30 / 110
最後の魔女29 真実
しおりを挟む
まさにトカゲの尻尾切りのような展開で、マリア様がその責を取らされようとしていた。
気になるのは、当初こそ否認し続けていたマリア様が、一転して罪を認めたこと。
そればかりか、確たる証拠がなかった診療所襲撃の件までも認めてしまった。
そう、まるで人が変わったように⋯そこには心がないまるで人形のように坦々と語られる言葉の数々。まるで誰かに操られているかのように。
「全て私が計画し、実行しました。全ては私が教皇となるが為です。この件に関して教会は一切関係していません。数名の協力者を除いては⋯」
マリア様は紙に数人の名前を書き上げると、グレイブ検察官へと手渡した。
「こちらの者たちです。彼等も私と同じで甘んじて罪を受けいれるでしょう」
その紙を受け取り、グレイブは部下に指示を飛ばす。
「教会は無関係だと本気で言っているのですか?」
「他ならぬ首謀者である本人が言っているのです。疑いの余地はないのでは?」
(何だか可笑しな展開になってきちゃったね。このまま教会は関係ないと逃げ切れると思っているんだろうか?)
(そんな事させない。教会の闇に関わった全ての人物に責任を取らせる)
「そうですか、ではここで証人を2人呼ばせて頂きます。どうぞ入って来て下さい」
ドアの前で待っていたのだろう、ドアが開くと、すぐに如何にでもいそうな平民風な2人が入って来る。
「彼等は教会の被害に遭っているこの国の国民を代表してお越し頂きました」
「被害などと⋯言葉を選んで頂きたいですな。それにそちらが一方的に用意した証人など私たちに不利な発言を言うのは目に見えている。そうは思いませんか? 聖女様」
何故だか今までだんまりを決めていたサーシャに話を振る大司祭様。でもそこは何も知らない風を装い持ち前の演技力で対応するサーシャ。
「ええ、確かに予め決めていた証人でしたら不公平さがおありでしょう」
「それはどう言う意味ですかな?」
グレイブが手を挙げる。
「それは私の方から説明しましょう。そちらの御二方は、先程この教会に治癒を求めてこられた群衆の中から、審問の協力を募ったのです。こちらとしては、証人は誰でも良かったのですよ。皆が同様の被害に遭われていたのですから。今の話の証明は、そちらの神官の方に尋ねると良いでしょう。私の動きは終始監視しておられましたからね。まぁ、そういう風に命じられていたのでしょうけどね」
「本当なのですか?」
質問を投げかけられた神官は、バツが悪そうに下を向き目を合わせないかのように応える。
「⋯⋯はい、事実で御座います」
「ありがとうございます。では確証も取れた事ですから、思う存分教会から受けた仕打ちを話していただけますか?」
「教会即ち神への冒涜は自らに災いとなって降り注ぐという事を忘れない事ですな」
「そのような脅し、真に受けることはありません。ただ事実を述べて頂ければそれで良いのです」
その後、証人の2人はそれこそ洗いざらい溜まりに溜まった鬱憤を晴らすが如くぶちまけていく。
治癒のお布施の強要、聖神体の購入強要など。
「絶対に病気にならない聖水だって、高いだけで全く効力を発揮しない紛い物だ」
「私は借金までして教会に捧げた資金のせいで、家を売っ払ったんだぞ」
「聖水が効かないのは、貴方方の信仰心が足らないからではないですか? お布施にしても強要した事実はありませんな。仮にあるとすれば、マリアの仕業でしょうな。全く教会の信用を落とそうなどと、困った事をしてくれましたね」
マリア様は既に自らが罪を認め、自ら兵と一緒に出て行ってしまった。
(どうあっても全ての罪をマリア様に押し付ける気ね)
「あくまでも教会側は関与していないと言うならば、こちらにも考えがありますよ」
ここで、青の教のフェミナさんが、紙束を机の上へと置く。
「これは?」
「我々が10年近い調査の元、調べ上げた真実がそこには記されています」
へぇ、ただ敵対しているだけじゃなくて、ちゃんと裏ではそういう証拠を集めていたんだね。
でも10年かぁ。もう少し前から動いてくれていれば、もしかしたらアンもあんな事にはならなかったかもしれない。
あぁ、過去を悔いるなんて私らしくないなぁ。
大司教様は、その紙の束を見ることもせず掃いて捨てる。
「ですから、先程も申し上げているはずです。こんな紙切れ、何の証拠にもならないのですと」
「そうですか、なればグレイブ検察官、ここでもう1人証人をこの場に呼びたいのですが、宜しいでしょうか?」
グレイブ検察官が許可を出すと、次なる証人が訪れた。
証人は仰々しく一礼すると、大司教様へと目を向けた。
「神官のサメルではないか。まさか証人と言うのは⋯」
「勿論私でございます」
大司祭様は、何を言ってるんだ? と言わんばかりに目を大きく見開いている。
「貴方が証人とは一体どう言う事なのだ?」
「はい、実は前々から隠していたことが御座います」
本来教会側に従事している神官サメルは、実は青の教より10年前から潜入しているスパイだった。
他でもない本人から語られる真実にさしもの大司教様も冷や汗を流す。
そうとは知らない教会側も彼を陰謀の一員として色々と協力を図っていたからだ。
「この紙の束の内容は、教会内部にいた私が直接確認した内容です。嘘偽りはありません」
真実が語られるにつれ、大司教様の顔がどんどんと青ざめていく。
やるじゃない青の教。
「こ、これが真実であるはずもない⋯教会を陥れようという工作に違いない! そもそもが、全ての者にとって平等を掲げている教会の理念に反した行い、神が許したもうはずがない! こうして、天罰が落ちない事こそが、嘘偽りだと言う確たる証拠ではないか!」
神様が罰を与えなかったら何をしてもいいの?
いい加減、殴りたくなってくるわね。神様に変わって一瞬にして灰と化してあげてもいいよ?
「ここまでくると見苦しいですね。これだけの証拠が揃っていると言うのに」
グレイブ検察官が罪状を読み上げる。
「国王様は仰られた。この件に携わった全ての者を10年の労働の刑に処すと。打ち首や国外追放させられないだけ、寛大な処置に感謝して下さい」
塞ぎ込む大司教様。さっきから小声でブツブツと何かを喋っている。
徐に顔を上げる。
あれ、何だか目付きが変わった?
「ハハハハッ、いやー参りましたなー」
!?
突然、大司教様が笑い出した。
「そうですよ。全てが何10年も前から教会がしてきた行いですよ」
「ならば、罪を認めると言う事ですね?」
「認めましょう。これで満足か?」
「ええ、詰所までご同行願いますよ。そちらでゆっくり話を聞かせて貰います」
(終わったのかな⋯)
(うん、そうだね。でも何だろう。急に豹変した態度、何か怪しい気がする)
「無事に教会から出られればね」
「どう言う意味でしょうか?」
先程から、外が騒がしい。
物音がすると言うわけではなくて、複数の人が集まって来ている。
僅かに聞こえる足音から察するに恐らく訓練を積んだ兵士たちかな。真実を知る私たち全員を亡き者にしようとかまさかそんな事を考えているのだろうか?
その時、部屋のドアが乱暴に開け放たれた。
「全員動くな!」
中に入って来たのは、武装した騎士だった。
王国の警備を司っている騎士隊ではなく、教会専属の武装集団。
彼等は自らを聖堂騎士と名乗り、主に教会内の警備や関係者の遠征時の護衛などを務めていた。
実力は毎日たゆまぬ訓練をしている王国騎士隊に比べて遥かに劣る。
「これは一体どういう事ですか?」
グレイブ検察官が慌てて席から立ち上がる。
サーシャを後ろ手に隠す。
同じような形で、フェミナさんの前に護衛のイケメン騎士が陣取る。
「見たままの通りですよ。全てを知る貴方方にはここで退場して頂きます」
何笑顔でサラッと怖い事を言ってるのですかねこの人は。そんな事、私がいるんだからさせる訳ないじゃない。
(リアちゃん、例の扉の奥に変化があったわぁ)
教会内を極秘に調査をさせていたミーアからの連絡だった。
(さっきから微かだけど中から話し声が聞こえるのよぉ。声門は1人だけのようだから独り言かしらねぇ)
(うん、分かった。後こっちにも動きがあった。ミーアはそのまま待機で)
さて、どうしたものかな。
「聖女以外は全員殺して構わん、掛かれ!」
2人の聖騎士が、1番入り口近くに居たグレイブ検察官へと斬りかかる。
しかし、それはフェミナの護衛によって阻まれた。
「聖堂騎士風情が何人集まろうと俺に勝てると思うなよ!」
この人、見た目イケメンなんだけど、いう事もいちいちかっこいい。
だけど、この聖堂騎士? どうやら何かの術か薬で大幅に強化されてるみたい。
現に、2vs1ではあるが、イケメン騎士が押されてる。
気になるのは、当初こそ否認し続けていたマリア様が、一転して罪を認めたこと。
そればかりか、確たる証拠がなかった診療所襲撃の件までも認めてしまった。
そう、まるで人が変わったように⋯そこには心がないまるで人形のように坦々と語られる言葉の数々。まるで誰かに操られているかのように。
「全て私が計画し、実行しました。全ては私が教皇となるが為です。この件に関して教会は一切関係していません。数名の協力者を除いては⋯」
マリア様は紙に数人の名前を書き上げると、グレイブ検察官へと手渡した。
「こちらの者たちです。彼等も私と同じで甘んじて罪を受けいれるでしょう」
その紙を受け取り、グレイブは部下に指示を飛ばす。
「教会は無関係だと本気で言っているのですか?」
「他ならぬ首謀者である本人が言っているのです。疑いの余地はないのでは?」
(何だか可笑しな展開になってきちゃったね。このまま教会は関係ないと逃げ切れると思っているんだろうか?)
(そんな事させない。教会の闇に関わった全ての人物に責任を取らせる)
「そうですか、ではここで証人を2人呼ばせて頂きます。どうぞ入って来て下さい」
ドアの前で待っていたのだろう、ドアが開くと、すぐに如何にでもいそうな平民風な2人が入って来る。
「彼等は教会の被害に遭っているこの国の国民を代表してお越し頂きました」
「被害などと⋯言葉を選んで頂きたいですな。それにそちらが一方的に用意した証人など私たちに不利な発言を言うのは目に見えている。そうは思いませんか? 聖女様」
何故だか今までだんまりを決めていたサーシャに話を振る大司祭様。でもそこは何も知らない風を装い持ち前の演技力で対応するサーシャ。
「ええ、確かに予め決めていた証人でしたら不公平さがおありでしょう」
「それはどう言う意味ですかな?」
グレイブが手を挙げる。
「それは私の方から説明しましょう。そちらの御二方は、先程この教会に治癒を求めてこられた群衆の中から、審問の協力を募ったのです。こちらとしては、証人は誰でも良かったのですよ。皆が同様の被害に遭われていたのですから。今の話の証明は、そちらの神官の方に尋ねると良いでしょう。私の動きは終始監視しておられましたからね。まぁ、そういう風に命じられていたのでしょうけどね」
「本当なのですか?」
質問を投げかけられた神官は、バツが悪そうに下を向き目を合わせないかのように応える。
「⋯⋯はい、事実で御座います」
「ありがとうございます。では確証も取れた事ですから、思う存分教会から受けた仕打ちを話していただけますか?」
「教会即ち神への冒涜は自らに災いとなって降り注ぐという事を忘れない事ですな」
「そのような脅し、真に受けることはありません。ただ事実を述べて頂ければそれで良いのです」
その後、証人の2人はそれこそ洗いざらい溜まりに溜まった鬱憤を晴らすが如くぶちまけていく。
治癒のお布施の強要、聖神体の購入強要など。
「絶対に病気にならない聖水だって、高いだけで全く効力を発揮しない紛い物だ」
「私は借金までして教会に捧げた資金のせいで、家を売っ払ったんだぞ」
「聖水が効かないのは、貴方方の信仰心が足らないからではないですか? お布施にしても強要した事実はありませんな。仮にあるとすれば、マリアの仕業でしょうな。全く教会の信用を落とそうなどと、困った事をしてくれましたね」
マリア様は既に自らが罪を認め、自ら兵と一緒に出て行ってしまった。
(どうあっても全ての罪をマリア様に押し付ける気ね)
「あくまでも教会側は関与していないと言うならば、こちらにも考えがありますよ」
ここで、青の教のフェミナさんが、紙束を机の上へと置く。
「これは?」
「我々が10年近い調査の元、調べ上げた真実がそこには記されています」
へぇ、ただ敵対しているだけじゃなくて、ちゃんと裏ではそういう証拠を集めていたんだね。
でも10年かぁ。もう少し前から動いてくれていれば、もしかしたらアンもあんな事にはならなかったかもしれない。
あぁ、過去を悔いるなんて私らしくないなぁ。
大司教様は、その紙の束を見ることもせず掃いて捨てる。
「ですから、先程も申し上げているはずです。こんな紙切れ、何の証拠にもならないのですと」
「そうですか、なればグレイブ検察官、ここでもう1人証人をこの場に呼びたいのですが、宜しいでしょうか?」
グレイブ検察官が許可を出すと、次なる証人が訪れた。
証人は仰々しく一礼すると、大司教様へと目を向けた。
「神官のサメルではないか。まさか証人と言うのは⋯」
「勿論私でございます」
大司祭様は、何を言ってるんだ? と言わんばかりに目を大きく見開いている。
「貴方が証人とは一体どう言う事なのだ?」
「はい、実は前々から隠していたことが御座います」
本来教会側に従事している神官サメルは、実は青の教より10年前から潜入しているスパイだった。
他でもない本人から語られる真実にさしもの大司教様も冷や汗を流す。
そうとは知らない教会側も彼を陰謀の一員として色々と協力を図っていたからだ。
「この紙の束の内容は、教会内部にいた私が直接確認した内容です。嘘偽りはありません」
真実が語られるにつれ、大司教様の顔がどんどんと青ざめていく。
やるじゃない青の教。
「こ、これが真実であるはずもない⋯教会を陥れようという工作に違いない! そもそもが、全ての者にとって平等を掲げている教会の理念に反した行い、神が許したもうはずがない! こうして、天罰が落ちない事こそが、嘘偽りだと言う確たる証拠ではないか!」
神様が罰を与えなかったら何をしてもいいの?
いい加減、殴りたくなってくるわね。神様に変わって一瞬にして灰と化してあげてもいいよ?
「ここまでくると見苦しいですね。これだけの証拠が揃っていると言うのに」
グレイブ検察官が罪状を読み上げる。
「国王様は仰られた。この件に携わった全ての者を10年の労働の刑に処すと。打ち首や国外追放させられないだけ、寛大な処置に感謝して下さい」
塞ぎ込む大司教様。さっきから小声でブツブツと何かを喋っている。
徐に顔を上げる。
あれ、何だか目付きが変わった?
「ハハハハッ、いやー参りましたなー」
!?
突然、大司教様が笑い出した。
「そうですよ。全てが何10年も前から教会がしてきた行いですよ」
「ならば、罪を認めると言う事ですね?」
「認めましょう。これで満足か?」
「ええ、詰所までご同行願いますよ。そちらでゆっくり話を聞かせて貰います」
(終わったのかな⋯)
(うん、そうだね。でも何だろう。急に豹変した態度、何か怪しい気がする)
「無事に教会から出られればね」
「どう言う意味でしょうか?」
先程から、外が騒がしい。
物音がすると言うわけではなくて、複数の人が集まって来ている。
僅かに聞こえる足音から察するに恐らく訓練を積んだ兵士たちかな。真実を知る私たち全員を亡き者にしようとかまさかそんな事を考えているのだろうか?
その時、部屋のドアが乱暴に開け放たれた。
「全員動くな!」
中に入って来たのは、武装した騎士だった。
王国の警備を司っている騎士隊ではなく、教会専属の武装集団。
彼等は自らを聖堂騎士と名乗り、主に教会内の警備や関係者の遠征時の護衛などを務めていた。
実力は毎日たゆまぬ訓練をしている王国騎士隊に比べて遥かに劣る。
「これは一体どういう事ですか?」
グレイブ検察官が慌てて席から立ち上がる。
サーシャを後ろ手に隠す。
同じような形で、フェミナさんの前に護衛のイケメン騎士が陣取る。
「見たままの通りですよ。全てを知る貴方方にはここで退場して頂きます」
何笑顔でサラッと怖い事を言ってるのですかねこの人は。そんな事、私がいるんだからさせる訳ないじゃない。
(リアちゃん、例の扉の奥に変化があったわぁ)
教会内を極秘に調査をさせていたミーアからの連絡だった。
(さっきから微かだけど中から話し声が聞こえるのよぉ。声門は1人だけのようだから独り言かしらねぇ)
(うん、分かった。後こっちにも動きがあった。ミーアはそのまま待機で)
さて、どうしたものかな。
「聖女以外は全員殺して構わん、掛かれ!」
2人の聖騎士が、1番入り口近くに居たグレイブ検察官へと斬りかかる。
しかし、それはフェミナの護衛によって阻まれた。
「聖堂騎士風情が何人集まろうと俺に勝てると思うなよ!」
この人、見た目イケメンなんだけど、いう事もいちいちかっこいい。
だけど、この聖堂騎士? どうやら何かの術か薬で大幅に強化されてるみたい。
現に、2vs1ではあるが、イケメン騎士が押されてる。
0
あなたにおすすめの小説
追放された味噌カス第7王子の異種族たちと,のんびり辺境地開発
ハーフのクロエ
ファンタジー
アテナ王国の末っ子の第7王子に産まれたルーファスは魔力が0で無能者と言われ、大陸の妖精族や亜人やモンスターの多い大陸から離れた無人島に追放される。だが前世は万能スキル持ちで魔王を倒し英雄と呼ばれていたのを隠し生まれ変わってスローライフを送る為に無能者を装っていたのだ。そんなルーファスはスローライフを送るつもりが、無人島には人間族以外の種族の独自に進化した先住民がおり、周りの人たちが勝手に動いて気が付けば豊かで平和な強国を起こしていく物語です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
出来レースだった王太子妃選に落選した公爵令嬢 役立たずと言われ家を飛び出しました でもあれ? 意外に外の世界は快適です
流空サキ
恋愛
王太子妃に選ばれるのは公爵令嬢であるエステルのはずだった。結果のわかっている出来レースの王太子妃選。けれど結果はまさかの敗北。
父からは勘当され、エステルは家を飛び出した。頼ったのは屋敷を出入りする商人のクレト・ロエラだった。
無一文のエステルはクレトの勧めるままに彼の邸で暮らし始める。それまでほとんど外に出たことのなかったエステルが初めて目にする外の世界。クレトのもとで仕事をしながら過ごすうち、恩人だった彼のことが次第に気になりはじめて……。
純真な公爵令嬢と、ある秘密を持つ商人との恋愛譚。
幽閉王女と指輪の精霊~嫁いだら幽閉された!餓死する前に脱出したい!~
二階堂吉乃
恋愛
同盟国へ嫁いだヴァイオレット姫。夫である王太子は初夜に現れなかった。たった1人幽閉される姫。やがて貧しい食事すら届かなくなる。長い幽閉の末、死にかけた彼女を救ったのは、家宝の指輪だった。
1年後。同盟国を訪れたヴァイオレットの従兄が彼女を発見する。忘れられた牢獄には姫のミイラがあった。激怒した従兄は同盟を破棄してしまう。
一方、下町に代書業で身を立てる美少女がいた。ヴィーと名を偽ったヴァイオレットは指輪の精霊と助けあいながら暮らしていた。そこへ元夫?である王太子が視察に来る。彼は下町を案内してくれたヴィーに恋をしてしまう…。
私を幽閉した王子がこちらを気にしているのはなぜですか?
水谷繭
恋愛
婚約者である王太子リュシアンから日々疎まれながら過ごしてきたジスレーヌ。ある日のお茶会で、リュシアンが何者かに毒を盛られ倒れてしまう。
日ごろからジスレーヌをよく思っていなかった令嬢たちは、揃ってジスレーヌが毒を入れるところを見たと証言。令嬢たちの嘘を信じたリュシアンは、ジスレーヌを「裁きの家」というお屋敷に幽閉するよう指示する。
そこは二十年前に魔女と呼ばれた女が幽閉されて死んだ、いわくつきの屋敷だった。何とか幽閉期間を耐えようと怯えながら過ごすジスレーヌ。
一方、ジスレーヌを閉じ込めた張本人の王子はジスレーヌを気にしているようで……。
◇小説家になろう、ベリーズカフェにも掲載中です!
◆表紙はGilry Drop様からお借りした画像を加工して使用しています
侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました
下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。
ご都合主義のSS。
お父様、キャラチェンジが激しくないですか。
小説家になろう様でも投稿しています。
突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!
復讐のための五つの方法
炭田おと
恋愛
皇后として皇帝カエキリウスのもとに嫁いだイネスは、カエキリウスに愛人ルジェナがいることを知った。皇宮ではルジェナが権威を誇示していて、イネスは肩身が狭い思いをすることになる。
それでも耐えていたイネスだったが、父親に反逆の罪を着せられ、家族も、彼女自身も、処断されることが決まった。
グレゴリウス卿の手を借りて、一人生き残ったイネスは復讐を誓う。
72話で完結です。
三年目の離婚から始まる二度目の人生
あい
恋愛
三年子ができなければ、無条件で離婚できる――王国の制度。
三年目の夜、オーレリアは自らその条文を使い、公爵ルートヴィッヒに離婚を告げた。
理由はただ一つ。
“飾り”として生きるのをやめ、自分の手で商いをしたいから。
女性が公の場で立てる服を作るため、彼女は屋敷を去り、仕立て屋〈オーレリア・テイラーズ〉を開く。
店は順調に軌道に乗り、ついに王女の式典衣装を任されることに。
だが、その夜――激しい雨の中、彼女は馬車事故に遭い命を落とす。
(あと少し早く始めていたら、もっと夢を叶えられたのに……)
そう思った瞬間、目を覚ますと――三年前、ルートヴィッヒと結婚する前の世界に戻っていた。
これは、“三年目の離婚”から始まる、二度目の人生。
今度こそ、自分の人生を選び取るために。
ーーー
不定期更新になります。
全45話前後で完結予定です、よろしくお願いします🙇
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる