魔法使いアデル

八條ろく

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魔法使いアデル 下

お別れ

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 長い階段を登りきると、そこは大木の頂上に位置しており、儀式を行う為にある展望だった。中央の床には血のような物で書かれた星と、見たことも無い文字が円の内側に書かれており、その円の外側に、子供達が横たわっていた。
「いなくなった子達だわ!」
 駆け寄ろうとするイヴ。アデルは咄嗟に彼女の細い腕を掴んで引き止める。
「君が魔法陣の中に入ってしまったら悪魔が召喚されるかもしれない」
「でも……」
 不安げにイヴは口ごもる。
「僕があの子達を魔法陣から出すから、イヴは起こしてあげて」
 アデルの提案に、イヴはこくりと強く頷く。
 辺りを警戒しながら魔法陣に近づき、子供を一人づつ抱えて魔法陣の外へと出す。その時、アデルの頭上に大きな鳥の影が落ちる。あの巨大なカラスの影だ。
「アデル!!」
 イヴが叫ぶのと同時に、巨大なカラスはアデルをめがけて急降下し、押し潰す。が、間一髪の所でアデルは魔法で障壁を張り、攻撃を防いだ。
「森の偵察から戻て来てみれば、怪しい男がひとりと、無垢な少女がひとり……レイヴンが言っていた怪しい男はお主の事か?」
 巨大なカラスの上から長身で老齢な女が一人降りてきて、楽し気に口元を歪めてアデルを見下ろす。
「怪しい男ではありませんよ、僕はアデルです。森の魔女さん」
 アデルも余裕のある表情で相手を挑発するように軽口を叩き、少しでも意識を自分の方へ留まるようにする。
「ふん。しかし、魔法使いだとは聞いていないから少し驚いた」
 ぎょろりとした目でアデルを見ると、魔女は両の腕を広げ、自身の使い魔であるカラスを森中から呼び寄せる。青かった空が一気に黒色に埋め尽くされ、不気味な鳴き声が頭上で共鳴し合い、黒い雨のように一斉にアデルに向かって急降下した。


 二人が対峙している間にイヴは子供達を起こして、階段の所まで避難していた。
「なんでこんなにカラスがいるんだよ!」
 子供達の中で一番年上の少年が気味悪そうに叫ぶ。
「話すと長くなるわ。とりあえず、中に避難しましょう!」
 イヴは子供達を連れてツリーハウスの中へと戻り、これから起こる闘いの巻き添えを避ける。
 一階のリビングまで降り、アデルが戻るまで待機する事にしたイヴは、今だ状況を呑み込めていない攫われた子供達に、自分がアデルという従兄と一緒に助けに来た事を説明した。
「へぇ、あの兄ちゃん魔法使いなんだ」
「魔法使いなんて本当にいたんだ」
「悪い魔女をやっつけてくれるのかな?」
「あの人は強いの?」
 アデルの存在と正体の目を輝かせる子供達。そして、それと同時に未知の力への恐怖を思い出し、縮こまる。
「アデルは凄い魔法使いなんだから! あんな魔女なんかに負けないわ! とても大きな鷲だっているんだから!」
 従兄が友人に人気なので、ついイヴは誇らしくなり、大きな声でアデルを称賛するが、はたして本当に魔女に勝てるのだろうかと疑問に思った。よく考えれば、アデルがまともに戦っている所を見たことがないのだ。唯一見たとしたら、雑貨屋で、店の物を魔法で投げてぶつけていたくらいだ。そう考えた瞬間イヴは不安になった。もしかしたら負けてしまうのではないかと。
 その瞬間。森に鳴り響く甲高く鋭い鳴き声がツリーハウスの上を過ぎ去る。幻聴ではない。アーノルドの鳴き声だ。
「なんだ今の鳴き声……」
 子供達はお互いを抱きしめるようにかたまり、不安げに天井を見上げる。
「大丈夫よ、アデルのお友達の鷲の鳴き声だわ」
「それって、さっき話していたとても大きな鷲……?」
「そうよ!」
 イヴの堂々とした返事に、子供達は安堵し、ホッと息を吐く。
「大丈夫、絶対負けないんだから……」
 そうであってほしい、そうでなくてはならない、そんな望を込めるように、イヴは小さく、しかしはっきりと呟いた。


 展望の床一面が、アデルによって気絶させられたカラス達で黒く染まる。頭上では使い魔同士が激しくぶつかり合い、その下では魔法使い同士の戦いが繰り広げられている。状況は魔女が優位のように見えた。
 魔女は片方の手に自分の杖を持ち、もう片方の手にアデルの銀の杖を持っていた。杖は魔法を使う際に目標を定めるという役割があり、それを取られたアデルの魔法は、威力が分散されてしまい、弱くなってしまうのだ。
 経験豊富な魔女とまだ年若い魔法使いとの決定的な実力の差が深々と現れていく。
「目ざとく人の杖を取るなんてっ」
「ほっほっ、光るものには目がなくってな」
 アデルはどうにかして杖を取り返さなくてはと、辺りを見回す。足元には無数のカラスが倒れているだけで、杖の代わりになるような物はなかった。
 突然空が曇りだし、アデルは嫌な予感を察知した。どうやら次の攻撃で完全に仕留めにかかってくるらしく、暗雲が空を覆いつくす。
 なりふりかまっていられなくなったアデルは、無数のカラスを魔法で起こし、全てのカラスをスズメバチに姿を変えさせて魔女を襲わす。突然のスズメバチの大群に、魔女は驚き思わずアデルの杖を落としてしまった。アデルは素早く杖を拾い上げ、暗雲に向ける。
「使わせてもらうよ!」
「貴様ぁぁぁぁあ!」
 アデルがこれからやろうとしている事に気付き、魔女はスズメバチを振り払って襲いかかる。が、彼女の手がアデルを捉える前に彼は杖を下に振るう。
 雷鳴が轟き、ま眩い閃光が暗雲を割き、天罰が魔女に下った。
 悲鳴すら上げる間もなく、魔女は塵となり暗雲が消え去った。


 大きな落雷の音に、イヴ達は悲鳴を上げてお互い抱き合うように寄り添っていた。
「ど……どうなったんだろ……まだ戦っているのかな……?」
「怖いよぉ」
「おい、イヴ。本当に勝てるのかよ!」
「死にたくないよぉ」
 子供達の言葉に、流石のイヴも少し不安になり、様子を見行こうか悩んでいると、廊下から足音がし、イヴは子供達に静かにと、人差し指を口元に立て、じっとドアの方を見る。
 ドアノブが回り、ドアが開く。その先に立っていたのはぼろぼろになったアデルだった。
「あぁ、よかった。みんな無事みたいだね」
「アデル!」
 安堵の笑みを浮かべるアデルに、イヴは駆け寄り、その細い体に抱き着く。
「もう心配ないよ。さ、みんなで帰ろう」
 アデルは子供達を連れて展望台へと戻り、そこで待っていたアーノルドに子供達を乗せる。
「アデルは一緒にいかないの?」
「行くけど、上は定員だから、足に掴まっていくよ」
「そう」
「さ、アーノルドお願い」
 子供達を乗せたアーノルドは空へと飛びあがり、旋回してアデルを脚で捕まえると、町の方角へと飛び去った。
 町までの間、上に乗っている子供達の楽しそうな声を聞きながら、アデルは小さくなっていく森を見つめていた。


 それから少しして、町の近くまで戻ってきたので、アデルは子供達を町の入口付近でアーノルドの上から下ろし、一緒にライの町へと入る。すると、町中の大人達が町の入口に集まり、アデル達を出迎えた。
「お母さん!」
「ママ、パパ!!」
「パパ!!」
「兄貴……!」
 子供達は自分の家族を見つけると、それぞれの家族の元へと駆け寄り、無事に再開を果たした。
「みんな無事でよかったわ」
 アデルの隣でイヴは心の底から嬉しそうに笑った。
「そうだね。でもまだボク達にはやる事があるだろ?」
「え? ……あっ!」
 アデルの言葉に、イヴはハッと坂の上にある自分の家を見た。今もその家にいる人物が敵かどうか見極めなければならない。
「行こう、アデル」
 言うが早いか、イヴはアデルの手を取って駆け出し、集まった町の人達をかき分けていく。
「イヴちゃん、アデルさん本当にありがとう」
「どうって事ないわ」
「再会できて何よりです」
「イヴ、弟を助けてくてありがとう!」
「どういたしまして!」
 こちらが急いでいるのにも関わらず声をかけてくる町の人を、イヴは蔑ろにせずに返事をしながら人と人の間をすり抜けていく。
 やっとの思いで通りに出ると、イヴはそのまま脚を休めることなく、家へと向かった。

 玄関の前にやってくると、アデルがそっと玄関を開けて中を確認する。家の中は不気味な程に静かで、人の気配すらしなかった。
 明かりは灯っており、エントランスの床に手紙が落ちている事に気付き、アデルはそれを拾い上げて裏表を確認する。差出人の名前も宛名も書かれておらず、蝋で封をされているだけの手紙だ。
「イヴ、この蝋印は見たことがあるかい?」
「ないわ」
 アデルに蝋印を見せられ、イヴは首を横に振る。
 他に何か無いかとエントランスをざっと見渡すが、この手紙の他には何も無かった。
 封を切り、中の手紙を取り出してさっと目を通してイヴにそっと渡した。イヴは手紙を受け取り、恐る恐る目を走らせて文字を追う。
『お嬢様へ
 今まで隠していましたが、私はカラスの魔女の下僕であり、彼女の半身でもあります。故に彼女の命令に逆らえず、子供達をあの恐ろしい魔女の元へと行かせてしまった事をお許しください。今回こうして手紙を書き残したのは、カラスの魔女がアデル様に敗れると分かったからです。私である彼女がいなくなれば、私もいなくなるのは必然です。もっと別の形でお嬢様とお会いできていればと思います。
 貴女の家政婦より』
 癖のある字でそうしたためられた手紙を読みながら、イヴは大きな双眸からぽろぽろと大粒の涙を流した。彼女は黒であったが、その心は限りなく白だった事に安堵したのか、それとも今までの彼女を思い出しての涙なのか。
「……いままでありがとう……」
 少女の涙声は静かに部屋に響き、すぅっと消え静寂が再び訪れる。涙を拭い、まだ溢れようとするのをぐっと堪え、イヴは手紙をアデルに渡し、アデルはそれを受け取ると元通りに封筒へと仕舞う。
「ん……?」
 その時、封筒の内側にメッセージが書かれている事にアデルは気付いた。それはアデルに宛てたメッセージで、家政婦の癖のある字とは違い、とても綺麗な字で書かれていた。
『これは警告だ。これ以上魔女を殺めてはならない。心に誓え赤き竜よ。さもなくば死がお前を攫う』
 アデルが読み切った途端に文字は消えさり、汚れのない綺麗な何の変哲もない封筒の内側へと戻った。

 それから残りの四日間を二人は平穏に過ごした。あの騒ぎで行けなかったパン屋に行き、イヴが秘密の場所と呼んでいる、町から少し離れた所にある花畑に行ったり、アデルの服が出来上がったので取りに行ったり。そんな日々を過ごし、あっという間にイヴの両親が帰ってくる日を迎えた。
 ドアノッカーが鳴らされ、アデルは玄関を開ける。向こう側に立っていたのはロングフェロー夫妻だった。
「おかえりなさい」
 イヴがアデルの横をすり抜けて母親に抱きつく。
「いやぁ、娘をどうもありがとう。何も無かったかな?」
「はい、手紙に書いた事以外は何も無かったですよ」
「そうか」
 アデルはあの日直ぐに伯父に手紙を出していた。内容は家政婦の事と、町で起こっていた事だ。手紙の内容以外に何も無かった事に伯父は安堵する。
「もう帰るのか?」
 エントランスの床に置かれたスーツケースをちらりと見て、伯父はアデルに質問した。
「はい、ちょっと気になる事がありまして……でもまた何かあれば呼んでいただければ駆けつけますので」
 柔和な笑みを浮かべてアデルは夫妻に別れのハグをした。
「それじゃあ元気でねイヴ」
「また来てねアデル! 私の誕生日は8月よ!」
「うん、覚えておくよ。行けなくても贈り物はする」
「絶対に来てよね!」
「イヴ。ほら、アデルが困っているわ」
 イヴはアデルの細身の体をぎゅっと抱きしめ、駄々をこねる。それを母親が優しく引き離して抱き上げた。イヴはムスッとしている。
「そうだ。必ずまた会いに来るからそれまでこれを預かっていてくれるかな?」
 むくれるイヴにアデルは荷物の中からブローチを取り出し、その小さな手に握らせる。
「……これは?」
 手を開いてブローチをまじまじと見るイヴ。銀色のブローチに深い青色の宝石が嵌め込まれており、光が当たると内側が鮮やかな青色に光り輝く不思議なブローチだ。
「僕の命の次に大事な物かな。預かっててくれる?」
「分かったわ、絶対に無くしたりしない!」
「ありがとう」
 アデルはイヴの頭を優しく撫で、スーツケースを持って外へと出る。それと入れ替わるようにロングフェロー一家は家の中へと入った。振り返ることなく、アデルは歩き、坂を降りて町の外を目指す。

 また訪れるであろう小さな町と、人々と、まだ幼い従妹に一時の別れを心の中で告げながら、颯爽と歳若い魔法使いはライを発った。


——おわり
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感想 1

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みんなの感想(1件)

千林 かの子

身内の意外な正体と、アデルに対するイヴの内面の変化が印象に残りました。
素敵なお話、ありがとうございました(*^-^*)

2022.05.09 八條ろく

千林かの子様

最後まで拝読していただきありがとうございます( *´꒳`*)
読者様の印象に残るようなシーンになっているようでとても嬉しく思います。
拙い文ですが、最後まで楽しんでいただけたようで何よりです(´˘`*)

重ね重ねになりますが、ありがとうございます!

解除

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