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第十一章 与えられる試練
第二の試練~試される真の友情~
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翌日の土曜日。今日は美香とコンテストに向けてファッションのお勉強に来たわけだけど……
「シロ、お前いつまで不貞腐れてんねや」
「別に」
一緒に付いてきてくれたシロの機嫌が物凄く悪い。
昨日の事で色々思うことがあるようで、かなり口数が減ってすれ違う人々を怖い顔して睨んでいる。
特に黒髪の人には鬼のような形相でメンチを切る彼に、コハクの姿でそれは止めてくれと切に願っていたら、「すいませーん、アンケートにご協力お願いします」と、猛者がシロに話しかけてきた。
「他を当たれ」
冷たく言い放つシロに、「お願いします、イケメン限定アンケートなんですよ。お兄さん格好いいから是非ご協力お願いします!」と猛者は引くどころか、さらに攻めてきた。
「ええやん、シロ。少しくらい書いてやりや」
「あ、お兄さんも是非! お願いします!」
すかさずカナちゃんにも声がかかり、二人がアンケートに答えていると、いつの間にか出来上がっている女子のサークル。
「相変わらず目立つわね、あの二人連れてくると」
二人を囲むようにして出来上がったそれを見て、美香がため息をもらした。
「ごめんね……」
「仕方ないわ、ボディーガードは必要だもの。全く、桜の肌にこんな変なもの刻んでくれちゃって、ほんと頭にくるわね」
私の左手をとって美香が怒りを露にしていると──
「だったら、もっと怒らせてあげるよ」
突如背後から声をかけられた。
振り返ると、人間に化けたクレハが不敵な笑みを浮かべていた。
急いで逃げようとしたが間に合わず、彼が作り出したモノクロの世界に閉じ込められる。
「君たち、昔は面白い関係だったみたいだね?」
にこやかに微笑んで話しかけてきたクレハを、美香はキッと睨み付ける。
「貴方には関係ないことよ! それより、桜にかけた呪いを解きなさい! 女の子にこんな不気味なものを刻むなんて!」
「君がそれを言っちゃうの? 桜ちゃんの腕に毎日、毎日、ひどい傷を施してきたのはどこの誰だろう?」
クレハは途端に嘲るように口元を歪めて尋ねた。
「それは……っ!」
悲しそうに顔を歪めて口をつぐんだ美香を見て、クレハはクスクスとおかしそうに笑う。
視線を私に向けたクレハは、途端に同情でもするかのように悲しそうな面持ちをして声をかけてきた。
「桜ちゃん、自分を痛め付けてきた相手とよく仲良く出来るね? 折角の綺麗な肌に傷まで残して、女の子としてはショックじゃない? たとえどんな理由があっても、こちらの世界じゃ暴力をふるうのはいけない事じゃないのかな?」
そしてクレハは視線を再度美香に向けると、ひどく優しげな声色で話しかけた。
「そこのお友だちも、大事な妹を見捨てられてよくそんな相手と仲良く出来るね? 妹さん、さぞ辛かっただろうね……可哀想に。せめて、桜ちゃんが気付いてあげていたらこんな事にはならなかったかもしれないのにね」
「何が目的なの?」
ひどく回りくどい言い方をするクレハに真意を問う。
「そこで君達に聞きたいんだけど……お互い、憎くないの? 君達は本当に胸を張って、友達って言える?」
「美香は私の大切な友達だよ。だから、巻き込まないで」
「桜は私にとって命の恩人。そしてかけがえのない友達よ。お願い、早くこの呪いを解いてあげて!」
私達の言葉を聞いて、静かに口の端をつり上げたクレハ。
「そう、だったらこれを見た後でも……同じ事が言えるかな?」
彼がこちらに向けて手をかざすと、左手に刻まれた呪印から禍々しい黒いオーラがあふれ出てきた。
くっ、またこれか……今度は一体何を……私と美香はそのオーラに呑まれて、どこか違う空間へと飛ばされる。
スッとそれが消えると視界に映ったのは、遊園地にありそうなアトラクションの建物だった。
「さぁ、第二の試練を始めようか。ようこそ、罪のテーマパークへ。君達にはそれぞれ別の入口から、僕が作った似たような内容の3Dアトラクションを体験してもらう。最後のアトラクションで落ち合えるようになっているから、全て無事クリア出来たら、合格。少し過激な内容だから、途中で棄権する事も出来るよ。その場合、残された一人はずっとこのアトラクションに囚われる事になるけどね。君達が本当に友達なら、たとえどんなものを見たって耐える事が出来るよね? 誰に何を言われたってその気持ち、ブレたりなんかしないよね? それじゃあ、面白いドラマを期待しているよ」
扉を開けて中へ入ると、楽しそうに窓から見える景色を絵に描いている少女が居た。
どこからともなく、クレハのナレーションが流れてきた。
「ある所に、絵を描くのがとても大好きな少女が居ました。幼い頃に両親を失った彼女は双子の姉と、ある養護施設で育ちました」
この少女って美希の事だ。
目の前で楽しそうに絵を描いているのは幼い頃の美希で
『美希、そろそろご飯の時間だよ!』
そう言って、少女に駆け寄ってきたのは幼い頃の美香だ。
「気付いたみたいだね。ここは美希ちゃんの残留思念を読み取って再現した世界だよ。今から君達へ、彼女が体験してきた事を、特別に見せてあげる。まずは、中学二年になって美希ちゃんがスランプに陥った原因となった出来事から。さぁ、現れた扉を開けてごらん」
恐る恐るドアを開けると、視界に広がるのは懐かしい美希の部屋。
しかし、信じられない光景が目に飛び込んできた。
ベットの上で必死に手足をばたつかせて抵抗する美希の服を、おじさんが覆い被さって脱がせていた。
『やめて……ッ、お義理父さん……』
そう必死に訴えるのは、紛れもない美希の声だった。
「シロ、お前いつまで不貞腐れてんねや」
「別に」
一緒に付いてきてくれたシロの機嫌が物凄く悪い。
昨日の事で色々思うことがあるようで、かなり口数が減ってすれ違う人々を怖い顔して睨んでいる。
特に黒髪の人には鬼のような形相でメンチを切る彼に、コハクの姿でそれは止めてくれと切に願っていたら、「すいませーん、アンケートにご協力お願いします」と、猛者がシロに話しかけてきた。
「他を当たれ」
冷たく言い放つシロに、「お願いします、イケメン限定アンケートなんですよ。お兄さん格好いいから是非ご協力お願いします!」と猛者は引くどころか、さらに攻めてきた。
「ええやん、シロ。少しくらい書いてやりや」
「あ、お兄さんも是非! お願いします!」
すかさずカナちゃんにも声がかかり、二人がアンケートに答えていると、いつの間にか出来上がっている女子のサークル。
「相変わらず目立つわね、あの二人連れてくると」
二人を囲むようにして出来上がったそれを見て、美香がため息をもらした。
「ごめんね……」
「仕方ないわ、ボディーガードは必要だもの。全く、桜の肌にこんな変なもの刻んでくれちゃって、ほんと頭にくるわね」
私の左手をとって美香が怒りを露にしていると──
「だったら、もっと怒らせてあげるよ」
突如背後から声をかけられた。
振り返ると、人間に化けたクレハが不敵な笑みを浮かべていた。
急いで逃げようとしたが間に合わず、彼が作り出したモノクロの世界に閉じ込められる。
「君たち、昔は面白い関係だったみたいだね?」
にこやかに微笑んで話しかけてきたクレハを、美香はキッと睨み付ける。
「貴方には関係ないことよ! それより、桜にかけた呪いを解きなさい! 女の子にこんな不気味なものを刻むなんて!」
「君がそれを言っちゃうの? 桜ちゃんの腕に毎日、毎日、ひどい傷を施してきたのはどこの誰だろう?」
クレハは途端に嘲るように口元を歪めて尋ねた。
「それは……っ!」
悲しそうに顔を歪めて口をつぐんだ美香を見て、クレハはクスクスとおかしそうに笑う。
視線を私に向けたクレハは、途端に同情でもするかのように悲しそうな面持ちをして声をかけてきた。
「桜ちゃん、自分を痛め付けてきた相手とよく仲良く出来るね? 折角の綺麗な肌に傷まで残して、女の子としてはショックじゃない? たとえどんな理由があっても、こちらの世界じゃ暴力をふるうのはいけない事じゃないのかな?」
そしてクレハは視線を再度美香に向けると、ひどく優しげな声色で話しかけた。
「そこのお友だちも、大事な妹を見捨てられてよくそんな相手と仲良く出来るね? 妹さん、さぞ辛かっただろうね……可哀想に。せめて、桜ちゃんが気付いてあげていたらこんな事にはならなかったかもしれないのにね」
「何が目的なの?」
ひどく回りくどい言い方をするクレハに真意を問う。
「そこで君達に聞きたいんだけど……お互い、憎くないの? 君達は本当に胸を張って、友達って言える?」
「美香は私の大切な友達だよ。だから、巻き込まないで」
「桜は私にとって命の恩人。そしてかけがえのない友達よ。お願い、早くこの呪いを解いてあげて!」
私達の言葉を聞いて、静かに口の端をつり上げたクレハ。
「そう、だったらこれを見た後でも……同じ事が言えるかな?」
彼がこちらに向けて手をかざすと、左手に刻まれた呪印から禍々しい黒いオーラがあふれ出てきた。
くっ、またこれか……今度は一体何を……私と美香はそのオーラに呑まれて、どこか違う空間へと飛ばされる。
スッとそれが消えると視界に映ったのは、遊園地にありそうなアトラクションの建物だった。
「さぁ、第二の試練を始めようか。ようこそ、罪のテーマパークへ。君達にはそれぞれ別の入口から、僕が作った似たような内容の3Dアトラクションを体験してもらう。最後のアトラクションで落ち合えるようになっているから、全て無事クリア出来たら、合格。少し過激な内容だから、途中で棄権する事も出来るよ。その場合、残された一人はずっとこのアトラクションに囚われる事になるけどね。君達が本当に友達なら、たとえどんなものを見たって耐える事が出来るよね? 誰に何を言われたってその気持ち、ブレたりなんかしないよね? それじゃあ、面白いドラマを期待しているよ」
扉を開けて中へ入ると、楽しそうに窓から見える景色を絵に描いている少女が居た。
どこからともなく、クレハのナレーションが流れてきた。
「ある所に、絵を描くのがとても大好きな少女が居ました。幼い頃に両親を失った彼女は双子の姉と、ある養護施設で育ちました」
この少女って美希の事だ。
目の前で楽しそうに絵を描いているのは幼い頃の美希で
『美希、そろそろご飯の時間だよ!』
そう言って、少女に駆け寄ってきたのは幼い頃の美香だ。
「気付いたみたいだね。ここは美希ちゃんの残留思念を読み取って再現した世界だよ。今から君達へ、彼女が体験してきた事を、特別に見せてあげる。まずは、中学二年になって美希ちゃんがスランプに陥った原因となった出来事から。さぁ、現れた扉を開けてごらん」
恐る恐るドアを開けると、視界に広がるのは懐かしい美希の部屋。
しかし、信じられない光景が目に飛び込んできた。
ベットの上で必死に手足をばたつかせて抵抗する美希の服を、おじさんが覆い被さって脱がせていた。
『やめて……ッ、お義理父さん……』
そう必死に訴えるのは、紛れもない美希の声だった。
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