17 / 103
17話
しおりを挟む
「どうして柊さんは金森さんの肩を持つのかしら」
「別にどっちの肩も持ってないだろ……はぁ……」
なぜか舞の肩を持っていると責められる瑞希は、思わず小さいため息を漏らす。
本当に瑞希は舞の肩も持っていないし撫子の肩も持っていない。
「なんだなんだ。三人で入部じゃなかったのか。というか早くしてくれ。麺が伸びる」
「……瑞希ちゃんはあたしが入った方が助かるんだよね」
「えっ、まぁ……金森が入ってくれる方が助かるけど」
「……分かった。あたしそのサポート部に入ります」
いきなり耳打ちをされた瑞希は思わずドキッと動揺してしまう。
男の娘とはまた若干違う女の子の香り。
なんで舞がそんなにも瑞希にこだわるのかは分からないが、瑞希が立ち上げたサポート部に入ってくれるなら万々歳だ。
「それとごめんなさい撫子ちゃん。撫子ちゃんに不快な思いをさせて」
「いえ、謝るのは私の方よ。勝手に噛みついてしまってごめんなさい」
撫子から舞に仕掛けた喧嘩は尚美のフォローのおかげもあり、すぐに鎮火することができた。
「それじゃー『サポート部』、部員三人で登録しておくから。さぁ、用が済んだら帰った帰った。授業が始まる前に食べないとマジで午後が持たんからな」
無事二人の仲直りを確認すると、尚美は面倒くさそうな声で三人をあしらう。
面倒くさそうな声を出しているが仕事はしっかりこなしてくれるのが尚美という女性だ。
それに、尚美だって次に授業のために準備だってあるだろう。
「「「それではよろしくお願いします」」」
三人は尚美に感謝を表現するために、浅すぎず深すぎない礼をして職員室から出る。
「……青春だな……若いな……はぁー……甘くて胸やけがしそうだ……あぁ……どんどん自分が老いていく……」
そして自分が老いていっていることを自覚した尚美は一人落ち込む。
『う・る・さ・い・ば・か』
だから瑞希は口パクで反論する。
これが瑞希が学校でできる、最大限の反撃だった。
「別にどっちの肩も持ってないだろ……はぁ……」
なぜか舞の肩を持っていると責められる瑞希は、思わず小さいため息を漏らす。
本当に瑞希は舞の肩も持っていないし撫子の肩も持っていない。
「なんだなんだ。三人で入部じゃなかったのか。というか早くしてくれ。麺が伸びる」
「……瑞希ちゃんはあたしが入った方が助かるんだよね」
「えっ、まぁ……金森が入ってくれる方が助かるけど」
「……分かった。あたしそのサポート部に入ります」
いきなり耳打ちをされた瑞希は思わずドキッと動揺してしまう。
男の娘とはまた若干違う女の子の香り。
なんで舞がそんなにも瑞希にこだわるのかは分からないが、瑞希が立ち上げたサポート部に入ってくれるなら万々歳だ。
「それとごめんなさい撫子ちゃん。撫子ちゃんに不快な思いをさせて」
「いえ、謝るのは私の方よ。勝手に噛みついてしまってごめんなさい」
撫子から舞に仕掛けた喧嘩は尚美のフォローのおかげもあり、すぐに鎮火することができた。
「それじゃー『サポート部』、部員三人で登録しておくから。さぁ、用が済んだら帰った帰った。授業が始まる前に食べないとマジで午後が持たんからな」
無事二人の仲直りを確認すると、尚美は面倒くさそうな声で三人をあしらう。
面倒くさそうな声を出しているが仕事はしっかりこなしてくれるのが尚美という女性だ。
それに、尚美だって次に授業のために準備だってあるだろう。
「「「それではよろしくお願いします」」」
三人は尚美に感謝を表現するために、浅すぎず深すぎない礼をして職員室から出る。
「……青春だな……若いな……はぁー……甘くて胸やけがしそうだ……あぁ……どんどん自分が老いていく……」
そして自分が老いていっていることを自覚した尚美は一人落ち込む。
『う・る・さ・い・ば・か』
だから瑞希は口パクで反論する。
これが瑞希が学校でできる、最大限の反撃だった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
友達の妹が、入浴してる。
つきのはい
恋愛
「交換してみない?」
冴えない高校生の藤堂夏弥は、親友のオシャレでモテまくり同級生、鈴川洋平にバカげた話を持ちかけられる。
それは、お互い現在同居中の妹達、藤堂秋乃と鈴川美咲を交換して生活しようというものだった。
鈴川美咲は、美男子の洋平に勝るとも劣らない美少女なのだけれど、男子に嫌悪感を示し、夏弥とも形式的な会話しかしなかった。
冴えない男子と冷めがちな女子の距離感が、二人暮らしのなかで徐々に変わっていく。
そんなラブコメディです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる