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しおりを挟むペニスをしゃぶられながら、親指の腹で前立腺をぐりゅぐりゅとこねくり回され、睾丸を柔く揉まれる。
精液を餌か何かだとでも思っているのか、早く出せと言わんばかりの激しい動きに、俺は呆気なく達した。
「あぁッ、はあ、は、ンンッ、ぁ、っ…」
「っ、ん、ふっ」
彰人の喉仏が上下するたびに、腰を震わせる。
びくびくと動く腰を抑えつけ、彰人は達した後のペニスを口から離そうとしない。
それどころか鈴口に舌をねじ込ませ、残滓を掬いとるように舐られることに焦りを感じた俺は、彰人の頭を手で抑えた。
「んっ、おい、彰人っ、もうイッたから」
「まだ、終わりじゃないですよ。治樹さん、言いましたよね? 2週間我慢できたら俺の言うことなんでも聞いてくれるって」
「俺そんなこと、言っ、たなぁ…。いやっ、でも、俺が聞ける範囲のことでって言ったし…」
「治樹さん。俺、治樹さんのために2週間我慢したんですよ? それまでは治樹さんと1日に2回は確実にしてた俺がですよ?」
「2回はありえない!絶対もっと回数してただろ」
「じゃあ3回です。それとも4回ですか? というか、それならそうと尚更じゃないですか!」
「そ、それは、たしかに…」
いよいよ分が悪くなってきた俺は、もうこれ以上彰人に何か言われたら逃れられないところまで詰められていた。
「俺が必死で我慢してるっていうのに治樹さんは平気そうだし、むしろ楽しそうに俺のこと揶揄ってくるし」
「それは、悪かった」
「お風呂上がりに無防備な格好で出てくるし、人の気も知らないでムラムラさせるだけさせといて自分はさっさと寝ちゃうし」
「ご、ごめんて…」
「そもそも、ほとんど毎日治樹さんとセックスしてた俺が、急に2週間も禁欲したらどうなるかなんて想像つきましたよね? この責任、治樹さんの方が重いと思うんですけど」
「あー……」
もう無理だった。
今の彰人に何を言い募ろうが、土下座して謝ろうが、おそらく絶対に最終的な決断は曲げないだろう。
何が性欲をコントロールできるようになったのかもしれないだ。
何が躾が行き届いて飼い主に従順に従うようになっただ。
悟りを開くどころか、無理やり閉じ込めていた性欲は盛大に爆発して、前よりも増した勢いで自分の身に降りかかってきてしまった。
恐怖からずるずると後退るつもりが、下半身を彰人に捕えられてしまっているため逃げることも叶わない。
「…というわけで、今日これから俺が治樹さんにすることは、責任をもって全部受け止めてくださいね」
ゆっくりと目を細めて微笑んだように見せたその顔つきは、仔犬なんて可愛いものではなく、腹を空かせた状態で餌を前にした獰猛な獣のそれだった。
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