142 / 242
第百四十三話:大雪山連峰
しおりを挟む
名前「レティシア・オルガノ」
レベル51
種族:ハイエルフ
職種:精霊術師
スキル:鑑定、召喚、ダブル召喚、精霊ブースト、魔力吸収、スキリング、治癒Lv2
称号:雪女
あまりにも都合良すぎるため、半信半疑だったが、目の前の妖艶な美女は偽物ではなく、本物の雪女だった。
だって、称号が雪女になってるし。
疑いようがなく本物だ。
しかし、一番驚いたのは、彼女がハイエルフだってこと。
ハイエルフといえば、ただでさえ希少種のエルフの上位種族で、以前一度だけハイエルフの里を訪れたことがあったけど各地へ点在している総人口自体数百人程度だったはず。
ハイエルフの里自体も現存しているのは全部で3箇所しか存在しないと、里長をしていたテュナさんに教えてもらった。
「それで、何故私を探していた?」
鑑定によって目の前に映し出された情報に、戸惑っていたが、雪女もとい彼女を探していた理由を説明した。
「なるほど、この時期にあの大雪山連峰を越えようと言うのね」
ふむふむと頷く雪女さん。
しかし、急に目付きが厳しくなった。
「無理ね。今が一番荒れる時期ってあなた知ってた?死にたいの?吹雪なめないでよね」
酷い言われようだ。
返答に困っていたら、言い過ぎだと思ったのか弁明を返してきた。
「あ、知ってるからこそ私を探してたのか」
そうだよ!
ここは気を取り直そう。
「雪女と呼ばれている所以は、噂通り吹雪を退ける力をお持ちなんですか?」
彼女に対しては、極力敬語で接しようと思った。
ハイエルフだからというわけではなく、目上の存在として接しないと駄目だと俺の第六感が囁いている。
この人は危険だと。敵に回したら駄目だと!
依然として雪女さんの目付きが怖い。
視線だけで射殺すなどと言うが、きっとこういう目付きのことを言うんだと思う。
終始睨まれ続けている。
俺何かしたっけ?
「そんなのある訳ないじゃない。私を神か何かと勘違いしてるんじゃない?」
「あなた、さっきから態度が大きくないですか?」
しまった!
忘れていた。
俺の事に関してのみ喧嘩っ早い姫様がいたのを失念していた。
やめてくれ、相手は仮にもハイエルフなんだ。
あれ、いやでも、精霊の方が身分というか偉いのかな?
いやいや、今ここでこの人を怒らすとマズい気がする。
恐る恐る雪女さんの方へ顔を向けると何故だか、驚いた表情をしている。
「貴女!ま、まさかとは思いますけど、せ、精霊様ですか?」
「そうですけど!何か?」
セリアの返しが怖い。
まさか、人族モードのセリアを見ただけで精霊と判別されるとは思わなかった。
急に雪女さんが跪いた。
「これは大変失礼致しました」
急変した彼女の対応にセリアがあたふたしている。
「え、えっと、顔を上げて下さい・・」
「今までのご無礼大変申し訳ありませんでした。まさか精霊様の僕とは思わず、申し訳ありません」
深々とお辞儀をする。
僕って俺のことだよな・・・
彼女の態度を見ていると、やはりハイエルフと言えど、精霊は珍しいようで、神のような存在なのだろうというのが伺える。
その後、彼女がなぜ雪女と呼ばれていたかについて語ってくれた。
本人的にはその呼ばれ方はあまり好きではないようで、何十年と呼ばれていなかった呼び名を俺達が口にするものだから少しだけ苛立っていたという事らしい。
ルーの聞いていた噂通り、彼女には吹雪を止めることが出来るという。
本来ならばその力を使うことは禁じているらしいけど、他ならぬ精霊様の為ならばという事らしい。
雪女さんもといレティシアさんとは、明日の朝一大雪山連峰の登山入り口で待ち合わせをして、別れた。
なんというか、途中から精霊様、セリア様と連呼され流石のセリア自身も微妙に引いていた。
「何か調子を崩しちゃいましたね」
「ん?何の?」
「なんでもありません。それにしても、私達精霊のことを崇拝とか敬う人がいることは、本当ならば喜ばしいことなんですけどね」
「流石にあの崇拝振りは少しやり過ぎな感じだったな」
「はい、過去に何かあったのかもしれませんね。彼女はハイエルフです。ハイエルフは精霊に次ぐ長寿ですし、私の見立てでは彼女は約500歳くらいだと思います」
「ちょ、え?500歳?凄いな、それは・・」
「そうですか?神は寿命はありませんし、魔王も似たようなものです。私達精霊も数千年あります。ハイエルフも例外を除けば長生きしても1500歳程度でしょうし、そんなに驚くことではないと思いますよ」
淡々と笑顔で語るセリアさん。
まず、比べる比較が間違ってると思うんだけど。
規格外たちと比べてどうするよ!
人族なんてたかだか数十年なんだし、それに比べたら500年なんて雲泥の差だよ。
取り敢えず、宿で皆と合流し無事に雪女さんと会えたことを伝えた。
「そういえばねぇ雪女さんのことを探している時に聞いたんだけどねぇ、雪山には雪小人族?っていう種族の集落があるみたいだよぉ」
「ほぼ年中吹雪いてる場所に集落があるのか、余程寒さに抵抗があるんだろうな」
「リトルスノウと呼ばれる妖精族のことだな」
いつの間にかクロウが腕を組んでルーの頭の上に当たり前のように鎮座していた。
ルーが嫌がっていないのを見るといつものことなのかもしれない。
精霊は、宿主に対してそれぞれお気にのポジションがあるのかもしれない。
セリアは俺の肩だしね。
「珍しい種族なの?」
「うん。世界中でそこにしか生息していないらしいよ。珍しい調度品を取り扱ってるらしいね」
何故だか、クロウが威張りながら応える。
「行ったことがあるのか?」
「昔ね、と言っても彼等にボクは見えてないから知らないんだけどね」
リトルスノウは、自らが持つ不思議な力を使って調度品を作るそうで、その調度品は全てにおいて高価な武具に匹敵するような能力が付与されている。その為、滅多に市場に出てこない、それは知られざる名品ということで高値で取引されている。
高値で取引されるもう一つの理由として、彼等は非常に気まぐれだった。
稼ごうという気がないので、調度品の製作は気が向いた時にする程度と噂されていた。
そして、何よりの理由は誰もそのリトルスノウの集落の場所を知らないのだ。
場所が分からなければ直に買い付けに行くことが出来ない。
「知っていますよ」
次の日の朝、レティシアさんと合流した俺たちは、リトルスノウの話をしていた。
「だから、リトルスノウの集落の場所を知ってますけど、道中立ち寄りますか?」
なんと、レティシアさんは知っていた。
願ってもいない提案に、どうせ道中ならと、全員一致で立ち寄ることに決定した。
皆は町で購入した厚手のコートを羽織っていた。
グリムベアーの毛皮と銘打ったコートで、どんな仕様かは不明だけど、自らの体温を保温してくれるので、まるで全身ホッカイロを装着しているような感じだった。
「やっぱり外は物凄い吹雪いてますねぇ」
ルーが天を見上げて呟く。
「私は吹雪いてても平気だよ!」
狐人族のユイは、ある程度の寒さには耐性があるらしく、強がっていた。
レティシアさんが先頭に立ち、何やら呪文を唱えている。
長い詠唱の後に、小さな白い玉が出現し、ふわふわと宙を舞っていた。
「雪の精霊よ」
レティシアさんは、精霊術師なので、自身の使役している精霊を呼び出したのだろう。
「凄い!私も精霊術師だけど、そんな精霊は見たことがないですよ!」
俺が知っている精霊術師の知識は、レベルが上がるごとに使役出来る精霊の種類と数が増えて行く。
同時に召喚できる精霊の数は、個人の能力に左右されるらしいが、精霊は本来レベルが上がり、その精霊の試練に合格すれば使役し、召喚することが出来る。
ルーの方が精霊術師としてのレベルは高いので、ルーが知らない精霊がいるのは本来ならばありえないのだけど、、
「特殊精霊と呼ばれる固有種です。特殊精霊は本来レベルが上がって自動的に開放される精霊と違い、特別な条件をクリアして初めて開放されます」
何だか、条件とか開放とか、ほんとゲームのような話だな。
ルーは、レティシアさんの話を食い入るように聞いていた。
「開放条件は、申し訳ありませんが言えません」
がっかりと言わんばかりに肩を落とすルー。
クロウがポンポンと頭を叩いていた。
この雪の精霊の能力で吹雪を消してくれるようだ。
一介の精霊にそんな凄いことが出来るなんて、セリアやノアも知らなかったようだ。勿論クロウも。
「ユキ、久しぶりにお願い」
レティシアさんにユキと呼ばれた雪の精霊は無言のまま、段々と身体が光り出した。
暫く時間が掛かるとのことなので、少しの間待つことになった。
徐々にだけど、吹雪が弱くなってきた。
どうやら話は本当だったようだ。
別に疑っていた訳ではないけど、吹き荒れる吹雪を消すって、それだけ凄いことなのだ。
30分程が経過した時には、天候自体は変わらないが、辺りの吹雪自体はピッタリと止んでいた。
雪の精霊ぱねえ!
途中からユイとシュリがパチパチと拍手を送っていた。
それに気分を良くしたのか、吹雪を消す作業速度が上がった気がする。
無事に役目を終えたユキは、精霊界へと戻って行く。
「完了しました。では行きましょう」
大雪山越えは、最短ルートでも5日は必要だという。
今回は途中リトルスノウの集落に立ち寄るため、もう少し必要かもしれないとのこと。
積もり積もった雪をスノウブーツを履いた一行が進んで行く。
妹達は、大雪に大いにはしゃいでいた。
実を言うと俺も気をぬくと一緒にはしゃいでしまいそうになっていた。
元の世界で大雪は何度か経験があったけど、男の子なんだし、こう大量の雪を見れば、かまくらだとか雪だるまを作りたいし、雪合戦だってしたくなるよね?
レベル51
種族:ハイエルフ
職種:精霊術師
スキル:鑑定、召喚、ダブル召喚、精霊ブースト、魔力吸収、スキリング、治癒Lv2
称号:雪女
あまりにも都合良すぎるため、半信半疑だったが、目の前の妖艶な美女は偽物ではなく、本物の雪女だった。
だって、称号が雪女になってるし。
疑いようがなく本物だ。
しかし、一番驚いたのは、彼女がハイエルフだってこと。
ハイエルフといえば、ただでさえ希少種のエルフの上位種族で、以前一度だけハイエルフの里を訪れたことがあったけど各地へ点在している総人口自体数百人程度だったはず。
ハイエルフの里自体も現存しているのは全部で3箇所しか存在しないと、里長をしていたテュナさんに教えてもらった。
「それで、何故私を探していた?」
鑑定によって目の前に映し出された情報に、戸惑っていたが、雪女もとい彼女を探していた理由を説明した。
「なるほど、この時期にあの大雪山連峰を越えようと言うのね」
ふむふむと頷く雪女さん。
しかし、急に目付きが厳しくなった。
「無理ね。今が一番荒れる時期ってあなた知ってた?死にたいの?吹雪なめないでよね」
酷い言われようだ。
返答に困っていたら、言い過ぎだと思ったのか弁明を返してきた。
「あ、知ってるからこそ私を探してたのか」
そうだよ!
ここは気を取り直そう。
「雪女と呼ばれている所以は、噂通り吹雪を退ける力をお持ちなんですか?」
彼女に対しては、極力敬語で接しようと思った。
ハイエルフだからというわけではなく、目上の存在として接しないと駄目だと俺の第六感が囁いている。
この人は危険だと。敵に回したら駄目だと!
依然として雪女さんの目付きが怖い。
視線だけで射殺すなどと言うが、きっとこういう目付きのことを言うんだと思う。
終始睨まれ続けている。
俺何かしたっけ?
「そんなのある訳ないじゃない。私を神か何かと勘違いしてるんじゃない?」
「あなた、さっきから態度が大きくないですか?」
しまった!
忘れていた。
俺の事に関してのみ喧嘩っ早い姫様がいたのを失念していた。
やめてくれ、相手は仮にもハイエルフなんだ。
あれ、いやでも、精霊の方が身分というか偉いのかな?
いやいや、今ここでこの人を怒らすとマズい気がする。
恐る恐る雪女さんの方へ顔を向けると何故だか、驚いた表情をしている。
「貴女!ま、まさかとは思いますけど、せ、精霊様ですか?」
「そうですけど!何か?」
セリアの返しが怖い。
まさか、人族モードのセリアを見ただけで精霊と判別されるとは思わなかった。
急に雪女さんが跪いた。
「これは大変失礼致しました」
急変した彼女の対応にセリアがあたふたしている。
「え、えっと、顔を上げて下さい・・」
「今までのご無礼大変申し訳ありませんでした。まさか精霊様の僕とは思わず、申し訳ありません」
深々とお辞儀をする。
僕って俺のことだよな・・・
彼女の態度を見ていると、やはりハイエルフと言えど、精霊は珍しいようで、神のような存在なのだろうというのが伺える。
その後、彼女がなぜ雪女と呼ばれていたかについて語ってくれた。
本人的にはその呼ばれ方はあまり好きではないようで、何十年と呼ばれていなかった呼び名を俺達が口にするものだから少しだけ苛立っていたという事らしい。
ルーの聞いていた噂通り、彼女には吹雪を止めることが出来るという。
本来ならばその力を使うことは禁じているらしいけど、他ならぬ精霊様の為ならばという事らしい。
雪女さんもといレティシアさんとは、明日の朝一大雪山連峰の登山入り口で待ち合わせをして、別れた。
なんというか、途中から精霊様、セリア様と連呼され流石のセリア自身も微妙に引いていた。
「何か調子を崩しちゃいましたね」
「ん?何の?」
「なんでもありません。それにしても、私達精霊のことを崇拝とか敬う人がいることは、本当ならば喜ばしいことなんですけどね」
「流石にあの崇拝振りは少しやり過ぎな感じだったな」
「はい、過去に何かあったのかもしれませんね。彼女はハイエルフです。ハイエルフは精霊に次ぐ長寿ですし、私の見立てでは彼女は約500歳くらいだと思います」
「ちょ、え?500歳?凄いな、それは・・」
「そうですか?神は寿命はありませんし、魔王も似たようなものです。私達精霊も数千年あります。ハイエルフも例外を除けば長生きしても1500歳程度でしょうし、そんなに驚くことではないと思いますよ」
淡々と笑顔で語るセリアさん。
まず、比べる比較が間違ってると思うんだけど。
規格外たちと比べてどうするよ!
人族なんてたかだか数十年なんだし、それに比べたら500年なんて雲泥の差だよ。
取り敢えず、宿で皆と合流し無事に雪女さんと会えたことを伝えた。
「そういえばねぇ雪女さんのことを探している時に聞いたんだけどねぇ、雪山には雪小人族?っていう種族の集落があるみたいだよぉ」
「ほぼ年中吹雪いてる場所に集落があるのか、余程寒さに抵抗があるんだろうな」
「リトルスノウと呼ばれる妖精族のことだな」
いつの間にかクロウが腕を組んでルーの頭の上に当たり前のように鎮座していた。
ルーが嫌がっていないのを見るといつものことなのかもしれない。
精霊は、宿主に対してそれぞれお気にのポジションがあるのかもしれない。
セリアは俺の肩だしね。
「珍しい種族なの?」
「うん。世界中でそこにしか生息していないらしいよ。珍しい調度品を取り扱ってるらしいね」
何故だか、クロウが威張りながら応える。
「行ったことがあるのか?」
「昔ね、と言っても彼等にボクは見えてないから知らないんだけどね」
リトルスノウは、自らが持つ不思議な力を使って調度品を作るそうで、その調度品は全てにおいて高価な武具に匹敵するような能力が付与されている。その為、滅多に市場に出てこない、それは知られざる名品ということで高値で取引されている。
高値で取引されるもう一つの理由として、彼等は非常に気まぐれだった。
稼ごうという気がないので、調度品の製作は気が向いた時にする程度と噂されていた。
そして、何よりの理由は誰もそのリトルスノウの集落の場所を知らないのだ。
場所が分からなければ直に買い付けに行くことが出来ない。
「知っていますよ」
次の日の朝、レティシアさんと合流した俺たちは、リトルスノウの話をしていた。
「だから、リトルスノウの集落の場所を知ってますけど、道中立ち寄りますか?」
なんと、レティシアさんは知っていた。
願ってもいない提案に、どうせ道中ならと、全員一致で立ち寄ることに決定した。
皆は町で購入した厚手のコートを羽織っていた。
グリムベアーの毛皮と銘打ったコートで、どんな仕様かは不明だけど、自らの体温を保温してくれるので、まるで全身ホッカイロを装着しているような感じだった。
「やっぱり外は物凄い吹雪いてますねぇ」
ルーが天を見上げて呟く。
「私は吹雪いてても平気だよ!」
狐人族のユイは、ある程度の寒さには耐性があるらしく、強がっていた。
レティシアさんが先頭に立ち、何やら呪文を唱えている。
長い詠唱の後に、小さな白い玉が出現し、ふわふわと宙を舞っていた。
「雪の精霊よ」
レティシアさんは、精霊術師なので、自身の使役している精霊を呼び出したのだろう。
「凄い!私も精霊術師だけど、そんな精霊は見たことがないですよ!」
俺が知っている精霊術師の知識は、レベルが上がるごとに使役出来る精霊の種類と数が増えて行く。
同時に召喚できる精霊の数は、個人の能力に左右されるらしいが、精霊は本来レベルが上がり、その精霊の試練に合格すれば使役し、召喚することが出来る。
ルーの方が精霊術師としてのレベルは高いので、ルーが知らない精霊がいるのは本来ならばありえないのだけど、、
「特殊精霊と呼ばれる固有種です。特殊精霊は本来レベルが上がって自動的に開放される精霊と違い、特別な条件をクリアして初めて開放されます」
何だか、条件とか開放とか、ほんとゲームのような話だな。
ルーは、レティシアさんの話を食い入るように聞いていた。
「開放条件は、申し訳ありませんが言えません」
がっかりと言わんばかりに肩を落とすルー。
クロウがポンポンと頭を叩いていた。
この雪の精霊の能力で吹雪を消してくれるようだ。
一介の精霊にそんな凄いことが出来るなんて、セリアやノアも知らなかったようだ。勿論クロウも。
「ユキ、久しぶりにお願い」
レティシアさんにユキと呼ばれた雪の精霊は無言のまま、段々と身体が光り出した。
暫く時間が掛かるとのことなので、少しの間待つことになった。
徐々にだけど、吹雪が弱くなってきた。
どうやら話は本当だったようだ。
別に疑っていた訳ではないけど、吹き荒れる吹雪を消すって、それだけ凄いことなのだ。
30分程が経過した時には、天候自体は変わらないが、辺りの吹雪自体はピッタリと止んでいた。
雪の精霊ぱねえ!
途中からユイとシュリがパチパチと拍手を送っていた。
それに気分を良くしたのか、吹雪を消す作業速度が上がった気がする。
無事に役目を終えたユキは、精霊界へと戻って行く。
「完了しました。では行きましょう」
大雪山越えは、最短ルートでも5日は必要だという。
今回は途中リトルスノウの集落に立ち寄るため、もう少し必要かもしれないとのこと。
積もり積もった雪をスノウブーツを履いた一行が進んで行く。
妹達は、大雪に大いにはしゃいでいた。
実を言うと俺も気をぬくと一緒にはしゃいでしまいそうになっていた。
元の世界で大雪は何度か経験があったけど、男の子なんだし、こう大量の雪を見れば、かまくらだとか雪だるまを作りたいし、雪合戦だってしたくなるよね?
0
あなたにおすすめの小説
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
私を幽閉した王子がこちらを気にしているのはなぜですか?
水谷繭
恋愛
婚約者である王太子リュシアンから日々疎まれながら過ごしてきたジスレーヌ。ある日のお茶会で、リュシアンが何者かに毒を盛られ倒れてしまう。
日ごろからジスレーヌをよく思っていなかった令嬢たちは、揃ってジスレーヌが毒を入れるところを見たと証言。令嬢たちの嘘を信じたリュシアンは、ジスレーヌを「裁きの家」というお屋敷に幽閉するよう指示する。
そこは二十年前に魔女と呼ばれた女が幽閉されて死んだ、いわくつきの屋敷だった。何とか幽閉期間を耐えようと怯えながら過ごすジスレーヌ。
一方、ジスレーヌを閉じ込めた張本人の王子はジスレーヌを気にしているようで……。
◇小説家になろう、ベリーズカフェにも掲載中です!
◆表紙はGilry Drop様からお借りした画像を加工して使用しています
侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
幽閉王女と指輪の精霊~嫁いだら幽閉された!餓死する前に脱出したい!~
二階堂吉乃
恋愛
同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。
1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。
一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
【完結】嫌われ公女が継母になった結果
三矢さくら
恋愛
王国で権勢を誇る大公家の次女アデールは、母である女大公から嫌われて育った。いつか温かい家族を持つことを夢見るアデールに母が命じたのは、悪名高い辺地の子爵家への政略結婚。
わずかな希望を胸に、華やかな王都を後に北の辺境へと向かうアデールを待っていたのは、戦乱と過去の愛憎に囚われ、すれ違いを重ねる冷徹な夫と心を閉ざした継子だった。
「お前を愛する事はない」を信じたので
あんど もあ
ファンタジー
「お前を愛することは無い。お前も私を愛するな。私からの愛を求めるな」
お互いの利益のために三年間の契約結婚をしたアヴェリンとロデリック。楽しく三年を過ごしたアヴェリンは屋敷を出ていこうとするのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる