145 / 182
第三章 エヴァルシア開発編
137 書体と教育
しおりを挟む
その後、俺は王都にある商会の店へと足を運んだ。
「あら、アレスさんが店に来るなんて、めずらしいですね」
商会長のオルヴェナはそう言って、俺を店内へ招き入れてくれた。店内で流れている映像は、以前と変わらぬ内容のままのようだ。
「オルヴェナ。以前、エルフの従業員で〈作画(書体)〉のスキルを持っている女性がいただろ? その人に、文字のデザインを頼みたいんだ」
「構いませんけれど、何に使うのですか?」
「俺以外の人でも編集できるように、動画編集機を魔道具として作ろうと思っている。デザインしてもらった文字は、テロップに使いたいんだ」
「なるほど! それでしたら、ぜひ作らせましょう! すぐに呼んできますね!」
オルヴェナはそう言うと、さっそく担当のエルフを呼んできてくれた。そこで俺は、セリフ体(日本語フォントでいう明朝体)と、サンセリフ体(日本語フォントでいうゴシック体)がどのようなものかを説明し、それぞれ作ってもらうことにした。
この世界で使われている文字は、アルファベットに近い体系だ。数字や記号を含めても、五十種類ほど作れば足りるのはありがたい。もし日本語のように、ひらがな、カタカナ、漢字を併用する世界だったら、そもそもフォントを作ろうなどとは思わなかっただろう。
フォントデザインの依頼を終えた俺は、エヴァルシアにある自分の部屋に引きこもり、まずは動画編集機の設計に取りかかった。機械部分はどうしてもドルガンとルビナに任せることになる。実際に作るのは、動画編集アプリのようなものだが、パソコンの存在しない世界だ。そのため、専用のボタンやスライダーを備えた機械の上で、専用アプリを動かすイメージになる。
「ボタン周りの設計自体は大したことないけど……魔法陣のほうが相当複雑になりそうだな……」
機械部分の設計は夕食前までに終わったため、ルビナには先にその依頼を出しておいた。しかし、魔法陣の構築には、どう見積もっても数日はかかりそうだ。
◇
夕食後、リディアは三人の女性を俺の部屋へ連れてきた。
ダークブラウンの髪を肩口まで伸ばし、鋭い目つきをしたロゼリア。
赤茶色の髪をポニーテールにして背中へ流しているマルティナ。
そして、銀髪のショートカットで寡黙な雰囲気をまとったブリジット。
一見したところ、“治療”が必要そうには見えないが……ロゼリアが口を開く。
「団長。団長が言うから来ましたけど……正直、アレスがアタシたちを“治療”どころか、満足すらさせられないと思いますよ?」
「私も、まったく同意見です」
「あたしもそう思う」
三人そろって、辛辣な評価だ。
まあ、無理もない。ロゼリア、マルティナ、ブリジットは三十一歳で、俺は十七歳だ。こんな小僧に何ができる、という感想になるのも当然だろう。するとロゼリアが、ふと思い出したように言った。
「あ、そうだ! アレス、若返らせられるんだよな!?」
「見た目だけだぞ。寿命が延びるわけじゃない」
「それでいい! アタシたちも若返らせてよ! 団長より一つ年下くらいがいい!」
団長より一つ下……となると十六歳か。別に問題はないが、と思いながらリディアを見る。
「私がこの子たちより若い見た目なのが、やりづらいらしいです。若返らせてもらってもいいですか?」
リディアがそう言うのなら仕方ないか。一応、ロゼリアたちには忠告しておく。
「しばらくは知り合いの女性に囲まれることになるぞ? 俺は、元避難民全員を若返らせるつもりはないからな?」
「そこはなんとかする! 団長より若くして!」
俺は三人に〈年齢調整〉を施し、見た目を十六歳へと変えた。幼さと整った美しさが同居した、美少女が三人誕生してしまった。
「避難生活で厳しくなっていた目つきも、すっかり消えたな。三人とも、すごい美少女だ」
「はあ!? アレスみたいな小僧が、生意気言ってんじゃないわよ!」
そう言い返したロゼリアだったが、顔は真っ赤だった。俺はリディアに視線を向ける。
「この三人を“治療”するとして、スキル構成はどうする?」
「三人とも剣を使いますので、〈剣術〉主体の前衛構成でお願いします。それと、今後部下を付ける可能性もありますので、〈統率〉や〈教育〉も付与してください」
「了解。じゃあ――って、もしかしてリディアも“治療”に参加するのか?」
「はい。夜の教育も兼ねて、“お手本”を見せるつもりです」
……本気か。リディアはこういうことに、まったく躊躇がない。恥ずかしいという感覚はないのだろうか。最初に“お手本”を見せられた三人は、顔を真っ赤にして言葉を失った。そのまま、いつもの全身脱毛からの“治療”、スキル複製へと進んだのだが――
「ま、待ってアレス! これ以上は――」
「ロゼリア、まだ全部のスキルを渡していないぞ? それに、俺じゃ満足できないんだろ?」
三人とも似たようなことを口にしたが、俺は有無を言わさず、予定どおりスキルを付与した。これ以降、三人が俺に歯向かうことはなくなった。
◇
翌朝。
「アレス、ありがとう……もしよかったら、またお願いしたい」
顔を真っ赤にしながらそう言い残し、ロゼリアは逃げるように部屋を出ていった。マルティナも、
「わ、私も……またお願い」
と、一見落ち着いた仕草で部屋を後にしたが、やはり顔は真っ赤だった。最後に残ったブリジットは、突然俺に抱きついてきて、
「アレス……次も、お願いね」
そう囁き、キスをして去っていった。
「リディア、これで本当によかったのか? “治療”はできたみたいだけど、その代わりに、俺に依存する人間を増やしている気がする……今後も“治療”を続けるとして、全員を相手にし続けるのは無理だぞ?」
「その点はセレナも懸念しています。今のところは、ランク付けによって差別化する方針のようです」
「ランク付け?」
「はい。エヴァルシアへの貢献度によってランクが上がり、《万紫千紅》の上級メンバーになれれば、ローテーションに組み込まれるそうです。一般メンバーでも、たまにローテーションに入れるようにはするとのことですが……まずは一般メンバーになることを目標にしてもらう、と」
どうやら俺は、いつの間にか目の前にぶら下げられる“ニンジン役”になっていたらしい。
◇
昨日から学校の建設に取りかかっていたメディアだが、すでに校舎は完成しているという。屋敷のように複雑な設計にする必要がないため、学校程度の規模であれば、大きな建物でも一日かからないらしい。本日は〈緋桜の守人〉の三姉妹を含む教師陣と、孤児院の子供たちで、机や黒板など学校に必要な備品を設置していく予定だ。
また、メディアは学校の隣に、武術練習場と魔術練習場を今日中に作るつもりらしく、担当教員であるナディア、セリーナと相談していた。セレナは昨夜、住民の代表者を集め、二日後からエヴァルシア小学校を開校すること、満六歳から満十二歳までを義務教育として通わせること、授業は午前中のみとすること、午後からは希望者に武術や魔術を教えることを伝えたという。なお、武術と魔術については、満十五歳までであれば誰でも参加可能だそうだ。
農業区の人々は、子供も貴重な労働力として数えているため、当初は渋ったらしい。しかし、子供たちが読み書きや計算を身につけることで得られる具体的な利点をセレナが丁寧に説いた結果、最終的には全員が納得したとのことだった。
つまり、明日からこの小学校には、エヴァルシアに暮らす子供たちが一斉に集まることになる。定期馬車の一部は、“通学馬車”として利用される予定だ。
「あら、アレスさんが店に来るなんて、めずらしいですね」
商会長のオルヴェナはそう言って、俺を店内へ招き入れてくれた。店内で流れている映像は、以前と変わらぬ内容のままのようだ。
「オルヴェナ。以前、エルフの従業員で〈作画(書体)〉のスキルを持っている女性がいただろ? その人に、文字のデザインを頼みたいんだ」
「構いませんけれど、何に使うのですか?」
「俺以外の人でも編集できるように、動画編集機を魔道具として作ろうと思っている。デザインしてもらった文字は、テロップに使いたいんだ」
「なるほど! それでしたら、ぜひ作らせましょう! すぐに呼んできますね!」
オルヴェナはそう言うと、さっそく担当のエルフを呼んできてくれた。そこで俺は、セリフ体(日本語フォントでいう明朝体)と、サンセリフ体(日本語フォントでいうゴシック体)がどのようなものかを説明し、それぞれ作ってもらうことにした。
この世界で使われている文字は、アルファベットに近い体系だ。数字や記号を含めても、五十種類ほど作れば足りるのはありがたい。もし日本語のように、ひらがな、カタカナ、漢字を併用する世界だったら、そもそもフォントを作ろうなどとは思わなかっただろう。
フォントデザインの依頼を終えた俺は、エヴァルシアにある自分の部屋に引きこもり、まずは動画編集機の設計に取りかかった。機械部分はどうしてもドルガンとルビナに任せることになる。実際に作るのは、動画編集アプリのようなものだが、パソコンの存在しない世界だ。そのため、専用のボタンやスライダーを備えた機械の上で、専用アプリを動かすイメージになる。
「ボタン周りの設計自体は大したことないけど……魔法陣のほうが相当複雑になりそうだな……」
機械部分の設計は夕食前までに終わったため、ルビナには先にその依頼を出しておいた。しかし、魔法陣の構築には、どう見積もっても数日はかかりそうだ。
◇
夕食後、リディアは三人の女性を俺の部屋へ連れてきた。
ダークブラウンの髪を肩口まで伸ばし、鋭い目つきをしたロゼリア。
赤茶色の髪をポニーテールにして背中へ流しているマルティナ。
そして、銀髪のショートカットで寡黙な雰囲気をまとったブリジット。
一見したところ、“治療”が必要そうには見えないが……ロゼリアが口を開く。
「団長。団長が言うから来ましたけど……正直、アレスがアタシたちを“治療”どころか、満足すらさせられないと思いますよ?」
「私も、まったく同意見です」
「あたしもそう思う」
三人そろって、辛辣な評価だ。
まあ、無理もない。ロゼリア、マルティナ、ブリジットは三十一歳で、俺は十七歳だ。こんな小僧に何ができる、という感想になるのも当然だろう。するとロゼリアが、ふと思い出したように言った。
「あ、そうだ! アレス、若返らせられるんだよな!?」
「見た目だけだぞ。寿命が延びるわけじゃない」
「それでいい! アタシたちも若返らせてよ! 団長より一つ年下くらいがいい!」
団長より一つ下……となると十六歳か。別に問題はないが、と思いながらリディアを見る。
「私がこの子たちより若い見た目なのが、やりづらいらしいです。若返らせてもらってもいいですか?」
リディアがそう言うのなら仕方ないか。一応、ロゼリアたちには忠告しておく。
「しばらくは知り合いの女性に囲まれることになるぞ? 俺は、元避難民全員を若返らせるつもりはないからな?」
「そこはなんとかする! 団長より若くして!」
俺は三人に〈年齢調整〉を施し、見た目を十六歳へと変えた。幼さと整った美しさが同居した、美少女が三人誕生してしまった。
「避難生活で厳しくなっていた目つきも、すっかり消えたな。三人とも、すごい美少女だ」
「はあ!? アレスみたいな小僧が、生意気言ってんじゃないわよ!」
そう言い返したロゼリアだったが、顔は真っ赤だった。俺はリディアに視線を向ける。
「この三人を“治療”するとして、スキル構成はどうする?」
「三人とも剣を使いますので、〈剣術〉主体の前衛構成でお願いします。それと、今後部下を付ける可能性もありますので、〈統率〉や〈教育〉も付与してください」
「了解。じゃあ――って、もしかしてリディアも“治療”に参加するのか?」
「はい。夜の教育も兼ねて、“お手本”を見せるつもりです」
……本気か。リディアはこういうことに、まったく躊躇がない。恥ずかしいという感覚はないのだろうか。最初に“お手本”を見せられた三人は、顔を真っ赤にして言葉を失った。そのまま、いつもの全身脱毛からの“治療”、スキル複製へと進んだのだが――
「ま、待ってアレス! これ以上は――」
「ロゼリア、まだ全部のスキルを渡していないぞ? それに、俺じゃ満足できないんだろ?」
三人とも似たようなことを口にしたが、俺は有無を言わさず、予定どおりスキルを付与した。これ以降、三人が俺に歯向かうことはなくなった。
◇
翌朝。
「アレス、ありがとう……もしよかったら、またお願いしたい」
顔を真っ赤にしながらそう言い残し、ロゼリアは逃げるように部屋を出ていった。マルティナも、
「わ、私も……またお願い」
と、一見落ち着いた仕草で部屋を後にしたが、やはり顔は真っ赤だった。最後に残ったブリジットは、突然俺に抱きついてきて、
「アレス……次も、お願いね」
そう囁き、キスをして去っていった。
「リディア、これで本当によかったのか? “治療”はできたみたいだけど、その代わりに、俺に依存する人間を増やしている気がする……今後も“治療”を続けるとして、全員を相手にし続けるのは無理だぞ?」
「その点はセレナも懸念しています。今のところは、ランク付けによって差別化する方針のようです」
「ランク付け?」
「はい。エヴァルシアへの貢献度によってランクが上がり、《万紫千紅》の上級メンバーになれれば、ローテーションに組み込まれるそうです。一般メンバーでも、たまにローテーションに入れるようにはするとのことですが……まずは一般メンバーになることを目標にしてもらう、と」
どうやら俺は、いつの間にか目の前にぶら下げられる“ニンジン役”になっていたらしい。
◇
昨日から学校の建設に取りかかっていたメディアだが、すでに校舎は完成しているという。屋敷のように複雑な設計にする必要がないため、学校程度の規模であれば、大きな建物でも一日かからないらしい。本日は〈緋桜の守人〉の三姉妹を含む教師陣と、孤児院の子供たちで、机や黒板など学校に必要な備品を設置していく予定だ。
また、メディアは学校の隣に、武術練習場と魔術練習場を今日中に作るつもりらしく、担当教員であるナディア、セリーナと相談していた。セレナは昨夜、住民の代表者を集め、二日後からエヴァルシア小学校を開校すること、満六歳から満十二歳までを義務教育として通わせること、授業は午前中のみとすること、午後からは希望者に武術や魔術を教えることを伝えたという。なお、武術と魔術については、満十五歳までであれば誰でも参加可能だそうだ。
農業区の人々は、子供も貴重な労働力として数えているため、当初は渋ったらしい。しかし、子供たちが読み書きや計算を身につけることで得られる具体的な利点をセレナが丁寧に説いた結果、最終的には全員が納得したとのことだった。
つまり、明日からこの小学校には、エヴァルシアに暮らす子供たちが一斉に集まることになる。定期馬車の一部は、“通学馬車”として利用される予定だ。
10
あなたにおすすめの小説
無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
50代無職、エルフに転生で異世界ざわつく
かわさきはっく
ファンタジー
就職氷河期を生き抜き、数々の職を転々とした末に無職となった50代の俺。
ある日、病で倒れ、気づけば異世界のエルフの賢者に転生していた!?
俺が転生したのは、高位エルフの秘術の失敗によって魂が取り込まれた賢者の肉体。
第二の人生をやり直そうと思ったのも束の間、俺の周囲は大騒ぎだ。
「導き手の復活か!?」「賢者を語る偽物か!?」
信仰派と保守派が入り乱れ、エルフの社会はざわつき始める。
賢者の力を示すため、次々と課される困難な試練。
様々な事件に巻き込まれながらも、俺は異世界で無双する!
異世界ざわつき転生譚、ここに開幕!
※話数は多いですが、一話ごとのボリュームは少なめです。
※「小説家になろう」「カクヨム」「Caita」にも掲載しています。
辺境の落ちこぼれと呼ばれた少年、実は王も龍も跪く最強でした
たまごころ
ファンタジー
村で「落ちこぼれ」と呼ばれた少年アレン。魔法も剣も使えず、追放される運命だった。
だが彼の力は、世界の理そのものに干渉する“神級スキル”だった。
自覚のないまま危機を救い、美女を助け、敵を粉砕し、気づけば各国の王も、竜すらも彼に頭を下げる。
勘違いと優しさと恐るべき力が織りなす、最強無自覚ハーレムファンタジー、ここに開幕!
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる