世界の理

医白影(いしかげ)

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説明章

種族編 2

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「えー前回の続きから行います。
 次はキラケ。龍から人型へ完全変化できる種です。寿命が非常に長く、1000年から2000年ほどと言われています。人口は少なく、世界のキラケの半分はこの国に住んでいます。理由はまた歴史の授業でやりますので、割愛します。
 リノ・ロイ。レノの中で、珍しい獣型に変化できる人々を指します。例えば、一角獣ユニコーン、ホワイトタイガーなどです。色が白い獣型が多いと覚えましょう。人口は、キラケより少ないです。
 レク・ロイ。巨人族など、古代から姿を変えず生きている種です。人口はリノ・ロイと同じくらいで、幻術で姿を変えて生活していらっしゃいます。山奥などで俗世に関わらずに生活してきたという歴史から、姿が変わらなかったのだろうと言われています。

 これぐらいかしら。
 では質問を受け付けましょう。
 はい、どうぞ。」
「はい。エルフとかドワーフとかはどの種に含まれるのですか?」
「エステマね。
 そうそう。前回、今回と説明したのは、人型の種を大きく分けたものです。種族を小さくみると族、さらに小さくみてエルフだったりドワーフだと言います。ややこしいですが、それだけいろいろな人がいるということ。世界が広いことを知りましょう。
 また、獣型にはそこまで区別はついていません。ノクとそれ以外、くらいね。もちろんドラゴンとトカゲの違いはあるわよ。
 他に質問は?
 ないわね。また何かあったら聞きにいらっしゃい。以上。」
「「ありがとうございました」」

 今日はなんとミーシャは寝ていませんでした。先生は、成長したのね、くらいに思っていたのですが、本当はサーシャに脅されていて寝ることができなかったのです。(ちなみに脅し文句は、寝るということは実験台になってくれるんだね?、です。)
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