【意味怖】意味が解ると怖い話【いみこわ】

灰色猫

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【意味怖】ドッキリのつもりだったのに

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僕と彼女はホラーが大好きだ。

付き合うきっかけになったのもホラー映画の話がきっかけだった。

彼女はとても明るく、気の強い性格だと思っていたのに、ホラー映画の時には僕の服の袖を掴みながらキャーキャー言っている。

そんなギャップも愛おしかった。





そんな彼女に僕は一つサプライズを仕掛けようと考えた。





夏休み、僕らは山にキャンプに行くことにした。

もちろんいわくつきのキャンプ場で、怖い話好きが集まる伝説もあったりした。

その一つが、とあるカップルがこのキャンプ場で心中して以来

年に何回かは、このキャンプ場でカップル心中が起こってしまう。

という伝説だ。





僕らはその伝説を恐ろしがりながらも、あの世でも一緒なんて

ある意味ロマンチックだよね。なんて言って笑いあった。





その夜、突如、テントの中に亡霊のようなかっこをした男が突入してきて

僕の背中を刺した。赤い液体がどくどく流れていく。

僕は悲鳴を上げた。





その悲鳴を聞いて隣で寝ていた僕の彼女が飛び起き、背中から赤い液体を流している僕を横目に叫ぶ。





そして、テントから足早に去ろうとする亡霊の背中を追いかけ

キャンプで使っていたバタフライナイフで突き刺した。





「ギャアッ、違う、違うんだ、ドッキリで…」





亡霊のかっこをしていた男は倒れ込んだ。





僕は後ろから叫んだ





「おい、まさか刺したのか、友人だったんだ!ドッキリのつもりだったんだ」





「えっ・・・!」





気の強い彼女だ。

こうなる事は予想できた。

すぐにネタばらしすれば良かった。





「うそ、嘘よ・・・。」





頭が真っ白になった彼女は、錯乱したのか

僕の方を振り向くと、僕の喉元にナイフを突き立てた。





「ギャァア」





声にもならない声で僕は叫び声を上げ絶命した。





「人を二人も殺して生きてなんていけないよ…こんな勘違いをさせて…

あの世で怒るからね…!大好きだよ」





彼女は涙を流しながら、自分の喉にもナイフを突き立てた。









その後、亡霊のかっこをして刺されたはずの男が震えながら二人を見ていた。
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