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第一章 アストラニア王国編
030 指名依頼と本当の意味
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敏腕マネージャー、イレーヌの手腕によって、その後の二ヶ月間の予定はびっしり埋まっていた。
ダンジョンに潜る初日は大抵野営、二日目でボス攻略、三日目は別のパーティと再挑戦――その繰り返しだ。さすがに八日続けて潜れば、一日は休養日をもらえたが。
この依頼をこなすうちに、「これって奴隷に売春させられている主人なんじゃ……」と頭をよぎったこともある。けれど、考えないことにした。
依頼中、女性冒険者パーティにつきまとう男性冒険者パーティを何度か目にしたことがある。そんな時はイレーヌの闇魔法〈悪夢幻視〉で追い払ったり、通路に空間魔法〈空架障壁〉で進路を塞いだりして対応していた。
治療を行うセーフルームは、地下三十階のボス部屋からワープポータルへ向かう途中にある。ワープポータルから直接ボス部屋付近のセーフルームへ行くことはできない仕組みなので、討伐後の女性冒険者を先回りしてセーフルームで待ち伏せすることはできない。
ただ最近は「女性パーティがオークキングを討伐している」という噂が広がり、ワープポータル付近で待ち伏せする男性冒険者が増えていた。もちろん、俺たちは完全に治療を終えてから女性を送り返すので、彼らの待ち伏せはすべて空振りだ。
俺たち〈百花繚乱〉はというと、透明化したままワープポータルを抜けて地上に戻るようにしていた。
――そして二ヶ月後。
王都の四つの冒険者ギルドで群れていた女性冒険者の数は大幅に減っていた。……俺、結構頑張ったんじゃないか?
この世界の女性の顔面偏差値は異常に高く、冒険者だからかスタイルがいい人ばかり。イレーヌが意図的にそういう人を集めたのかもしれないが、おかげで苦労というほどの苦労はなかった。
この二ヶ月で新たに得られたスキルは〈体術〉、〈投擲〉、〈挑発〉、〈威圧〉だ。
〈体術〉は武器を失っても戦えるようになるので、イレーヌとリディアにも複製。さらにリディアにはタンク向きの〈挑発〉と〈威圧〉、そして〈投擲〉も渡しておいた。槍投げをイメージしたが……実際に使う場面は少ないかもしれない。武器投げたら、ガントレット付けてるとはいえ、素手だしな。
今日でひとまず指名依頼は終了らしい。また増えたら頼む、と言われているが。
最後にギルド長のガルドから、にやにやとこう言われた。
「そういや百人超えたんじゃないか? 《百花征く剣》のアレスさんよ」
……やっぱりな。最初はかっこいい二つ名だと思っていたけど、冷静に考えたらおかしい。
『百の花のごとき数多の戦場で、その場を支配する圧倒的な剣』――そう言われていたけど、俺は王都のダンジョンでしか戦っていない。ゾンビを倒したのも“アリス”であって俺じゃない。全然『数多の戦場』じゃないのだ。
つまり本当の意味は……
『百の花を征した剣』
絶対これだ……。ガルドめ、最初からこの結末を見越して名付けていたに違いない。許すまじ。
そして、明日は王城での表彰がある。
イレーヌとリディアが俺の奴隷なので、アレスも表彰の後の王家主催のパーティーに参加できるがどうするかと聞かれたが、きっちりと断っておいた。俺は“アリス”で参加しなくちゃいけないからね。
三人が着ていくドレスはすでに完成している。デザインを決めるのに一ヶ月近くかかったのはいい思い出だ。俺はただ待つだけの暇な時間でしかなかったが、イレーヌとリディアは真剣に悩みながら選んでいたので、充実した時間だったのだろう。すでに何度か試着して、細かなサイズ調整も終わっている。あとは明日、イレーヌとリディアに着せてもらうだけ。化粧や髪型は〈美容[8]〉のイレーヌが「任せとけ」というので任せる。
ただ懸念していることが一つある。これってどこかの貴族に見染められてしまうイベントなんじゃないかということ。ありがちである。しかし、たとえアリスになっていても、俺は男には興味はない。そんなイベントは回避あるのみ。
そこで俺は「表彰式にはまともに出るが、パーティーになったら透明化してどこかに隠れる」とすでにイレーヌとリディアに伝えている。
「でもさ、これ冗談抜きで、イレーヌやリディアも相当な美人だぞ。貴族から声がかかるんじゃないのか?」
「ふふふ、ありがと。でもアタシらは大丈夫なのよ」
「なんで?」
「奴隷は主人の所有物だから、他人が手を出すと窃盗と同じ扱いになるのよ。ちょっと話しかけられるくらいはあっても、絶対に口説かれることはないわ」
……羨ましい。二人はパーティで美味しい料理を楽しみにしているらしい。
◇
翌日。王城から迎えの馬車が来るので、それまでに準備をする必要があった。
かなり余裕をもって早起きしたはずなのに、イレーヌが髪の毛一本一本にまでこだわるもんだから、最後にイレーヌの準備が終わったのは迎えの馬車が家の前に着くのとほぼ同時だった。
私のドレスは、深い赤と黒の肩出しドレス。バイカラーだとかビスチェだとかプリンセスラインとか説明されたが、よくわかっていない。大人っぽいドレスだなと思っている。また、このドレスを着るための下着ってのもあって、これが最初はキツかった。綺麗に見せるために締め上げるらしい。「本当にこれ、つけるの?」と店の人に聞いたら、「絶対つける」と言われたので、「これつけてたら何も食べられないから、表彰終わったら下着だけ外してやる!」と言ったら、渋々もう少し大きいサイズのをくれた。それでもちょっとキツイのだけれど。
イレーヌは深い緑と黒、リディアは深い青と黒のドレス。それぞれデザインが違うけれど、三人並ぶとユニット衣装のように統一感がある。まるで元の世界のアイドル衣装をドレスにしたみたいだ。
王城では裏門から案内され、専属のメイドに控室へと通された。
実はこの日のために特訓してきたことがある――『歩き方』だ。ドレス姿での所作が全然なっていないと二人に言われ、みっちり矯正された。ヒールなんて歩くための靴じゃないだろ! と思うが、顔に出してはいけない。こっそり〈感度調整〉で痛みを抑えている。
「アリス! 歩き方!」
気を抜くと後ろから即座に注意。先頭を歩かされる私は、まるでマナー講師に叱られる新入社員だ。
長い廊下を抜け、ようやく控室へ。こうやってまともに王城に入るのは初めてだけど、廊下だけでも無駄に贅沢な作りをしていた。そして控室も豪華だけど、これでも二ランクくらい下の部屋だろうとリディアが言っていた。そういやリディアは小国とはいえ貴族出身だったな。
「はあー、ここまでですでに疲れた」
ソファにどかっと腰を下ろした瞬間――
「アリス! 座り方! 脚広げない! 揃える!」
いや、誰も見てないからいいじゃん、と言いかけたが、リディアもちょっと厳しい目をしていたので、あわてて姿勢を正す。リディアが怒ったら怖そうだ。
ここは控室で誰かと会うわけではないので、奴隷のイレーヌとリディアも私の対面のソファに座る。
「はあ。ゾンビ倒しただけで、こんなに面倒な事になるとは思ってなかった」
「まあ、いいじゃないの。美味しいもの食べられるし」
「イレーヌたちはね! 私はどうしようかなあ」
「アリス様、大きなパーティでは男女別の『休憩室』が設けられます。そちらでお食事すればよろしいかと」
「おー、なるほど」
部屋の外に待機していたメイドさんに確認したところ、西側に女性用休憩室、東側には――意気投合した男女が利用する休憩室があるらしい。王家主催なのに!?
……やっぱりこの世界、どう考えてもエッチなゲームの世界なんじゃないだろうか。
ダンジョンに潜る初日は大抵野営、二日目でボス攻略、三日目は別のパーティと再挑戦――その繰り返しだ。さすがに八日続けて潜れば、一日は休養日をもらえたが。
この依頼をこなすうちに、「これって奴隷に売春させられている主人なんじゃ……」と頭をよぎったこともある。けれど、考えないことにした。
依頼中、女性冒険者パーティにつきまとう男性冒険者パーティを何度か目にしたことがある。そんな時はイレーヌの闇魔法〈悪夢幻視〉で追い払ったり、通路に空間魔法〈空架障壁〉で進路を塞いだりして対応していた。
治療を行うセーフルームは、地下三十階のボス部屋からワープポータルへ向かう途中にある。ワープポータルから直接ボス部屋付近のセーフルームへ行くことはできない仕組みなので、討伐後の女性冒険者を先回りしてセーフルームで待ち伏せすることはできない。
ただ最近は「女性パーティがオークキングを討伐している」という噂が広がり、ワープポータル付近で待ち伏せする男性冒険者が増えていた。もちろん、俺たちは完全に治療を終えてから女性を送り返すので、彼らの待ち伏せはすべて空振りだ。
俺たち〈百花繚乱〉はというと、透明化したままワープポータルを抜けて地上に戻るようにしていた。
――そして二ヶ月後。
王都の四つの冒険者ギルドで群れていた女性冒険者の数は大幅に減っていた。……俺、結構頑張ったんじゃないか?
この世界の女性の顔面偏差値は異常に高く、冒険者だからかスタイルがいい人ばかり。イレーヌが意図的にそういう人を集めたのかもしれないが、おかげで苦労というほどの苦労はなかった。
この二ヶ月で新たに得られたスキルは〈体術〉、〈投擲〉、〈挑発〉、〈威圧〉だ。
〈体術〉は武器を失っても戦えるようになるので、イレーヌとリディアにも複製。さらにリディアにはタンク向きの〈挑発〉と〈威圧〉、そして〈投擲〉も渡しておいた。槍投げをイメージしたが……実際に使う場面は少ないかもしれない。武器投げたら、ガントレット付けてるとはいえ、素手だしな。
今日でひとまず指名依頼は終了らしい。また増えたら頼む、と言われているが。
最後にギルド長のガルドから、にやにやとこう言われた。
「そういや百人超えたんじゃないか? 《百花征く剣》のアレスさんよ」
……やっぱりな。最初はかっこいい二つ名だと思っていたけど、冷静に考えたらおかしい。
『百の花のごとき数多の戦場で、その場を支配する圧倒的な剣』――そう言われていたけど、俺は王都のダンジョンでしか戦っていない。ゾンビを倒したのも“アリス”であって俺じゃない。全然『数多の戦場』じゃないのだ。
つまり本当の意味は……
『百の花を征した剣』
絶対これだ……。ガルドめ、最初からこの結末を見越して名付けていたに違いない。許すまじ。
そして、明日は王城での表彰がある。
イレーヌとリディアが俺の奴隷なので、アレスも表彰の後の王家主催のパーティーに参加できるがどうするかと聞かれたが、きっちりと断っておいた。俺は“アリス”で参加しなくちゃいけないからね。
三人が着ていくドレスはすでに完成している。デザインを決めるのに一ヶ月近くかかったのはいい思い出だ。俺はただ待つだけの暇な時間でしかなかったが、イレーヌとリディアは真剣に悩みながら選んでいたので、充実した時間だったのだろう。すでに何度か試着して、細かなサイズ調整も終わっている。あとは明日、イレーヌとリディアに着せてもらうだけ。化粧や髪型は〈美容[8]〉のイレーヌが「任せとけ」というので任せる。
ただ懸念していることが一つある。これってどこかの貴族に見染められてしまうイベントなんじゃないかということ。ありがちである。しかし、たとえアリスになっていても、俺は男には興味はない。そんなイベントは回避あるのみ。
そこで俺は「表彰式にはまともに出るが、パーティーになったら透明化してどこかに隠れる」とすでにイレーヌとリディアに伝えている。
「でもさ、これ冗談抜きで、イレーヌやリディアも相当な美人だぞ。貴族から声がかかるんじゃないのか?」
「ふふふ、ありがと。でもアタシらは大丈夫なのよ」
「なんで?」
「奴隷は主人の所有物だから、他人が手を出すと窃盗と同じ扱いになるのよ。ちょっと話しかけられるくらいはあっても、絶対に口説かれることはないわ」
……羨ましい。二人はパーティで美味しい料理を楽しみにしているらしい。
◇
翌日。王城から迎えの馬車が来るので、それまでに準備をする必要があった。
かなり余裕をもって早起きしたはずなのに、イレーヌが髪の毛一本一本にまでこだわるもんだから、最後にイレーヌの準備が終わったのは迎えの馬車が家の前に着くのとほぼ同時だった。
私のドレスは、深い赤と黒の肩出しドレス。バイカラーだとかビスチェだとかプリンセスラインとか説明されたが、よくわかっていない。大人っぽいドレスだなと思っている。また、このドレスを着るための下着ってのもあって、これが最初はキツかった。綺麗に見せるために締め上げるらしい。「本当にこれ、つけるの?」と店の人に聞いたら、「絶対つける」と言われたので、「これつけてたら何も食べられないから、表彰終わったら下着だけ外してやる!」と言ったら、渋々もう少し大きいサイズのをくれた。それでもちょっとキツイのだけれど。
イレーヌは深い緑と黒、リディアは深い青と黒のドレス。それぞれデザインが違うけれど、三人並ぶとユニット衣装のように統一感がある。まるで元の世界のアイドル衣装をドレスにしたみたいだ。
王城では裏門から案内され、専属のメイドに控室へと通された。
実はこの日のために特訓してきたことがある――『歩き方』だ。ドレス姿での所作が全然なっていないと二人に言われ、みっちり矯正された。ヒールなんて歩くための靴じゃないだろ! と思うが、顔に出してはいけない。こっそり〈感度調整〉で痛みを抑えている。
「アリス! 歩き方!」
気を抜くと後ろから即座に注意。先頭を歩かされる私は、まるでマナー講師に叱られる新入社員だ。
長い廊下を抜け、ようやく控室へ。こうやってまともに王城に入るのは初めてだけど、廊下だけでも無駄に贅沢な作りをしていた。そして控室も豪華だけど、これでも二ランクくらい下の部屋だろうとリディアが言っていた。そういやリディアは小国とはいえ貴族出身だったな。
「はあー、ここまでですでに疲れた」
ソファにどかっと腰を下ろした瞬間――
「アリス! 座り方! 脚広げない! 揃える!」
いや、誰も見てないからいいじゃん、と言いかけたが、リディアもちょっと厳しい目をしていたので、あわてて姿勢を正す。リディアが怒ったら怖そうだ。
ここは控室で誰かと会うわけではないので、奴隷のイレーヌとリディアも私の対面のソファに座る。
「はあ。ゾンビ倒しただけで、こんなに面倒な事になるとは思ってなかった」
「まあ、いいじゃないの。美味しいもの食べられるし」
「イレーヌたちはね! 私はどうしようかなあ」
「アリス様、大きなパーティでは男女別の『休憩室』が設けられます。そちらでお食事すればよろしいかと」
「おー、なるほど」
部屋の外に待機していたメイドさんに確認したところ、西側に女性用休憩室、東側には――意気投合した男女が利用する休憩室があるらしい。王家主催なのに!?
……やっぱりこの世界、どう考えてもエッチなゲームの世界なんじゃないだろうか。
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