くする」と岩表が吐き捨てる

{この年ガルスグレーサーとの戦争が
終わった訳でもないのに戦局が落ち着いた
事もあり権力の移譲が起きた}

岩川がムットしながら、「イヤなもんだね
政争の道具に成るために戦ってる訳じゃないのに」
そりゃそうだと同意する春吉だが

司令室は今其れ所じゃなく
何時もお淑やかな、あの景子が怒ったように
「春吉さん此処どうなってるんですか!!」と
大きな声を出し大変ご立腹な様子なので有る

その坂巻夫人に春吉は申し訳なさそうに
{ニューレーダーシステムの説明}を始める
その{難解差}たるや・・景子が不平を
漏らすのも仕方がない物だった

「誠矢さん達はまだ良い方よ{レーダー関係}は
システムを完全に取り替えられたんだから」

そうなのである、3将軍戦の経験から、
現状ハヤテのレーダーではもう通用しないからと
新技術に置き換えられていた。

「まあまあ、押さえて押さえて、お腹の子供に
触るから、ドードー」
坂巻夫人にこんな軽口を叩けるのは
第一艦橋司令室内でも誠矢くらいだろう

「そうね・・胎教に悪いからもう怒らないけど
誠矢君は後でお仕置き決定ね」

『恐っ!(馬扱い)は不味かったか』

「妊娠して益々綺麗になったよな景子さん」
ピンチの誠矢に珍しく助け船を寄越す響
イザベルも景子に「本当に幸せそうです」と賛辞

その甲斐あって景子の表情が緩み
「今までの18年で一番充実している気がするわ・・」
そう言って景子はお腹を撫で幸福そうに目を細めた

其れを横目で見ている誠矢は
「女性ってこんなに変わるんだな」
『恋をすると女は綺麗になると言うが
そう言えば真耶も{大人っぽく成った}気がする』

響に託して正解だったってことか・・
兄としては嬉しい様で寂しいもんだな
誠矢はブリッジを出て気分転換に
テラスデッキに降りて

『それにしてもJジョーカーか・・思えば
不思議な奴だ・・彼奴は本当にカードの様に
敵かと思えば味方にもなる、もう一度会って
話してみたいな』

誠矢は知らなかった、そのJジョーカーが
今や血み泥になりながら確実に星帝ギルザートに
迫っていた事を━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★付箋文★


クリスタルアーマーステーション基地

大城誠矢は任務を終えて帰宅しようとしていた
その誠矢にイザベルが

「誠矢さん上がりですか?」と聞いた

「ああ、そうだが」
誠矢が首に手を回し何気なく色気を振りまく
(本人は無自覚)イザベルがハニカみながら
実は私も帰るんです『相変わらずの色男ぶりね』

「真耶はまだ帰らないのかしら?」と
話を振ると誠矢は無自覚に顎に手を掛け
顔を上に向けて
「確か彼奴は明け方の5時まで夜勤だよ」

『挙動の一つ一つが絵になるなー』
「そ・・そうですか」

何て調子で2人が楽しく雑談しながら歩いていると
前方に滝川鏡子が壁に凭れ掛かって立っていた
「戦闘隊長、お客様です」

鏡子がそう言い指さした方向には
小田令子が待っていて目が合うと
二人は互いに軽く会釈しあった

『しゅ・・修羅場・・修羅場ですわ』
イザベルは緊張した

鏡子が謎の迫力で誠矢に
「あまり女性を待たせる物じゃ
ありませんよ総隊長」

そう言って誠矢の脇に肘をあてる鏡子にイザベルは
『誠矢さんミス令子とデートの約束してたんだ』

事情が解ると誠矢のプレイボーイぶりに少し
腹が立つイザベル・スミス
そうなると俄然、鏡子に味方したくなる

「さあイザベルさん邪魔者は消えましょう」

「そうですね御邪魔しちゃ悪いですもんねー」

イザベルはわざとらしく腰に手を当てそう言うと
鏡子と腕を組んで2人で立ち去った

それを冷や汗で見送る誠矢は自分に
女難の相でも出ていると思ったのか
恐る恐る令子を見て

「その、何分くらい待ちましたか?」
と何時になく丁寧語で話かけた
其れが面白くて令子は
半笑い気味に「30分位かしら?」と
少し多めに時間を水増しして申告する

「わぁ、お待たせしてスイマセン!」

「ウソウソ冗談ですよそんなには待っていません」

令子は両手を振って冗談を強調すると
二人とも素に戻り少し照れた

『この女性の前だとどうも旨く言葉が出ない
何かこの局面を打開する方法は・・そうだ
散歩をしよう、成るようになるだろう』

「星空の下で海岸でも歩きませんか」

そう言って腕を差しだす誠矢と
腕を組んで、令子は幸せそうに
星空デートを楽しんだ

満天の星の下で二人が歩いている
「木星の側を通過する時は大赤班が綺麗なんです
それに土星の輪を通過すると輪の中に輪が出来て
とても幻想的で」
誠矢が語る宇宙の話を{物語を聞く少女}の
眼差しで見つめる令子は

この青年と歩いているだけで自分が
物語の中の登場人物になった気がした
令子には誠矢が物語の中にだけ出てくる
星の王子様に想えてくる・・

『この人と一緒に何時までも
物語の中を歩いていきたい』
そう夢見るような時間だった

秋から冬に変わろうとする砂浜には
冷たい潮風が吹いて令子が思わず肩を竦めると
誠矢はコートを脱いで令子の肩に掛ける

『誠矢さんは優しい人・・とても素晴らしい
一番の美徳だけれど、並の女にとっては
本当に危険過ぎる媚薬ね』

誠矢は令子にJジョーカーの事を話していた
「本当に変わった奴でしたよ」

「ある時は頼れる味方で、ある時は危険な敵に
・・人間は戦争中でも互いに理解しあえるんですね」
令子の言うことは只の理想論でしかない

併し今の誠矢は少し違う「仲間のジョンが・・」
令子は誠矢の話に聞き入った
ガルスグレーサーの最高権力者の娘と恋仲になった事
そして2人が無理矢理引き裂かれた事も話した
出来る事なら結ばせてやりたいと言う思いも

この時、誠矢は立ち止まり落ちている流木を拾い
それで軽く素振りをする

「いきなりどうしたのですか?」
男の子がチャンバラをしているようで
思わず令子は微笑ましくなる

この時誠矢は、Jを敵ではなく戦士として
理解していた、此は友情にも似た感情だった

「強敵と再戦する時が待ちきれなくて」
そう言ってはにかむ誠矢に令子の胸はトキメク

併しその時の誠矢は知らなかった、この瞬間にも
Jジョーカーが血み泥になりながら孤軍奮闘で
戦っている事を。

_______________________
★付箋文★

Jジョーカーはボロボロに刃が零れた
サンダーサーベルを握って独り立っている
その足元には{50人もの装甲兵}が倒れていた
だが彼自身も既に満身創痍の状態である。

『後・・・1ライン』

Jジョーカーは既に27番防衛ラインを
突破していたのである、剣を杖にして
前進するその姿には鬼気迫るものがあった

『俺もどうやら此処らが限界らしいな
併し・・只では死なん・・星帝の御首を
貰い受ける迄は』

28番防衛ラインのドアを開けると中から
一斉に銃撃が始まった、Jジョーカーは
ベルトに下げた最後の1発の
スタングレネードを投げ込んだ

耳をつんざく爆発音が轟きキーンと言う
音が鳴り響いて鼓膜が痛くなる

だがJはサイボーグの能力で聴覚を一時遮断し
影響を無くした、もがき苦しむ装甲兵達を
その場に残し最後の防衛ラインを突破した。

その事実をオペレーターが守備隊長に伝える
「Jが最終防衛ラインを突破しました!」

「そんな、まさか!」
守備隊長は青ざめた。

大口叩いてJが此処に到達する事は
絶対ないとまで星帝に大見得を切り
断言したにも関わらずこの体たらく

もうJが目と鼻の先まで迫って来ている
そう考えると守備隊長はギルザートの
方を思わず振り返ってしまう、だが

『星帝様は表情一つ御変わりがない』
自分を信じてくれている・・・

守備隊長は気を取り直し
「必ず此処を死守致します!」そう言うと
顔が別人のように引き締まる、そして
星帝に敬礼をすると武器庫に向かった

「使命を果たすにはこの手で
Jを始末するしかない」
守備隊長は完全武装のパワードスーツに身を包み
星帝の間に続く門前に一人で待ちかまえる。

「自分とて叩き上げの巨人兵だ
小人の一匹くらい捻り潰して見せる!」

その時金属を切り裂く音が鳴り響き
人間サイズを全く無視した巨人サイズの
巨大な部屋の扉が破壊され
朦々とあがる煙の中からJジョーカーが
幽鬼の様に姿を現わした

巨人守備隊長は自分の
10分1サイズの男に威圧され後ずさる、だが

『我は・・引かぬ・・我が背には巨人の帝王が
おられるのだ、大いなる神を守護する使命が
我にはある』
身長18m(対)1m80

「この体格差がそのまま我等巨人と貴様等
{小人奴隷}との圧倒的な力の開きだと知れ!」

剣を振るえばその威力は10倍所ではない
リーチも剣撃の重さも全てが加算され
武器を持った巨人の力は全人類種の中で最強!!

巨人守備隊長は剣でJを叩き斬ろうと横凪に振るう
だがサイボーグの俊足はその剣の速度をも
簡単に凌駕するJは巨大な剣を難なく避けた

「己え猪口才な!」
其れを手数で捉えようと何度も剣を
振り回すが一向に捉えることが出来ず
焦って腰のホルダーから銃を抜き
其れで狙いを付けるが弾を撃っても

その弾をスレスレで避けながら前に
突進してくるJに巨人守備隊長は
叫びながら銃を乱射した

『銃弾の大きさも220mmか・・当たれば
まず即死だな』

外れ弾が開けた床の穴が、その殺傷力の高さを
十分に物語る

「恐ろしいか?此が我等の力・・超古代、
神と呼ばれた者達の衞手として誕生した
栄光の種族として持つ力だ!!」

「何が栄光だ馬鹿め、首の角度を上向きにさせて
筋を痛めるだけのデクノボーが」

Jの嘲笑を聞き巨人守備隊長は逆にJが
{銃を嫌がっている}と感じた
ならばと剣をJに向かって投げつけ
其の隙に銃を両手に持ちかえ、狙いを正確にした

『以外に感の良い奴だ』
先程までの当てずっぽと打って変わり
着弾位置が明らかに目標の至近距離に当たり
飛んだ破片がJの体に被弾する

「見たか!貴様など超能力さえ封じてしまえば
どうと言う事はないのだ!!」

確かに自分が超能力さえ使えれば巨人と言えど
この程度の戦士を倒すのに5秒と掛からない

Jは守備隊長が先程自分に向かって投げた剣を
見ると、それに向かって走り出した
「何が目的かは知らないが好きにさせるか!」と
銃の狙いを剣に向けて発砲する

床の上に転がっている剣に弾が当たって
剣が弾き飛ばされた

その一瞬を狙ってJはサンダーサーベルを
守備隊長の顔面めがけて投げつける
サイボーグの力で投げた剣は守備隊長の
眼球と鼻の間に突き刺さる

丈夫なフェイスガードのおかげで即死は免れたものの
巨神守備隊長はあまりの激痛に顔を押さえ
体を仰け反らせる、そして血で視界が真っ赤に
染まりながらもJジョーカーに銃で狙いをつけた

ドス!と言う衝撃が巨人守備隊長の腹に隊長の
投げた剣が突き刺さる
『本命はコレで・・あったか』

巨人の腹に自ら手放した剣が突き刺さっている
サイボーグの怪力ならではの逆転の投擲

「星帝の間の警護に就いているだけはある
かなりの手練れだった」

最後にその賞賛を聞いてニヤリとし
巨人守備隊長は剣を抱えたまま前のめりに沈んだ

Jジョーカーは最後の扉の前に立ち
星帝の間に続く扉を開いた。

幾度と無く潜った巨人の王に続く道
重厚な絨毯を進み一段一段の階段が有り
巨人専用の踏み高さを10段昇った先に
偉大な星帝の王座がある

そこに鎮座するのがガルスグレーサーの
最高権力者にして星帝と呼ばれる
巨人界の為政者・ギルザート18世である

「来たか・・J」

悠々と自分を見下ろす星帝に
流石は宇宙最強を自負する種族の王だと
感心しながら
「最後まで見苦しい姿を見せぬ
その気概は大したものだが所似あって
その命貰い受ける!」

Jは100M近い距離をサイボーグの足で
5秒台で一気に駆け抜けた
そして階段下から一気に飛び上がり
ギルザートが座る玉座に到達する

サンダーサーベルは既に限界ではあったが
ギルザートの心臓に突き刺すだけの余力は
残っていた『覚悟!!』

だがそのJの{懇親の一撃}をギルザートは
手にした王錫で弾き返す「!?馬鹿なっ」

「驚いたか・・?この老体にこの様な反撃が
出来るとは思わなかったと言う顔だな・・」

そして王座から見事な身の小無で立ち上がると
「舐めるなJ!巨人の王族とは武力のみで権力を
握った戦闘の言わばプロフェショナルなのだ!!」

そう言ってギルザートは王錫をJに向け
達人の域に達する棒術でJを王座の段から
叩き落とした

星帝の思わぬ一撃に大ダメージのJ
「まさか星帝が此ほど出来るとは・・」

そして王錫を掲げギルザートがリンクスに命じた
「この者に永久凍結の刑を!!」

「御意の侭に!」
宰相リンクスが合図をすると
冷凍ガスの充満したタンクを備えた
ロボロイド部隊が取り囲み

強力な冷凍ガスがJに向かって噴射され
ダメージで上手く動けない
Jはそれを何とか避けようとしたが

超低温ガスのためにサイボーグ部分が凍り付き
逃れることが出来なかった
「己っ!殺せギルザート!!」

ギルザートは無言の侭再び王座に座ると
「お前相手では一切油断出来ないからな
自爆でもされたら元も子もない」

リンクスは星帝が凍結刑を選んだ事で
端から自分と同じ腹積もりだった事を知った

『確かにそう進言はしたが、流石は・・
我が敬愛する星帝様だ』

星帝ギルザートは最後に言った
「孤独な黒獅子よ・・お前の
{この時代}の役目は終わった・・」

「何・・だと!?」

「お前と言う戦士は{余りに希有}なる
存在だ・・よってギルザートの{次代}に
孤独の黒獅子を遺産として残す」

「・・まさか・・アリーヌ様の為に?」

『と言うことは既に王女の脱出も知っていたのか?
何という漢だ・・・格が違い過ぎる』

「今は静かに眠れ孤独の黒獅子よ・・」

Jの網膜にギルザートとリンクスの
両雄の姿が映り静かに意識が途切れた
━━━━━━━━━━━━━━━━━━★付箋文★

2万年続く巨人史の中で
アトランテスとムーの{共通神話}に

{時の魔女・魔導神話}と言う物がある
その中で孤独の黒獅子がどの時代でも
必ず出会う運命の存在
『俺が黒獅子だと言うなら時の魔女も
実在するのか!?』

歴史をも改変する程の巨大な力を持つ
時の魔女・・其れは今俺が一番
{逢いたいと願う者}こそがそうだ。

その時Jの頭に浮かんだのは真耶の顔だった
『真耶・・まさかお前が時の魔女だったとは・・』

自分よりずっと年下の女の為に、そして大儀に
{戦士の誇り}命を懸けた・・後悔はない

魔導と言う物がどう言った存在かは知らないが・・
ギルザートとリンクスを無意識下で操り
俺を生かしたのだ・・意志が有るのは間違いない

『善にも悪にも力を貸す・・偉く厄介な力だ、
気をつけろ・・大城誠矢・・』

(J)は{冷凍睡眠カプセル}に凍結された
・・其の際、リンクスの命令で
人間の大きさに合うまで圧縮
{シルヴァニア}化した魔導動力炉が
(J)だった男の体内に移植された
そして{全ての記憶は抹消され}
次代のギルザートが誕生するその日まで
彼は封印される

時の魔女{ホーラー}を護る者
孤独の黒獅子{ダークレオン}
其の記録はこの時より長らく途絶え

後日━━━━━
━━その存在は秘匿され3将軍の一人に
密かに引き継がれたのだった。

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