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第十二章 断罪者と救済者
真実を映し出す鏡
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「元々陰陽師協会では妖怪を弱らせた後、情状酌量の余地がある場合は、例えるなら『死刑』か『無期懲役』かの選択肢を与えている。だから討伐はお前たちの仕事じゃない。分かったら、こっちから無理に関わろうとするのは止めろ。一条の安全確保を最優先に考えろ。分かっているのか? 明日から、呪いの危険度はぐんと増すんだぞ」
確かに、シロが傍に居てくれないと災いが私の元へダイレクトにやってくるのを、昨日身をもって実感した。
明日はちょうど呪いがかけられて半分の日数が経過する。
災いがどれ程の物なのか分からないけど、橘先生の様子を見る限りかなり危険なのだろう。
だが、ここで引き下がるわけにはいかない。折角シロが本音を打ち明けてくれたんだ。
どうにかして、先生を説得しなければ。うまい事なんて言えない私はストレートに気持ちを先生にぶつけて訴えかけた。
「クレハは優菜さんと出会った当初、死に場所を探すように道路の真ん中で車が来るのを待っていたそうです。生きる希望を無くした人に、誰も声をかけなければ……生きたいなんて思うはずないじゃないですか! そんな状態で弱らせられて『死刑』か『無期懲役』のどちらがいいかなんて聞かれたって、誰だって迷わず『死刑』を選びたくなりますよ。クレハは思ってるほど悪い人じゃありません。お願いです先生、力を貸してもらえませんか?」
「一条……しかしだな……」
橘先生は困ったように頭をガシガシと掻いているが、肯定の言葉は返ってこない。
どうすれば、先生を味方に付けることが出来るのか……私が悩んでいると、カナちゃんが口を開いた。
「ものすごい逸材をみすみす手放すなんて勿体ないですよ、先生。クレハ、めっちゃ何でも出来ます。先生の助手にしたら、毎日三秒タクシー使い放題ですよ」
カナちゃんの言葉に、橘先生の眉がピクリと動く。
「精度のええ偽者作れるんで、二日酔いでどうしてもキツイ日とかめっちゃ助かりますよ」
え、先生そこで考えこんじゃうの?
私の言葉より、カナちゃんの悪魔の囁きの方が先生を唸らせるって……
「俺等がどこにおっても、クレハは必ずまた仕掛けてきます。それも次はかなり本気で。お得意の幻術空間に閉じ込められてもうたら、普通はクレハの出す試練をクリアしないと外には出れないんでしょうけど、俺と桜は失敗したのに出る事が出来ました。それは、少しやけど素のあいつと言葉が交わせたからやと思ってます。俺達でクレハを掴まえようとか危険な真似はしません。ただほんの少し仮面を剥いで、素のアイツに『楽しい事何も知らんうちに死に急ぐのはアホやで』って教えてやりたいだけなんです」
橘先生は軽くため息をつくと、ポケットをごそごそと漁り出した。
「……まったく、情熱にあふれた眼差し程、この歳になって直視出来ないものはねぇぜ。特別にいいものを貸してやろう」
差し出されたのは、手のひらに収まるサイズの小さなコンパクミラーだった。
「これは『照魔鏡』って言って、鏡に映された者の本音を探る道具だ。妖怪が人間界へ来る時の入界審査や、式神化を望む妖怪が本当に改心したかを確かめたりする時に使ったりする」
そう言って先生はコンパクトを開いてシロの方に鏡を向けた。必然的に皆の視線が彼の方に集まる。
「シロ、お前の好物は?」
「それは勿論、プリンだ! 特に半熟贅沢プリンはうまいな」
シロは自信満々に言った後、えらくあたふたと否定しようとしているが言葉が出せないようで口をパクパクとさせている。
そういえば前に、コハクにプリンが美味しいお店を教えて欲しいと言われて半熟贅沢プリンを紹介した時、かごにごっそりと入れて買っていったよな。
あれを食べたのは親戚の叔父さんじゃなくて、シロだったのか。どうりで食べ過ぎたら、次の日コハクの身体がキツくなるわけだ。
あの時コハクが誤魔化した謎がこんな時に解けるとは思いもしなかった。
「へぇ~シロ、プリンが好きやなんてお子ちゃまみたいやな」
「べ、別にいいだろ! うまいもんはうまいんだから!」
ニヤニヤとした顔でカナちゃんがからかうと、シロは不貞腐れた子供のようにムスっとしている。
そんな二人を見て、橘先生は照魔鏡を今度はカナちゃんに向けて質問を投げ掛けた。
「西園寺、ファーストキスは何の味?」
驚いたように先生の方を見たカナちゃんは、自分に照魔鏡が向いているのに気付きひどく動揺を露わにして抵抗するも、その力に抗えず答えを口に出した。
「え……ッ、くっ、ココアの味」
ニヤリと口角を上げる先生に、嫌な予感を感じ取ったのか急いで照魔鏡を奪おうとカナちゃんが動く。しかしそれより先に先生が尋ねてしまった。
「ちなみに相手は?」
カナちゃんは必死に両手で口を押さえて答えまいとするも、鏡の効力は偉大でその両手が口から剥がされる。
「……くっ、……桜」
紡がれた言葉に、流れる沈黙。
それを破ったのは、何とも間抜けな私とシロの驚いた声だった。
「……え?」
「……は?」
ばつが悪そうに私から目を逸らすカナちゃんの姿に、同じ名前の桜さん説が消えた。
もしかして、シロが暴走した時の……いや、ちょっと待て。必死だったからよく覚えてはないが……あの時、ココアなんて飲んでない。
それ以前にあのコハクとの黒歴史……ていうか、中学の頃かなり遊んでたって優菜さん言ってたからその時とかたくさんしてそうなのに……ってまさか、それより前?!
「お前、まさかあの時が初めてだったのか?!」
驚いたように尋ねるシロに、カナちゃんは小さく首を左右に振った。
「……小三の頃、寒い雪の日に桜と一緒に雪合戦した後、俺の部屋でココア飲んで眠ってた時に……」
知らなかった……という事は、私のファーストキスの相手はコハクじゃなくてカナちゃんなの?!
衝撃的な事実に、心臓が変なリズムで鼓動を刻み始めた。
「ガキの癖に寝込みを襲うとは、やっぱりお前は偽善ヒーローだ!」
シロは別の意味でショックを受けているようで、子供のようにカナちゃんを指差してけなしている。
その時、橘先生が今度は私に質問を投げ掛けてきた。勿論、照魔鏡で私を照らしながら……
「一条、初恋の相手は誰だ?」
「……コハク」
『なんて事を聞いてくるんだ!』と思っている間に、勝手に口が動いた。
確かにこの鏡に照らされると、強制的に心のうちを答えさせられてしまうらしい。
これ以上、変な質問をされる前にあの鏡をどうにかしなければ!
「じゃあ、今お前さんが男として好きなのは?」
急いで先生から奪おうとするも奮闘むなしく、目と鼻の先で嘲笑うかのように照魔鏡が私を照らしている。
私が好きなのは、コハクとシロだ。そのはずなのに……
「……コハクとシロとカナちゃん」
私の口は勝手に三人の名前をあげていた。
確かに、シロが傍に居てくれないと災いが私の元へダイレクトにやってくるのを、昨日身をもって実感した。
明日はちょうど呪いがかけられて半分の日数が経過する。
災いがどれ程の物なのか分からないけど、橘先生の様子を見る限りかなり危険なのだろう。
だが、ここで引き下がるわけにはいかない。折角シロが本音を打ち明けてくれたんだ。
どうにかして、先生を説得しなければ。うまい事なんて言えない私はストレートに気持ちを先生にぶつけて訴えかけた。
「クレハは優菜さんと出会った当初、死に場所を探すように道路の真ん中で車が来るのを待っていたそうです。生きる希望を無くした人に、誰も声をかけなければ……生きたいなんて思うはずないじゃないですか! そんな状態で弱らせられて『死刑』か『無期懲役』のどちらがいいかなんて聞かれたって、誰だって迷わず『死刑』を選びたくなりますよ。クレハは思ってるほど悪い人じゃありません。お願いです先生、力を貸してもらえませんか?」
「一条……しかしだな……」
橘先生は困ったように頭をガシガシと掻いているが、肯定の言葉は返ってこない。
どうすれば、先生を味方に付けることが出来るのか……私が悩んでいると、カナちゃんが口を開いた。
「ものすごい逸材をみすみす手放すなんて勿体ないですよ、先生。クレハ、めっちゃ何でも出来ます。先生の助手にしたら、毎日三秒タクシー使い放題ですよ」
カナちゃんの言葉に、橘先生の眉がピクリと動く。
「精度のええ偽者作れるんで、二日酔いでどうしてもキツイ日とかめっちゃ助かりますよ」
え、先生そこで考えこんじゃうの?
私の言葉より、カナちゃんの悪魔の囁きの方が先生を唸らせるって……
「俺等がどこにおっても、クレハは必ずまた仕掛けてきます。それも次はかなり本気で。お得意の幻術空間に閉じ込められてもうたら、普通はクレハの出す試練をクリアしないと外には出れないんでしょうけど、俺と桜は失敗したのに出る事が出来ました。それは、少しやけど素のあいつと言葉が交わせたからやと思ってます。俺達でクレハを掴まえようとか危険な真似はしません。ただほんの少し仮面を剥いで、素のアイツに『楽しい事何も知らんうちに死に急ぐのはアホやで』って教えてやりたいだけなんです」
橘先生は軽くため息をつくと、ポケットをごそごそと漁り出した。
「……まったく、情熱にあふれた眼差し程、この歳になって直視出来ないものはねぇぜ。特別にいいものを貸してやろう」
差し出されたのは、手のひらに収まるサイズの小さなコンパクミラーだった。
「これは『照魔鏡』って言って、鏡に映された者の本音を探る道具だ。妖怪が人間界へ来る時の入界審査や、式神化を望む妖怪が本当に改心したかを確かめたりする時に使ったりする」
そう言って先生はコンパクトを開いてシロの方に鏡を向けた。必然的に皆の視線が彼の方に集まる。
「シロ、お前の好物は?」
「それは勿論、プリンだ! 特に半熟贅沢プリンはうまいな」
シロは自信満々に言った後、えらくあたふたと否定しようとしているが言葉が出せないようで口をパクパクとさせている。
そういえば前に、コハクにプリンが美味しいお店を教えて欲しいと言われて半熟贅沢プリンを紹介した時、かごにごっそりと入れて買っていったよな。
あれを食べたのは親戚の叔父さんじゃなくて、シロだったのか。どうりで食べ過ぎたら、次の日コハクの身体がキツくなるわけだ。
あの時コハクが誤魔化した謎がこんな時に解けるとは思いもしなかった。
「へぇ~シロ、プリンが好きやなんてお子ちゃまみたいやな」
「べ、別にいいだろ! うまいもんはうまいんだから!」
ニヤニヤとした顔でカナちゃんがからかうと、シロは不貞腐れた子供のようにムスっとしている。
そんな二人を見て、橘先生は照魔鏡を今度はカナちゃんに向けて質問を投げ掛けた。
「西園寺、ファーストキスは何の味?」
驚いたように先生の方を見たカナちゃんは、自分に照魔鏡が向いているのに気付きひどく動揺を露わにして抵抗するも、その力に抗えず答えを口に出した。
「え……ッ、くっ、ココアの味」
ニヤリと口角を上げる先生に、嫌な予感を感じ取ったのか急いで照魔鏡を奪おうとカナちゃんが動く。しかしそれより先に先生が尋ねてしまった。
「ちなみに相手は?」
カナちゃんは必死に両手で口を押さえて答えまいとするも、鏡の効力は偉大でその両手が口から剥がされる。
「……くっ、……桜」
紡がれた言葉に、流れる沈黙。
それを破ったのは、何とも間抜けな私とシロの驚いた声だった。
「……え?」
「……は?」
ばつが悪そうに私から目を逸らすカナちゃんの姿に、同じ名前の桜さん説が消えた。
もしかして、シロが暴走した時の……いや、ちょっと待て。必死だったからよく覚えてはないが……あの時、ココアなんて飲んでない。
それ以前にあのコハクとの黒歴史……ていうか、中学の頃かなり遊んでたって優菜さん言ってたからその時とかたくさんしてそうなのに……ってまさか、それより前?!
「お前、まさかあの時が初めてだったのか?!」
驚いたように尋ねるシロに、カナちゃんは小さく首を左右に振った。
「……小三の頃、寒い雪の日に桜と一緒に雪合戦した後、俺の部屋でココア飲んで眠ってた時に……」
知らなかった……という事は、私のファーストキスの相手はコハクじゃなくてカナちゃんなの?!
衝撃的な事実に、心臓が変なリズムで鼓動を刻み始めた。
「ガキの癖に寝込みを襲うとは、やっぱりお前は偽善ヒーローだ!」
シロは別の意味でショックを受けているようで、子供のようにカナちゃんを指差してけなしている。
その時、橘先生が今度は私に質問を投げ掛けてきた。勿論、照魔鏡で私を照らしながら……
「一条、初恋の相手は誰だ?」
「……コハク」
『なんて事を聞いてくるんだ!』と思っている間に、勝手に口が動いた。
確かにこの鏡に照らされると、強制的に心のうちを答えさせられてしまうらしい。
これ以上、変な質問をされる前にあの鏡をどうにかしなければ!
「じゃあ、今お前さんが男として好きなのは?」
急いで先生から奪おうとするも奮闘むなしく、目と鼻の先で嘲笑うかのように照魔鏡が私を照らしている。
私が好きなのは、コハクとシロだ。そのはずなのに……
「……コハクとシロとカナちゃん」
私の口は勝手に三人の名前をあげていた。
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