異世界で小学生やってる魔女

ちょもら

文字の大きさ
209 / 236
第三章 続 魔女と天使の腎臓

私を孤児にしたお父さんとお母さんへ

しおりを挟む
「あーあ……。なんかセンチメンタル」

 ガラスに映る私の顔は、眉の垂れ具合からも分かる通りのへこたれ具合だった。

「こうも悪魔悪魔言われ続けるとさー、流石の私も傷ついちゃうって。指を差されて馬鹿とかブスとか言われてるのと同じだよ」

 ガラス越しにアームの動きを見ながら、他でもないザンドに語りかける。アームはスルリと目当ての品をすり抜けて、何もない空中を虚しく掴んだ。一定の金額が投入されなければ商品を掴めないように調整されている、俗に言う確率機という機種なのだろう。

「……っち」

 私はゲーセンの卑怯なやり方に舌打ちをしつつも、しかし二回目以降は機械化させた指先と確率機を融合させる事でアームを自在に操りながら、楽々と天使がモチーフの小さなぬいぐるみを掴み取った。

「やりー」

 受け取り口からぬいぐるみを取り出し、小さく折り畳んだ腰部の翼にボールチェーンで括り付ける。このくらいの可愛げがあれば、少しは悪魔からかけ離れたイメージにはなるだろうか。わざわざここまであからさまな天使アピールをしているのだ。最後まで生き残った五人に関しては、私の事を悪魔だと呼び次第、とびっきりの苦痛を与えて殺してやろう。そんな決意を胸に秘め、私は堂々と歩いてゲーセンを後にした。

 サイボーグ(コンパクトモード)。小さく折りたたんだ翼と、左足の義足以外を全て解除したサイボーグの形態であり、人前で堂々と街歩きをする際に用いる姿でもある。

 歩き方は相変わらずぎこちないものの、足首まで覆い隠すぶかぶかしたスラックスのおかげで、魔法で作った義足が人目につく事はない。歩行時には松葉杖を使っている事もあって、側から見れば私は足を怪我しているだけの通行人Aにしか映らないはずだ。義足丸出しで街を歩いた時はあんなにも注目を浴びたのに、義足をスラックスで隠しながら松葉杖をつくと、誰も私の事を見てきたりはしない。お母さんの言う通りだ。同じ不自由な歩き方でも、足があるのとないのとではここまで人目って変わるものなんだね。

 また、この姿で行動する際には背中のリュックも欠かせない。どれだけ健常者の姿を真似ようとしても、私の生命維持に必要不可欠な腰部の翼だけは解除するわけにはいかないからだ。リュックの中では、コンパクトに折り畳まれた黒の双翼が、今もなお私の体調を監視しながら、透析と投薬の措置を行っている。もっとも、仮に生命維持装置の必要性がなくなったとしても、天使の象徴であるこの翼だけは解除したいとは思わないのだけれど。デザインの九割を魔法に一任したこの姿ではあるけれど、翼のデザインだけは私が拘ってイメージした物なのだから。

 私は繁華街を暫く歩き、人通りの少ない住宅街の路地に入った所でザンドを取り出した。

「ザンド」

 そして私に最大の自由を齎してくれる全開のサイボーグ形態に姿を変えて、生き残った五人の内の最初の一人を殺すべく、夜の街へと飛び立った。




「えっと……、あったあった! あそこだ」

 東京の上空から地上を見回す。目当てのマンションはすぐに見つかり、私は空からマンションのベランダへと降り立った。

 ベランダの窓は、内側から大きなカーテンによって塞がれていた為、中の様子を確認する事は出来ない。やろうと思えばヘルメットの機能で透視する事も可能だが、しかしどうせ私は今からこの部屋に侵入する。わざわざ透視なんかしなくても、直接入って見れば良いだけだ。

「ザンド」

 私はザンドを取り出し魔法を唱えた。私の扱う魔法はロボットを生み出す魔法。視認可能な範囲でなら、どこでも自由にロボットを生み出す事が出来る。私は窓とカーテンの間に遠隔操作が出来るロボットの腕を生み出し、施錠されたベランダの鍵を内側から開けた。

「おっじゃましまーす!」

 堂々とベランダの窓を開け、室内へ最初の一歩を踏み出そうとしたその時。

「うわっ⁉︎」

 私の背後から大きな風が吹き込んだ。ベランダと屋内を隔絶するカーテンが盛大に吹き上げられ、部屋の内部の詳細な状況が私の視界に飛び込んで来る。そして。

「……」

「……」

 真っ暗な部屋で、自分の身の丈程はあるであろう大きなぬいぐるみを抱きしめていた女の子の姿が目に入った。……いや、目に入ったって言うか、目が合った。

「あー……。こんばんは」

 ひとまず女の子に挨拶をしながら、私は考える。私の姿を目撃したこの子の事はどうしてしまおうかと。ターゲットの子供にこの姿を見られるのもこれで二度目だっけ。前回は口裂け女ごっこのアイデアを提供してくれた感謝から見逃してあげたんだっけ。

 あの少年は幼かった。身長だってアスタよりも小さかったのだ。あれ程の幼さなら、見逃した所で私の目撃情報が広まる結果に繋がるとは思えなかった。だから私はあの子を見逃したわけだけど。

「……こ、こんばんは」

 女の子は突如現れた私に動揺しながらも、礼儀正しく挨拶を返してくれた。大した度胸である。私を見るや、真っ先に泣き叫んだあの男の子とは大違いだ。彼女の身長からして、小学校低学年程度の年齢である事は容易に想像がついた。

 小学生かー。なるほどなるほど、小学生か。うーん、小学生か。そっかそっか、小学生かぁ……。微妙な所だ。彼女が私の事を大人に話したとして、果たして大人は彼女の証言を鵜呑みにするだろうか。子供の悪戯と一蹴するには、小学生という彼女の身分は決して馬鹿には出来ない。この子の存在が私にとってのリスクにしかなり得ない事は明白である。なら決まりだ。殺そう。

「お父さんはいる?」

「……え? ……いない」

「どこにいるのかわかる?」

「……病院」

「どこの?」

「……新宿」

「そっか。ありがとう」

 必要な情報も手に入れた事だし、私は彼女を殺害するべく、ベランダの外から右手を伸ばして彼女の眉間に指先を向けたのだけれど。

「もしかして天使さん?」

「……」

 彼女の口から、予想外の言葉が飛び出して来た。その言葉が私の鼓膜に届いた瞬間、真っ直ぐに伸びた私の右腕がだらりと情けなく垂れ落ちた。

「そう見える⁉︎」

 遂に見つけた私と感性の合う人物に、胸が高鳴るのを感じた。私は居ても立っても居られなくなり、入室への第一歩を踏み出したのだ。勢いよく踏み出し過ぎてしまったのだ。

「あっ……⁉︎」

 その結果、私は足を滑らせた。この姿での移動は飛行が基本。それなのに私は天使と呼ばれた嬉しさに身を任せ、よりによって失った左足で勢いある一歩を踏み出してしまい、そして足を滑らせて転んだ。

「いたた……」

 顔を上げると、女の子はそんな私を見下ろしながら戸惑いの表情を浮かべているような気がした。実際の表情はよくわからない。転んだ勢いでヘルメットがすっぽりと脱げ、素顔を晒してしまったからだ。足の壊疽と同様に、私の目にも糖尿病性網膜症の影響が加速度的に現れている。最後に視力を測った時は、左右共に0.2だったっけ。部屋の暗さも相まって、ヘルメット越しにモニターで目視しないと、女の子の表情なんてわかるはずもない。

 おまけに私が足を滑らせた影響は、私の腰にも甚大な被害を齎していたのだから堪ったもんじゃなかった。私が勢い良く転んだ拍子に、ベリリと言う鈍い音が私の背中から鳴ったのだ。より正確に言うと、私の腰から生える双翼から鳴った。更に具体的に言うなら、それは先程取り付けたばかりのゲーセンの景品が窓枠に引っかかり、首から上が引き千切れてしまった音だった。

「あーあ……」

 首の皮一枚繋がった状態とは正にこの事だろう。私はボールチェーンを取り外し、辛うじて首が繋がっているだけの天使のぬいぐるみを見てため息を吐く。折角手に入れたのに、もったいない。転んだ不幸に物を壊した不幸。二つの不幸に心が沈む。はてさて、この鬱憤はどうしたものか。私の事を天使と呼んでくれた上で申し訳ないのだけれど、ヘルメットが脱げて私の素顔まで見られた事だし、もう目の前にいるこの子で憂さ晴らしでもしてしまおうか。素顔を見られたこの子を生かしておくのは、もはや私にとってはリスクでしかない。

 私は視線と殺意の矛先をぬいぐるみから女の子の方へと移し、そして。

「直してあげよっか?」

「……」

 私に向けられた女の子の手のひらに、首の取れかかった天使のマスコットをポンと乗せた。

「……」

「……」

 彼女と二人、同じソファに腰掛けながら、彼女の器用な手先を食い入るように見つめる。彼女はまず、取れかかった人形の首と体をギュッと押し付け、大きな針を刺す事で簡易的に固定した。この地図に刺すピンのような見た目の大きな針ってなんだっけ。確か小学生の時に家庭科の時間で習ったはずだけど……。

「思い出した。薪割りだ」

「マチ針だよ」

 マチ針らしかった。彼女は人形の首と胴体をマチ針で固定した後、糸を通した針で人形の首と胴体をぐるぐると縫い付けていく。

「それは知ってる。なみ縫いってやつだよね?」

「コの字とじだよ」

 コの字とじらしかった。彼女はそのままコの字とじを二周三周走らせ、テキパキと人形の首と胴体をくっつけていった。小学校で家庭科を習うのって、確か五年生からだったはずだ。彼女の体はどう見ても低学年程の体躯だけど、その幼さでここまで器用に針と糸を使い熟すとは。家庭的な作業が趣味なのだろうか。

「はい。出来た」

 彼女は最後に糸の端で玉を作り、人形の内部に押し込む事で、見事千切れかけた私のぬいぐるみを新品同様の綺麗さで復元してみせたのだった。

「おー……! 縫い口が全然見えない」

 彼女から人形を受け取り、首と胴体の繋ぎ目を凝視する。なんともまぁ綺麗な縫い口である。私も傷の縫合方法とかならある程度覚えてはいるけれど、ここまで綺麗に縫合する自信は流石にないや。

「凄いね。きみ何年生?」

「二年生」

 彼女に問いかけると、彼女はVの字に指輪立てながら答えてくれた。

「家庭科で習ったわけじゃないよね? あれって五年生からだし。一人で練習してたの?」

「違う。お父さんと」

「へー。お父さん家事出来るんだ。うちのクソジジイとは大違い」

 そんな彼女の話を聞いて、私は自分のお父さんの事を思い出す。仕事一筋で、残業とノルマに追われてばかりのうちのお父さんを。

 今でこそ銀行員のお父さんと専業主婦のお母さんとで役割分担をしているものの、でも仕事だけに専念している人って、定年退職した後は、家事が出来ない上にお金も稼いで来ない厄介者にしかならないんだよね。そういう夫婦って、定年後はただの役立たずと化した亭主に奥さんが愛想を尽かして、熟年離婚に至ったりするんだっけ。……ま、うちに限っては熟年離婚なんて絶対にさせないけど。あの家族擬きは熟年離婚をする以前に、そもそも熟年に達する事さえないのだ。私の命が尽きる最後の瞬間に、この手で私諸共葬り去ってやると決めているのだから。

 ……なんて考えていると。

「ううん。お父さんも家事出来ないよ」

 女の子が私の予想を否定した。

「お母さんが入院してるから、元気になるまで二人で家事の練習をしてるの」

「……ふーん」

 入院。女の子の口から出て来たそのワードに親近感を覚えてしまうのは、やはりこんな体を持ってしまった私の性なのだろうか。……ま、この子のお母さんの事なんて私とは何の関係もないんだけどさ。

「病気?」

「怪我。車に轢かれちゃって、今は手と足に輪っかをくっつけてる」

「輪っか? 創外固定器の事?」

「わかんないけど……。でも明日、手の骨に入ってるネジを取る手術をするって」

「あー、じゃあ創外固定器で合ってるよ。ネジを取るって事は抜釘手術だね。なるほどなるほど、そりゃあ確かに心配だ。お母さん、いつから入院してるの?」

「三ヶ月前から」

「……へ、へー。三ヶ月前かー」

 私は苦笑いを浮かべながら視線を逸らした。前言撤回。魔女の限界に到達し、自暴自棄になってつまらない事故を起こし続けていた時期の私と一致する。……いや、でも私が手を下さずとも交通事故なんて常日頃から起きているんだし、この子のお母さんを入院させたのが私だって決めつけるのは。

「……うん。なんか車のタイヤがいきなり爆発しちゃったんだって」

 だったら間違いなく私の仕業だった。苦笑いが止まらない。私は不自然にならない程度の笑みを維持しながら彼女の事を励ました。

「ま……、まぁでもほら。生きてたんでしょ? ならよかったじゃん」

「……良かったの?」

 訝しげな視線を向けられる。命は取り留めたとは言え、それでも母親と数ヶ月も離れ離れになってしまった不幸に対して、良かったと言うのはまずかっただろうか。

「良かったんだよ」

 ……でも。

「私の両親なんて、両方とも事故でおっ死んじゃったもん」

 交通事故なんて、普通は死んでもおかしくはないのだ。それで命が繋ぎ止められたなら、それは良かったと言ってもいいはずだ。良かったと言うべきだ。特にあの頃の私は、わざわざ時間帯を夜に限定して事故を起こしまくっていたのだから。

 日本の交通事故において、最も被害者の生死を左右する要因が時間帯である。昼に発生した交通事故というのは、よっぽど致命的な外傷を負わない限りは極めて生存率が高いものだ。あちこちの病院にお医者さんが在席しているからである。

 しかし夜間の交通事故ともなると、そうはいかない。医者というのはどれだけ立派に聞こえても、結局は商売。いつ運ばれるかもわからない急患の為に、長時間病院に在席し続ける志の高いお医者さんなんて、滅多にいるものではない。

 多くの医者が帰宅してしまった後の夜の病院というのは、絶対的に医者の数が足りておらず、酷い所では大学卒業したてで何の実務経験もない研修医しか配置していない病院も多いと聞く。そんな医者不足な夜間帯に事故なんて起こそうものなら、あちこちの病院をたらい回しにされた挙句に呆気なく死んでしまうのが関の山だ。私はその事をよく知っている。

「……そうなの?」

「うん」

 そうなってしまった人の事を、よく知っている。そうなってしまった人の話を、何度も聞かされている。

「なんか、真夜中に私が産まれそうになったみたいでさ。それで二人とも大慌てで病院に向かったんだろうね。時間も時間だから寝起きでパニックになってたんだよ。そんな状態で車の運転なんかしたもんだから、うっかり事故を起こしちゃったんだ。お父さんは即死。後部座席のお母さんは病院までは持ち堪えたらしいけど、頭を強く打ったのが原因で意識が戻る事はなかった。なんかお母さん、車の中でお腹を庇うように倒れてたみたいなんだよね。それで私だけは無事に産まれて来れたんだって、周りの大人からはそう聞いてる」

 ふと隣を見ると、女の子は私の服の裾を握り締めながら俯いていた。この子は私の事を天使と呼んだのだ。天使を傷つけてしまったと思い、悔やんでいるのだろうか。

「デデーン! うーそー!」

 だから私はザンドを取り出し、かつて001号にもそうしたように【ドッキリ大成功!】の文字を浮かべたザンドを見せつけながら、彼女の事を揶揄ったのである。そして。

「ま、待って待って! ごめん! ごめんってば! ぶたないで!」

 殴られた。しかし痛みにも達しない女の子の非力な拳がどこか愉快で、思わず笑みが溢れてしまった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

最強無敗の少年は影を従え全てを制す

ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。 産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。 カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。 しかし彼の力は生まれながらにして最強。 そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

通販で買った妖刀がガチだった ~試し斬りしたら空間が裂けて異世界に飛ばされた挙句、伝説の勇者だと勘違いされて困っています~

日之影ソラ
ファンタジー
ゲームや漫画が好きな大学生、宮本総司は、なんとなくネットサーフィンをしていると、アムゾンの購入サイトで妖刀が1000円で売っているのを見つけた。デザインは格好よく、どことなく惹かれるものを感じたから購入し、家に届いて試し切りをしたら……空間が斬れた!  斬れた空間に吸い込まれ、気がつけばそこは見たことがない異世界。勇者召喚の儀式最中だった王城に現れたことで、伝説の勇者が現れたと勘違いされてしまう。好待遇や周りの人の期待に流され、人違いだとは言えずにいたら、王女様に偽者だとバレてしまった。  偽物だったと世に知られたら死刑と脅され、死刑を免れるためには本当に魔王を倒して、勇者としての責任を果たすしかないと宣言される。 「偽者として死ぬか。本物の英雄になるか――どちらか選びなさい」  選択肢は一つしかない。死にたくない総司は嘘を本当にするため、伝説の勇者の名を騙る。

異世界配信〜幼馴染みに捨てられた俺を導く神々の声(視聴者)

葉月
ファンタジー
コルネ村で、幼なじみであり恋人でもあったユリアナと、ささやかな幸福を分かち合って生きていたロイド。 だがある日、ユリアナは女神の愛子として目覚め、国王の命により王都へと連れ去られる。 突然、日常を奪われ、運命に引き裂かれたロイドは、抗う術も持たぬまま、否応なく大きな流れへと呑み込まれていく。 これは、奪われたものを取り戻すため、そして理不尽な運命に抗おうとする、一人の少年の物語である。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~

ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。 食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。 最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。 それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。 ※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。 カクヨムで先行投稿中!

『召喚ニートの異世界草原記』

KAORUwithAI
ファンタジー
ゲーム三昧の毎日を送る元ニート、佐々木二郎。  ある夜、三度目のゲームオーバーで眠りに落ちた彼が目を覚ますと、そこは見たこともない広大な草原だった。  剣と魔法が当たり前に存在する世界。だが二郎には、そのどちらの才能もない。  ――代わりに与えられていたのは、**「自分が見た・聞いた・触れたことのあるものなら“召喚”できる」**という不思議な能力だった。  面倒なことはしたくない、楽をして生きたい。  そんな彼が、偶然出会ったのは――痩せた辺境・アセトン村でひとり生きる少女、レン。  「逃げて!」と叫ぶ彼女を前に、逃げようとした二郎の足は動かなかった。  昔の記憶が疼く。いじめられていたあの日、助けを求める自分を誰も救ってくれなかったあの光景。  ……だから、今度は俺が――。  現代の知恵と召喚の力を武器に、ただの元ニートが異世界を駆け抜ける。  少女との出会いが、二郎を“召喚者”へと変えていく。  引きこもりの俺が、異世界で誰かを救う物語が始まる。 ※こんな物も召喚して欲しいなって 言うのがあればリクエストして下さい。 出せるか分かりませんがやってみます。

ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜

KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞 ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。 諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。 そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。 捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。 腕には、守るべきメイドの少女。 眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。 ―――それは、ただの不運な落下のはずだった。 崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。 その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。 死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。 だが、その力の代償は、あまりにも大きい。 彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”―― つまり平和で自堕落な生活そのものだった。 これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、 守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、 いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。 ―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。

旧校舎の地下室

守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。

処理中です...