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第044話 福利厚生も重要です
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暇を持て余すよりちょっとくらい働いている方が張りが出るだろう。
そんな考えで始めた内職用の積み木作りなのですが。
出荷の最盛期を迎えております。
いやね。
都市開発と軍関係だけかと思ってたのですが。
プレゼンの概念を導入した途端プレゼンブームになるが如く。
どこの部署も抽象化に目覚めたそうで。
引く手あまた。
民間は民間で、同じように肝っ玉母さんだけではなく。
そこからパパさんが遊んでみて、仕事に使えると閃き、もっと買って来いと。
「農作業より、忙しいんじゃない?」
呆れたようにリサさんが呟くのも無理はなく。
総出で、積み木作りに勤しんでいる次第でございます。
何故総出かと申しますと。
ちなみにフレッド君がボトルネックになりかねなかったので。
面取りと磨き作業を女性陣に直伝してもらったのですが。
全然数が足りず、老若男女関係なく村人総出の一大事業と相成りました。
農閑期 is 何?
私とリサさんに関しましては、ピストンで町と村を行き来しています。
これまでは余裕があっても問題無かったのですが、燻製やら積み木やら。
町の琴線に触れるアイテムを作り出した所為で、途切れると声が上がる状態になりまして。
まぁ、自業自得なのですが。
馬車でぬくぬくいちゃいちゃしながら、行ったり来たりを繰り返している訳です。
で、ですね。
私、思ったんです。
もうちょっと清潔になりたいって。
いやねぇ。
もう、かれこれ四十歳。
健全な肉体を頂いたのですが。
加齢臭とか、気になるじゃないですか?
自分では分かりづらいですし。
こうね。
いちゃいちゃしていると、リサさんが気にならないかが、気になる訳です。
おっさんの乙女心なのです。
いや、ねぇ。
日々、お湯タオルで体は拭いているのですが。
やっぱり、大量のお湯で綺麗に洗い流したい。
何なら、お湯に浸かりたい。
そういう欲求がむくむくする訳でして。
何だったら、リサさんと混浴とかも楽しそうなのですが。
まぁ、そういうのは置いておいて。
プロジェクトお風呂を計画しようかなと。
あぁ。
村で頑張っている村人の皆様の福利厚生も兼ねています。
頑張っている皆様に、温かな体験をプレゼントな感じです。
精霊さんに相談してみたところ。
『こーぞーせっけい!!』
『せっけーぎそう!!』
『めんきょはくだつ!!』
積み木でサンプル住宅を作るのを気に入ったのか、甚く乗り気でさくさくと積み上げていきます。
学習、重要。
「ここに窓を設けると、湯気が抜けますね。後、浴槽部分は一段高くして、水を抜く仕様にすると掃除が楽です。その時にアクセスしやすいようにパネルをはめ込む形で……」
『さすが、にんげんさん!!』
『なんということでしょう』
『たくみのわざ!!』
私も男の子です。
こういうの大好き。
という訳で。
建屋は精霊さんの力を借りて石造りにしようと思います。
木造だと、湿気で痛みそうですし。
岩窟風呂というのも、趣がありそうですしね。
水をお湯に変えるのは精霊さんの得意分野なのですが。
水を恒常的に生み出すのはちょっと苦手という事で。
村に太い水脈が通っていますので、そこに細い経路を設けて自噴する形で貯水槽を構築。
そこから水を引いてきて、建屋でボイラー室へ流し込みます。
ボイラー室の中には精霊さんが遊んでいて、水を温めてくれます。
その温水を浴槽に引き込む。
熱すぎたら、貯水槽の水を入れて緩める。
めっちゃアバウトな考えだったのですが、精霊さんパワー恐るべし。
「上手に出来ましたー」
構想二時間、構築三時間。
こんなに早く出来るのなら、もっと早く作っておけば良かったと後悔したのも後の祭り。
早速、一番風呂です!!
そんな考えで始めた内職用の積み木作りなのですが。
出荷の最盛期を迎えております。
いやね。
都市開発と軍関係だけかと思ってたのですが。
プレゼンの概念を導入した途端プレゼンブームになるが如く。
どこの部署も抽象化に目覚めたそうで。
引く手あまた。
民間は民間で、同じように肝っ玉母さんだけではなく。
そこからパパさんが遊んでみて、仕事に使えると閃き、もっと買って来いと。
「農作業より、忙しいんじゃない?」
呆れたようにリサさんが呟くのも無理はなく。
総出で、積み木作りに勤しんでいる次第でございます。
何故総出かと申しますと。
ちなみにフレッド君がボトルネックになりかねなかったので。
面取りと磨き作業を女性陣に直伝してもらったのですが。
全然数が足りず、老若男女関係なく村人総出の一大事業と相成りました。
農閑期 is 何?
私とリサさんに関しましては、ピストンで町と村を行き来しています。
これまでは余裕があっても問題無かったのですが、燻製やら積み木やら。
町の琴線に触れるアイテムを作り出した所為で、途切れると声が上がる状態になりまして。
まぁ、自業自得なのですが。
馬車でぬくぬくいちゃいちゃしながら、行ったり来たりを繰り返している訳です。
で、ですね。
私、思ったんです。
もうちょっと清潔になりたいって。
いやねぇ。
もう、かれこれ四十歳。
健全な肉体を頂いたのですが。
加齢臭とか、気になるじゃないですか?
自分では分かりづらいですし。
こうね。
いちゃいちゃしていると、リサさんが気にならないかが、気になる訳です。
おっさんの乙女心なのです。
いや、ねぇ。
日々、お湯タオルで体は拭いているのですが。
やっぱり、大量のお湯で綺麗に洗い流したい。
何なら、お湯に浸かりたい。
そういう欲求がむくむくする訳でして。
何だったら、リサさんと混浴とかも楽しそうなのですが。
まぁ、そういうのは置いておいて。
プロジェクトお風呂を計画しようかなと。
あぁ。
村で頑張っている村人の皆様の福利厚生も兼ねています。
頑張っている皆様に、温かな体験をプレゼントな感じです。
精霊さんに相談してみたところ。
『こーぞーせっけい!!』
『せっけーぎそう!!』
『めんきょはくだつ!!』
積み木でサンプル住宅を作るのを気に入ったのか、甚く乗り気でさくさくと積み上げていきます。
学習、重要。
「ここに窓を設けると、湯気が抜けますね。後、浴槽部分は一段高くして、水を抜く仕様にすると掃除が楽です。その時にアクセスしやすいようにパネルをはめ込む形で……」
『さすが、にんげんさん!!』
『なんということでしょう』
『たくみのわざ!!』
私も男の子です。
こういうの大好き。
という訳で。
建屋は精霊さんの力を借りて石造りにしようと思います。
木造だと、湿気で痛みそうですし。
岩窟風呂というのも、趣がありそうですしね。
水をお湯に変えるのは精霊さんの得意分野なのですが。
水を恒常的に生み出すのはちょっと苦手という事で。
村に太い水脈が通っていますので、そこに細い経路を設けて自噴する形で貯水槽を構築。
そこから水を引いてきて、建屋でボイラー室へ流し込みます。
ボイラー室の中には精霊さんが遊んでいて、水を温めてくれます。
その温水を浴槽に引き込む。
熱すぎたら、貯水槽の水を入れて緩める。
めっちゃアバウトな考えだったのですが、精霊さんパワー恐るべし。
「上手に出来ましたー」
構想二時間、構築三時間。
こんなに早く出来るのなら、もっと早く作っておけば良かったと後悔したのも後の祭り。
早速、一番風呂です!!
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