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一章:調教スタート
カクチョウ 04*
しおりを挟むベッドの上に中身をばら撒いていく弟はニヤニヤと笑っている。
いかがわしい大人の玩具とローションのボトルが転がった。
今から何をされるのか、大体の予測がついた僕は青褪めた顔をキヨに向ける。
「や、っ、キヨのが、いい、っ! 玩具、こわい」
体躯を震わせる僕の額に弟の額が合わさった。
よしよし、と宥めるように髪を梳かれ、心地良さに目を細める。
「ちゃんとイイ子に拡張できたらご褒美あげるから、頑張ろうね、お兄ちゃん。大好きだよ、セイ」
そっ、と唇に触れる接吻は優しかった。
胸が、ぎゅう、と締め付けられ、何故なのか涙が溢れる。
「キ、ヨ。キヨ。キヨ」
名前を呼んで舌を伸ばすと、キヨの柔らかい唇に触れた。
疼く後孔が物理的な刺激を求め僕を突き動かしていく。
欲しくて欲しくて、ナカを何かで埋めて摩擦し、奥の深い場所を穿たれたくて、もうどうにもならない。
「ああああ、キヨぉ。お尻、熱いんだよお! 何でもいいから、僕のケツ穴にぶち込んで下さいぃいぃっ!」
縛られている四肢を振り乱し、首を振った。
腰が跳ねて性器も、ぶるんぶるん、と揺れる。
「お兄ちゃんのケツ穴、マンコにしても良いの? 性器みたいにイヤらしい玩具でグチョグチョに拡げちゃうよ? ねえ、セイ。この穴、どうして欲しいの?」
暴れる僕の足首を掴みキヨの身体が股の間に入り込む。
とろり、とローションをひくつく穴の上に垂らされ、指で馴染ませるように撫ぜられた。
ひんやり、とした粘液が肛門の淵に溜まり、ぐぶり、と穴が呑み込もうと蠢く。
「あっ、あ、っ、キヨ! ぼ、僕の、ケツ穴、っ、マンコに、僕を、メスに、して下さい。玩具、っ、奥までグリグリして、っ、ケツマンコで、感じたい、っ、です。おね、お願い、します。僕のお尻を性器にして下さい」
何を言えば望みを叶えてくれるのか、僕はもう解っていた。
理性の働かない本能だけで動いている状態の僕を止めてくれるものなど何もない。
実の弟に痛みと快感を与えられ、嬲られ堕ちたのだ。
男の自分が女のように挿入され、排泄器官を女性器に見立て快感に咽び泣こうとしている。
それを身体が、脳が、強く求め望んでいる。
狂っているこの状況自体に、僕は酔い痴れていた。
「お兄ちゃんのケツ穴、欲しい欲しい、ってお口クパクパさせてるね。欲張りで淫乱な穴だなあ」
キヨの手がベッドに転がる玩具にと伸びる。
丸い球が一列に繋がり、小さい球から徐々に大きくなっているスケルトンのピンク色をした物体にローションを垂らし、掌で塗り込むキヨの顔がイヤらしく見え、ちんこが熱くなった。
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