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mittyan13

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22 空き地

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 昔は「いつものところに集合ね」で通用したが、今はなかなか簡単ではないのかもしれない。
 先日花火を探した際、ふと「今はどこで花火を売っているんだろう?」と気になった。
 バラ売りほど難易度が高くなり、手持ち中心のセットものほど容易に手に入れやすいのが昨今の花火事情といえる。ちょっとしたドラッグストアとかスーパーあたりだとまずセットものが主体。ちょっと大きめのホームセンターとかだと少しバラ売りもあり。100均はセットの補足をちょっとするぐらいのバラ売り展開と思っていい。
 自分の子供の頃はどこで買ってたのか?おもちゃ屋はもちろんとして、文房具屋でも見かけた記憶がある。しかし1番多かったのは駄菓子屋だった。ここで誰かが「花火が出てるぞ!」と発見報告をすることで、一気に夏モードに突入していく感覚が懐かしい。そう考えると、季節や時間の移り変わりは駄菓子屋で感じていたような気がする。なんとなく風物詩的なイベントがその時ごとにあったはずだ。
 一番良く覚えているのが『イーグルサムの五輪ヨーヨー企画』というやつ。ロス五輪のマスコットキャラ・イーグルサムのイラストが描かれたヨーヨーが売られていて、キャラバン方式で販売店を回っていくという企画。たぶんこれから数年後に始まった『ハドソン・ゲームキャラバン』の走りと言えるかもしれない。ゲームキャラバンは全国のおもちゃ屋さんやデパートの屋上だったりするのだが、ヨーヨーキャラバンは徹底的に駄菓子屋主体だったはず。
 アメリカ人(?)のヨーヨー名人が同行して、その技をしかと見せつけてくれるイベントで、終わったあとのちょっとしたヨーヨー教室も新鮮だった。『コンバトラーV』の超電磁ヨーヨーとの関連性を聞かれそうだが、五輪ヨーヨーのほうが十年近く後になる。まあ超電磁ヨーヨーで『犬の散歩』とか『宇宙旅行』とかをやっている描写はないし。…あったっけ?
 こうして考えると、駄菓子屋は『子どもの社交場』だったとも言えるわけで、学校外での友達との数少ない交流の場でもあった。小学校の低学年辺りまでは、間違いなく「帰ったら駄菓子屋行こうぜ」があった。
 そして小学生も半ばあたりを越えてくると本格的に部活動が始まって、少しずつ駄菓子屋から足が遠のいていく流れとなる。これに近年は『習い事』という部活に取って代わる存在が現れ、ますます駄菓子屋という存在は縁遠くなったのではなかろうか?というのがおっさんの適当な推測です。
 こうなると、ここのところ『絶滅危惧種』とも言われている『駄菓子屋』『おもちゃ屋』等は、子どもの社交場としての役割を終えつつあるからなくなりそうなのか?とも思えてしまう。それ以外の理由があるにはあるのだろうが、子供の数の減少と駄菓子屋とかおもちゃ屋等が減ってきている状況は、何かしらリンクしているようにも感じる。
 今の『子どもの社交場』はどこなのか?
 最右翼は『デパートやショッピングモールのフードコート』ではないのだろうか。ある程度広さがあって食事も取れる。トレカや携帯ゲームをやるのにも不便しない。親にも「何かあったらここにいる」で通用しそうな場所と考えると、現代っ子の事情と照らし合わせても違和感なく収まる。
 たた、ある程度の『手持ち』は必要だろう。お金の使い方をある程度知っておかないと、電子マネーを活用しているとしてもけっこう不安は拭いきれないし。駄菓子屋ほど頻繁に行けるかと言われれば、なかなか難しくもある。少なくとも『毎日行く』というのは親として関心できないし。
 そもそも今の子供たちは『オンラインで交流する』という手法も使いこなしている。ゲームの対戦とか協力プレーとか、現地に行かなくても成立してしまう。これを人付き合いと言っていいのかどうか…
 多様性が対人関係にも色々と影響を及ぼしている昨今、今の子供達の次の世代はどうなっていくのか?意外と原点回帰して昔に戻るとか、なんかそういうのも十分に考えられるから、本当に未来はわからないと思った次第。
 今回の表題はおそらく最も有名な『子どもの社交場』である『ドラえもん』の空き地から。そういえば、最近空き地もほとんど見かけない。すぐ宅地にしちゃうから?けっしてありえない話でもないな…まあ仮に空き地を開放しても、たぶん近所からのクレームとかでうるさく感じるのは間違いなさそう。「子どもの遊び場にするぐらいなら、うちの車を止めさせろ!」とか絶対にありそうな話だ。ワッケイン司令ではないが「寒い時代だと思わんか?」と言いたくなるのは、自分が年を取ったからかなぁ?
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