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パン職人編
9-2
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9-2
親方の気持ちは分からなくもない。
パン職人である自分だって作ったパンが愛おしいと思うことはある。
夕暮れ時の川辺で、クレスは独り佇んでいた。
親方が告げた力量を示すとは、何を指しているのか?
ベテランの域に達していないクレスには難題だった。
(ただパンを焼くだけじゃダメだよな)
子供らが対岸ではしゃぎながら駆けっこをしている。
そばにある橋手すりの上で、猫がグッと背筋を伸ばし歩き出す。
ここだけ時間がゆっくり進んでいるような気がした。
クレスは足下の小石を拾うと、川へと投げた。
水切りした石がカエルのように跳ね飛び、水面を進んでゆく。
思えば、魔族領にきて日が浅いのに激務の連続だったような気がする。
たまには、くつろぐ時間が必要だ。そう気づけたのも、この場所のおかげだろう。
「フン、フフッフゥ~ン! クレス様、串焼きを買ってきましたよぉ」
鼻歌混じりでミミコが戻ってきた、その両手には袋一杯の串焼きが入っている。
それを見るなり、クレスはわざとらしく眼を見開いた。
「これ全部、食べるの?」
「違いますぅ~、作業している皆さんへの差し入れですよ。もうぉ、イジワルなんですから」
「ゴメン、ゴメン。そうだよなぁ、彼らは魔族領のために汗を流してくれているんだ。少しでも、彼らの負担を軽減できるよう、俺もやれることはやらないと……一応、その為に魔族領へと招かれたわけだし」
川のせせらぎを聞きながら、艶やかに輝く水面を覗く。
そんなクレスの前に串焼きがスッと差し出された。
「そんな細かいことまで気にしなくても、小生たちが貴方様の代わりに働きますよ。でないと、何の為に一緒にやっているのか分かりませんよ。ささ、これを食べて英気を養ってください」
串焼きを受け取り、クレスはマジマジと眺めた。
香ばしく焼いた肉の上にたっぷりとタレが乗っている。
食料事情が厳しいはずなのに、一体これほどの肉をどこで手に入れたのだろうか?
疑問を抱きつつも仮面の口元開き、ひとかじりすると答えが明確になった。
「コンニャクだ。冷凍したものを使うことで肉の様な食感を再現しているんだ。調理の仕方を変えることで足りない物を補うわけか。なるほどな、素晴らしい発想だ」
ふと脳裏に親方の言葉が過った。
職人として実力、それが何なのか。ようやく見えてきた。
「ミミコ、インゴットでトングを作るのは中止だ。親方のところでも購入は見送る」
「どういう風の吹き回しですか……?」
「違ったんだ。俺が求めるべきだったのは、戦えるトングではなくトングのような武器だったんだ」
クレスの言葉に案の定、ミミコは瞬きを繰り返していた。
ややこしい言い回しだが、要は物を扱うのに従来の使い方をしてあげないと、その真価を発揮できないということだ。
「あれは……?」
クレスが突然、川の上を走り出した。
刹那の出来事にミミコですら彼の姿を捉えることはできなかった。
その身体は水中に沈むことなく、水滴で衣服を一切、濡らさずに対岸に向かう。
それから男に向かって手に持ったままの串を投げつけた。
「ぐあっ!」その手に串が突き刺さると地面に何かを落とし男が走り去ってゆく。
「大丈夫かい?」地面に倒れていた鬼人族の女性に手を貸すと、クレスはすぐに犯人となる男を追跡した。
日常の風景の中に異物が混じっていた。
音も無く背後に忍び寄る男は尚も他の女性に手を出そうとしていた。
クレスは犯人に対面し、思わず言葉を失った。
その犯人こそベルベットカンパニーの食客が一人。工房にて老婆とともにいた青年。
レプンツェンと呼ばれていただった者だ。
「もう逃げ場はないぞ」
袋小路に追い込むとレプンツェンは奇声を発しながら見境なしに暴れだした。
半ばやけくそなのだろう。
相手が魔族だということすら忘れている。
クレスが腕を捻りあげ、レプンツェン地面に押し倒そうとした矢先、真横から強烈な蹴りが飛んできた。
第三者からの一撃によりガードした腕に痺れが走った。
不意を突く、奇襲に身体を横転させながらも、なんとか反撃の拳を見舞った。
「んなっ……」握ったまま自分の拳が相手の顔の前でピタリと止まった。
「はぁっぁあ、甘ちゃんだねぇ。魔族のくせにお年寄りを大事にってかぁ? 余計なお世話だよ、自分のオムツぐらいは自分で替えるわ」
「先ほどの蹴り、婆さん……魔族なのか?」
「だとしたら、どうなんだい? このババアのアスターレアの餌食なりたいのかね? ね? オマエのようなヒヨコマメに負ける私じゃねぇぇぇのよ」
「どういう事情があるのか知らないが、今すぐその男を連れて城下から出ていけ。さもないと、四魔皇がアンタの下にやって来ることになるがいいのか?」
「けっ、滅多なこと言うんじゃないよ。アイツらが街の騒ぎ程度で一々、やってくるわけがねぇだろうがっぁあぁ」
悪態をつく老婆には悪いが、クレスには四魔皇を動かす権限が与えられている。
魔王、デゼルガルドの血を受け継いでいるからこそ成せることだが、それは異例中の異例だ。
老婆が言うように本来なら、個人的な問題で魔王軍幹部を動かすことなど、あってはならない。
ゆえに、こうして警告してもまず相手が真に受けることはない。
それだけ、現実と乖離している発言だったということだ。
彼女を説得するのなら、もっと現実味のある話をしなければいけない。
「婆さん、名前は? 俺はパンダネと言う」
「青二才に名乗る名前なんざねぇ――のよ。どうしても私のことを呼びたいのならDr.Wとお呼び!」
「ドクターか。医者には見えないが?」
「研究者だよ。魔物研究のね……そんだけかい? 無駄な時間を取らせるんじゃないよ」
早口で、まくし立てるDr.Wはまさに喋る機関銃だと言えた。
口は悪いが、一度話が始まれば聞かれたことはキッチリと答えてくる。
もちろん、クレスも単なる自己紹介をしたわけではない。
段取りを踏まなければ、Dr.Wは交渉のテーブルにはつかないと見ていた。
そのための布石を敷く必要があった。
「レプンツェンとドクター、二人にバトルクッキングを申し込む」
「正気かい? こちとら、ベルベットカンパニーの食客だよ? テメェ―が負けたら何を支払えるっていうんだい?」
「この街で、ベルベットのフランチャイズ店を出店できるようにする」
「マヂカ……嘘だったら承知しねぇぇぇぞ。どおぉぉぉするよー、レプンツェン?」
「あああーあっ?」
虚ろな眼をした男に昼間の陽気さは微塵も感じられなかった。
相方の問いを理解しきるまで時間がかかっていた。
「W……やるよ。やるしかないよぉぉぉねぇぇ―――――ミーの……秘密を知った者には、消えてもらわないとイケなぁーい」
レプンツェンが突然、正気に戻った。
何の前触れもなく急に覚醒する様は、スイッチを入り切りしているかのようだった。
「はぁああ~、ミーの無垢な手を傷物にするとは……絶対に許さん。許さねぇ―――からな、本当だぞ」
謎の念押しをされて萎えるクレスだが、このおかしな食客をまともに相手する方が間違っている。
気を取り直して話を続けた。
「ルールは審査形式―――――」
「ちょい待ちぃぃぃぃ!」
クレスの言葉を遮り、Wが口元を尖らせながら待ったをかけてきた。
「アンタ、アンタが持ちかけたバトルだよ。ルールを決めるってなら私らに権限があるはずだよ」
「聞きましょう。どういうルールがお望みか?」
「そうだ、それでいいんだよ。ルールは配達式だ。
制限時間内にこの街の奴らから注文を受け、料理を配達し、より多くの票を得た方の勝ちとなる。
配達速度も重要だが、味や品質も評価の対象だ。もし客が満足いかなければ、配達しても一票にカウントされない」
Dr.Wが持ち出したルールは、前回とはまったく違う形式のモノだった。
すかさずクレスは言及した。
「宅配するということは、調理する者と配達する者が必要なのではないのか?」
その問いに悦に浸ったレプンツェンがニタニタと笑いながら断言してきた。
「ああ、そうだよ~。仮面男も相方を連れて来るがいい……二人そろってヒィィヒィィ言わせちゃうからさぁ――」
食客自体は相当な腕前を持つ料理人だ。
くわえて、今回もまた何かしらの工作をしてくるのは間違いない。
油断すれば、一気に足下をすくわれてしまうこともあり得る。
それでも、引き下がることは出来ない。彼らの目論見を聞きだすためにも。
このまま放っておいても魔族たちの被害はさらに増す一方だ。
「開催は明日の早朝――――」クレスが高らかに宣言する。
「大通りの広間で」レプンツェンが顔に手をあて不敵に笑う。
「「いざ、バトルクッキング!」」
魔王軍とベルベットカンパニー、双方が戦いの火蓋を切った。
親方の気持ちは分からなくもない。
パン職人である自分だって作ったパンが愛おしいと思うことはある。
夕暮れ時の川辺で、クレスは独り佇んでいた。
親方が告げた力量を示すとは、何を指しているのか?
ベテランの域に達していないクレスには難題だった。
(ただパンを焼くだけじゃダメだよな)
子供らが対岸ではしゃぎながら駆けっこをしている。
そばにある橋手すりの上で、猫がグッと背筋を伸ばし歩き出す。
ここだけ時間がゆっくり進んでいるような気がした。
クレスは足下の小石を拾うと、川へと投げた。
水切りした石がカエルのように跳ね飛び、水面を進んでゆく。
思えば、魔族領にきて日が浅いのに激務の連続だったような気がする。
たまには、くつろぐ時間が必要だ。そう気づけたのも、この場所のおかげだろう。
「フン、フフッフゥ~ン! クレス様、串焼きを買ってきましたよぉ」
鼻歌混じりでミミコが戻ってきた、その両手には袋一杯の串焼きが入っている。
それを見るなり、クレスはわざとらしく眼を見開いた。
「これ全部、食べるの?」
「違いますぅ~、作業している皆さんへの差し入れですよ。もうぉ、イジワルなんですから」
「ゴメン、ゴメン。そうだよなぁ、彼らは魔族領のために汗を流してくれているんだ。少しでも、彼らの負担を軽減できるよう、俺もやれることはやらないと……一応、その為に魔族領へと招かれたわけだし」
川のせせらぎを聞きながら、艶やかに輝く水面を覗く。
そんなクレスの前に串焼きがスッと差し出された。
「そんな細かいことまで気にしなくても、小生たちが貴方様の代わりに働きますよ。でないと、何の為に一緒にやっているのか分かりませんよ。ささ、これを食べて英気を養ってください」
串焼きを受け取り、クレスはマジマジと眺めた。
香ばしく焼いた肉の上にたっぷりとタレが乗っている。
食料事情が厳しいはずなのに、一体これほどの肉をどこで手に入れたのだろうか?
疑問を抱きつつも仮面の口元開き、ひとかじりすると答えが明確になった。
「コンニャクだ。冷凍したものを使うことで肉の様な食感を再現しているんだ。調理の仕方を変えることで足りない物を補うわけか。なるほどな、素晴らしい発想だ」
ふと脳裏に親方の言葉が過った。
職人として実力、それが何なのか。ようやく見えてきた。
「ミミコ、インゴットでトングを作るのは中止だ。親方のところでも購入は見送る」
「どういう風の吹き回しですか……?」
「違ったんだ。俺が求めるべきだったのは、戦えるトングではなくトングのような武器だったんだ」
クレスの言葉に案の定、ミミコは瞬きを繰り返していた。
ややこしい言い回しだが、要は物を扱うのに従来の使い方をしてあげないと、その真価を発揮できないということだ。
「あれは……?」
クレスが突然、川の上を走り出した。
刹那の出来事にミミコですら彼の姿を捉えることはできなかった。
その身体は水中に沈むことなく、水滴で衣服を一切、濡らさずに対岸に向かう。
それから男に向かって手に持ったままの串を投げつけた。
「ぐあっ!」その手に串が突き刺さると地面に何かを落とし男が走り去ってゆく。
「大丈夫かい?」地面に倒れていた鬼人族の女性に手を貸すと、クレスはすぐに犯人となる男を追跡した。
日常の風景の中に異物が混じっていた。
音も無く背後に忍び寄る男は尚も他の女性に手を出そうとしていた。
クレスは犯人に対面し、思わず言葉を失った。
その犯人こそベルベットカンパニーの食客が一人。工房にて老婆とともにいた青年。
レプンツェンと呼ばれていただった者だ。
「もう逃げ場はないぞ」
袋小路に追い込むとレプンツェンは奇声を発しながら見境なしに暴れだした。
半ばやけくそなのだろう。
相手が魔族だということすら忘れている。
クレスが腕を捻りあげ、レプンツェン地面に押し倒そうとした矢先、真横から強烈な蹴りが飛んできた。
第三者からの一撃によりガードした腕に痺れが走った。
不意を突く、奇襲に身体を横転させながらも、なんとか反撃の拳を見舞った。
「んなっ……」握ったまま自分の拳が相手の顔の前でピタリと止まった。
「はぁっぁあ、甘ちゃんだねぇ。魔族のくせにお年寄りを大事にってかぁ? 余計なお世話だよ、自分のオムツぐらいは自分で替えるわ」
「先ほどの蹴り、婆さん……魔族なのか?」
「だとしたら、どうなんだい? このババアのアスターレアの餌食なりたいのかね? ね? オマエのようなヒヨコマメに負ける私じゃねぇぇぇのよ」
「どういう事情があるのか知らないが、今すぐその男を連れて城下から出ていけ。さもないと、四魔皇がアンタの下にやって来ることになるがいいのか?」
「けっ、滅多なこと言うんじゃないよ。アイツらが街の騒ぎ程度で一々、やってくるわけがねぇだろうがっぁあぁ」
悪態をつく老婆には悪いが、クレスには四魔皇を動かす権限が与えられている。
魔王、デゼルガルドの血を受け継いでいるからこそ成せることだが、それは異例中の異例だ。
老婆が言うように本来なら、個人的な問題で魔王軍幹部を動かすことなど、あってはならない。
ゆえに、こうして警告してもまず相手が真に受けることはない。
それだけ、現実と乖離している発言だったということだ。
彼女を説得するのなら、もっと現実味のある話をしなければいけない。
「婆さん、名前は? 俺はパンダネと言う」
「青二才に名乗る名前なんざねぇ――のよ。どうしても私のことを呼びたいのならDr.Wとお呼び!」
「ドクターか。医者には見えないが?」
「研究者だよ。魔物研究のね……そんだけかい? 無駄な時間を取らせるんじゃないよ」
早口で、まくし立てるDr.Wはまさに喋る機関銃だと言えた。
口は悪いが、一度話が始まれば聞かれたことはキッチリと答えてくる。
もちろん、クレスも単なる自己紹介をしたわけではない。
段取りを踏まなければ、Dr.Wは交渉のテーブルにはつかないと見ていた。
そのための布石を敷く必要があった。
「レプンツェンとドクター、二人にバトルクッキングを申し込む」
「正気かい? こちとら、ベルベットカンパニーの食客だよ? テメェ―が負けたら何を支払えるっていうんだい?」
「この街で、ベルベットのフランチャイズ店を出店できるようにする」
「マヂカ……嘘だったら承知しねぇぇぇぞ。どおぉぉぉするよー、レプンツェン?」
「あああーあっ?」
虚ろな眼をした男に昼間の陽気さは微塵も感じられなかった。
相方の問いを理解しきるまで時間がかかっていた。
「W……やるよ。やるしかないよぉぉぉねぇぇ―――――ミーの……秘密を知った者には、消えてもらわないとイケなぁーい」
レプンツェンが突然、正気に戻った。
何の前触れもなく急に覚醒する様は、スイッチを入り切りしているかのようだった。
「はぁああ~、ミーの無垢な手を傷物にするとは……絶対に許さん。許さねぇ―――からな、本当だぞ」
謎の念押しをされて萎えるクレスだが、このおかしな食客をまともに相手する方が間違っている。
気を取り直して話を続けた。
「ルールは審査形式―――――」
「ちょい待ちぃぃぃぃ!」
クレスの言葉を遮り、Wが口元を尖らせながら待ったをかけてきた。
「アンタ、アンタが持ちかけたバトルだよ。ルールを決めるってなら私らに権限があるはずだよ」
「聞きましょう。どういうルールがお望みか?」
「そうだ、それでいいんだよ。ルールは配達式だ。
制限時間内にこの街の奴らから注文を受け、料理を配達し、より多くの票を得た方の勝ちとなる。
配達速度も重要だが、味や品質も評価の対象だ。もし客が満足いかなければ、配達しても一票にカウントされない」
Dr.Wが持ち出したルールは、前回とはまったく違う形式のモノだった。
すかさずクレスは言及した。
「宅配するということは、調理する者と配達する者が必要なのではないのか?」
その問いに悦に浸ったレプンツェンがニタニタと笑いながら断言してきた。
「ああ、そうだよ~。仮面男も相方を連れて来るがいい……二人そろってヒィィヒィィ言わせちゃうからさぁ――」
食客自体は相当な腕前を持つ料理人だ。
くわえて、今回もまた何かしらの工作をしてくるのは間違いない。
油断すれば、一気に足下をすくわれてしまうこともあり得る。
それでも、引き下がることは出来ない。彼らの目論見を聞きだすためにも。
このまま放っておいても魔族たちの被害はさらに増す一方だ。
「開催は明日の早朝――――」クレスが高らかに宣言する。
「大通りの広間で」レプンツェンが顔に手をあて不敵に笑う。
「「いざ、バトルクッキング!」」
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