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神は進化を望む
ダンジョンってなんすか?
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さて、荷物もまとめたし帰りますか。
相変わらず朝と同じく車道は渋滞でクラクションがピーピーとうるさくなっているので耳を塞いで帰路につく。
その間に歩きながら今日のことを振り返る。
「今日って休校だったんだなぁ…あいつらこんな時に黒魔術同好会を抜けやがって絶対に許さねぇ」
そうだあいつらのこと呪ってやろうかな?
なぁにがダンジョンだよ?
ダンジョンに行くので同好会を抜けますとか抜かしやがってよ。
「…ん?ダンジョン?そんなのあるのか…ちっとインターネットで確認してみるか」
えぇっとダンジョンとは、昨日なんやかんやで地上に洞窟状の物体が現れそれをダンジョンと呼ぶ人が多いため『ダンジョン』と呼ばれる。
正式名称は『神の挑戦権』とされておりそこでは色々な生物が確認されており襲ってくる。
それを倒すことで経験値というものが貰えレベルアップすることで人離れした能力を持つことができるとのこと。
また、ダンジョンに入ることでスキルという特殊能力を獲得することもあるらしい。
今の人類の中での最大レベルは3とのことだ。
人類の平均レベルは2となっている。
「へぇ~なんかすごいことになってんじゃん。面白そうだな…おっ?えぇっとダンジョン内でモンスターから獲得できる魔石と呼ばれる物質は一つ100円で売れる。ねぇ」
これはよく本で読んでいた職業が現実になるんじゃないか?
それだったらまだ就職先が決まっていない俺は狙ってみるべきじゃないかな?
「ここから一番近いダンジョンは…徒歩で10分か。家からは30分あれば着くかな」
そういえば朝やっていた法律の改訂についてやっていたな。
…神の挑戦権について第一条、神の挑戦権内での武器の使用を可能とする。
第六条、武器を神の挑戦権で使う場合は世界ダンジョン機関への個人登録が必要。
第十二条、二十歳未満は神の挑戦権内に入場できない。
「大事そうなのはこれぐらいかな?個人登録はインターネットでも可能か…」
身体能力テストとかはまだ無いらしい。
今のうちに登録しておこっかなぁ?
そうして家につきいつも通り俺は「ただいま」というが返ってくる声はないので自分の部屋に行く。
…大学にもう行かなくても良いんだっけか。
一応赤坂教授に明日来ないことをメールしておくか。
『ピロン』
メールを送って数秒後すぐにメールの返事が返ってきた。
メールの内容は『もう来なくて良い』。
その一言だけだった。
なんだかそこまで言われると涙出てくるよねぇ。
「まぁ出るはずないんだけど」
さて、明日の準備でもしますか。
Amozonでなんとなく買ったよく切れるサバイバルナイフとペットボトルを二本。
そして乾パンの缶を一つポシェットの中に入れる。
これで明日はいつでも行っても大丈夫そうだな。
俺は今日はそのまま風呂に入り今日を終えるためベットに寝っ転がった。
いやぁダンジョンかぁ。
楽しみでしょうがないなぁ。
『ジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリッ!』
いつも通りうるさい目覚ましが俺の快眠を邪魔する。
全くうるさい目覚ましだ。
誰だよこんなのつけたやつ絶対許さんからな。
「だからうるせぇって言ってんだろッ!」
目覚ましに向かって右ストレートを入れる。
吹き飛ばされる目覚まし。
しかし糸が目覚ましと天井にくっついており殴っても振り子のように戻ってきて俺の頭にぶつかる。
「いてぇ…まじなんなん?」
自分の部屋を出て一階に降りて席に着く。
今日の朝ごはんは米と納豆と味噌汁。
ザ・和食というべき物だろうが俺は一つ許せないものがある。
それは納豆だ。
なんでこんなにネバネバしているんだこれ?
「あ、そうだ母、妹…俺さぁ今日からダンジョン行ってくるわ」
そういうと母は洗濯物を下に落とし妹は食べていた納豆を下に落とした。
あぁ汚い。
あれを掃除するのめんどくさいんだよなぁ。
においが床についちまうし。
とりあえずチィッシュで納豆の粒をとるか。
「お、お兄ちゃん!本当にダンジョン行くの!?」
急に話しかけられて俺は少し後退りする。
俺は妹に「急にどうしたんだ?」というと妹は俺に顔を近づけて言う。
「ダンジョンってあれでしょ!?昨日できたやつ。あんなの危ないよ行かない方が良いよ!」
俺はそのまま喋り続ける妹の話を聞きつつ母を見る。
母は何故かこちらを怒った表情をしている。
これはなんか嫌な予感がする。
「と、とりあえず行ってくるから!じゃ、じゃあお先に!」
そう言って俺は急いで食器を片付けて歯を磨き家を出て行く。
その間にも妹が追っかけてきて俺のことを説教してくるが俺は適当に返事をして家を飛び出した。
ここから30分歩く。
それにダンジョンでモンスターとも戦うのだから少しでも体力を消費しないように移動しなければ。
「フフフフ楽しみだなぁ」
相変わらず朝と同じく車道は渋滞でクラクションがピーピーとうるさくなっているので耳を塞いで帰路につく。
その間に歩きながら今日のことを振り返る。
「今日って休校だったんだなぁ…あいつらこんな時に黒魔術同好会を抜けやがって絶対に許さねぇ」
そうだあいつらのこと呪ってやろうかな?
なぁにがダンジョンだよ?
ダンジョンに行くので同好会を抜けますとか抜かしやがってよ。
「…ん?ダンジョン?そんなのあるのか…ちっとインターネットで確認してみるか」
えぇっとダンジョンとは、昨日なんやかんやで地上に洞窟状の物体が現れそれをダンジョンと呼ぶ人が多いため『ダンジョン』と呼ばれる。
正式名称は『神の挑戦権』とされておりそこでは色々な生物が確認されており襲ってくる。
それを倒すことで経験値というものが貰えレベルアップすることで人離れした能力を持つことができるとのこと。
また、ダンジョンに入ることでスキルという特殊能力を獲得することもあるらしい。
今の人類の中での最大レベルは3とのことだ。
人類の平均レベルは2となっている。
「へぇ~なんかすごいことになってんじゃん。面白そうだな…おっ?えぇっとダンジョン内でモンスターから獲得できる魔石と呼ばれる物質は一つ100円で売れる。ねぇ」
これはよく本で読んでいた職業が現実になるんじゃないか?
それだったらまだ就職先が決まっていない俺は狙ってみるべきじゃないかな?
「ここから一番近いダンジョンは…徒歩で10分か。家からは30分あれば着くかな」
そういえば朝やっていた法律の改訂についてやっていたな。
…神の挑戦権について第一条、神の挑戦権内での武器の使用を可能とする。
第六条、武器を神の挑戦権で使う場合は世界ダンジョン機関への個人登録が必要。
第十二条、二十歳未満は神の挑戦権内に入場できない。
「大事そうなのはこれぐらいかな?個人登録はインターネットでも可能か…」
身体能力テストとかはまだ無いらしい。
今のうちに登録しておこっかなぁ?
そうして家につきいつも通り俺は「ただいま」というが返ってくる声はないので自分の部屋に行く。
…大学にもう行かなくても良いんだっけか。
一応赤坂教授に明日来ないことをメールしておくか。
『ピロン』
メールを送って数秒後すぐにメールの返事が返ってきた。
メールの内容は『もう来なくて良い』。
その一言だけだった。
なんだかそこまで言われると涙出てくるよねぇ。
「まぁ出るはずないんだけど」
さて、明日の準備でもしますか。
Amozonでなんとなく買ったよく切れるサバイバルナイフとペットボトルを二本。
そして乾パンの缶を一つポシェットの中に入れる。
これで明日はいつでも行っても大丈夫そうだな。
俺は今日はそのまま風呂に入り今日を終えるためベットに寝っ転がった。
いやぁダンジョンかぁ。
楽しみでしょうがないなぁ。
『ジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリジリッ!』
いつも通りうるさい目覚ましが俺の快眠を邪魔する。
全くうるさい目覚ましだ。
誰だよこんなのつけたやつ絶対許さんからな。
「だからうるせぇって言ってんだろッ!」
目覚ましに向かって右ストレートを入れる。
吹き飛ばされる目覚まし。
しかし糸が目覚ましと天井にくっついており殴っても振り子のように戻ってきて俺の頭にぶつかる。
「いてぇ…まじなんなん?」
自分の部屋を出て一階に降りて席に着く。
今日の朝ごはんは米と納豆と味噌汁。
ザ・和食というべき物だろうが俺は一つ許せないものがある。
それは納豆だ。
なんでこんなにネバネバしているんだこれ?
「あ、そうだ母、妹…俺さぁ今日からダンジョン行ってくるわ」
そういうと母は洗濯物を下に落とし妹は食べていた納豆を下に落とした。
あぁ汚い。
あれを掃除するのめんどくさいんだよなぁ。
においが床についちまうし。
とりあえずチィッシュで納豆の粒をとるか。
「お、お兄ちゃん!本当にダンジョン行くの!?」
急に話しかけられて俺は少し後退りする。
俺は妹に「急にどうしたんだ?」というと妹は俺に顔を近づけて言う。
「ダンジョンってあれでしょ!?昨日できたやつ。あんなの危ないよ行かない方が良いよ!」
俺はそのまま喋り続ける妹の話を聞きつつ母を見る。
母は何故かこちらを怒った表情をしている。
これはなんか嫌な予感がする。
「と、とりあえず行ってくるから!じゃ、じゃあお先に!」
そう言って俺は急いで食器を片付けて歯を磨き家を出て行く。
その間にも妹が追っかけてきて俺のことを説教してくるが俺は適当に返事をして家を飛び出した。
ここから30分歩く。
それにダンジョンでモンスターとも戦うのだから少しでも体力を消費しないように移動しなければ。
「フフフフ楽しみだなぁ」
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