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私を助けて
第九話 友人と自己紹介
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※今話は深夜の一人称視点でお送りします。
「この世界の人間じゃない……ねぇ。とんでもないヤツを助けたな、深夜」
エアの事情を話すため、エアとダイニングテーブルを挟んで深夜と横並びに座っていた、太一の第一声である。言葉を発すると同時に背もたれへと体を預け、椅子が小さく軋みを上げる。驚愕と感嘆が混じったような反応である。
言葉とは裏腹にやけに楽しそうな声音だったが、そういう危険に突っ込んでいくようなヤツなので、いちいち指摘しない。
俺も似たような反応だったが、人の話を頭ごなしに否定しないというのはいいことだと思う。さすが、俺の親友。
隣でおとなしくしていたエアは、目を見開いて驚いてるような顔をしている。
「こんな話をすぐに信じるなんて、深夜の友達って変わってるのね……」
思わず、頷きそうになったが、よく考えると自分のほうが変わっていると感じたので特に何も言わずにおく。言ったら自分が変わっていると認めているようなものだ。同じようにすぐに信じた俺も、暗に変わっていると言われているので認めてもいいのだが。
「褒め言葉と受け取っておこう、お嬢さん」
表情を変えずに太一はそう言った。変わっていると言われたのに、不機嫌にはなるでもなく、何を考えているか相変わらずわからない。
なぜか、俺のほうにウインクなどしてきたが。うん、全く意味がわからない。
「お、お嬢さんって……」
太一の言葉に頬を染めながらも特に否定はしないエアである。自分を含め、俺の周囲は変わっていると再確認する。
何はともあれ、わだかまりはなくなったようなので、今後の話をした方がいいだろう。現状把握は一応終わっていることだし。
「仲も良くなったことだし、これからの話をしようか」
「待った、ちゃんとした自己紹介をしないか? 彼女の事情は聞いたが、まだ名前すら聞いていないんだが?」
太一が勝手に話を進めようとしていた俺を非難するように発言する。確かに悪いのはこちらだが、その人を責めるような口調と冷たい視線はやめてほしい。
この太一を無視するわけにもいかないので、俺は空気を変えるために咳払いを一つしてから、自己紹介を始める。
「そういえば、そうだな。俺の名前は深夜。ちょっと腕に自信があるけど、戦闘面以外はそんなにできないからよろしく。応急処置とかしかできない」
「おまえのはもう知ってるからいいんだよ」
「むぅ、それもそうだな」
「私は知れて良かったわよ、深夜!」
俺の自己紹介を一刀両断した太一を睨むが、本人は肩をすくめただけで何も言わない。エアが優しくフォローしてくれるが、今はその優しさが辛い。
「では、お嬢さん。私が深夜の数少ない友人の藤崎太一です。気軽に太一って呼んでください。一応、深夜に色々教え込まれてるので、それなりに戦えます。他には、電子戦も得意……これはわからないか。まぁ、深夜より手広くできます」
「よろしく、太一さん。デンシセン?はわからないけど、深夜よりは使えるのね!」
ちょっとお二人さん。その会話に入っていってない俺がディスられてるのは、どういう了見ですか。さすがの深夜さんも傷つきますよ?
エアなんか目をキラキラさせてるし、どこにそんな嬉しそうにする要素があるのさ……。
「じゃあ、次は私の番ね。私の名前はエレノア。エレノアって呼んでちょうだい。さっきは太一さんも助けてくれてありがとう」
つつがなく自己紹介が終わったようで何よりだよ。俺の心の傷を除けば。
「いえいえ、どういたしまして。そういえば、エレノア嬢はこっちの言葉わかるんだね。こっちに来てから覚えたの?」
「言われてみれば……完璧に日本語使えてるよね。こっちに来て、まだ一月しか経ってないのに、そんなに覚えるとかすごいね」
太一が何気なしに聞いたが、エアが今まで流暢な日本語を話していたので全く疑問に思わなかった。異世界あるあるで、言語が全く同じだと、心のどこかで思っていたからかもしれない。
まぁ、言ってしまえば言語なんて会話ができる知能さえあれば、あとは単語や文法を覚えるだけなので、それほど難しくない。俺が過去に親父の猛特訓で、2週間で一つの言語を覚えさせられたのを思い返せば、一月あればやれないことはない。今では、日常で使う外国語以外は覚えた言語のほとんどは忘れてしまったが。
「あぁ、なんで話せるかというとね。これも魔法なのよ。翻訳魔法ってヤツなの。向こうの世界の言葉は全然違うわよ。こちらが思い浮かべた言葉を勝手に口で話してくれるっていう、便利な魔法。だから、魔法を使っているかどうかもバレにくいの」
「「…………便利すぎるだろ…………」」
キレイにハモった俺と太一。俺は過去に地獄のような特訓をしていたというのに、この魔法一つであの努力が水泡に帰することになるとか、ホントにやめてほしい。横をチラリと見ると、俺とハモった太一も言語に苦労させられたのか、愕然としている。
異世界って恐ろしい子……!!
「ただ、この魔法も万能じゃなくてね。両者に共通した概念として認識していないと翻訳してくれないのよ。さっきのデンシセン?もそうね。その場合は相手が発音した言葉しか言えないの。このクッキーは、現物が目の前にあるから、私の世界にあるお菓子の似たようなモノとして置換されているから大丈夫なのだけど」
そう言って、クッキーを一枚口に運ぶエア。そして、流れるような動作で紅茶を飲む。実に様になっている。
話だけ聞くと、翻訳魔法は不完全であるように思えるが、無知の存在を翻訳できないだけなので、専門的な会話をしない限りは問題がないように思える。
…………ほぼ万能じゃね?
「魔法ってすごいな。本気で教えて貰いたくなってきた」
「今度、時間があるときにね。大丈夫よ、深夜ならすぐに使えるようになるわ」
「え、マジで!? けっこう嬉しいぞ、これ!」
何気なく言った言葉だったが、エアが太鼓判を押してくれたので嬉しくなる。そういえば、資質がどうこうとか言っていたのに、いつの間に確認したんだろう。
まぁ、いいか。使えるようになるらしいし。細かいことは気にしなくても。
「自己紹介も終わったし、そろそろ今後の話に移ろうか?」
「えぇ、そうね」
話がひと段落ついたのを読み取った太一が、話を先に進めるように促す。エアもそれに異存はないようで、すぐに首肯した。そこで満を持して俺が案を出す。
「それもそうだな。さてと、早速だが、これからの方針について俺にいい案がある」
心配するような目つきのエア(さっきの作戦が受け入れられるかどうかによるもの)と胡散臭そうな目つきの太一の視線を浴びて、俺は宣言する。
「名付けて、他の異邦人を探して助けてもらおうじゃないか大作戦!!」
「この世界の人間じゃない……ねぇ。とんでもないヤツを助けたな、深夜」
エアの事情を話すため、エアとダイニングテーブルを挟んで深夜と横並びに座っていた、太一の第一声である。言葉を発すると同時に背もたれへと体を預け、椅子が小さく軋みを上げる。驚愕と感嘆が混じったような反応である。
言葉とは裏腹にやけに楽しそうな声音だったが、そういう危険に突っ込んでいくようなヤツなので、いちいち指摘しない。
俺も似たような反応だったが、人の話を頭ごなしに否定しないというのはいいことだと思う。さすが、俺の親友。
隣でおとなしくしていたエアは、目を見開いて驚いてるような顔をしている。
「こんな話をすぐに信じるなんて、深夜の友達って変わってるのね……」
思わず、頷きそうになったが、よく考えると自分のほうが変わっていると感じたので特に何も言わずにおく。言ったら自分が変わっていると認めているようなものだ。同じようにすぐに信じた俺も、暗に変わっていると言われているので認めてもいいのだが。
「褒め言葉と受け取っておこう、お嬢さん」
表情を変えずに太一はそう言った。変わっていると言われたのに、不機嫌にはなるでもなく、何を考えているか相変わらずわからない。
なぜか、俺のほうにウインクなどしてきたが。うん、全く意味がわからない。
「お、お嬢さんって……」
太一の言葉に頬を染めながらも特に否定はしないエアである。自分を含め、俺の周囲は変わっていると再確認する。
何はともあれ、わだかまりはなくなったようなので、今後の話をした方がいいだろう。現状把握は一応終わっていることだし。
「仲も良くなったことだし、これからの話をしようか」
「待った、ちゃんとした自己紹介をしないか? 彼女の事情は聞いたが、まだ名前すら聞いていないんだが?」
太一が勝手に話を進めようとしていた俺を非難するように発言する。確かに悪いのはこちらだが、その人を責めるような口調と冷たい視線はやめてほしい。
この太一を無視するわけにもいかないので、俺は空気を変えるために咳払いを一つしてから、自己紹介を始める。
「そういえば、そうだな。俺の名前は深夜。ちょっと腕に自信があるけど、戦闘面以外はそんなにできないからよろしく。応急処置とかしかできない」
「おまえのはもう知ってるからいいんだよ」
「むぅ、それもそうだな」
「私は知れて良かったわよ、深夜!」
俺の自己紹介を一刀両断した太一を睨むが、本人は肩をすくめただけで何も言わない。エアが優しくフォローしてくれるが、今はその優しさが辛い。
「では、お嬢さん。私が深夜の数少ない友人の藤崎太一です。気軽に太一って呼んでください。一応、深夜に色々教え込まれてるので、それなりに戦えます。他には、電子戦も得意……これはわからないか。まぁ、深夜より手広くできます」
「よろしく、太一さん。デンシセン?はわからないけど、深夜よりは使えるのね!」
ちょっとお二人さん。その会話に入っていってない俺がディスられてるのは、どういう了見ですか。さすがの深夜さんも傷つきますよ?
エアなんか目をキラキラさせてるし、どこにそんな嬉しそうにする要素があるのさ……。
「じゃあ、次は私の番ね。私の名前はエレノア。エレノアって呼んでちょうだい。さっきは太一さんも助けてくれてありがとう」
つつがなく自己紹介が終わったようで何よりだよ。俺の心の傷を除けば。
「いえいえ、どういたしまして。そういえば、エレノア嬢はこっちの言葉わかるんだね。こっちに来てから覚えたの?」
「言われてみれば……完璧に日本語使えてるよね。こっちに来て、まだ一月しか経ってないのに、そんなに覚えるとかすごいね」
太一が何気なしに聞いたが、エアが今まで流暢な日本語を話していたので全く疑問に思わなかった。異世界あるあるで、言語が全く同じだと、心のどこかで思っていたからかもしれない。
まぁ、言ってしまえば言語なんて会話ができる知能さえあれば、あとは単語や文法を覚えるだけなので、それほど難しくない。俺が過去に親父の猛特訓で、2週間で一つの言語を覚えさせられたのを思い返せば、一月あればやれないことはない。今では、日常で使う外国語以外は覚えた言語のほとんどは忘れてしまったが。
「あぁ、なんで話せるかというとね。これも魔法なのよ。翻訳魔法ってヤツなの。向こうの世界の言葉は全然違うわよ。こちらが思い浮かべた言葉を勝手に口で話してくれるっていう、便利な魔法。だから、魔法を使っているかどうかもバレにくいの」
「「…………便利すぎるだろ…………」」
キレイにハモった俺と太一。俺は過去に地獄のような特訓をしていたというのに、この魔法一つであの努力が水泡に帰することになるとか、ホントにやめてほしい。横をチラリと見ると、俺とハモった太一も言語に苦労させられたのか、愕然としている。
異世界って恐ろしい子……!!
「ただ、この魔法も万能じゃなくてね。両者に共通した概念として認識していないと翻訳してくれないのよ。さっきのデンシセン?もそうね。その場合は相手が発音した言葉しか言えないの。このクッキーは、現物が目の前にあるから、私の世界にあるお菓子の似たようなモノとして置換されているから大丈夫なのだけど」
そう言って、クッキーを一枚口に運ぶエア。そして、流れるような動作で紅茶を飲む。実に様になっている。
話だけ聞くと、翻訳魔法は不完全であるように思えるが、無知の存在を翻訳できないだけなので、専門的な会話をしない限りは問題がないように思える。
…………ほぼ万能じゃね?
「魔法ってすごいな。本気で教えて貰いたくなってきた」
「今度、時間があるときにね。大丈夫よ、深夜ならすぐに使えるようになるわ」
「え、マジで!? けっこう嬉しいぞ、これ!」
何気なく言った言葉だったが、エアが太鼓判を押してくれたので嬉しくなる。そういえば、資質がどうこうとか言っていたのに、いつの間に確認したんだろう。
まぁ、いいか。使えるようになるらしいし。細かいことは気にしなくても。
「自己紹介も終わったし、そろそろ今後の話に移ろうか?」
「えぇ、そうね」
話がひと段落ついたのを読み取った太一が、話を先に進めるように促す。エアもそれに異存はないようで、すぐに首肯した。そこで満を持して俺が案を出す。
「それもそうだな。さてと、早速だが、これからの方針について俺にいい案がある」
心配するような目つきのエア(さっきの作戦が受け入れられるかどうかによるもの)と胡散臭そうな目つきの太一の視線を浴びて、俺は宣言する。
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