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第045話 お風呂は心の洗濯や
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男女に分かれた入り口から、男性用の脱衣所の引き戸を開けます。
中には棚が並んでいますので、ぽすんと服を突っ込んで。
湯煙に満ちた浴槽には高窓から日の光が揺らめきながら柔らかく入り込み。
幻想的な面持ちを醸し出しています。
さて、お湯を浴びて、体をピカピカに磨こうかなと思うと……。
そこには鈴生りの精霊さん達が……。
『いいゆだな』
『びばのんの』
『はぁみがけよー』
三等身の頭だけを出して浮いている様は、ミカンを浮かべたお風呂みたいですが。
あえてツッコミは入れないスタイルで。
取りあえずかけ湯が終われば、サウナ室です。
町の高い宿屋や、北にあるようなお屋敷ではサウナ風呂があるそうで。
そういうのにも慣れておいた方が良いのかなと。
こちらは中に竈を設け、ちんちんに鍋から蒸気を生み出すスタイルにしました。
薪は結構あり余ってますので、精霊さん頼りばかりは駄目かと思って作ってみました。
階段状のベンチの一番上にすとんと座り、汗と汚れを浮かします。
『ろうなぬしー』
『とけるのよ?』
『あいすくりーむ……』
横では、ころんと転がった精霊さん達が楽しそうに遊んでいます。
暫く経ったら、外に出てかけ湯をしながら垢を落としていき、そして入湯です。
「うっはぁ……。極楽」
この世界に来て、初めてのお風呂。
口からエクトプラズムが出そうなくらいの快楽です。
横でぷかぷか浮いている精霊さん達も気になりません。
ふぃぃーっと脱力していると、ぱたんと扉の開閉音。
あれ?
まだ一般入場はお断りしていたはずですが。
と思って、眇めた目で湯気の先を見てみると。
「男女、分かれてるでしょ?」
ちょっと恥ずかしそうなリサさんが現れた。
どうする?
という訳で、再度お風呂マナーをおさらいし、二人でゆったり温泉気分です。
「夏とかなら、川で水浴び出来るのよ?」
秋口に現れた私は知らないのですが、流石田舎。
川遊びは基本ですし、そこできちんと衛生管理をしていたと。
その内石鹸とかも開発出来たら、あわあわと遊べるなと思いながら、初めての二人風呂体験は穏やかに幕を下ろしたのでした。
という訳で、村人に公開中。
慣れていないおっさんが体を洗わずに浴槽に入ってボコられたり。
奥様方のご意見で、急遽洗濯室を別途設けて、お湯でお洗濯が出来るようにしたり。
民度が高いので、大きな問題は発生せず。
村外れにぽこっと出来上がったお風呂施設は、満場一致で受け入れられましたとさ。
どっとはらい。
中には棚が並んでいますので、ぽすんと服を突っ込んで。
湯煙に満ちた浴槽には高窓から日の光が揺らめきながら柔らかく入り込み。
幻想的な面持ちを醸し出しています。
さて、お湯を浴びて、体をピカピカに磨こうかなと思うと……。
そこには鈴生りの精霊さん達が……。
『いいゆだな』
『びばのんの』
『はぁみがけよー』
三等身の頭だけを出して浮いている様は、ミカンを浮かべたお風呂みたいですが。
あえてツッコミは入れないスタイルで。
取りあえずかけ湯が終われば、サウナ室です。
町の高い宿屋や、北にあるようなお屋敷ではサウナ風呂があるそうで。
そういうのにも慣れておいた方が良いのかなと。
こちらは中に竈を設け、ちんちんに鍋から蒸気を生み出すスタイルにしました。
薪は結構あり余ってますので、精霊さん頼りばかりは駄目かと思って作ってみました。
階段状のベンチの一番上にすとんと座り、汗と汚れを浮かします。
『ろうなぬしー』
『とけるのよ?』
『あいすくりーむ……』
横では、ころんと転がった精霊さん達が楽しそうに遊んでいます。
暫く経ったら、外に出てかけ湯をしながら垢を落としていき、そして入湯です。
「うっはぁ……。極楽」
この世界に来て、初めてのお風呂。
口からエクトプラズムが出そうなくらいの快楽です。
横でぷかぷか浮いている精霊さん達も気になりません。
ふぃぃーっと脱力していると、ぱたんと扉の開閉音。
あれ?
まだ一般入場はお断りしていたはずですが。
と思って、眇めた目で湯気の先を見てみると。
「男女、分かれてるでしょ?」
ちょっと恥ずかしそうなリサさんが現れた。
どうする?
という訳で、再度お風呂マナーをおさらいし、二人でゆったり温泉気分です。
「夏とかなら、川で水浴び出来るのよ?」
秋口に現れた私は知らないのですが、流石田舎。
川遊びは基本ですし、そこできちんと衛生管理をしていたと。
その内石鹸とかも開発出来たら、あわあわと遊べるなと思いながら、初めての二人風呂体験は穏やかに幕を下ろしたのでした。
という訳で、村人に公開中。
慣れていないおっさんが体を洗わずに浴槽に入ってボコられたり。
奥様方のご意見で、急遽洗濯室を別途設けて、お湯でお洗濯が出来るようにしたり。
民度が高いので、大きな問題は発生せず。
村外れにぽこっと出来上がったお風呂施設は、満場一致で受け入れられましたとさ。
どっとはらい。
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