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第四章 モノ・インフィニティ編
154 消えた魔物と託された手紙
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夕方まで上空から調査した結果、階段のある入口を中心に配置が見えてきた。太陽と思われる天体が昇る方向を東とした場合、北にはゴブリン、北東にオーク、東には何もおらず、南東にミノタウロス、南にアンデッド、南西にオーガ、西に狼、そして北西に悪魔の集落が存在していた。
魔物の種類によって集落の様子は大きく異なる。狼のエリアは土に穴を掘った程度の簡素なものだったが、ゾンビや悪魔の集落には石造りの、いかにも頑丈そうな建物があった。
さらに、ゴブリンエリアと東の空白地帯を除き、それぞれのエリアの奥からは一つずつ大きな魔力を感じ取れた。東には反応がなく、なぜかゴブリンエリアだけは二つの反応があった。
違和感を覚え、フレデリカの言葉を思い返していると、俺は一つの種族だけ見ていないことに気づいた。
コボルトだ。
フレデリカはこう言っていた。「これまでに倒されたのは、コボルトの王だけだ」と。
もしこの迷宮特有の仕様で、王を倒すことで、その種族の魔物が出現しなくなるのだとしたら――。
だが、それではオーブを集められなくなる……あ! もしかして!
あの魔力反応は、オーブなのではないか。
この仮説が正しければ、コボルトの王から奪われたオーブを所持している者たちが、ゴブリンエリアにいることになる。そして、その者たちは次にゴブリンキングを狙っている可能性が高い。
(そうなると、コボルトのオーブを持っているのはSランク冒険者パーティということになるな。何も考えずに近づいていたら、殺されていたかもしれない……このダンジョンは、冒険者同士を戦わせるつもりなのか)
あくまで仮説に過ぎないが、ゴブリンエリアの大きな魔力に近づくときは、細心の注意を払う必要がありそうだ。
さて、救助した三人の女性の治療だが、手順はフレデリカたちのときと同じだ。
一人ずつ〈部分収納〉で手足を拘束し、顔の周囲を〈空間規制〉で囲って視界を遮る。そのうえで〈覚醒〉を使用して目を覚まさせ、〈獅子王の心〉を渡し、俺のスキルの一つをレベル9まで引き上げていった。
(お? 〈隷属魔法〉を持っている!)
三人のうち一人が〈隷属魔法〉を所持していたため、ありがたく複製させてもらった。
今回の治療によって、〈剣術〉、〈体術〉、〈盾術〉がすべてレベル9に到達し、元のスキルレベルと並んだことで封印も解除された。
三人分の治療を終えても時間に余裕があったため、今日撮影した映像を編集し、完成した動画を複数の動画保存カードに保存した。そのうち一枚を、レオンに貸しているマジックバッグの亜空間へ入れておく。
中には、以前俺が書いた手紙が、まだそのまま残っていた。――やはり、気づいていないらしい。
◇
翌朝。
フレデリカたちのときと同様に、ベッドのそばには白いガウンとスリッパ、そしてメッセージを書いた板を用意しておいた。俺はメスのゴブリンの姿になり、リビングで待機する。
起きてきた三人は、やはり俺の姿を見て驚いていたが、下着、服、靴も大人しく選び、着替えてくれた。
朝食はエルマの手によるものだったため、今回も大好評だ。そのおかげで警戒心も、かなり和らいだように見える。
食後、今回も筆談でいくつか質問を投げかけた。
代表して答えてくれたのは、この女性たちのパーティでサブリーダーを務めているというリリスだった。
彼女は、雪のようにきめ細かな白い肌を持ち、赤茶色の長い髪を静かに流していた。その所作の一つひとつからは落ち着きが感じられ、ダークブラウンの瞳は常に冷静で、感情よりも理を優先しているようだった。整った顔立ちは紛れもなく美人だが、そこにあるのは軽薄さではなく、知性の陰影だ。言葉を交わす前から、思慮深く状況を見極める人物であることが伝わってきた。
リリスの話によると、彼女たちは元々、男性三人を含めた六人パーティだったという。だがオークに襲われた際に散り散りになり、男性三人の行方は分からないそうだ。オークに捕らえられてから、すでに半年が経過しているらしい。
「で、私たちに頼みたいことって何?」
俺は、彼女たちにもエヴァルシアへ俺の所在を伝えてもらおうと考えていた。ただし今回は、手紙という形にする。昨晩作成した動画保存カードも同封してある。
「なるほど。エヴァルシアの領主に手紙を届けるクエストってわけね。でも……たとえ手紙を渡すだけでも、国境を越えてアストラニア王国に入るのは、かなり厳しいかもしれないわ」
俺は急いで黒板に文字を書いた。
『もし国境を越えられなければ、この手紙をエヴァルシアのセレナに届けるよう、国境警備隊の人に渡してください』
「わかったわ。できるだけやってみる。……それと、私も一つ聞きたいんだけど。昨晩、私の部屋にいた男性は、どこに?」
その反応はフレデリカたちと同じだった。この依頼を完遂すれば会える、と伝えると――。
「「「絶対に届けてみせる!」」」
三人そろって、鼻息荒く宣言してくれた。
やはり、この“治療”には、対象を俺に依存させてしまう副作用があるらしい……。
集落の倉庫にあった装備を新品同様に修理して見せると、三人分の装備も揃っていたため、それぞれのギルドカードとともに返却した。依頼料の前払いとして金貨二百枚を渡し、ダンジョンの入口まで送り届ける。
「絶対、この手紙を届けるから!」
大きな声で俺にそう言ったリリスたちは、勢いよく階段を駆け上がっていった。
さて、まだ昼前だ。どこかのエリアを攻略するとしよう。
ゴブリンエリアの左隣、北西に位置する悪魔エリアにはサキュバスがいる。あの魔物を使えば、スキルをレベル10まで引き上げられるが、魔法系はすでに火、水、風、土、闇、聖、空間がレベル9、回復、生活、性はレベル10に達している。
〈隷属魔法〉だけがレベル3なので、これを優先的に上げたいところだが……。
一方、物理系は〈短剣術〉と〈身体強化〉がレベル10のため、“レッドキャップ”として戦う分には問題ない。アレスに戻ったときのことを考え、生産系スキルも含めて多くをレベル10にしたい気持ちはあるが、今はそれよりも解放したい封印があった。
〈呪魔法〉だ。
〈呪魔法〉を使えるようになっただけでは、俺自身の封印が解けるわけではない。しかし第五階梯呪魔法〈禁能呪〉を使えば、敵のスキルを封印できる。
強敵を想定した場合、相手のスキルを一つでも封じられるのは大きい。ミノルが使っていた独自魔法を併用すれば、時間はかかるものの、すべてのスキルを封印することも可能だ。この魔法は、ぜひとも入手しておきたい。
(となると……最初に狙うのはアンデッドだな)
『エヴァルシア迷宮』が『アンデッド迷宮』だったとき、そこに出現したネクロマンサーとリッチは〈呪魔法〉を所持していた。少なくとも、どちらかは存在しているはずだ。
(〈聖魔法〉もあるし……いや、〈光魔法〉がない)
〈聖魔法〉ではアンデッドを消滅させてしまい、スキルを取得できない。
(くそっ。先に〈光魔法〉を入手する必要があるのか。これから救助する冒険者が持っている可能性もあるが、それに期待するのは現実的じゃない……ハイプリーストがいる魔物は――オークか)
アストラニア王国の『王城の地下迷宮』にいたオークハイプリーストは〈光魔法〉を持っていなかった。しかし、ここのオークは、『王城の地下迷宮』にいたオークが持っていなかった〈槌術〉を所持しているなど、別個体である可能性が高い。オークハイプリーストが〈光魔法〉を持っている可能性に賭けるしかない。
俺は北東――オークエリアへと向かった。
魔物の種類によって集落の様子は大きく異なる。狼のエリアは土に穴を掘った程度の簡素なものだったが、ゾンビや悪魔の集落には石造りの、いかにも頑丈そうな建物があった。
さらに、ゴブリンエリアと東の空白地帯を除き、それぞれのエリアの奥からは一つずつ大きな魔力を感じ取れた。東には反応がなく、なぜかゴブリンエリアだけは二つの反応があった。
違和感を覚え、フレデリカの言葉を思い返していると、俺は一つの種族だけ見ていないことに気づいた。
コボルトだ。
フレデリカはこう言っていた。「これまでに倒されたのは、コボルトの王だけだ」と。
もしこの迷宮特有の仕様で、王を倒すことで、その種族の魔物が出現しなくなるのだとしたら――。
だが、それではオーブを集められなくなる……あ! もしかして!
あの魔力反応は、オーブなのではないか。
この仮説が正しければ、コボルトの王から奪われたオーブを所持している者たちが、ゴブリンエリアにいることになる。そして、その者たちは次にゴブリンキングを狙っている可能性が高い。
(そうなると、コボルトのオーブを持っているのはSランク冒険者パーティということになるな。何も考えずに近づいていたら、殺されていたかもしれない……このダンジョンは、冒険者同士を戦わせるつもりなのか)
あくまで仮説に過ぎないが、ゴブリンエリアの大きな魔力に近づくときは、細心の注意を払う必要がありそうだ。
さて、救助した三人の女性の治療だが、手順はフレデリカたちのときと同じだ。
一人ずつ〈部分収納〉で手足を拘束し、顔の周囲を〈空間規制〉で囲って視界を遮る。そのうえで〈覚醒〉を使用して目を覚まさせ、〈獅子王の心〉を渡し、俺のスキルの一つをレベル9まで引き上げていった。
(お? 〈隷属魔法〉を持っている!)
三人のうち一人が〈隷属魔法〉を所持していたため、ありがたく複製させてもらった。
今回の治療によって、〈剣術〉、〈体術〉、〈盾術〉がすべてレベル9に到達し、元のスキルレベルと並んだことで封印も解除された。
三人分の治療を終えても時間に余裕があったため、今日撮影した映像を編集し、完成した動画を複数の動画保存カードに保存した。そのうち一枚を、レオンに貸しているマジックバッグの亜空間へ入れておく。
中には、以前俺が書いた手紙が、まだそのまま残っていた。――やはり、気づいていないらしい。
◇
翌朝。
フレデリカたちのときと同様に、ベッドのそばには白いガウンとスリッパ、そしてメッセージを書いた板を用意しておいた。俺はメスのゴブリンの姿になり、リビングで待機する。
起きてきた三人は、やはり俺の姿を見て驚いていたが、下着、服、靴も大人しく選び、着替えてくれた。
朝食はエルマの手によるものだったため、今回も大好評だ。そのおかげで警戒心も、かなり和らいだように見える。
食後、今回も筆談でいくつか質問を投げかけた。
代表して答えてくれたのは、この女性たちのパーティでサブリーダーを務めているというリリスだった。
彼女は、雪のようにきめ細かな白い肌を持ち、赤茶色の長い髪を静かに流していた。その所作の一つひとつからは落ち着きが感じられ、ダークブラウンの瞳は常に冷静で、感情よりも理を優先しているようだった。整った顔立ちは紛れもなく美人だが、そこにあるのは軽薄さではなく、知性の陰影だ。言葉を交わす前から、思慮深く状況を見極める人物であることが伝わってきた。
リリスの話によると、彼女たちは元々、男性三人を含めた六人パーティだったという。だがオークに襲われた際に散り散りになり、男性三人の行方は分からないそうだ。オークに捕らえられてから、すでに半年が経過しているらしい。
「で、私たちに頼みたいことって何?」
俺は、彼女たちにもエヴァルシアへ俺の所在を伝えてもらおうと考えていた。ただし今回は、手紙という形にする。昨晩作成した動画保存カードも同封してある。
「なるほど。エヴァルシアの領主に手紙を届けるクエストってわけね。でも……たとえ手紙を渡すだけでも、国境を越えてアストラニア王国に入るのは、かなり厳しいかもしれないわ」
俺は急いで黒板に文字を書いた。
『もし国境を越えられなければ、この手紙をエヴァルシアのセレナに届けるよう、国境警備隊の人に渡してください』
「わかったわ。できるだけやってみる。……それと、私も一つ聞きたいんだけど。昨晩、私の部屋にいた男性は、どこに?」
その反応はフレデリカたちと同じだった。この依頼を完遂すれば会える、と伝えると――。
「「「絶対に届けてみせる!」」」
三人そろって、鼻息荒く宣言してくれた。
やはり、この“治療”には、対象を俺に依存させてしまう副作用があるらしい……。
集落の倉庫にあった装備を新品同様に修理して見せると、三人分の装備も揃っていたため、それぞれのギルドカードとともに返却した。依頼料の前払いとして金貨二百枚を渡し、ダンジョンの入口まで送り届ける。
「絶対、この手紙を届けるから!」
大きな声で俺にそう言ったリリスたちは、勢いよく階段を駆け上がっていった。
さて、まだ昼前だ。どこかのエリアを攻略するとしよう。
ゴブリンエリアの左隣、北西に位置する悪魔エリアにはサキュバスがいる。あの魔物を使えば、スキルをレベル10まで引き上げられるが、魔法系はすでに火、水、風、土、闇、聖、空間がレベル9、回復、生活、性はレベル10に達している。
〈隷属魔法〉だけがレベル3なので、これを優先的に上げたいところだが……。
一方、物理系は〈短剣術〉と〈身体強化〉がレベル10のため、“レッドキャップ”として戦う分には問題ない。アレスに戻ったときのことを考え、生産系スキルも含めて多くをレベル10にしたい気持ちはあるが、今はそれよりも解放したい封印があった。
〈呪魔法〉だ。
〈呪魔法〉を使えるようになっただけでは、俺自身の封印が解けるわけではない。しかし第五階梯呪魔法〈禁能呪〉を使えば、敵のスキルを封印できる。
強敵を想定した場合、相手のスキルを一つでも封じられるのは大きい。ミノルが使っていた独自魔法を併用すれば、時間はかかるものの、すべてのスキルを封印することも可能だ。この魔法は、ぜひとも入手しておきたい。
(となると……最初に狙うのはアンデッドだな)
『エヴァルシア迷宮』が『アンデッド迷宮』だったとき、そこに出現したネクロマンサーとリッチは〈呪魔法〉を所持していた。少なくとも、どちらかは存在しているはずだ。
(〈聖魔法〉もあるし……いや、〈光魔法〉がない)
〈聖魔法〉ではアンデッドを消滅させてしまい、スキルを取得できない。
(くそっ。先に〈光魔法〉を入手する必要があるのか。これから救助する冒険者が持っている可能性もあるが、それに期待するのは現実的じゃない……ハイプリーストがいる魔物は――オークか)
アストラニア王国の『王城の地下迷宮』にいたオークハイプリーストは〈光魔法〉を持っていなかった。しかし、ここのオークは、『王城の地下迷宮』にいたオークが持っていなかった〈槌術〉を所持しているなど、別個体である可能性が高い。オークハイプリーストが〈光魔法〉を持っている可能性に賭けるしかない。
俺は北東――オークエリアへと向かった。
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