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12 僕はここにいてもいいんだ!
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時代とともに地位や意味合いが変わることは多いが、それが盛者必衰ということなのか、誰にもわからない。
子供が生まれてから一時期断酒をしていたが、最近は週末だけ飲むようになった。
自分は酒を嗜むが、相方は下戸である。このあたりの話をするとだいたい「一人で飲んでるの?」と聞かれたり、「肩身を狭くして飲んでそう」とか言われるが、実際のところそんなことはない。こっちはこっち、むこうはむこうでマイペースでやっているせいか、変な軋轢が生まれたりとかいうことはまったくない。
比較的早い段階で双方の状況がはっきりしていたせいか、「運転はするから飲んでもいい」とか外飲みを許容してくれるありがたいことを言われていた。その代わり「あの店に行きたい」とチョイスは任せていたので、その辺でバランスが取れていたようにも思える。
そして何度目かの外飲みの際に言われたのが「行きたい店が飲み屋だったりすると、けっこう行きづらい」ということだった。ようするに『居酒屋系の店だとお酒の当てに合わせたメニューだから、下戸が行っても「なんだかなぁ~」と思われるのでは?』ということのようですね。
今はそんなことはないけど、かつては下戸というだけで「人生の半分は損をしている」と言われた時代があった。飲み会でも酒を飲まないと「ノリが悪い」とかグチグチと言われて絡まれた人もいた。今で言えばハラスメント全開の黒歴史じゃないだろうか?「そうやってみんな大人になってきたんだよ!」なんてセリフは絶対に言えません。銭形のとっつぁん風表現では『昭和一桁生まれ』のセリフかな?
「下戸がつまみだけ食っても楽しくないでしょう?」という勝手な思い込みはなかったとは言えない。とりあえずマイルドな表現をしておくと、酒飲みからすると「酒も飲めないのに楽しくないのでは?」、下戸からすると「酒が飲めなくて空気を悪くするのでは?」という双方からの『大人の対応』がすれ違いを生んだとも言えるのかもしれない。
今はむしろ下戸の人でも楽しめるのが一般的なんだから、時代の流れはすごいと思う。おそらくほんの十年一昔前と比べても、一般認識はかなり変わったのではないだろうか?
『下戸の地位向上』というと失礼かもしれませんが、「飲めないんです」という言葉をナチュラルに使えることは、下戸以外の人にもとても助かると思う。逆に相手の状況を考えた対応ができないと、その人の社会性とか常識が疑われるわけで、自分も『老害』と言われないように気をつけねば。うん、なんかずっとゴルゴに背後を取られている気分になるのは気のせいだろうか…
こうして考えると、『下戸』そのものの地位向上と待遇改善の速度がものすごく速かった気がする。社会背景とか人間関係とか、そういうのも絡んでくるから、対応速度は他の項目よりも何割かマシマシぐらいだったのかも?
ここまで書いてきてなんとなく思ったのだが、『下戸』は社会的向上を果たしたと言えるけど、その一方で『喫煙』は完全に落ち目になったと言えませんかね?どっちも飲み会に深く関わってくる内容なんだけど、『喫煙』の没落具合が半端ない。
はっきり言って身体に悪いことに関しては100%間違いない。税金も上がって値段はここ十年で倍以上。紙巻きがほぼ衰退して現在の主流は加熱式だが、加熱式の本体と天下無敵の百円ライターの価格差を考えると、点火という点に関してまで値上がりしている。『愛煙家』という言葉が悲しく聞こえてくる昨今である。「タバコに恨みでもあるのか!」と言われそうだが、そもそもタバコを嗜んでいた経験がないせいか、良いイメージを発信できる自信がない…
喫煙スペースは決められちゃってるし、市町村によっては歩きタバコ禁止だし、本当に「ちょっと一服してきます」ができない世の中と言えます。冗談抜きに不憫とか不遇という言葉がよく似合うな…ロードス島戦記のスパークくんみたいに思えてきて「不幸っ!」とか言われてそうだ。
ただこれだけは確実に言えることがある。『タバコを吸ってるキャラはかっこいい』これだ!カッコよさの小道具としては、かつてのサイコショッカークラスのパワーがある。
昨年末に『タバコの似合うアニメキャラ』という投票があったが、予報通りルパン三世の次元大介は上位にランクインしていた。あのシケモクを大事そうにちびちび吸う姿に哀愁を感じる。昔は灰皿のシケモクに爪楊枝を刺して『次元吸い』にも憧れたもんだ…でも1位じゃなかった…1位も好きなんだけど、個人的にはねぇ…
今回の表題はTV版『新世紀エヴァンゲリオン』の最終回のシンジ君のセリフより、エヴァは早くも2回目の登場。物議を醸した最終回の一言だが、あれから紆余曲折あってこうなった…と思えばいいのかな?とりあえず『下戸』も『喫煙』も、「ここにいてもいいよ」と思ってもらい続けてほしいもんです。
子供が生まれてから一時期断酒をしていたが、最近は週末だけ飲むようになった。
自分は酒を嗜むが、相方は下戸である。このあたりの話をするとだいたい「一人で飲んでるの?」と聞かれたり、「肩身を狭くして飲んでそう」とか言われるが、実際のところそんなことはない。こっちはこっち、むこうはむこうでマイペースでやっているせいか、変な軋轢が生まれたりとかいうことはまったくない。
比較的早い段階で双方の状況がはっきりしていたせいか、「運転はするから飲んでもいい」とか外飲みを許容してくれるありがたいことを言われていた。その代わり「あの店に行きたい」とチョイスは任せていたので、その辺でバランスが取れていたようにも思える。
そして何度目かの外飲みの際に言われたのが「行きたい店が飲み屋だったりすると、けっこう行きづらい」ということだった。ようするに『居酒屋系の店だとお酒の当てに合わせたメニューだから、下戸が行っても「なんだかなぁ~」と思われるのでは?』ということのようですね。
今はそんなことはないけど、かつては下戸というだけで「人生の半分は損をしている」と言われた時代があった。飲み会でも酒を飲まないと「ノリが悪い」とかグチグチと言われて絡まれた人もいた。今で言えばハラスメント全開の黒歴史じゃないだろうか?「そうやってみんな大人になってきたんだよ!」なんてセリフは絶対に言えません。銭形のとっつぁん風表現では『昭和一桁生まれ』のセリフかな?
「下戸がつまみだけ食っても楽しくないでしょう?」という勝手な思い込みはなかったとは言えない。とりあえずマイルドな表現をしておくと、酒飲みからすると「酒も飲めないのに楽しくないのでは?」、下戸からすると「酒が飲めなくて空気を悪くするのでは?」という双方からの『大人の対応』がすれ違いを生んだとも言えるのかもしれない。
今はむしろ下戸の人でも楽しめるのが一般的なんだから、時代の流れはすごいと思う。おそらくほんの十年一昔前と比べても、一般認識はかなり変わったのではないだろうか?
『下戸の地位向上』というと失礼かもしれませんが、「飲めないんです」という言葉をナチュラルに使えることは、下戸以外の人にもとても助かると思う。逆に相手の状況を考えた対応ができないと、その人の社会性とか常識が疑われるわけで、自分も『老害』と言われないように気をつけねば。うん、なんかずっとゴルゴに背後を取られている気分になるのは気のせいだろうか…
こうして考えると、『下戸』そのものの地位向上と待遇改善の速度がものすごく速かった気がする。社会背景とか人間関係とか、そういうのも絡んでくるから、対応速度は他の項目よりも何割かマシマシぐらいだったのかも?
ここまで書いてきてなんとなく思ったのだが、『下戸』は社会的向上を果たしたと言えるけど、その一方で『喫煙』は完全に落ち目になったと言えませんかね?どっちも飲み会に深く関わってくる内容なんだけど、『喫煙』の没落具合が半端ない。
はっきり言って身体に悪いことに関しては100%間違いない。税金も上がって値段はここ十年で倍以上。紙巻きがほぼ衰退して現在の主流は加熱式だが、加熱式の本体と天下無敵の百円ライターの価格差を考えると、点火という点に関してまで値上がりしている。『愛煙家』という言葉が悲しく聞こえてくる昨今である。「タバコに恨みでもあるのか!」と言われそうだが、そもそもタバコを嗜んでいた経験がないせいか、良いイメージを発信できる自信がない…
喫煙スペースは決められちゃってるし、市町村によっては歩きタバコ禁止だし、本当に「ちょっと一服してきます」ができない世の中と言えます。冗談抜きに不憫とか不遇という言葉がよく似合うな…ロードス島戦記のスパークくんみたいに思えてきて「不幸っ!」とか言われてそうだ。
ただこれだけは確実に言えることがある。『タバコを吸ってるキャラはかっこいい』これだ!カッコよさの小道具としては、かつてのサイコショッカークラスのパワーがある。
昨年末に『タバコの似合うアニメキャラ』という投票があったが、予報通りルパン三世の次元大介は上位にランクインしていた。あのシケモクを大事そうにちびちび吸う姿に哀愁を感じる。昔は灰皿のシケモクに爪楊枝を刺して『次元吸い』にも憧れたもんだ…でも1位じゃなかった…1位も好きなんだけど、個人的にはねぇ…
今回の表題はTV版『新世紀エヴァンゲリオン』の最終回のシンジ君のセリフより、エヴァは早くも2回目の登場。物議を醸した最終回の一言だが、あれから紆余曲折あってこうなった…と思えばいいのかな?とりあえず『下戸』も『喫煙』も、「ここにいてもいいよ」と思ってもらい続けてほしいもんです。
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