あべらちお

Neu(ノイ)

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一章:可愛いキノコ、愛しい殺人鬼

凹凸の巡り合わせ 31*

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ズボンを寛げると、パンツだけを下にずらされる。
トロトロと先端を濡らす屹立を握り込まれた。

「あっ、ぁ、あ、だめ」

ぎゅう、とキツく目を閉ざす。
布団を握り締めて、首を横に倒した。

「こんなにトロトロにして。好き、だよな?」

司破の手で上下に扱かれて、背中がびくんびくんと跳ねる。

「はっ、あ、す、き、です。す、き」

すきすき、と連呼し、腰が揺れた。
直接与えられる刺激は、快感が強い。
頭が痺れて、何も考えられない。

「ココも、擦るの好きだよな?」

竿をゆっくりと扱きながらも、親指の腹で亀頭を刺激されて、とろり、と透明な液が溢れた。

「すき、です。亀頭、ぐりって、すき」

司破の手が、離れていく。
あ、と伸ばした手は、自身のベルトを外す司破に届くことなく宙に浮いた。

「こうやって擦り合うのも、好きか?」

司破の屹立が、明紫亜のものと合わさり、ずるりと擦れる。
浮いたままの手を掴まれて、指を舐められた。

「す、き。ぁ、あ、っ、ん、司破、さ」

人差し指の指先を、ちゅうと吸われながら、ずるりずるりと陰茎が擦れ、脊髄を電気が走ったように、ぞわあと何かが駆け巡る。

「好きなこと、沢山してやるから。少しだけ、我慢しろよ」

そう告げた司破の手が下に降りた。
今まで、触れようともしなかった尻の狭間にと指を這わせられ、明紫亜の目は大きく見開き、びくんと体が大きく揺れた後、小刻みに震える。

「ぁ、ゃ、そこ、汚い、やだ」

息を荒くして首をイヤイヤとさせる明紫亜の表情は、恐怖で強張っていた。

「メシア、落ち着け。触るだけだ。俺とセックス、出来るようになりたいんだろ? 少しずつ慣れねぇと、いつまで経っても出来ねぇぞ。全部、お前のことは何だって受け止めてやる。今は気持ちイイことだけ、考えとけ」

いつもよりも、甘く優しく、耳を擽るように囁かれ、うーっ、と唸って明紫亜は頷いた。
ゆっくりと息を吐き出して、目を瞑る。

「ん、ん、っ、ぁ、は、ぅ、んぅ」

司破の逸物と擦れる度に、快感が体を巡り、そのタイミングで、司破の指先は悪戯に菊門を擽った。
嫌な筈で、其処はとても汚いところで、触ってはいけないのだと、思えば思う程に、屹立にと送られる刺激と相俟って、其処を触られることを、気持ちイイ、と感じてしまう。

「ぁ、あ、や、だあ、い、や」

怖くて怖くて堪らなくて、必死で布団を掴んだ。
ふーふー、と息が上がっていく。
司破の顔が首筋に埋まり、がりっ、と噛まれた。
肛門の指が、皺を伸ばすように、ぐにと其処を押す。
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