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「指名手配」
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「指名手配」
この場からの現場中継中の時勢レポーターの伝える現状レポートのテレビ報道により、まりあは「放火」と「拉致監禁」の罪状で指名手配されたことがわかった。
「なんでまりあさんが犯人扱いされなあかんねん!放火は、うちらが被害者で、拉致監禁の事実なんか「1ミリ」もあれへん!みんな「まりあさん」が好きでここに居るねんぞ!
私がレポーターのマイクを奪って「真実」を全国に伝えて、注意を引き付けてくるから、直さんとみんなはここからまりあさんを逃がして守ってな!」
と鼻の穴を膨らませた稀世が家を出て行こうとしたのをまりあは諫めた。
「ありがとうな、稀世…。けど、逃げたらあかん。「逃げ」は自分の「罪」を認めるのとおんなじや。今日のここへの移動でも、「避難」を「逃亡」と捉えられてしまうんやったら、ここで「隠れたり」、「逃げたり」しようものなら私をかくまったみんなも「罪人」に仕立て上げられてしまうわ…。
報道の舵取りを奥村賢治がしている限り、「正義」も「悪」も勝手に「作られ」てしまうんや。私は「逃げへん」!こんな状況でも私を信じてくれる「みんな」が居れば大丈夫。私、警察に行ってくるわ…。幸いにして「警察」にも、私らの事を…」
まりあが稀世を説得している間にまりあのスマホが鳴った。着信元は「副島」となっている。
「はい、もしもし…。」
まりあが電話に出ると、スピーカーからいつもの副島の少し甲高い声が響いた。
「もしもし、万石さんですか?テレビ見たんやけど、まだ東大阪に居てはりますよね。今、原先生に同行出頭をお願いしたんでそこを動かないでください。
門真署の坂井刑事に連絡を入れてもらってますので、坂井刑事に身を委ねてください。門真署以外も動き出してるみたいなので、言葉は悪いですが「門真署」に身を寄せてください。坂井刑事以外の制服警官や刑事が来てもついて行ったらあきませんよ。坂井刑事を待ってください。後はこっちで何とかしますので、ここは私を信じてください。」
副島が何を言いたいのか、誰も真意はわからなかったが、まりあは「副島さんの事は全面的に信頼していますから、指示に従います。」と応えると電話は切れた。
まりあの電話と入れ替わりで陽菜のスマホが鳴った。
「あっ、祥ちゃん?今、どこ?まりあさんが指名手配されたみたいやねん。……。うん、わかった。……。副島さんから電話もあったみたい。……。了解。じゃあ、今から太田さんと来はるんやね?……。わかった、なっちゃんと一緒やから準備しておくわな。」
陽菜は出口からの電話を終えると、次の入れ替わりで弁護士の原からまりあに着信があった。まりあは神妙な顔で原の話に耳を寄せていた。「はい」と「わかりました」しか言わないまりあの言葉から、稀世、直たちはまりあが原と何を話しているのか想像がつかないまま、10分が過ぎた。
「ピンポーン、ピンポーン」と門についているあろう呼び鈴が鳴った。ガイルのスマホの中のワイドショーの画面にセダン車とコートを羽織ったスーツ姿の2人の男が映っていたがロング画角で撮影された画面からは、誰なのかまではわからない。
「稀世、ここはインターホンはあれへんからさっき副島さんが言うてた「坂井刑事」なんか「それ以外」なんかを見てきてんか!坂井刑事やったらそのまま入ってもらって。それ以外やったら「弁護士が来てから一緒に出頭する。」って言って時間を稼いできて!」
というまりあの指示に従って、稀世は玄関前に向かった。
(うーん、事態が読めてへんからなぁ…。「指名手配」って事やから、いきなり乗り込んできて大捕り物の末に手錠をかけられるってなことがあり得るんやろか?その時は「闘って」もええんかな…?)と思考を巡らせていたが、その心配は杞憂に終わった。
門前に立っていたのは門真署の坂井刑事と載田刑事だったので「ほっ」とした。坂井は、カメラの位置を気にしながら、口元をコートの襟で隠しながら稀世に囁いた。
稀世はさっきあった副島の電話の内容が頭にあったので坂井の言葉に素直に従った。坂井と載田を家に入れ、「まりあさん、坂井さんと載田さんです。入ってもらいますよ。」と玄関から中に声をかけた。
廊下に出たガイル、結衣、さくらと凛の手をしっかりと握った武雄が心配そうな顔を坂井に向け、震える声で精一杯訴えた。
「わ、私たち、ら、拉致も、監禁もされていません。」、「昨晩の火事も私たちの放火なんかじゃありません。」、「道場が消火の放水で使えなくなったのでここに来ただけで、逃げ隠れしてるわけじゃないんです…。」、「僕と妹も変な事なんかなにもされてません。」、「そうやで!さっき、美味しいじゃがバターとお寿司も食べさせてもろたんやで。」と5人が口々にまりあを庇った。
「あぁ、わかってるよ。心配しないでいい。ただ、万石さんはここにいる方が危ないんだ。」と坂井は5人に向かって優しく言葉をかけた。そこに直に寄り添われたまりあが出て来た。直は明らかに「警戒色のオーラ」を醸し出しているが、まりあには「それ」は無い。
「万石さん、あなた達、相当面倒な奴らから目をつけられています。恥ずかしながら「警察」も全てがあなた達「善人な市民」の「味方ではありません…。ここは、私を信じて門真署まで同行願えませんでしょうか?
表はテレビカメラが入っているようですので、「手錠」は掛けませんが両腕を前に出してその上にコートをかけさせてもらいます。表に出られましたら、速やかに私たちの乗ってきた「覆面(パトカー)」に乗ってください。あと10分程で「本当の敵」が現れます。万石さんがここにいると分かれば、昨晩の「放火」以上の惨劇を招くかもしれません。急いでください。」
坂井の目に、「嘘」も「脅し」も「虚構」も無いとまりあは感じた。
「わかりました。」と大人しく両腕を前に出して手首を揃えると坂井はコートを脱ぎ、テレビニュースでよく見る「手錠をかけられた犯人」がコートやジャンバーで手首を隠して連行されるシーンのような体勢になった。
「じゃあ、私は行くわ。あと20分ほどしたら原先生が副島さんと来るから、先に門真署に行ったって言うといてな。あと、みんな、私の事は心配せんでええからな。稀世と直さんはくれぐれも「暴れたり」せんとってな。」
と皆に声をかけると、まりあは坂井と載田に両サイドを固められ、俯き加減に坂井の乗って来たセダン車の後部座席に乗り込んだ。
セダンが走り去ると、すぐに黒塗りの別のセダンがやって来たが稀世達のいる古い戸建てを通り過ぎ、少し先で停まるといかつい風貌の2人の男が降りてきて、テレビ局のレポーターに何か尋ねている様子が見えた。
「あの2人って、「素人」とちゃうよな?「やくざ」か「マフィア」ってな感じやったけど…。」
と稀世が呟くと直が稀世の耳元で囁いた。
「いや、あれは正真正銘の刑事やな。奴らの車、左にサイドミラーが2つあるし、リアガラスのカーテンを通して運転席の上に出っ張りが見えるやろ。あれは、非常時に使う「回転灯」や。本物の覆面パトカーで間違えないやろ。わしにもこの事件の裏側が見えてきたで…。」
この場からの現場中継中の時勢レポーターの伝える現状レポートのテレビ報道により、まりあは「放火」と「拉致監禁」の罪状で指名手配されたことがわかった。
「なんでまりあさんが犯人扱いされなあかんねん!放火は、うちらが被害者で、拉致監禁の事実なんか「1ミリ」もあれへん!みんな「まりあさん」が好きでここに居るねんぞ!
私がレポーターのマイクを奪って「真実」を全国に伝えて、注意を引き付けてくるから、直さんとみんなはここからまりあさんを逃がして守ってな!」
と鼻の穴を膨らませた稀世が家を出て行こうとしたのをまりあは諫めた。
「ありがとうな、稀世…。けど、逃げたらあかん。「逃げ」は自分の「罪」を認めるのとおんなじや。今日のここへの移動でも、「避難」を「逃亡」と捉えられてしまうんやったら、ここで「隠れたり」、「逃げたり」しようものなら私をかくまったみんなも「罪人」に仕立て上げられてしまうわ…。
報道の舵取りを奥村賢治がしている限り、「正義」も「悪」も勝手に「作られ」てしまうんや。私は「逃げへん」!こんな状況でも私を信じてくれる「みんな」が居れば大丈夫。私、警察に行ってくるわ…。幸いにして「警察」にも、私らの事を…」
まりあが稀世を説得している間にまりあのスマホが鳴った。着信元は「副島」となっている。
「はい、もしもし…。」
まりあが電話に出ると、スピーカーからいつもの副島の少し甲高い声が響いた。
「もしもし、万石さんですか?テレビ見たんやけど、まだ東大阪に居てはりますよね。今、原先生に同行出頭をお願いしたんでそこを動かないでください。
門真署の坂井刑事に連絡を入れてもらってますので、坂井刑事に身を委ねてください。門真署以外も動き出してるみたいなので、言葉は悪いですが「門真署」に身を寄せてください。坂井刑事以外の制服警官や刑事が来てもついて行ったらあきませんよ。坂井刑事を待ってください。後はこっちで何とかしますので、ここは私を信じてください。」
副島が何を言いたいのか、誰も真意はわからなかったが、まりあは「副島さんの事は全面的に信頼していますから、指示に従います。」と応えると電話は切れた。
まりあの電話と入れ替わりで陽菜のスマホが鳴った。
「あっ、祥ちゃん?今、どこ?まりあさんが指名手配されたみたいやねん。……。うん、わかった。……。副島さんから電話もあったみたい。……。了解。じゃあ、今から太田さんと来はるんやね?……。わかった、なっちゃんと一緒やから準備しておくわな。」
陽菜は出口からの電話を終えると、次の入れ替わりで弁護士の原からまりあに着信があった。まりあは神妙な顔で原の話に耳を寄せていた。「はい」と「わかりました」しか言わないまりあの言葉から、稀世、直たちはまりあが原と何を話しているのか想像がつかないまま、10分が過ぎた。
「ピンポーン、ピンポーン」と門についているあろう呼び鈴が鳴った。ガイルのスマホの中のワイドショーの画面にセダン車とコートを羽織ったスーツ姿の2人の男が映っていたがロング画角で撮影された画面からは、誰なのかまではわからない。
「稀世、ここはインターホンはあれへんからさっき副島さんが言うてた「坂井刑事」なんか「それ以外」なんかを見てきてんか!坂井刑事やったらそのまま入ってもらって。それ以外やったら「弁護士が来てから一緒に出頭する。」って言って時間を稼いできて!」
というまりあの指示に従って、稀世は玄関前に向かった。
(うーん、事態が読めてへんからなぁ…。「指名手配」って事やから、いきなり乗り込んできて大捕り物の末に手錠をかけられるってなことがあり得るんやろか?その時は「闘って」もええんかな…?)と思考を巡らせていたが、その心配は杞憂に終わった。
門前に立っていたのは門真署の坂井刑事と載田刑事だったので「ほっ」とした。坂井は、カメラの位置を気にしながら、口元をコートの襟で隠しながら稀世に囁いた。
稀世はさっきあった副島の電話の内容が頭にあったので坂井の言葉に素直に従った。坂井と載田を家に入れ、「まりあさん、坂井さんと載田さんです。入ってもらいますよ。」と玄関から中に声をかけた。
廊下に出たガイル、結衣、さくらと凛の手をしっかりと握った武雄が心配そうな顔を坂井に向け、震える声で精一杯訴えた。
「わ、私たち、ら、拉致も、監禁もされていません。」、「昨晩の火事も私たちの放火なんかじゃありません。」、「道場が消火の放水で使えなくなったのでここに来ただけで、逃げ隠れしてるわけじゃないんです…。」、「僕と妹も変な事なんかなにもされてません。」、「そうやで!さっき、美味しいじゃがバターとお寿司も食べさせてもろたんやで。」と5人が口々にまりあを庇った。
「あぁ、わかってるよ。心配しないでいい。ただ、万石さんはここにいる方が危ないんだ。」と坂井は5人に向かって優しく言葉をかけた。そこに直に寄り添われたまりあが出て来た。直は明らかに「警戒色のオーラ」を醸し出しているが、まりあには「それ」は無い。
「万石さん、あなた達、相当面倒な奴らから目をつけられています。恥ずかしながら「警察」も全てがあなた達「善人な市民」の「味方ではありません…。ここは、私を信じて門真署まで同行願えませんでしょうか?
表はテレビカメラが入っているようですので、「手錠」は掛けませんが両腕を前に出してその上にコートをかけさせてもらいます。表に出られましたら、速やかに私たちの乗ってきた「覆面(パトカー)」に乗ってください。あと10分程で「本当の敵」が現れます。万石さんがここにいると分かれば、昨晩の「放火」以上の惨劇を招くかもしれません。急いでください。」
坂井の目に、「嘘」も「脅し」も「虚構」も無いとまりあは感じた。
「わかりました。」と大人しく両腕を前に出して手首を揃えると坂井はコートを脱ぎ、テレビニュースでよく見る「手錠をかけられた犯人」がコートやジャンバーで手首を隠して連行されるシーンのような体勢になった。
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と皆に声をかけると、まりあは坂井と載田に両サイドを固められ、俯き加減に坂井の乗って来たセダン車の後部座席に乗り込んだ。
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