Soul Keeper(s)

HalTo

文字の大きさ
6 / 10

6話 袖振り遭うも他生の縁

しおりを挟む
「『モナ・リヒト』か…、いいな!」
橘は興奮気味で喪介を褒める。
「…あ、そうだ。お前が寝てるときの話なんだが…知り合いに頼んで何とか茉由の通う高校に編入してもらうことになったぞ!とりあえず明日は編入試験まではいかないがまあ…学力テストがある。」
「あ、ちなみに学校は明後日からだ。頑張れよ。」
と、肩をたたく橘。
「急だな展開が…つか橘さん…あんたいったい何もんなんだよ。」
飽きれたような表情の喪介。
「んー、そうだな、ただの人脈の広いマジシャンさ。うん、じゃ、明日の準備もあるし部屋に戻るわ。」
どや顔をしながら手を振り去っていく橘。
「何か…適当に流された気もするが…。」
「どうしたの?」
茉由が風呂から上がったみたいだ。
「…いや、なんでもない。風呂入る、おやすみ。」
喪介は疲れていたのもあり、寝る支度を始めた。

2日後
新学期である。
喪介は編入、茉由は進級で2年生になった。
「喪介、同じクラスみたいね!」
「あぁ、そうだな。」
喪介と茉由が話しているとそこに何者かが肩をぶつけてきた。
「邪魔くせぇな、殺すぞ。」
声の主は身長180cmぐらい、かなり筋肉質な不良の男だった。
「あ?なんだよ、ぶつかってきたのはお前だろ。」
喪介が言い返す。
「ちょっと、やめなよ。ごめんなさい九条君!私の連れが。」
「そいつ…見ない顔だな。連れの女も謝ってることだしこれで済ませてやるよッ!」
九条と呼ばれた男が殴ろうとしたその時、拳のすぐ横辺りの空間に巨大な機械の拳が現れた。
「なッ、こいつッ!」
すかさず喪介は自らのミタマを繰り出し、ガードをした。
が、巨大な拳はかなりの勢いで喪介を2~3mほど吹っ飛ばした。
「何…!?」
九条と呼ばれた男は驚きの表情を隠せない様子だ。
「…ってて…。」
喪介はほぼノーダメージである。
「何…あいつ、九条さんのパンチを食らって傷一つないだと!?」
「何だあいつ!」
生徒がざわめいている。
「…チッ。」
九条と呼ばれた男は去っていった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

大ッ嫌いな英雄様達に告ぐ

鮭とば
ファンタジー
剣があって、魔法があって、けれども機械はない世界。妖魔族、俗に言う魔族と人間族の、原因は最早誰にもわからない、終わらない小競り合いに、いつからあらわれたのかは皆わからないが、一旦の終止符をねじ込んだ聖女様と、それを守る5人の英雄様。 それが約50年前。 聖女様はそれから2回代替わりをし、数年前に3回目の代替わりをしたばかりで、英雄様は数え切れないぐらい替わってる。 英雄の座は常に5つで、基本的にどこから英雄を選ぶかは決まってる。 俺は、なんとしても、聖女様のすぐ隣に居たい。 でも…英雄は5人もいらないな。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

冤罪で辺境に幽閉された第4王子

satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。 「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。 辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。

異世界転生してしまった。どうせ死ぬのに。

あんど もあ
ファンタジー
好きな人と結婚して初めてのクリスマスに事故で亡くなった私。異世界に転生したけど、どうせ死ぬなら幸せになんてなりたくない。そう思って生きてきたのだけど……。

いまさら謝罪など

あかね
ファンタジー
殿下。謝罪したところでもう遅いのです。

企業再生のプロ、倒産寸前の貧乏伯爵に転生する 

namisan
ファンタジー
数々の倒産寸前の企業を立て直してきた敏腕コンサルタントの男は、過労の末に命を落とし、異世界で目を覚ます。  転生先は、帝国北部の辺境にあるアインハルト伯爵家の若き当主、アレク。  しかし、そこは「帝国の重荷」と蔑まれる、借金まみれで領民が飢える極貧領地だった。  凍える屋敷、迫りくる借金取り、絶望する家臣たち。  詰みかけた状況の中で、アレクは独自のユニーク魔法【構造解析(アナライズ)】に目覚める。  それは、物体の構造のみならず、組織の欠陥や魔法術式の不備さえも見抜き、再構築(クラフト)するチート能力だった。  「問題ない。この程度の赤字、前世の案件に比べれば可愛いものだ」  前世の経営知識と規格外の魔法で、アレクは領地の大改革に乗り出す。  痩せた土地を改良し、特産品を生み出し、隣国の経済さえも掌握していくアレク。  そんな彼の手腕に惹かれ、集まってくるのは一癖も二癖もある高貴な美女たち。 これは、底辺から這い上がった若き伯爵が、最強の布陣で自領を帝国一の都市へと発展させ、栄華を極める物語。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

処理中です...