48 / 135
第一章 高校二年生編
第48話 城ヶ崎美咲は話したい
しおりを挟む
薄暗くなってきた街中では、星のような色とりどりの光が煌めいていた。
「すいません。お待たせしました」
普段は遅刻しない俺だが、この時ばかりは五分ほど遅れて到着する。
「構わないよ。むしろ予定がある中、時間を作ってくれて嬉しいよ」
そう言って、城ヶ崎美咲先輩は笑顔で迎えてくれた。
普段は飾り気のない……それでも美人な美咲先輩だが、クリスマスイブという空気に充てられてか、それとも学校以外ではそうなのか、薄っすらと化粧をしている。元々整った顔立ちだからこそ、目立たない程度の化粧だけでもガラリと印象が変わる。
それに俺の胸はドキリと高鳴った。
隠すように、いつもと同じように話しかける。
「何気に遊びに行くの……というか、勉強以外で会うのって初めてですね」
「そうだね。最近はテスト勉強で休日も会っていたけど、それ以外だと偶然会った時くらいかな?」
中学生の頃に一度だけ、街中をぶらついていた時に会ったことがある。
お互いに予定を済ませた後ということもあって、少しだけ遊んだことがあった。
勉強以外の理由で予定を合わせて会うのはこれが初めてだ。
「そう考えてみると少し恥ずかしいな……。一応クリスマスだから、服も変えてみたんだが、変じゃないかな?」
「いえ、似合ってますよ」
休日に勉強を見てもらった時も私服ではあったが、無難な印象の服だった。
それでも美人の先輩によく似合っている。
しかし今日は少し派手め……とは言っても、上は白のセーターにクリーム色のコートと落ち着いているが、下がクリスマスを象徴するような赤色のスカートと美咲先輩の印象にはない服だ。
それでもやはり似合っている。
「先輩は美人ですから、なんでも似合いますよ」
「そう言ってくれると嬉しいけど、誰にでも言ってるんじゃないかな?」
疑うような視線を向けられ、俺は両手を振って否定する。
「そんなわけないじゃないですか。こんなこと言う相手なんて、そもそもいないですよ」
「冗談だよ。褒めてもらえて嬉しいよ」
わざと大袈裟に言っただけなのか、美咲先輩は意地悪な顔で微笑んでいた。
「私が止めておいてなんだけど、せっかくだから立ち話じゃなくてイルミネーションでも見てから歩かないかな?」
「そうですね。ご飯にはまだ早いですし」
クリスマスというだけあって、辺りはイルミネーションで彩られている。
冬の期間であればクリスマス以外でもライトアップされているが、特別な日を楽しむため、俺たちは幻想的な風景を楽しみながら歩き始めた。
一通りイルミネーションを楽しんだ俺たちは、美咲先輩のチョイスしたイタリアンレストランに来ていた。
外装も内装も、そしてコース料理と高級そうだが、一人当たり五千円と手の届かない値段ではないレストランだ。
……それでも十分に高いが。
ただ、せっかくのクリスマスイブ。
普段からあまり散財もしないため、こういう特別な日くらいは楽しみたい。
運ばれてくるコース料理に緊張している俺に気を遣ってか、美咲先輩が話を切り出した。
「それで、双葉さんの方はどうだったんだい?」
「ギリギリで勝ちましたよ。双葉は『流石』って感じで、かなり活躍していました」
前半ではアシストに回っていたため、目に見えた活躍というのはあまりなかった。
それでもそのパスから決まることが多く、十分に活躍していたと言える。
そして後半は怒涛の攻撃で、第4Qだけでも14得点を入れた。合計17得点と、パス回しが本領のPGにも関わらず、結果的に一番得点を叩き出した。
そのことを熱くなりながら語る。
「楽しめたようだね」
「あっ、つい。すいません」
熱くなってしまったことが恥ずかしくなり、俺は縮こまって謝罪をした。
「いやなに、久しぶりに颯太くんのバスケトークが聞けたからね。私もスポーツは好きだから、そういう話を聞くのも好きなんだよ」
本当に楽しそうに、嬉しそうに美咲先輩は頷きながら話を聞いてくれる。
自分も高校生になってもうすぐ二年、少しは大人になった気分でいたが、やはり美咲先輩の余裕ある大人っぽさには敵う気がしない。
「双葉さんとは話せたのかな?」
「会場では無理でしたけど、昼ご飯がてら外で会いましたね。……それのせいで少し遅れてしまったのは申し訳ないです」
最初に一度謝罪をしたが、改めて謝罪をする。
俺が遅れた理由は簡単で、新幹線に乗り遅れたのだ。
幸い乗車券は予約していなかったため、予定よりも遅い時間の新幹線に乗ることができたが、そのせいで余裕を持って行動していたはずが、ギリギリ間に合わなかった。
そしてそれも、元を辿れば双葉と凪沙の二人と、バスケトークが白熱したからだ。
美咲先輩と約束していたのは駅前のため直行すれば間に合っていたのだが、大荷物を持ったままにもいかず、コインロッカーに預けたとしてもクリスマスディナーの後にキャリーケースを引きながら帰るのもはばかられ、凪沙に俺の分まで任せるのも気が引けた。
結局一度帰り、準備してから来たため遅れてしまった。
「ちゃんと連絡ももらっていたし、構わないよ。毎回されると困るけど、いつも颯太くんは時間を守るし、たまになら待ち合わせをしている気分も味わえるよ」
よくわからない感覚だが、美咲先輩としては遅れて来たのが逆によかったようだ。
それもクリスマスイブという特別な日だからだろうか。
「それに私にとっては高校最後の冬。こうやって颯太くんと一緒にご飯を食べれるだけでも十分だよ」
美咲先輩は三年生。
あと三ヶ月もすれば卒業してしまう。
「そんな大切な一日を俺に使ってよかったんですか? 友達とか、彼氏さんとか」
「クリスマスに遊べるような友達はみんな彼氏と予定があるんだよ。それと、私に彼氏なんていないのは颯太くんも知ってるだろ?」
「知らないだけでいるかもしれないじゃないですか。わざわざ俺に報告する理由もないですし」
「それもそうだね。……でもいないよ」
今まで浮いた話を一切聞いたことがない。
美人で性格もいい美咲先輩は当然のようにモテるという噂を聞くが、一度も彼氏がいるという噂は耳にしない。
以前にも本人から聞いたが、一度も彼氏ができたことがないと言う。
「美咲先輩、モテるし選びたい放題なんじゃないですか?」
噂だけなら、三年生の元サッカー部のエースや卒業した元生徒会副会長など、スペックの高い人からも告白されていたと聞いている。
「確かに打算的に考えるなら選べるかもね。でも、私はとりあえず付き合ってみるとかは嫌なんだよ。付き合うなら好きになった人がいいかな」
真面目な美咲先輩らしい答えだった。
俺は美咲先輩ほど深くは考えていないが、『付き合うなら好きになった人』という点は似たような考えをしているため共感できる。
「そう言う颯太くんこそ、双葉さんと仲が良いじゃないか。あとは……、本宮花音さんだったかな? いつも一緒にいる若葉さんや虎徹くんたちと四人でいるのも見かけるし、付き合ったりとかはないのかな?」
「付き合ってたら美咲先輩と……、女性とご飯なんて来ませんよ」
「好きとかは?」
「ないですね。双葉は後輩ですし、かのんちゃん……本宮さんは普通に友達です」
双葉や花音と付き合えれば幸せかもしれないが、結局のところ『好きではない』というところで落ち着いてしまう。……実際に告白でもされれば揺らぎそうな気はするが。
「颯太くんの春も遠そうだね」
「そういう美咲先輩もですけどね」
春が遠いのはお互いだ。
それでも大学生になる美咲先輩は出会いも多いだろうから、案外早いかもしれない。
そんなことを考えていたが、美咲先輩はとんでもないことを言い始めた。
「それなら、私なんてどうかな?」
いきなりのことでむせてしまう。
咳き込みながらも水を飲み、一旦心を落ち着かせる。
ただ、美咲先輩は妖艶な笑みを浮かべており、どうしても落ち着かない。
「からかわないでくださいよ。第一、美咲先輩と俺じゃ釣り合いませんし」
「そうかな? 学力は置いておいて、颯太くんは優しいし、性格面では良い男だと思うけど」
「優しいって特徴がない人の褒め言葉って聞いたことがありますよ。あと、褒め言葉に優しいって言う人は恋愛対象にならないって聞きます」
テンパってしまい、卑屈な言葉を並べる。
「そういうつもりじゃないんだけどなぁ……。恋愛対象になるかは人それぞれだし、どっちにしても優しいか優しくないかだったら優しい方がいいんだから、颯太くんはもっと自信を持っても良いと思うよ」
そう言って優しく微笑む姿に、やはりいつもとは違う視線を向けてしまう。
それがクリスマスイブだからなのか、普段とは違う美咲先輩を見ているからなのか……。
「……でもそうか、颯太くんはそんなに嫌なんだね。残念だな、振られてしまったよ」
わざとらしい言い方をしながら、妖艶な笑みを浮かべる美咲先輩。
そんなことを言われてしまえば勘違いもしたくなる。
この日、俺は最後まで緊張させられっぱなしだった。
「すいません。お待たせしました」
普段は遅刻しない俺だが、この時ばかりは五分ほど遅れて到着する。
「構わないよ。むしろ予定がある中、時間を作ってくれて嬉しいよ」
そう言って、城ヶ崎美咲先輩は笑顔で迎えてくれた。
普段は飾り気のない……それでも美人な美咲先輩だが、クリスマスイブという空気に充てられてか、それとも学校以外ではそうなのか、薄っすらと化粧をしている。元々整った顔立ちだからこそ、目立たない程度の化粧だけでもガラリと印象が変わる。
それに俺の胸はドキリと高鳴った。
隠すように、いつもと同じように話しかける。
「何気に遊びに行くの……というか、勉強以外で会うのって初めてですね」
「そうだね。最近はテスト勉強で休日も会っていたけど、それ以外だと偶然会った時くらいかな?」
中学生の頃に一度だけ、街中をぶらついていた時に会ったことがある。
お互いに予定を済ませた後ということもあって、少しだけ遊んだことがあった。
勉強以外の理由で予定を合わせて会うのはこれが初めてだ。
「そう考えてみると少し恥ずかしいな……。一応クリスマスだから、服も変えてみたんだが、変じゃないかな?」
「いえ、似合ってますよ」
休日に勉強を見てもらった時も私服ではあったが、無難な印象の服だった。
それでも美人の先輩によく似合っている。
しかし今日は少し派手め……とは言っても、上は白のセーターにクリーム色のコートと落ち着いているが、下がクリスマスを象徴するような赤色のスカートと美咲先輩の印象にはない服だ。
それでもやはり似合っている。
「先輩は美人ですから、なんでも似合いますよ」
「そう言ってくれると嬉しいけど、誰にでも言ってるんじゃないかな?」
疑うような視線を向けられ、俺は両手を振って否定する。
「そんなわけないじゃないですか。こんなこと言う相手なんて、そもそもいないですよ」
「冗談だよ。褒めてもらえて嬉しいよ」
わざと大袈裟に言っただけなのか、美咲先輩は意地悪な顔で微笑んでいた。
「私が止めておいてなんだけど、せっかくだから立ち話じゃなくてイルミネーションでも見てから歩かないかな?」
「そうですね。ご飯にはまだ早いですし」
クリスマスというだけあって、辺りはイルミネーションで彩られている。
冬の期間であればクリスマス以外でもライトアップされているが、特別な日を楽しむため、俺たちは幻想的な風景を楽しみながら歩き始めた。
一通りイルミネーションを楽しんだ俺たちは、美咲先輩のチョイスしたイタリアンレストランに来ていた。
外装も内装も、そしてコース料理と高級そうだが、一人当たり五千円と手の届かない値段ではないレストランだ。
……それでも十分に高いが。
ただ、せっかくのクリスマスイブ。
普段からあまり散財もしないため、こういう特別な日くらいは楽しみたい。
運ばれてくるコース料理に緊張している俺に気を遣ってか、美咲先輩が話を切り出した。
「それで、双葉さんの方はどうだったんだい?」
「ギリギリで勝ちましたよ。双葉は『流石』って感じで、かなり活躍していました」
前半ではアシストに回っていたため、目に見えた活躍というのはあまりなかった。
それでもそのパスから決まることが多く、十分に活躍していたと言える。
そして後半は怒涛の攻撃で、第4Qだけでも14得点を入れた。合計17得点と、パス回しが本領のPGにも関わらず、結果的に一番得点を叩き出した。
そのことを熱くなりながら語る。
「楽しめたようだね」
「あっ、つい。すいません」
熱くなってしまったことが恥ずかしくなり、俺は縮こまって謝罪をした。
「いやなに、久しぶりに颯太くんのバスケトークが聞けたからね。私もスポーツは好きだから、そういう話を聞くのも好きなんだよ」
本当に楽しそうに、嬉しそうに美咲先輩は頷きながら話を聞いてくれる。
自分も高校生になってもうすぐ二年、少しは大人になった気分でいたが、やはり美咲先輩の余裕ある大人っぽさには敵う気がしない。
「双葉さんとは話せたのかな?」
「会場では無理でしたけど、昼ご飯がてら外で会いましたね。……それのせいで少し遅れてしまったのは申し訳ないです」
最初に一度謝罪をしたが、改めて謝罪をする。
俺が遅れた理由は簡単で、新幹線に乗り遅れたのだ。
幸い乗車券は予約していなかったため、予定よりも遅い時間の新幹線に乗ることができたが、そのせいで余裕を持って行動していたはずが、ギリギリ間に合わなかった。
そしてそれも、元を辿れば双葉と凪沙の二人と、バスケトークが白熱したからだ。
美咲先輩と約束していたのは駅前のため直行すれば間に合っていたのだが、大荷物を持ったままにもいかず、コインロッカーに預けたとしてもクリスマスディナーの後にキャリーケースを引きながら帰るのもはばかられ、凪沙に俺の分まで任せるのも気が引けた。
結局一度帰り、準備してから来たため遅れてしまった。
「ちゃんと連絡ももらっていたし、構わないよ。毎回されると困るけど、いつも颯太くんは時間を守るし、たまになら待ち合わせをしている気分も味わえるよ」
よくわからない感覚だが、美咲先輩としては遅れて来たのが逆によかったようだ。
それもクリスマスイブという特別な日だからだろうか。
「それに私にとっては高校最後の冬。こうやって颯太くんと一緒にご飯を食べれるだけでも十分だよ」
美咲先輩は三年生。
あと三ヶ月もすれば卒業してしまう。
「そんな大切な一日を俺に使ってよかったんですか? 友達とか、彼氏さんとか」
「クリスマスに遊べるような友達はみんな彼氏と予定があるんだよ。それと、私に彼氏なんていないのは颯太くんも知ってるだろ?」
「知らないだけでいるかもしれないじゃないですか。わざわざ俺に報告する理由もないですし」
「それもそうだね。……でもいないよ」
今まで浮いた話を一切聞いたことがない。
美人で性格もいい美咲先輩は当然のようにモテるという噂を聞くが、一度も彼氏がいるという噂は耳にしない。
以前にも本人から聞いたが、一度も彼氏ができたことがないと言う。
「美咲先輩、モテるし選びたい放題なんじゃないですか?」
噂だけなら、三年生の元サッカー部のエースや卒業した元生徒会副会長など、スペックの高い人からも告白されていたと聞いている。
「確かに打算的に考えるなら選べるかもね。でも、私はとりあえず付き合ってみるとかは嫌なんだよ。付き合うなら好きになった人がいいかな」
真面目な美咲先輩らしい答えだった。
俺は美咲先輩ほど深くは考えていないが、『付き合うなら好きになった人』という点は似たような考えをしているため共感できる。
「そう言う颯太くんこそ、双葉さんと仲が良いじゃないか。あとは……、本宮花音さんだったかな? いつも一緒にいる若葉さんや虎徹くんたちと四人でいるのも見かけるし、付き合ったりとかはないのかな?」
「付き合ってたら美咲先輩と……、女性とご飯なんて来ませんよ」
「好きとかは?」
「ないですね。双葉は後輩ですし、かのんちゃん……本宮さんは普通に友達です」
双葉や花音と付き合えれば幸せかもしれないが、結局のところ『好きではない』というところで落ち着いてしまう。……実際に告白でもされれば揺らぎそうな気はするが。
「颯太くんの春も遠そうだね」
「そういう美咲先輩もですけどね」
春が遠いのはお互いだ。
それでも大学生になる美咲先輩は出会いも多いだろうから、案外早いかもしれない。
そんなことを考えていたが、美咲先輩はとんでもないことを言い始めた。
「それなら、私なんてどうかな?」
いきなりのことでむせてしまう。
咳き込みながらも水を飲み、一旦心を落ち着かせる。
ただ、美咲先輩は妖艶な笑みを浮かべており、どうしても落ち着かない。
「からかわないでくださいよ。第一、美咲先輩と俺じゃ釣り合いませんし」
「そうかな? 学力は置いておいて、颯太くんは優しいし、性格面では良い男だと思うけど」
「優しいって特徴がない人の褒め言葉って聞いたことがありますよ。あと、褒め言葉に優しいって言う人は恋愛対象にならないって聞きます」
テンパってしまい、卑屈な言葉を並べる。
「そういうつもりじゃないんだけどなぁ……。恋愛対象になるかは人それぞれだし、どっちにしても優しいか優しくないかだったら優しい方がいいんだから、颯太くんはもっと自信を持っても良いと思うよ」
そう言って優しく微笑む姿に、やはりいつもとは違う視線を向けてしまう。
それがクリスマスイブだからなのか、普段とは違う美咲先輩を見ているからなのか……。
「……でもそうか、颯太くんはそんなに嫌なんだね。残念だな、振られてしまったよ」
わざとらしい言い方をしながら、妖艶な笑みを浮かべる美咲先輩。
そんなことを言われてしまえば勘違いもしたくなる。
この日、俺は最後まで緊張させられっぱなしだった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
【完結】大変申し訳ありませんが、うちのお嬢様に貴方は不釣り合いのようです。
リラ
恋愛
婚約破棄から始まる、有能執事の溺愛…いや、過保護?
お嬢様を絶対守るマンが本気を出したらすごいんです。
ミリアス帝国首都の一等地に屋敷を構える資産家のコルチエット伯爵家で執事として勤めているロバートは、あらゆる事を完璧にこなす有能な執事だ。
そんな彼が生涯を捧げてでも大切に守ろうと誓った伯爵家のご令嬢エミリー・コルチエットがある日、婚約者に一方的に婚約破棄を告げられる事件が起こる。
その事実を知ったロバートは……この執事を怒らせたら怖いぞ!
後に後悔しエミリーとの復縁を望む元婚約者や、彼女に恋心を抱く男達を前に、お嬢様の婿に相応しいか見極めるロバートだったが…?
果たして、ロバートに認められるようなエミリーお嬢様のお婿候補は現れるのだろうか!?
【物語補足情報】
世界観:貴族社会はあるものの、財を成した平民が貴族位を買い新興貴族(ブルジョア)として活躍している時代。
由緒正しい貴族の力は弱まりつつあり、借金を抱える高位貴族も増えていった。
コルチエット家:帝国一の大商会を持つ一族。元々平民だが、エミリーの祖父の代に伯爵位を買い貴族となった資産家。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる