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恐る恐る振り向くと、先ほどの男がいた。
よく見るとこの男、すごく顔が整っています。
深い蒼の髪に、前髪から覗く瞳は黒目が大きいのが特徴的だ。
「あの、別に覗き見をした訳ではなく道に迷ってしまって偶然ここに来てしまっただけで」
その男は、私をまるで品定めするかのように
見ると、口元をニヤリとあげた。
そして
「えΣ!」
掴んでいた腕をグイッと引き寄せられた
「んぅ‥‥!?!」
唇に柔らかい感触が‥
まさか
私
口付け‥さ、されてる!?
あまりにもイキナリの事で脳内処理が上手くいかない。でも顔に熱が集まるのを感じ取った。
い、嫌
私はその男を手で突き飛ばした
「な、何するんですか!いきなり」
「‥‥口止料に決まってるだろ」
とニヤリと笑った。
さ、この最低俺様男!
その瞬間乾いた音がこの空間に広がる。
バチーーーン!!
そして思いっきり叩いていた。
そして、私は急いでその場を抜け出した。
や、やってしまったと後悔しながらも
ブレザーの裾で唇を拭いて
そして、私が去った後
??side
俺は、女が去っていくのをただ呆然と見ていた。生まれて初めて見たあんな女
「何なんだ?あの女。俺様を叩くとは」
とこぼした時、俺はあるものを見つけ
拾った。それは‥我が校の生徒手帳だ
開くと、鈴宮 深雪と書かれていた。
聞いた事ない名前だ‥編入生か?
「気に入ったぜ、鈴宮 深雪ちゃん」
と小さく笑いを零しながら、通路に消えた
??side end
よく見るとこの男、すごく顔が整っています。
深い蒼の髪に、前髪から覗く瞳は黒目が大きいのが特徴的だ。
「あの、別に覗き見をした訳ではなく道に迷ってしまって偶然ここに来てしまっただけで」
その男は、私をまるで品定めするかのように
見ると、口元をニヤリとあげた。
そして
「えΣ!」
掴んでいた腕をグイッと引き寄せられた
「んぅ‥‥!?!」
唇に柔らかい感触が‥
まさか
私
口付け‥さ、されてる!?
あまりにもイキナリの事で脳内処理が上手くいかない。でも顔に熱が集まるのを感じ取った。
い、嫌
私はその男を手で突き飛ばした
「な、何するんですか!いきなり」
「‥‥口止料に決まってるだろ」
とニヤリと笑った。
さ、この最低俺様男!
その瞬間乾いた音がこの空間に広がる。
バチーーーン!!
そして思いっきり叩いていた。
そして、私は急いでその場を抜け出した。
や、やってしまったと後悔しながらも
ブレザーの裾で唇を拭いて
そして、私が去った後
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俺は、女が去っていくのをただ呆然と見ていた。生まれて初めて見たあんな女
「何なんだ?あの女。俺様を叩くとは」
とこぼした時、俺はあるものを見つけ
拾った。それは‥我が校の生徒手帳だ
開くと、鈴宮 深雪と書かれていた。
聞いた事ない名前だ‥編入生か?
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と小さく笑いを零しながら、通路に消えた
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